2022/06/03 - 2022/06/03
22位(同エリア136件中)
まりあさん
ディジョンの正統的な町並みは、前編にまとめましたが、後編は、その他の雑多な町並みや、体験レポートを書いていきたいと思います。
表紙の写真は、マニャン美術館。
ガイドブックにも、あまり記載はなかったのですが、私的な美術館でしょうか。コレクターの趣味がいいのか、素敵な絵がたくさんあり、当時の裕福な家の内部も見学できます。
最初は、タカを括って、半時間もあれば見れるだろうと、日曜日だったと思うのですが、入場料は無料でした。でも、たくさんの絵があるので、後日また、3.5ユーロを払って、ゆっくり見学しました。
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日本グッズの店。
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ダルシー広場に抜けるパサージュ、通路です。
今回、こういう、一見、店に入るかのような通路で、隣の道に抜ける、というのは多数体験しました。
中には、「ここは私有地、けど、通っていいよ」みたいな張り紙があったり。
ここのパサージュは、レストランや店舗、公証人の事務所など、かなりの商業スペースです。
抜けた先は、ダルシー広場という中心地ですもんね。 -
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ここに、なんと漫画喫茶発見。
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メニューも、抹茶スイーツとか、面白い
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パサージュを抜けると、あのでっかい門の真横に出てきました
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La Toison d'or という、ショッピングモール
フランス語の固有名詞は覚えにくい
このモールは、今回出くわしたモールの中で、最大級でした。
レストランも、複数入っていて、マクドとかではないちゃんとしたレストランでした。
ここにはイヤフォンの延長コードを買いに行ったのですが、でかい家電店、ブーランジェもありました。トイレも広くてきれい。 -
ここからディジョン美術館
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ブルゴーニュ生活博物館
ワインをめぐる生活の展示です -
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ここは、サクレ・ド・ディジョン美術館。
宗教関係の美術館です。 -
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そして、ここからがマニャン美術館
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ややこしいですが、ここからまた、ディジョン美術館の再訪です。
タイミング的には、雨が降りそうとか、トイレを利用したい、みたいな不純な動機で入りましたが、2度は来ようと心に決めていました。 -
前には気づかなかったものを中心に、写真を撮っていきました。
この棺の下の彫刻がすごい
ぐりると取り囲むようにして、死を悼む人々が描かれてます。泣いている姿をこんなにたくさんもの人間の彫刻で表す。素晴らしいです。 -
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ディジョン美術館の入り口
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民家の建物にも、時々彫刻を発見します。
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L'Aromeのランチ
モツァレラチーズ -
お魚料理。
大根に酸っぱい味付けがあり、それがアクセントになってました -
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また、パスタのデグスタションにチャレンジしまた。
けど、ここのはラビオリの中身が違うだけで、ソースは同じクリームソース。
まあでも、切って食べてみたら、味が違うのは、楽しかったです。 -
今回、ストラスブールも含めて、最初にパンが出てくるのですが、これって、メニューを吟味して、ワインを決めて、というその時間に、ちょっと食べるもの、という感覚なのでしょうか。
週末に行った、とある店で、私はもう、スターターを食べ終わっているのに、私より先に来ていたお客たちが、やっとワインを決めて、このパンをゆっくり食べてました。
これも、こちらのスタイルなのかな、と興味深かったです。 -
日本人シェフの店、L'Asperuleです。
シェフ自ら、メニューの説明をしてくれたので、わかりやすかったです。
