2022/06/25 - 2022/06/25
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公共交通トラベラーkenさん
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2022年6月25日(土)奥多摩にハイキングに行ってきました。梅雨の時期なのに真夏のような青空に恵まれ、気温はぐんぐん上がってきました。この日、青梅市では38・3度という記録的な暑さだったそうです。川沿いや林の中は結構涼しかったのですが、アスファルトの道を歩くと照り返しで頭がクラクラするような一日でした。
今回はJR青梅線古里駅で下車、2つ先の白丸駅までの区間を歩きます。美しい渓谷の風景はもちろん、あまり知られていない面白いスポットも多く存在するエリアなので、とても楽しいハイキングになりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR青梅線、古里駅からスタートです。
今日はすごく暑くなりそうです。古里駅 駅
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先ずは駅の北側、小丹波熊野神社 を訪れます。
小丹波熊野神社 寺・神社・教会
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入り口にあるのが神門の役割を兼ねた農村歌舞伎舞台。
ちょっと変わっていて面白いです。奥多摩にはこのような舞台が分布しているそうで、ここはその代表例として都の文化財に指定されています。 -
舞台の下をくぐり抜けて境内に入ります。
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社殿が見えました。
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境内にあった看板。
古里一号という優れた粟の品種があるそうです。 -
木の陰でひっそりと狛犬が見張っています。
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境内側からの眺め。こちらから舞台を眺めるようになるようです。
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本殿。覆屋に囲まれています。
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横にたくさんの境内社が並んでいます。
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塩竈神社と書いてあるようです。
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塩竈神社の札の下には安産祈願の石があります。
陰陽の石かと思いましたが、お腹の中の赤ちゃんのイメージですかね。 -
もう一つ覆屋がありました。
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字がかすんでしまって読めませんが〇枝神社とあるので多分日枝神社でしょう。
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この神社は予想していたよりも見どころが多くて面白かったです。
社殿の背後には山がそびえているので、神聖な雰囲気もばっちりです。 -
線路沿いに戻ってきました。武州民俗資料館 (原嶋家土蔵)というのがありました。明治の初めまで造酒屋を営んでいた家らしいです。ここは外観のみ眺めて先に進みます。
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山のぱ~ん屋 森のダンスというパン屋がありました。
最近は変な名前のパン屋が増えました。山のぱ~ん屋 森のダンス グルメ・レストラン
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道路の向かいの畑には大量のカカシが建っています。
何の意味があるのかは不明。単なる話題作りなのかもしれません。 -
こんな感じの珍スポットも最近は飽和状態になっているような気がします。
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パン屋の横にはパンの自販機が設置してありました。
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店の中に入ります。
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店内は狭いですが、美味しそうなパンが並んでいます。
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アイスクリームも売っていました。
パックに入ったカートリッジを貰います。 -
店の外の装置を使って自分でカップに入れます。
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入れたとたんに溶け出す暑さです。
こがしキャラメル味のアイスはとても美味しかったです。 -
フランクフルトのパイ。
すごく美味しかったです。 -
アンパン。
これもすごく美味しかったです。 -
パンでお腹が落ち着いたところで散策再開です。
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青梅街道から多摩川沿いの下の道に降りて行きます。
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釜の水という湧き水がありました。
東京の 名湧水57選に選ばれているそうです。ペットボトルに入れて持ち歩くことにしました。 -
清見滝。木々が生い茂っていて良く見えませんでした。
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また坂を上って青梅街道に戻ります。
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古里附(こりつき)のイヌグスという所にやって来ました。
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青梅街道とJRの線路に挟まれた狭い場所にある春日神社の境内にあります。
上部は朽ちていますが、根元周りの堂々とした姿が神秘的な雰囲気を漂わせています。古里附のイヌグス 自然・景勝地
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大木の隣の社。
こちらも小さいですが年季の入った姿です。 -
生命力を感じます。
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しばらく青梅街道を歩きます。歩道が無いのでちょっと歩きにくいです。
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鳩ノ巣駅のちょっと手前、将門というバス停があります。
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その先に山の上に登る道があり、将門神社入り口と案内看板が立っています。
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将門神社を目指して急な坂道を登ります。
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山の斜面をジグザクに折れ曲がる細い道を進みます。
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なかなか良い景色です。
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林の中に入りました。下草を刈る作業をしている方がいました。
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ちゃんと人の手が入った杉林は気持ちが良いです。
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このくらいまで上がってくると風が涼しくて快適です。
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大圓鏡智爲 将門公一族 交通受難者 各位供養塔と書いてあるようです。
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さらに登ります。
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かなり上まで登ったところで将門神社の鳥居が見えてきました。
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鬱蒼とした木々に囲まれた静かな境内です。
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この神社は狛犬が良かったです。
