2022/06/19 - 2022/06/19
327位(同エリア1127件中)
雲のすけさん
この旅行記のスケジュール
2022/06/19
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沼津港
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今回の旅はフリーきっぷを使わない番外編的な旅「沼津港に遊びに行こう」というプランです。車で行くのはつまらないので、調べてみるとEVバスが沼津駅から出ていることがわかりました。そしてもう1つ、かつて沼津には蛇松線という鉄道が走っていていました。現在その廃線跡は遊歩道が整備されています。そこで行きをEVバス、帰りは遊歩道を歩いて帰ろうと思います。奇しくも駅と港を結ぶ交通手段、今そして昔に想いを馳せる旅になりました。
最後までお付き合いしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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最寄り駅から東海道線に乗り、今回の旅のスタート地点の沼津駅南口に来ました。このバスロータリーから港行きのバスが出ています。バス停は①番で早めに着いたのでバスが来るのをしばらく待ちます。
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沼津駅バス停(沼津港方面・伊豆箱根バス)
このバスがEVバスです。沼津駅と沼津港を結びます。想像していたものより小さくかわいいです。濃い青の車体は深い駿河湾をイメージしたそうです。 -
定員は20名(運転士除く)です。着席14人立ち乗り6人となっています。自分が乗った始発9時10分の乗客は10人ほどでした。
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最高速度19キロで沼津港に向けてゆっくりと街中を走ります。運転士横の席を確保して、そこからの画像です。
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沼津港バス停(伊豆箱根バス)
沼津の街並みを見ながら15分(時刻表を見ると通常のバスだと12分ほど)くらいで沼津港に着きました。乗車賃は200円です。 -
沼津港の中心的な建物「沼津みなと新鮮館」です。ここにはいくつもの飲食店とお土産屋と観光案内所があります。
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沼津港「二番線」の通り沿いのダイノブ食堂街の一角にある「にし与」で朝ごはんを食べます。朝6時(土曜は10時・定休日は木曜)から15時頃までやっています。店に着いたのが9時30頃でしたが、すでに8人ほど並んでいて30分くらい待ってから店内に案内されました。ドラマのロケ地でもあるので、その影響なのかな?
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お店で2番人気というメニュー「駿河丼」(1番人気は「にし与丼」)を選びました。駿河湾で漁れるサクラエビと生シラスがどかっとのったどんぶりです。追加でアジフライを頼みました。
にし与 グルメ・レストラン
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沼津港大型展望水門「びゅうお」
朝ごはんを食べ終わり10分ほど歩いて港の奥まできました。360度のパノラマビューを楽しめる沼津港のランドマークです。入場料は100円となります。 -
エレベーターに30秒ほど乗り、地上30メートルの展望台に着きました。
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「びゅうお」から見た沼津港。
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狩野川河口を挟んで対岸には牛臥山公園が見えます。その奥の山々は沼津アルプスといい、香貫山から大平山まで続く山稜線を愛好家たちが整備し名づけれらました。山の向こう側には北条の里があります。
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左の陸地は伊豆半島西岸(尾瀬崎あたり?)右のうっすら見える陸地は富士市方面です。
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富士山も見えます。ただあいにくの曇り空でしたので頂上が少し見える程度です。
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深海スカイ通路
「びゅうお」の2つの棟をつなぐ通路の床は深海の世界がデザインされています。カメラのレンズ越しだとさらに鮮明に深海を感じられるそうです。 -
「びゅうお」の通路内には4種類のトリックアートがあります。その中の1つのシーラカンスです。竿の付近に手を置くと釣った写真が撮れるそうです。
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休憩スペースとして机と椅子が置いてあります。ただトイレは施設内にないのでエレベーターを降りて港口公園のを使います。当日は再入場可なので戻ることもできます。
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帰りは行きとは反対の棟から降りました。ちょうどその時に沼津港内にクルージング船のちどりが戻ってきました。船と比較すると「びゅうお」の大きさがわかります。
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「びゅうお」全体を最後に撮ってお別れです。
沼津港大型展望水門びゅうお 名所・史跡
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「びゅうお」のすぐ隣にある「港口公園」です。塩害防止と防風のための松林があります。ほとんどの松が風の影響で斜めに伸びてました。公園を抜けて沼津港に戻ろうと思います。
港口公園 公園・植物園
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沼津港に戻り「沼津みなと新鮮館」に来ました。入り口ホールには船の模型が展示されています。その中の1つで2005年まで沼津の西浦に投錨され、ホテル兼レストランとして営業されていた船「スカンジナビア」です。
