オーストリア山歩き　山小屋4泊5日　SCHLADMING渓谷　Part-1 1日目と2日目

2022/06/24 - 2022/06/29

ハルシュタットゼーの南側に位置する、SCHLADMING渓谷を、4つの山小屋に宿泊しながらハイキングをした。
毎日、6-8時間程度のハイキングをして、次の山小屋に到着する。
行程としては、

1日目：Schladming 749m ->Preintalerヒュッテ1657m 約8時間の行程
2日目：Preintalerヒュッテ1657ｍ->Greifenberg2618m->Gollingヒュッテ1641ｍ　約7時間の行程
3日目：Gollingヒュッテ1641ｍ->Landawirseeヒュッテ1985ｍ　約5時間半の行程
4日目：Landawirseeヒュッテ1985ｍ->Rotmandelspitz 2453m ->Ignaz-Mattisヒュッテ1986ｍ　約8時間の行程
5日目：Ignaz-Mattisヒュッテ1986ｍ->Schladming 749m 約8時間の行程

4日目までは大変良い天気だったが、5日目は午前中雷雨だった。

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

SCHLADMINGのロープウェイで、PLANAI 1828Mへ、SCHLADMING749ｍから上がる予定だったが、始発の9時になってもゴンドラは来ない。何か、トラブルの様で、代替えバスにより、PLANAIへ上がった。

最初の1時間くらいは、登山道もよく整備されていて、歩きやすい。

途中のお花畑は、こんな具合。

登るにつれ、谷の向こう側の山が見えてきた。

779番のルートを登って行く。目的地の、Preintalerヒュッテはあと6時間と表示されてる。

ここは、最初の山、Kranbergzinken　2134ｍ山頂への分岐。この山頂への登頂は予定してないので、通過。ルートをさらに進むと、この山を見下ろすまでの高度に上がって行く。

だんだんと、ルートは難易度を増してきて、登山道はやっと一人が通れるほどの狭いものになり、さらに路肩の向こうは1000m以上、下の谷に直結。

なるべく、谷底を見ないようにしてルートを進む。途中のクサリ場や、ルートがちょと壊れているよな所は、注意深く焦らずに一歩ずつ進む。

写真で見ると、いい景色だが、それなりに滑落事故の恐怖感もある場所である。

あまり谷底を見ないで、遠くの山並みを見る。あとは、登山道だけを見て進む。

Kranbergzinken　2134ｍ山頂が、眼下に見えてきた。
ここは、2300mくらいか。

ここは、
Hoechstein2543ｍと、これから行くヒュッテとの分岐点。

あと2時間くらい、少しずつ下って行く。

羊の群れが、登山道を塞いでいる。

Kaltenbach　2040ｍに下って来た。
ヒュッテまでは、あと2時間とある。

登山道は、かなり広い草原の中を行くようになり、谷底へ滑落するような危険な道ではなくなった。

ヒュッテに近くなったところで、下になにか注意書きがある。

これから、この方向に行く登山者は、しっかりした装備と経験者でないと危ないと書いてあるようだ。
残念ながら、この表示は、反対方向から来た時にはなかった。やはり、だいぶ危ない道だったようだ。いまのところ、途中で反対方向から来る登山者にも、追い抜いていく登山者にも出くわしてない。

まあ、とにかくだいぶ降りてきて、午後4時頃だが良い天気なので、山の景色を満喫しながら、山小屋目指してさらに歩く。

Howfertsteig 1920m.
山小屋の方向指示はあるが、所要時間は書いてない。ということは、もうそんなに遠くないということ。

山小屋が、中央に小さく見える。
後、少しだ。

今日の宿。Preintaler　Hutteに到着。
朝10時に、PLANAIにバスで上がってから、8時間後、18時に山小屋到着。
1日目は、ずいぶんと時間がかかった。
直ぐに、寝床を教えてもらい、夕食とした。

雑魚寝の部屋だが、以前よりだいぶ進化していて、二人分ずつガラスの仕切りがあり、窮屈ではない。二人分のスペースを独占使用。隣のスペースは、空きだった。

二日目も良い天気。

二日目。出発後どんどん、山小屋から下って行く。
山アプリで見ると、どうも反対方向に来てしまったようだ。

30分くらいタイムロス。
今度は、山小屋が眼下に見えてきた。
これで、正解。

今日は、ここをやる。
Greifenberg2618ｍ。

最初は，花の咲き乱れる草原を行く。

この、小川沿いに草原を行く。

今日も、8時間程度の行程で、8時頃には山小屋を出たが、ルートミスによる、タイムロスで、9時間くらい見ないといけないので、次の山小屋到着は17時頃だろう。

あの山だ。まだまだ。

出発点の山小屋まで下り方向で45分とある。登りなので、1時間くらい来たのであろう。

だんだん、険しい登りになって来た。

Greifenberg2618ｍまで、1時間ちょと。
今日の宿泊地、Golling Huetteまであと4時間ちょととある。

Greifenberg 2618m山頂到着。
避雷針のような、十字架が山頂の象徴。

ここまでの、登山道は昨日の谷底直結あぶない山道に比べて、危険度という点からはだいぶ楽である。他のパーティーも数組山頂で休んでいた。

山越えで、こちら側に下りてゆくと、2日目の宿泊地、Golling Huetteに着く。

だいぶ山頂から降りてきた。

2450ｍ

Golling Huetteまで、あと2時間余りとある。

森林限界から少し降りてきたので、緑が見えてきた。

Golling Huetteが、遠く向こうに見えてきた。

まだまだ、山は険しい。

途中、数か所に滝がある。

Golling Huette到着。17時頃到着。
ベッドを予約していおいたので、2段ベット2台が置かれた個室を一人で占有することが出来、快適だった。

Hutteから。夕暮れはもうすぐ。
山小屋は、18時夕食、21時消灯、朝7時から8時まで朝食。9時までに出発が基本。

明日は、ゆっくりと朝9時に出発しよう。それでも、次のヒュッテには14-15時に到着予定だ。
夕食のメニューは、大体16ユーロくらいで、朝食は12ユーロ。お昼の弁当は、3-12ユーロまでヒュッテによって違った。オーストリアのアルペン協会の会員なら、宿泊料は、10-20ユーロ程度。だいたい、1日泊まって２食弁当付きで５０-６０ユーロである。非会員は、１０ユーロ程度UP.

あまり、登山客もいないので4人用個室を一人で使わせてくれた。

明日の行先は、LANDAWIRSEE HUETTE 1985m、標識には4時間半とある。
3日目の行程は、Gollingscharte(峠）2326ｍを超えて、このHUETTEに5時間弱で到着予定。