フランス料理のメニューは、フランス語であれ、英語であれ、たとえ日本語であれ、理解するのが難儀です(笑)。 -
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アーティチョークのサラダ仕立てで、ピュレーもアーティチョーク。
今まで、数回しか食べてないと思うので、アーティチョークの美味しさを理解し兼ねてましたが、ここのは美味しかったです。 -
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メインは、ステーキで、分厚い肉ですが、中まで、火が通っていて、美味しかったです。
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私が行ったランチの店では、ここまで手の込んだデザートが出たのは、初めてです。
まあ、ディナーに、お高い店に行けば、別でしょうが、さすがの日本人シェフの力量が嬉しかったです。 -
マカロンは、抹茶
店内の客層も、上品な紳士や、パワーランチと見受ける、仕事仲間が食を楽しんでました。 -
ブザンソンで行った、インド料理店が、病みつきになったので、ディジョンでも、評判の高い店に行きました。
店主の応対が、とても優しくって、今回、評判の店での共通点は、やはり店の人のホスピタリティだなと感心しました。
懐かしい、ガネーシャの神様 -
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スターターのタンドリーティカ。味は本格的、量はちょっと少ない。
三種のソースは、緑色のは、本場のインドなら、コリアンダーのペーストで、ガンガン使うのですが、スパイスが苦手な国、例えばスペインでも、緑のはミント味。そして一つは、甘いソースとなってます。
ここのは、向こうに見えるのは、少しスパイシーということで、使ってみました。 -
カレーは、やっぱりベイガンバルタにこだわりました。
イタリアで食べたものには及ばないけど、美味しかったです。
びっくりするのは、ライスがどっちゃりと出てきて、しかも蒸し立てなのか、ほっかほかです。
店主は、足りないときは遠慮なく言ってください、と説明したから、食べ放題みたいですね。 -
インド料理店では、カレーはナンと食べたいので、まずはナンで食べて、残りのカレーをライスカレーで。
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こちらは、カジュアルなイタリアンの店ですが、メニューのバリエーションがすごくって、じっくり眺めていると、ムール貝があったので、チャレンジしました。
こちらは、野菜サラダ。
野菜を思いっきり食べたい衝動があったので、でかいのを承知で注文しました。
アーティチョーク、シャンピニオン、アスパラ、ビーツと、たくさんの種類の野菜があったので、飽きませんでした。 -
ムール貝の鍋は、ものすごい底の深い鍋で、小さな貝も多いけど、すごい量でした。とはいえ、貝なので、苦しくはなりません。野菜サラダとの組み合わせはバッチリでした。
味付けにも5種類ぐらいあり、プロヴァンサルを選んだら、ラタトゥユ的なトマト味で、それは大好きなのですが、手を使って食べると、手がどうしようもなく汚れるし、フィンガーボールもないし、ナプキンも一枚だけだし・・・ -
のちに知ったのは、これって、貝で貝を挟んで食べるのですね。
私は、ナイフとフォークを使って、頑張りました。
おかげで、貝と格闘する沈黙の時間(って、一人旅やから、いつも沈黙やけど)、集中力を試す時間が長かったです。 -
こちらは、レストランを決めずに、チャレンジしたら、しっかり食いっぱぐれそうになり、慌てて飛び込んだ、美術館のパティオの店。
評判のいい店ですが、週末で、めちゃ混みそうな勢いだったので、リゾット一品で済ませました。
ミモレットのチーズに、Coppaというイタリアの生ハム。サフランの味付けです。
すごくオシャレなコンビネーションですが、塩辛かったです。 -
この日は、週明けの火曜日、ネット予約のできない人気店に、オープン直後にチャレンジしたのですが、三つの店に断られたら、ピークタイムになり、妥協して、適当に飛び込んだイタリアンです。
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アラカルトを見ると、ものすごくいいお値段でひるみましたが、店内を見渡すと、黒板に書かれた、その日のメニューがあり、それなら16ユーロです。
店内のお客のほとんどがこれを頼んでますから、近くでお仕事している人の、ビジネスランチになっているのでしょう。
ラザーニャとサラダのワンプレートのランチです。 -
ブラウニーは、チョコレートケーキかな。
甘さは控えめですが、このデカさなので、途中からしんどくなりました。
甘いミルクソースをかけていただきます。 -
こちらは、ローカルメニューを豊富に持っている、ホテルのレストランを見つけて、食べに行きました。
まだ、牛頬肉の赤ワイン煮込みを、一度しか食べていないので、それを食べなくちゃっと、出かけました。