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甘いものを取りたくなり新鮮館内にある「シーラカンスcafe」で買いました。左が「深海最中ソフト・サンゴ」シーラカンスの最中の皮がのった丹那特濃乳入り濃厚ミルクソフトと韮山産苺ソフトとのミックスです。グリーンのはピスタチオのクリームです。右のドリンクが「深海ブルーティー」蓋の上に載っているポーションはレモン果汁でそれを数滴加えるとお茶の色が変わるというドリンクです。
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お昼ごろに写真を撮りました。新鮮館とメインストリートの「一番線(沼津港内にある通りの呼び名で1~4まであります)」との間の無料駐車場は混んでいて、店先には観光客が大勢います。
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新鮮館の道路「一番線」向かいにある「港八十三番地」に来ました。その一角にある水族館が目的です。
沼津港 港八十三番地 お土産屋・直売所・特産品
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沼津港深海水族館
日本で初めての深海に特化した水族館。商業ベースで展示されているシーラカンスの標本が5体あるミュージアムでもあります。入場料は大人1600円、小人800円。年間パスポートもあり4500円です。沼津港深海水族館 動物園・水族館
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アブラボウズ
最大2m近く約200kgまで大きくなるそうです。体の40%が油脂分とされていて食べすぎると消化不良になり腹痛や下痢を起こします。 -
クボエビ
小型のイセエビの仲間で深海の砂泥地に住んでいるそうです。触角の付け根に発音気があり音を出すことができます。水族館でも展示が稀なエビだそうです。 -
イヌザメ
幼魚期は白と黒の縞模様をしています。大きくなるにつれ模様が消えて灰褐色になるそうです。 -
ネンブツダイ
テンジクダイの仲間で、その赤い色から金魚と呼ばれるそうです。オスは孵化まで口の中で卵を守ります。その姿が念仏を唱えているように見えるので、この名前が付けられたとされています。 -
カクレクマノミ
イゾギンチャクと共生するディズニー映画の主人公にもなった魚「クマノミ」の仲間です。群れの中の大きな個体がオスからメスに性転換することで有名です。 -
蛍光サンゴ
サンゴの中には特殊な光を当てると発光するものがあるそうです。 -
チンアナゴ
砂から半身を出しています。数十匹から数百匹のコロニーをつくるそうです。 -
オオグソクムシ
体長10~15cmでダイオウグソクムシに比べ活発的に動き餌もよく食べるそうです。陸のダンゴムシと共通の点は足の数で7対14本の足を持ち危険を感じると丸くなります。ただ完全には丸くならないようです。 -
シーラカンス
絶滅して化石でしか存在しないと思われていたが1938年に南アフリカで最初に発見され、その後インド洋のコモロ諸島やインドネシアなどでも見つかりました。こちらの展示物は古代の海がテーマでシーラカンスが誕生したとされるデボン紀を再現しています。シーラカンスだけではなく三葉虫やウミユリやアンモナイトもいます。 -
冷凍されているシーラカンスは世界でも希少です。2体がー20度で保存されています。
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ケース内には剥製されたシーラカンスが1体います。剥製にされたものが3体と冷凍されたもの2体で合計5体のシーラカンスが沼津港深海水族館の2階にあります。
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メガマウスザメ
体長7mを越えるサメです。温厚な性格で餌は小プランクトンだそうです。こちらの個体は沼津の海岸に打ち上げられたものです。 -
沼津港には沼津港駅という蛇松線(沼津港線)の貨物駅がありました。画面奥の沼津港に続く歩道にはレールが残っています。蛇松線は1888年に東海道本線の資材を運ぶために作られた静岡県最初の鉄道です。その後トラック輸送が普及したことにより1974年に廃線になりました。
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レールの横には蛇松線を伝えるプレートがありました。
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蛇松線跡を利用して蛇松緑道が整備されています。ここは沼津港側からの入口で、先ほどのレールが残る歩道と道路を挟んで反対側の歩道になります。
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蛇松緑道にはたくさん草木が植えてあります。沼津市のHPによると約120種、14,000本の植栽木があるそうです。
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歩いているとこんな矢印がありました。指示通りに行くと目的地の広場に行くと思いましたが、それらしいものがないのでスマホで地図をみて広場に向かいます。
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蛇松広場
東海道本線の敷設の資材を運ぶために作られた沼津の貨物専用線は沼津駅と狩野川右岸を当初は結んでいました。やがて1947年に沼津港ができ沼津港駅が終着駅となります。ここは最初に線路が轢かれた狩野川右岸の蛇松駅があったところです。現在も信号と車輪が残っています。また蛇松線の由来になった蛇のように曲がりくねった松「蛇松」がこの辺りにあったようです。 -
蛇松広場の奥の階段を登ると狩野川に出ます。橋が見えますが港大橋といいます。明治時代から狩野川河口の渡し船「我入道の渡し」が行われていたが、この橋ができたことで廃れて廃止となりました。しかし現在は観光資源として復活し土日祝日(行われない月もあります)に運航されています。
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蛇松緑道お祭り広場
綺麗に整備されていてトイレもあります。 -
広場近くには蛇松線の分岐点があります。ガードレールの側にはレールが残り沼津港まで続き、その左にある道は蛇松広場に続きます。
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蛇松緑道を歩いているときに見つけた飲食店です。特に「カレーハウススパイシー」はカレーが好きな自分とって沼津港でご飯を食べていなかったら、ここで食べかったと思うほどでした。
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途中には「蛇松緑道・幸の池」という池がありました。水は溜めていないかな?
