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ちょうど一年前くらいに、遠州三山風鈴まつりを知りましたが、当時はコロナが流行しており、東京2020直前で緊急事態宣言もあって断念しました。<br />今年はコロナも流行していますが、ワクチン3回接種したし、一人旅だし、ということで風鈴まつりに行くことにしました。<br />Google mapで調べてみると、横浜駅から掛川駅まで東海道線で行き、天竜浜名湖鉄道でいこいの広場駅まで。そこから徒歩で油山寺へ、そしてまた徒歩で可睡斎へ。そこから袋井駅経由して法多山へ行くルートがいわゆる一筆書きの様に回れることが分かりました。全部で20km以上あるのですが、バスもないようだし、レンタサイクルもないようだったので、本当に全部回れるかどうか不安でしたが、ともかく行こう、風鈴見ようと出かけました。

風鈴の音に癒されに

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2022/05/25 - 2022/05/25

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ぱっちゃん

ぱっちゃんさん

ちょうど一年前くらいに、遠州三山風鈴まつりを知りましたが、当時はコロナが流行しており、東京2020直前で緊急事態宣言もあって断念しました。
今年はコロナも流行していますが、ワクチン3回接種したし、一人旅だし、ということで風鈴まつりに行くことにしました。
Google mapで調べてみると、横浜駅から掛川駅まで東海道線で行き、天竜浜名湖鉄道でいこいの広場駅まで。そこから徒歩で油山寺へ、そしてまた徒歩で可睡斎へ。そこから袋井駅経由して法多山へ行くルートがいわゆる一筆書きの様に回れることが分かりました。全部で20km以上あるのですが、バスもないようだし、レンタサイクルもないようだったので、本当に全部回れるかどうか不安でしたが、ともかく行こう、風鈴見ようと出かけました。

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  • いつもながら、5時過ぎの相鉄線の始発に乗って、横浜駅(5:28発小田原行)から小田原駅(6:21着)、そして熱海行(6:22発)に乗り換えて、熱海駅(6:49発)から浜松行に乗って、掛川駅到着が8:51着。そして、天竜浜名湖鉄道、通称天浜線に乗り換えました。向かって右側の車両に乗りましたが、TH2100 Re+という車両です。東海道線の湘南カラーと同じですが、お茶の葉とみかんをイメージしたそうです。

    いつもながら、5時過ぎの相鉄線の始発に乗って、横浜駅(5:28発小田原行)から小田原駅(6:21着)、そして熱海行(6:22発)に乗り換えて、熱海駅(6:49発)から浜松行に乗って、掛川駅到着が8:51着。そして、天竜浜名湖鉄道、通称天浜線に乗り換えました。向かって右側の車両に乗りましたが、TH2100 Re+という車両です。東海道線の湘南カラーと同じですが、お茶の葉とみかんをイメージしたそうです。

  • 初めての天浜線。一両編成ですが、だからかもしれませんが、意外と?混雑しています。サスペンションに特徴があるのかもしれませんが、普通の鉄道の様に線路の凹凸が直に伝わらずに、柔らかく・ふにゃりふにゃりといった感じでした。<br />掛川駅から10分で、いこいの広場駅に到着。誰も降りないと思ったら、結構サラリーマン風な人が降りていきます。

    初めての天浜線。一両編成ですが、だからかもしれませんが、意外と?混雑しています。サスペンションに特徴があるのかもしれませんが、普通の鉄道の様に線路の凹凸が直に伝わらずに、柔らかく・ふにゃりふにゃりといった感じでした。
    掛川駅から10分で、いこいの広場駅に到着。誰も降りないと思ったら、結構サラリーマン風な人が降りていきます。

  • いこいの広場駅で降りたのは、最初に行く油山寺(ゆさんじ)が距離的にも近いこともありますが、朝ラーを食べる為です。検索では駅近くの&quot;ラーメンショップ細谷店&quot;がお勧めとの情報があり、行ってみました。ネギ味噌ラーメンと餃子を注文。確かに、ラーメンも餃子も美味しかったですが、スープが熱々でなかったのが、ちょっと残念。