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見開いた目が迫力ありです。
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さらにもう一組狛犬がいます。
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こちらは非常にカラフル。
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動き出しそうです。
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御幸姫観音という石像があります。将門の妃・御幸姫を祀ったものです。
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この神社はロケーションがかなり良かったです。
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山を下ります。きれいなシダがワサワサ生えていました。
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下の道が見えてきました。
大橋屋という看板があります。鳩ノ巣駅近くの定食屋さんです。私たちはここで昼食を食べようと考えていました。
このくたびれた看板を見るとちょっと不安になります。 -
鳩ノ巣方面に青梅街道を歩きます。
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「正一位稲荷大明神」とあります。
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綺麗に狐が並んでいます。
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将門神社の狛犬ほどではないですが、こちらの狐さまも眼力が強いです。
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鳩ノ巣にやって来ました。この辺りはお店が多いです。
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先ほど看板があった大橋屋です。
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残念ながら本日は休業のようです。
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近くにあった鳩美というお蕎麦屋さんに入ります。
そば処 鳩美 グルメ・レストラン
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ごく普通の蕎麦屋さんという感じです。
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とろろそば。
丸いザルに盛られてきたので量が少ないと感じましたが、全然そんなことはありませんでした。蕎麦はすごく美味しかったです。 -
親子丼。
甘じょっぱいタレがとても美味しい。 -
お店の向かいは町営鳩ノ巣駐車場です、無料で駐車出来て、きれいな公衆トイレもあります。満車になっていました。
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鳩ノ巣渓谷の方に降りて行きます。
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木古里という喫茶店の横から渓谷に降りる階段が続いていました。
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一気に崖下まで降りる感じです。
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双竜の滝というのがあります。
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青梅街道のすぐ脇に、こんなに落差のある滝があるとは知りませんでした。
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さらに下に降りて行きます。
つぶれたホテルがありました。 -
鳩ノ巣渓谷まで降りてきました。
この辺りは観光客が多かったです。 -
玉川水神社(水神宮).
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大きな岩の上にある小さな祠。
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下を見下ろすと断崖絶壁です。美しい渓谷の風景が楽しめますが、手すりも何もないのでかなり怖いです。
鳩ノ巣渓谷 自然・景勝地
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ヒザが震えます。
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この辺りは川遊びをするのに丁度よいエリアです。人がたくさん集まっていました。
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鳩ノ巣の由来。
先ほど見た岩の上の水神社に二羽のハトが巣をつくり、それを村人達が霊鳥として愛護したことからこの地は「鳩ノ巣」と呼ばれるようになったそうです。 -
水神の滝。
滝の周囲はヒンヤリとした空気がとても快適です。 -
水神社のあった巨岩。
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渓谷を少し歩きます。
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鳩ノ巣小橋を渡ります。
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橋の上からの眺め。
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川沿いの道を歩きます。ゴツゴツした岩の道なのでちょっと歩きにくいですが景色は最高です。
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白丸ダムの方まで行きたかったのですが、どうやら道の崩落のため通行止めになっているようです。(先ほどの橋のところに通行止めの表示はあったのですが、もしかしたら行けるかもと思って来てみました。やっぱりダメでした。)
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鳩ノ巣小橋まで戻って「はとのす荘」というホテルの横から青梅街道に出ました。向こうに白丸ダムが見えています。
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左側の脇道に曲がってダムを目指します。
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白丸ダムが見えてきました。
高さ30.3mの重力式コンクリートダムで、東京都交通局の発電用ダムです。白丸ダム 名所・史跡
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同じく奥多摩にある小河内ダムに比べて、知名度では負けるかもしれませんが白丸ダムもなかなかの見ごたえです。
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上流側は白丸調整池になっています。エメラルドグリーンの湖面がきれいです。
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ダムの上に「エコっと白丸」という施設が建っていました。
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ダムに関するPR館ですね。
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涼しくてきれいなトイレがあるのでここでしばらく休憩します。
入館無料で、記念品に色鉛筆などがもらえました。 -
このダムの見どころはもう一つあります。
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駐車場の端にある建物に入ります。
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白丸魚道入口
ダムでせき止められた川を魚が遡上できるように魚道が作られています。ここではその魚道の見学ができます。
開館日は4月~11月の土日祝(夏休み期間は平日を含め毎日)、開館時間は10時から16時(最終受付15:30)まで。入場無料です。 -
建物に入ると巨大な螺旋階段が下に続いています。エレベーターなどはないので、階段を歩いて降りて行きます。
白丸ダム魚道 名所・史跡
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下から見上げた螺旋階段。