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緑道は繋がっているわけではなく、いくつもの道路よって寸断されています。中にはこのような大きな道路を横断歩道で渡ります。
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緑道のすぐ横の道にあったシフォンケーキ専門店「kahon」のシフォンラスクです。パンのものに比べ食感がとても軽く、いろいろなシフォンケーキをラスクにしているようで最後まで飽きずに食べられます。途中からこれを片手にもって食べながら歩きました。
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蛇松白銀歩道橋
横断歩道だけではなく、県道380号(旧国道1号)では歩道橋がかかっています。 -
歩道橋からこの建物を見つけました。看板建築では?
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沼津駅から沼津港までの長い距離(約1・8km)を結ぶだけあって様々な顔を見せます。
蛇松緑道 名所・史跡
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草に埋もれてわかりにくいですが沼津駅側の蛇松緑道入口の看板です。沼津港から1時間10分くらいでここまで来ました。
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蛇松緑道入口から外堀通りという道路を挟み、筋向いにある倉庫です。画像では見にくいと思いますが構内には線路が残っています。ここの先には沼津駅があり蛇松線の起点ともいえます。
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D52形蒸気機関車
倉庫から東海道本線の線路をガードでくぐり、北に抜け高沢公園に来ました。この公園内には現存するD52の7両の1つがあります。この車両は御殿場線では使用されずに北海道で使われていたものです。御殿場線の旅行記で載せたかったのですが、時間の都合で寄れなかったので今回来ました。 -
また東海道本線のガードをくぐり南に抜けます。沼津仲見世商店街に向かい、そのアーケードの途中で脇道に入ると蔵カフェ「淡月居」があります。画像の部屋は2階で落ち着ける空間でした。
淡月居 グルメ・レストラン
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北欧紅茶のセーデルブレンドのアイスティーです。ガムシロップを入れずにストレートで飲んでも十分に甘味があり、香りがとてもよかったです。
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沼津駅に戻りました。今回はフリー切符を使っていろいろな場所に行くのではなく、沼津港に遊びに行くだけでしたが思った以上に楽しめました。もちろん沼津は沼津港だけではなく他にも多くの観光スポットがあります。そこで次に沼津を旅するときはフリー切符を使ったプランを考え、沼津のいろいろな場所を周りたいと思いました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ももであさん 2022/08/06 09:04:17
- ココロ ゆるやかに
- 雲のすけさん♪
アブラボウズ
脂がのって美味しい... とはいかないものなのですね。
霜降り牛もビックリ!?
オオグソクムシは東京水産大の学際で食べたことがあります。
姿焼きは意外にも!? エビ風味で美味しかったです♪
でも何と言ってもココは、するが丼ですね~。
磯自慢飲みながら、時速19kmで食べたくなりました(^^)!
- 雲のすけさん からの返信 2022/08/06 21:04:16
- Re: ココロ ゆるやかに
- ももであさん
コメントありがとうございます。
アブラボウズは刺身でも食べれるそうです。ただその場合は数枚しか食べれないそうで…大トロのような味らしく、ちょっと食べてみたいかも?
オオグソクムシを食べたことがあるなんてすごいです!それよりもアレ食べられるんですか!?笑
時速19kmは乗ると楽しいです。そして駿河湾の名産品の桜エビと新鮮な生シラスの丼は美味しかった~
ぜひ行ってみてください!
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