    いこいの広場駅で降りたのは、最初に行く油山寺(ゆさんじ)が距離的にも近いこともありますが、朝ラーを食べる為です。検索では駅近くの"ラーメンショップ細谷店"がお勧めとの情報があり、行ってみました。ネギ味噌ラーメンと餃子を注文。確かに、ラーメンも餃子も美味しかったですが、スープが熱々でなかったのが、ちょっと残念。

  • さて、油山寺に向けて出発。天浜線の線路を渡る時に電車が来ました。踏切もなく、電車の音もあまり大きくなかったので、ちょっとびっくりしました。

    さて、油山寺に向けて出発。天浜線の線路を渡る時に電車が来ました。踏切もなく、電車の音もあまり大きくなかったので、ちょっとびっくりしました。

  • 目指す油山寺はほぼ西に向かって5km弱。左右を田んぼに囲まれた道をひたすら歩きます。日差しを遮るものがなく、結構つらい道のりでした。丘のふもとの傾斜地には静岡ならではのお茶畑が広がっています。

    目指す油山寺はほぼ西に向かって5km弱。左右を田んぼに囲まれた道をひたすら歩きます。日差しを遮るものがなく、結構つらい道のりでした。丘のふもとの傾斜地には静岡ならではのお茶畑が広がっています。

  • 丘を越えて、下って、またゆるい坂道を登っていくと油山寺が見えてきました。<br />今から約千三百年前(大宝元年)に、僧侶の行基が創建した真言宗の寺院で、薬師如来が本尊です。46代考謙天皇が目の病気を患った際に、ここの霊水で目を洗ったところ、病気が全快したことから、目の霊山と呼ばれる様になりました。また、山中から油がわき出ていたので、油山寺という名前が付けられたとのことです。

    丘を越えて、下って、またゆるい坂道を登っていくと油山寺が見えてきました。
    今から約千三百年前(大宝元年)に、僧侶の行基が創建した真言宗の寺院で、薬師如来が本尊です。46代考謙天皇が目の病気を患った際に、ここの霊水で目を洗ったところ、病気が全快したことから、目の霊山と呼ばれる様になりました。また、山中から油がわき出ていたので、油山寺という名前が付けられたとのことです。

  • 階段を上ると山門がお出迎え。この山門は掛川城の大手門で、明治6年廃城令の際に移築されました。一層の屋根が表裏にある二層片潜付城門は全国的にも珍しい造りだそうです。

    階段を上ると山門がお出迎え。この山門は掛川城の大手門で、明治6年廃城令の際に移築されました。一層の屋根が表裏にある二層片潜付城門は全国的にも珍しい造りだそうです。

  • 山門の脇にあるので弘法大師ゆかりの御霊杉(みたますぎ)です。日本で唯一、幹が松で、葉が杉という木です。弘法大師がこの地に滞在していた時、病に苦しむ子供を助けたところ、両親がお礼に松の木と杉の木で作ったお箸を弘法大師に捧げたました。弘法大師が旅立つ際、この箸を地に挿したところ、幹が松・葉が杉という珍しい木になったそうです。

    山門の脇にあるので弘法大師ゆかりの御霊杉(みたますぎ)です。日本で唯一、幹が松で、葉が杉という木です。弘法大師がこの地に滞在していた時、病に苦しむ子供を助けたところ、両親がお礼に松の木と杉の木で作ったお箸を弘法大師に捧げたました。弘法大師が旅立つ際、この箸を地に挿したところ、幹が松・葉が杉という珍しい木になったそうです。

  • 山門を抜けると、竹製の柵に風鈴が吊るされています。参道を通る風に風鈴の音が心地よく、火照った体に染み入ります。<br />風鈴の発祥は、中国の唐時代で、風鐸(ふうたく)と呼ばれ、仏教文化の浸透に伴い日本にも普及してきました。風鐸の音が聞こえる範囲は、災いから人々を守ってくれるお守りとしての役目を担っていました。<br />https://www.youtube.com/watch?v=PYhzGcPg1bo