Restaurant de la porte Guillaume フランスのレストランの名前、長すぎて、覚えられない。フォークのサイトからコピペしました -
Les Oeufs Pochés en Meurette (Oeuf Plein Air Ferme du Pontot, Gevrey Chambertin
というのが、この料理の名前で、ウフアンムレットは、ブルゴーニュの卵料理で、ポーチドエッグに、ワインのソース。
で、このソースが、ワインの酸味をバッチリ出していて、ものすごく美味しかった。
卵料理かよ、と今まで見ても、注文しなかったんですが、こういう名品があるんですね。もっとも、この店ゆえに美味しかったのかどうかは、ちょっと悩ましいです。 -
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こちらは、似たような色合いですが、やはりブルゴーニュ名物のコックオアヴァンという料理で、チキンをワインのソースで煮込んだものです。
ソースの味は、スターターの卵料理のソースの方が、ずっと独自性がありました。
こちらは、ワインをあまり感じなかったです。
以下は、メニューのフランス語をコピペしました。
Le Poulet Fermier Label Rouge de Bourgogne Façon Coq au Vin, Pommes Vapeur -
デザートについては、日本人シェフの店のを除いて、今回、どこもあまり感激はしなかったのですが、ソルベとか、アイスクリームの味の出し方が、私にはちょっと合わない感じです。
とはいえ、まあまあ美味しく、いつも完食してます。そろそろウエストがキツくなってきたかも(笑)。 -
今度は、マニャン美術館の再訪です。
最初に慌ただしく、時間不足で回ったので、2度目の時は、荷物も預けて、じっくり回りました。
と、私の再訪に、スタッフの一人が気づいたようで、私の方をじっと見て、ちょっと微笑みました。
で、出口に行くと、その報告を聞いたのか、受付の英語のできる女性が、「もしかして、前にも来られたのかしら」と問いかけたので、先週来て、時間不足なので、また、来ました。こんなにたくさんいい絵があるとは知らなかったもので」
というと、皆さん、とても嬉しそうな表情で、見送ってくださいました。
実は、こうして写真の整理などをしていたときに、改めて、いい絵だなと思った作品があり、やはりもう一度行こうと思ったのでした。
そして、2度目は、1度目にはじっくり見なかったかも、という絵を中心に、じっくり鑑賞しました。 -
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これは、3度目のノートルダム教会。
外の光の強弱で、写真の雰囲気も微妙に違いが出ます。 -
この日はコーラスがなされていて、教会の音響の中で聞く、音楽は素晴らしかったです。
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ノートルダム教会のマリア様。
フランスは、1905年にlaicite' 「教会と国家の分離原則」という決定をしたため、国としての宗教がなく、ここが、教会文化に関して、イタリアやスペインとの大きな違いです。
メキシコ、イタリア、スペインなどは、教会というのは、神の力に縋る人々のために開かれていて、いつも、敬虔な信者が祈りを捧げる場所なんですよね。そのことをメキシコ留学の折から、ヒシヒシと感じるゆえ、祈りの場所としての教会が大好きになりました。
でも、フランスは、宗教に対する姿勢が違うから、教会は、時には展示会場になり、時には、モスクにさえなっているとか。
それゆえ、フランスの教会はあまり好きではないのですが、このノートルダム寺院の、中央祭壇ではなく、その横っちょにある、このマリア像には、スペインやイタリアの宗教文化を感じました。
何度も入りましたが、ミサも定期的に行われていて、あるときは、コーラスをやっていて、ある時はメインの扉は閉まっていても、横の扉が開いていることを地元に人に教えてもらい、入りました。
マリア様の前に座っていると、ここまで、素晴らしい旅をさせてもらっていることに、感謝の念があふれてきて、ふと涙が流れました。
いつも、旅の終わりの方では、たくさんの親切にしてくれた人のことを思い起こして、ふと涙が出る、私です。
今回は、PCR検査のこともあるから、行くか否かでさんざん迷いましたけど、やってきてよかった。マリア様、ありがとう。 -
ホテルの部屋。
バッチリ狭いです。
日本のビジネスホテルのシングルの部屋で、よくでくわすパターンが、テーブルの椅子を、斜めにしないと、そこを通るスペースが確保できないのです。
机にちゃんと座ろうとすると、ものすごく深く椅子を入れないとダメだし、出入りに不自由します。
結果的に、こうして椅子を斜めに置いて、出入りが楽で、かつそのまま椅子を動かさずに、後ろを通れる。
フランスのホテル、高い割に、クオリティは低いので、快適に暮らそうとすると、アレコレ工夫の知恵が必要です。 -