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魚道がありました。真ん中のブロックは魚の休憩場所として作ってあるのだと思います。
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ここを魚たちが昇って行きます。
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巨大な構内にある魚道というのは初めて見ました。
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上流側に向かって通路が続いています。
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のぞき窓から中の様子がのぞけます。魚は見えませんでした。
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大人の社会科見学としては最高得点をあげても良いくらい面白い場所です。
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階段でダムの上に出てきました。
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左側に見えているのが魚道の一部です。
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反対岸に渡り、白丸調整池ダム巡視 路(白丸湖畔遊歩道)を歩きます。
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綺麗な水面がのぞいています。
白丸湖 自然・景勝地
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サップ(ボードの上に立った姿勢でパドルを漕ぐスポーツ)をやっている人たちがたくさんいました。面白そうだからいつかやっていみたいです。
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数馬峡橋の袂までやって来ました。
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青梅街道側に渡ります。
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橋の上からのながめ。
数馬渓谷 自然・景勝地
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白丸トンネルの横の旧道に入ります。
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数馬隧道が見えてきました。
大正5年に開かれた素掘りの隧道です。 -
隧道の入り口の脇に石の階段があります。
後でここを登りますが、まずは隧道に入ってみます。 -
歩行者専用の道になっているのでトンネル内で好きに遊べます。
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荒々しい掘削跡がいいですね。
昭和48(1973)年に白丸トンネルが開通したため、ここは旧道扱いになりました。
車で来た人たちはほとんど素通りしてしまうのでしょうが、ちょっともったいないですね。近くに白丸町営駐車場(無料らしい)もあるので、誰でもアクセスしやすい場所にあります。 -
隧道の手前が沢になっていてチョロチョロと水が流れています。
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石を掘った古い階段があります。ここを登って崖の上に向かいます。
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一応鉄の階段が用意されているので、おそらくハイキング客が通ることを想定してくれているのだと思います。
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沢から離れて斜面を登ります。
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ちょっと広い山道に出ました。
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柵が整備されています。
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先程の隧道の上部にやって来ました。
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数馬の切通しというスポットにやって来ました。
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元禄の時代にここに切通しが作られたそうです。
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古い石碑があります。これが宝暦年間の供養碑でしょうかね。
「従留浦村氷川数馬迄道供養 願」と書いてあるようです。 -
これが切通しです。岩盤に火を焚いて水をかけ、ツルハシと石鑿で切り開いたというのがすごいです。
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江戸時代から残る人の往来の歴史です。
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今は人も通らない山の中にこれだけのものがしっかり残っているのが驚きです。
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さらに進んでみます。
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この辺りの岩のせり出しもすごいです。
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岩の崩落があったようです。この先で行き止まりになっていました。
ガードレールの下は断崖になっていて、下には先ほどあるいた旧道が見えました。 -
切通しの方に戻ります。
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なんだかわけもなく楽しくなってきます。
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丁寧に石の階段が作ってあります。
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素晴らしい景観です。
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切通しの岩の上に続く階段があります。
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小さな社がありました。
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「大天狗神社境内参道改修工事」とあります。
名前は立派です。 -
切通しができる前は上部の山越が唯一の道だったそうですから、これはもう命がけですね。大変な苦労をして切通しをつくったのも納得です。
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さらに小さな社がいくつかありました。詳細は不明ですが、交通の要所だった場所のはずなので、神社もつくられたのでしょうね。
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神社からの眺めも最高でした。
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数馬の切通しを後にします。帰りは整備された林道のほうを進み、白丸駅に向かいます。
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十一面観音像というのがありました。
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お堂の横のお地蔵様
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観音様は見えないようです。
帰りの電車の時刻が迫っていたのでここは足早に立ち去ることにしました。 -
白丸駅が見えてきました。
白丸駅 駅
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なかなか趣のある無人駅ですが、日陰がないのが残念です。
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電車が来ました。本日はこれにて終了です。
都心からすぐ近くの奥多摩ですが、じっくり歩いてみると面白い穴場スポットがたくさんあることに気付きます。探せばもっと面白い場所がありそうです。
たぶん近いうちに再訪することになると思います。
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