    山門を抜けると、竹製の柵に風鈴が吊るされています。参道を通る風に風鈴の音が心地よく、火照った体に染み入ります。
    風鈴の発祥は、中国の唐時代で、風鐸(ふうたく)と呼ばれ、仏教文化の浸透に伴い日本にも普及してきました。風鐸の音が聞こえる範囲は、災いから人々を守ってくれるお守りとしての役目を担っていました。
    https://www.youtube.com/watch?v=PYhzGcPg1bo

  • 参道左にあるのが光明稲荷大明神。周囲の緑のもみじに鳥居の赤が映えて、とてもきれいです。もみじは赤がいいと思っていましたが、新緑のもみじもいいものです。

    参道左にあるのが光明稲荷大明神。周囲の緑のもみじに鳥居の赤が映えて、とてもきれいです。もみじは赤がいいと思っていましたが、新緑のもみじもいいものです。

  • 本坊の入口に構える礼拝門は、三方ヶ原を開拓した気賀林家の正門を移築したものです。階段脇には樹齢1000年を超える天狗杉の根の部分が飾られています。

    本坊の入口に構える礼拝門は、三方ヶ原を開拓した気賀林家の正門を移築したものです。階段脇には樹齢1000年を超える天狗杉の根の部分が飾られています。

  • 礼拝門にも風鈴が。ここは風の通り道なので、常にいい音が響いていました。

    礼拝門にも風鈴が。ここは風の通り道なので、常にいい音が響いていました。

  • 礼拝門をくぐると中庭が広がります。正面に宝生殿、右手に方丈と札所、左手に書院があります。目指す風鈴は宝生殿の手前にあります。

    礼拝門をくぐると中庭が広がります。正面に宝生殿、右手に方丈と札所、左手に書院があります。目指す風鈴は宝生殿の手前にあります。

  • お線香が3本束ねているから三宝香なのでしょうか。お参りをする時に、ふと上を見上げるとちょっと変わった鈴緒だったので、思わず動画を撮ってしまいました。鈴の代わりに木枠がついていて、その木枠が落ちてきて鈴の代わりに音がするのです。<br />https://youtube.com/shorts/g28R-47J-6U

    お線香が3本束ねているから三宝香なのでしょうか。お参りをする時に、ふと上を見上げるとちょっと変わった鈴緒だったので、思わず動画を撮ってしまいました。鈴の代わりに木枠がついていて、その木枠が落ちてきて鈴の代わりに音がするのです。
    https://youtube.com/shorts/g28R-47J-6U

  • 油山寺の風鈴は、この後に行った法多山・可睡斎に比べると控えめというか、数・色的にも圧倒されるものではありませんでした。その代わり、一般的な風鈴のイメージに合致しているので、風鈴祭りに行くのであれば、油山寺から行くのが良いかもしれません。

    油山寺の風鈴は、この後に行った法多山・可睡斎に比べると控えめというか、数・色的にも圧倒されるものではありませんでした。その代わり、一般的な風鈴のイメージに合致しているので、風鈴祭りに行くのであれば、油山寺から行くのが良いかもしれません。

  • 風鈴まつり限定御朱印の切り絵御朱印をいただきました。風鈴・るりの滝・もみじが切り絵になっていて、水色がこの季節にあっている御朱印でした。

    風鈴まつり限定御朱印の切り絵御朱印をいただきました。風鈴・るりの滝・もみじが切り絵になっていて、水色がこの季節にあっている御朱印でした。

  • 油山寺のもう一つの見どころである、三重塔を見に、天狗谷へ向かいます。途中、考謙天皇が目を洗ったといわれるるりの滝を越えて行きます。ひんやりした空気がとても心地よかったです。<br />

    油山寺のもう一つの見どころである、三重塔を見に、天狗谷へ向かいます。途中、考謙天皇が目を洗ったといわれるるりの滝を越えて行きます。ひんやりした空気がとても心地よかったです。

  • 天狗谷は距離的にも大したことないと思っていましたが、予想以上に長く、そして坂道も予想以上にありました。そして、その後に待ち受けていたのは階段。いこいの広場駅から歩いてきたのが効いていたのかもしれませんが、なかなか長い道のりに感じました。といっても10分もなかったと思いますが。