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この収納の棚と、スーツケースを置くスペースはあるので、そして、セーフティボックスが、パソコンの入るサイズで、冷蔵庫も比較的広かったので、椅子の苦労以外は、まあまあ快適でした。
シャワーしかない部屋でしたが、シャワー室が広くて、水の跳ね返りもないので、快適でした。
一つしんどかったのは、WIFIがほとんど機能せず、途中で買い足した、20GBのSIMカードでテザリングしてました。
おかげで、1週間ほどで、5GBほど使いました。 -
ディジョン最後のランチは、日本人シェフの店、Origine
それまでの店は、すべて3コースですが、ここには、野菜だけを利用したコースがあったので、肉を食べすぎていた私は、そちらをお願いしました。
創作性が豊かで、素晴らしいコースを堪能しました。
それに、奥様が日本人で、日本語でメニューを説明してくださったり、私のお話し相手をしてくださったので、今までとは違う、素晴らしいランチタイムを楽しませていただきました。
まず、ハーブティでのウェルカムドリンク -
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アミューズ
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ビシソワーズ風の前菜
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オリーブオイルのソルベ。アスパラなどの野菜をシスラスの泡とソルベで食べます
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メインの、ラビオリは、ギョウジャニンニクので、ニンニク嫌いなので心配しましたけど、いやな匂いや味はゼロ。
肉厚のラビオリと、中身はシャンピニオン。
すごいのは、このシャンピニオンの出汁なのですが、これがグイグイ飲めそうなほど美味しいのです。 -
こちらは、天ぷら風の付け合わせで、食感の違いを楽しめます
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シャンピニオンの出汁、ポットで置いてくれたので、マジに何度も継ぎ足して、いただきました。
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チーズをアレンジした一品
デザートのような、けど甘くない、チーズのソフトな味をムース風に楽しみます -
デザート
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デザート
ハチミツとサフランだったか、もう一つのテーマがありました。記憶が曖昧で、すみません -
ハーブティーをいただきました。
ディジョンの食は、素晴らしかったです。
まだ、ネット予約が定着していないので、予約しにくく、行けなかった店もありますが、カジュアルな店にせよ、豪華な店にせよ、それぞれが工夫して、切磋琢磨して、グルメの町を築いているようです。
こんなに安全で、豊かで、スタイリシュなディジョンに13泊もできて良かったです。
すでにまた、行きたくなってます
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この旅行記へのコメント (2)
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- あゆさん 2022/06/19 20:43:31
- フランス旅、私も我慢出来なくて
- まりあさんは滋賀の方?私も滋賀が故郷です。
一気に読ませていただきました。たったの6日間ですが秋にパリに行こうとツアー申し込みました。コロナもどうなるか分かりませんがとりあえず色々準備いたします。続編楽しみにしています!
- まりあさん からの返信 2022/06/20 09:01:27
- RE: フランス旅、私も我慢出来なくて
- コメントをありがとうございます。
私は、もともとは大阪人で、その後、京都に30年住んで、リタイヤ後は、混雑嫌いになっていたので、大阪へ戻らず滋賀に移動しました。
コロナ前の転居でしたが、コロナになって、混雑少ない町のありがたさを思い知りました(笑)。
フランス、我慢せずに行ってください。
もう、フランスでは、コロナは終わってます。コロナって、その国と国民が「終わりだ」と宣言しない限り終わらないものだと知りました。宣言さえすれば、その日にコロナは終われます。
おそらくPCR検査は、夏の終わりまでには解除するのではないかと、勝手に推測していますし、ツアーであれば、検査も含めて手配してくれるので、問題ないです。
やりたいことをする、旅で感動する、というのは、その人をとても幸せにしてくれることであり、それゆえ、免疫力も増して、健康にもいいのだと思います。
予約を入れると、楽しみができますよね。
その日を楽しみにして、毎日もしっかり楽しんでください。
まりあ
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