    天狗谷は距離的にも大したことないと思っていましたが、予想以上に長く、そして坂道も予想以上にありました。そして、その後に待ち受けていたのは階段。いこいの広場駅から歩いてきたのが効いていたのかもしれませんが、なかなか長い道のりに感じました。といっても10分もなかったと思いますが。

  • 三重塔は、滋賀県長命寺、京都府宝積寺とともに「安土桃山の三名塔」にも数えられています。天正2(1574)年に起工し、久野城主・久能宗成の援助を受けて慶長16(1611)年に完成しました。

    三重塔は、滋賀県長命寺、京都府宝積寺とともに「安土桃山の三名塔」にも数えられています。天正2(1574)年に起工し、久野城主・久能宗成の援助を受けて慶長16(1611)年に完成しました。

  • 薬師本堂には、目を守護する本尊の薬師如来と、健足の神様である軍善坊大権現を祀っています。建久元年(1190)に源頼朝から眼病平癒のお礼として三重塔とともに寄進されました。その後、元文3年(1738)に八代将軍徳川吉宗が病気平癒のお礼に再建を行いました。<br />これで遠州三山の一つ目である油山寺はおしまいで、次の可睡齋へ向かいます。

    薬師本堂には、目を守護する本尊の薬師如来と、健足の神様である軍善坊大権現を祀っています。建久元年(1190)に源頼朝から眼病平癒のお礼として三重塔とともに寄進されました。その後、元文3年(1738)に八代将軍徳川吉宗が病気平癒のお礼に再建を行いました。
    これで遠州三山の一つ目である油山寺はおしまいで、次の可睡齋へ向かいます。

  • 油山寺から可睡齋までは公共交通機関はなく、約4km強ありましたが、歩いて行きました。ハイキングコースにもなっていますが、普通の舗装されている道路をひたすら歩きます。途中、お茶の工場?があって、あたり一面お茶のいい香りの中を歩くという、この時期・静岡ならではの経験もしました。

    油山寺から可睡齋までは公共交通機関はなく、約4km強ありましたが、歩いて行きました。ハイキングコースにもなっていますが、普通の舗装されている道路をひたすら歩きます。途中、お茶の工場?があって、あたり一面お茶のいい香りの中を歩くという、この時期・静岡ならではの経験もしました。

  • 下は入口にある総門です。お城とかでは一般的な高麗門様式(本柱と後方の控え柱から構成され、本柱が支える切妻屋根とは別に、控え柱にも切妻小屋根をかけたもの)の門です。<br />上は山門で、昭和10年(1935)に設計され、平成22年(2010)に完成しました。山門の向こうに風鈴が見えています。

    下は入口にある総門です。お城とかでは一般的な高麗門様式(本柱と後方の控え柱から構成され、本柱が支える切妻屋根とは別に、控え柱にも切妻小屋根をかけたもの)の門です。
    上は山門で、昭和10年(1935)に設計され、平成22年(2010)に完成しました。山門の向こうに風鈴が見えています。

  • 山門をくぐると、風鈴達がお出迎え。山門から本堂までの「風鈴の小道」には、約2,000個の江戸風鈴が吊るされています。江戸風鈴というのは、風鈴の一般的な名称ではなく、昭和40年頃二代目篠原儀治が名付けた風鈴のことで、この一門だけが使用する、ブランド風鈴です。江戸風鈴は、製造方法もそうですが、風鈴の音が鳴る口玉とよばれる部分をわざとギザギザにして、良い音がなるようにしているのが特徴です。<br />https://www.youtube.com/watch?v=1GLeiaTOY6g

    山門をくぐると、風鈴達がお出迎え。山門から本堂までの「風鈴の小道」には、約2,000個の江戸風鈴が吊るされています。江戸風鈴というのは、風鈴の一般的な名称ではなく、昭和40年頃二代目篠原儀治が名付けた風鈴のことで、この一門だけが使用する、ブランド風鈴です。江戸風鈴は、製造方法もそうですが、風鈴の音が鳴る口玉とよばれる部分をわざとギザギザにして、良い音がなるようにしているのが特徴です。
    https://www.youtube.com/watch?v=1GLeiaTOY6g

  • 可睡斎はいろんな色の風鈴があり、青空によく映えていました。特に透き通った風鈴は、向こうの景色が透けてみえて、とても綺麗でした。

    可睡斎はいろんな色の風鈴があり、青空によく映えていました。特に透き通った風鈴は、向こうの景色が透けてみえて、とても綺麗でした。

  • 風は強さも風向も一定ではありません。風が吹いてくると風鈴がなり始めますが、段々強くなって、そのうち弱くなっていきます。それがまるでステレオのように右から聞こえ始めて、だんだん左に移っていくのが心地よく、ずっと聞き入ってしまいました。<br />https://www.youtube.com/watch?v=9bztg5w-NKA

    風は強さも風向も一定ではありません。風が吹いてくると風鈴がなり始めますが、段々強くなって、そのうち弱くなっていきます。それがまるでステレオのように右から聞こえ始めて、だんだん左に移っていくのが心地よく、ずっと聞き入ってしまいました。
    https://www.youtube.com/watch?v=9bztg5w-NKA

  • 可睡斎は応永8年(1401)に如仲天誾(じょちゅうてんぎん)禅師が開山しました。<br />徳川家康が幼少期に教えを受けた仙隣等膳和尚を浜松城に招いた時、話の途中で居眠りをしている和尚を見て、「和尚、睡る可し(ねむるべし)」と言ったことから、お寺の名前が「可睡」と呼ばれるようになりました。

    可睡斎は応永8年(1401)に如仲天誾(じょちゅうてんぎん)禅師が開山しました。
    徳川家康が幼少期に教えを受けた仙隣等膳和尚を浜松城に招いた時、話の途中で居眠りをしている和尚を見て、「和尚、睡る可し(ねむるべし)」と言ったことから、お寺の名前が「可睡」と呼ばれるようになりました。

  • 可睡斎でも風鈴まつりの御朱印をいただきました。水色の風鈴の絵柄が涼しげな御朱印です。

    可睡斎でも風鈴まつりの御朱印をいただきました。水色の風鈴の絵柄が涼しげな御朱印です。

  • 秋葉総本殿に向かう階段の両側には、天狗が睨みをきかせて立っています。左側が烏天狗で、右側が花高天狗です。

    秋葉総本殿に向かう階段の両側には、天狗が睨みをきかせて立っています。左側が烏天狗で、右側が花高天狗です。

  • 天狗といえば下駄。それも歯が一本の下駄が有名です。一般的な下駄は二本歯ですが、山道では二本歯はむしろ歩きづらく、一本歯の方が歩きやすいようです。山伏は普段から一本歯の下駄を履いていたことから、天狗の下駄も一本歯になった様です。<br />可睡斎の秋葉総本殿は、1300年の歴史を持つ秋葉三尺大権現を祀っている火防の総本山です。拝殿には、徳川家康と仙隣等膳和尚の「睡る可し(ねむるべし)」の一場面を描いた絵が飾られていました。

    天狗といえば下駄。それも歯が一本の下駄が有名です。一般的な下駄は二本歯ですが、山道では二本歯はむしろ歩きづらく、一本歯の方が歩きやすいようです。山伏は普段から一本歯の下駄を履いていたことから、天狗の下駄も一本歯になった様です。
    可睡斎の秋葉総本殿は、1300年の歴史を持つ秋葉三尺大権現を祀っている火防の総本山です。拝殿には、徳川家康と仙隣等膳和尚の「睡る可し(ねむるべし)」の一場面を描いた絵が飾られていました。

  • 可睡斎から袋井駅まで歩いていくのは大変だなぁ~と思いながら歩いていると、なんとバス停がありました。しかも10分後にバスが来るというので、思わずバスに乗ってしまいました。袋井駅で観光案内所に行ってみると、諦めていたレンタサイクル情報がありました。なんと自転車屋さんで借りられるとのこと。電動自転車500円でした。

    可睡斎から袋井駅まで歩いていくのは大変だなぁ~と思いながら歩いていると、なんとバス停がありました。しかも10分後にバスが来るというので、思わずバスに乗ってしまいました。袋井駅で観光案内所に行ってみると、諦めていたレンタサイクル情報がありました。なんと自転車屋さんで借りられるとのこと。電動自転車500円でした。

  • 袋井駅から法多山まで5km強でしたが、自転車なのであっという間。車も多くなく、快適なサイクリングでした。

    袋井駅から法多山まで5km強でしたが、自転車なのであっという間。車も多くなく、快適なサイクリングでした。

  • 法多山は、寺号を尊永寺と称する高野山真言宗の別格本山(大本山に準じて別格の扱いを受ける寺)で、神亀2年(725)聖武天皇の勅命を受けた行基上人が菩薩を安置したのが縁起です。<br />参道を抜けた先にあるのが仁王門で、国の指定重要文化財です。播州二見から移築されたとの伝もありますが、兵庫県から移築となると相当大変だったと思います。

    法多山は、寺号を尊永寺と称する高野山真言宗の別格本山(大本山に準じて別格の扱いを受ける寺)で、神亀2年(725)聖武天皇の勅命を受けた行基上人が菩薩を安置したのが縁起です。
    参道を抜けた先にあるのが仁王門で、国の指定重要文化財です。播州二見から移築されたとの伝もありますが、兵庫県から移築となると相当大変だったと思います。

  • 仁王門の先には参道が続きますが、左のもみじ、右の杉の新緑が、まぶしいくらいです。法多山はもみじでも有名で、また来たくなってしまいました。平日なので、ほとんど参拝客もなく、自分の歩く足音(砂を踏むじゃりじゃり)だけしか聞こえません。

    仁王門の先には参道が続きますが、左のもみじ、右の杉の新緑が、まぶしいくらいです。法多山はもみじでも有名で、また来たくなってしまいました。平日なので、ほとんど参拝客もなく、自分の歩く足音(砂を踏むじゃりじゃり)だけしか聞こえません。

  • 風鈴の音が聞こえてきました。本堂はまだですが、風鈴が上下に飾られている中を歩いて行きます。ここの風鈴は、可睡斎と同じ風鈴の様です。

    風鈴の音が聞こえてきました。本堂はまだですが、風鈴が上下に飾られている中を歩いて行きます。ここの風鈴は、可睡斎と同じ風鈴の様です。

  • 長い階段を登りきると、ようやく法多山本堂に到着。法多山のシンボル的存在で、左右に翼を広げた鳳が舞い降りたような姿です。風鈴は、この左右にあるようで、涼しげな音が響いています。

    長い階段を登りきると、ようやく法多山本堂に到着。法多山のシンボル的存在で、左右に翼を広げた鳳が舞い降りたような姿です。風鈴は、この左右にあるようで、涼しげな音が響いています。

  • 手水舎には、今や定番の花手水。この時期は、やはり紫陽花ですね。軒先には、これまた風鈴。中に紫陽花が入っているので、音は鳴りませんが、涼し気でいい感じです。

    手水舎には、今や定番の花手水。この時期は、やはり紫陽花ですね。軒先には、これまた風鈴。中に紫陽花が入っているので、音は鳴りませんが、涼し気でいい感じです。

  • まずは右手の諸尊堂北谷寺へ。ここの風鈴は縦糸に風鈴が吊るされていて?、音がしないのがちょっと残念。

    まずは右手の諸尊堂北谷寺へ。ここの風鈴は縦糸に風鈴が吊るされていて?、音がしないのがちょっと残念。

  • そして本堂左右の風鈴達。風が吹くタイミングが違うので、自然のステレオで右から左から風鈴の音が押し寄せてきます。風の通り道になっているのか、ここの風鈴が一番迫力がありました。帰ってからも動画を視聴しましたが、音が一か所からしか聞こえてこないので、やっぱりその場が一番だと、改めて思いました。<br />https://www.youtube.com/watch?v=bHdgK84I5eg

    そして本堂左右の風鈴達。風が吹くタイミングが違うので、自然のステレオで右から左から風鈴の音が押し寄せてきます。風の通り道になっているのか、ここの風鈴が一番迫力がありました。帰ってからも動画を視聴しましたが、音が一か所からしか聞こえてこないので、やっぱりその場が一番だと、改めて思いました。
    https://www.youtube.com/watch?v=bHdgK84I5eg

  • 真言宗の宗祖である弘法大師をまつる大師堂。こちらの風鈴も吊るされていました。

    真言宗の宗祖である弘法大師をまつる大師堂。こちらの風鈴も吊るされていました。

  • 法多山でも風鈴まつり御朱印をいただきました。やはり風鈴が青、あじさいが紫の御朱印です。三山の御朱印はそれぞれ違っていますが、全体的なトーンというか雰囲気が似ていて、安心感があります。<br />

    法多山でも風鈴まつり御朱印をいただきました。やはり風鈴が青、あじさいが紫の御朱印です。三山の御朱印はそれぞれ違っていますが、全体的なトーンというか雰囲気が似ていて、安心感があります。

  • 下山路で最初にあるのが二葉神社。浜松市にあった二葉遊郭にあった神社を移築したものです。女性の守り神として信仰され、女性の商売繁盛、人気上昇、心願成就にご利益があるそうです。

    下山路で最初にあるのが二葉神社。浜松市にあった二葉遊郭にあった神社を移築したものです。女性の守り神として信仰され、女性の商売繁盛、人気上昇、心願成就にご利益があるそうです。

  • もうすぐ梅雨なので傘なのでしょうか。紫陽花はまだ咲いていませんが、満開になると、紫陽花と傘のコラボレーションが凄そうで、また来たくなってしまいました。

    もうすぐ梅雨なので傘なのでしょうか。紫陽花はまだ咲いていませんが、満開になると、紫陽花と傘のコラボレーションが凄そうで、また来たくなってしまいました。

  • 思わず表紙の写真にしたくなってしまうような景色に出会ってしまいました。アンブレラスカイも行きたいとずっと思っていたのです。青空にちょっと透き通ったアンブレラ、最高です。

    思わず表紙の写真にしたくなってしまうような景色に出会ってしまいました。アンブレラスカイも行きたいとずっと思っていたのです。青空にちょっと透き通ったアンブレラ、最高です。

  • 紫雲閣と一乗庵。水曜日だったので営業していませんでした。冷たいものでもと、思ったのですが、残念。

    紫雲閣と一乗庵。水曜日だったので営業していませんでした。冷たいものでもと、思ったのですが、残念。

  • 袋井駅周辺には飲み屋しかなく(袋井周辺の皆さんすみません)、しかも15時頃には開店していなかったので、静岡まで戻りました(お昼ご飯も食べていなかったので)。静岡と言えば、しぞーかおでんと思っていて、更にしぞーかおでんと言えば海ぼうず。静岡から横浜までは東海道線だと3時間くらいかかるので、腹ごしらえして帰りました。<br />

    袋井駅周辺には飲み屋しかなく(袋井周辺の皆さんすみません)、しかも15時頃には開店していなかったので、静岡まで戻りました(お昼ご飯も食べていなかったので)。静岡と言えば、しぞーかおでんと思っていて、更にしぞーかおでんと言えば海ぼうず。静岡から横浜までは東海道線だと3時間くらいかかるので、腹ごしらえして帰りました。

  • 遠州三山風鈴まつりのパンフレットです。水曜日に行ったので、各神社・お寺でやっているスイーツ等は食べられなかったのが、残念。それと、もう少しして紫陽花が見頃になれば、もっと良い風景に出会えたかもしれません。その代わり、良い天気・乾燥してさわやかな空気の中で、一日を過ごせたのは、とても良い癒しでした。

    遠州三山風鈴まつりのパンフレットです。水曜日に行ったので、各神社・お寺でやっているスイーツ等は食べられなかったのが、残念。それと、もう少しして紫陽花が見頃になれば、もっと良い風景に出会えたかもしれません。その代わり、良い天気・乾燥してさわやかな空気の中で、一日を過ごせたのは、とても良い癒しでした。

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