23回目の温泉一人旅 ～ （筑紫野）二日市温泉

2020/06/26 - 2020/06/27

※ 薄れゆく記憶を頼りに 2022.5 記 ※

新型コロナウイルスが猛威をふるい出し、2020年4月に福岡でも緊急事態宣言が発令されてしまいました。
街中は連日水を打ったような静けさが広がり、通勤時に通る博多駅も今までに見たこともない位の閑古鳥状態。
宣言解除となっても「 不要不急の外出は・・」のご時世で、気楽にお出かけもできず・・。
ステイホームは特に苦では無いけど、さすがにたまには出かけたい！
温泉行きたい（ ´ Д｀ﾟ）！！

我慢が限界になり出し、初夏の暑さに疲れも見え出した6月。
行ってきました。温泉旅行。

と言っても県跨ぎの移動はやや気がはばかられるし。
近場で掛け流しの温泉地と言えば二日市温泉。
自宅最寄りの博多駅から普通電車でも30分ほどで行ける場所。
しかも、宿泊先は旅館ではなくビジネスホテル。
旅行というほどの内容でもないけれど、久しぶりの温泉に心躍らせ出かけてまいりました ♨︎

二日市温泉は九州の中でもさほどメジャーではなく、施設もほんの数件の、住宅街にある小さな小さな土産屋も無い温泉地ですが、その泉質は素晴らしく、とても穴場です。
実は、独身時代にこの二日市に10年近く住んでいたのですが、当時は温泉なんて全く興味がなく、初訪問はつい数年前。
歩いて行ける距離だったというのに、非常に勿体ないことをしてたなぁー・・・。

エリア 太宰府(福岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

こちらはJR二日市駅。
博多駅からJR鹿児島本線で普通列車でも30分、料金追加して特急に乗ればわずか10分で着きます。
二日市温泉は普通の住宅街にひっそり存在する小さな湯処なので、観光地感はありませんが、代わりにコンビニやスーパー等は比較的近くに点在してます。

公共交通機関を利用しての行き方はいくつかあり、目の前にバス停もあるような所でもありますが、今回はこのJR二日市駅から15分程歩いて温泉街へ向かいました。
梅雨の合間の晴れた日で、気温も高く結構しんどかった記憶が・・。
途中にスーパーがあるので、そこで夕飯を買い込み涼みました。

二日市温泉に到着。
温泉施設は5～6軒しかありません。
手前のウィークリーマンションのような建物が今回宿泊するビジネスホテル
『 アイビーホテル筑紫野 』です。
ビジホなのに源泉掛け流しの温泉大浴場があり、2名以上での宿泊ならば温泉風呂付き部屋もあります。
目の前にはJR線の二日市駅や、福岡市の中心である天神に繋がる西鉄沿線の二日市駅まで行けるバス停が。

ホテルの隣には九州八十八湯指定の
『 博多湯 』が。
数年前の二日市温泉での初訪がこの博多湯だったのですが、たまご臭プンプンで程よい温度の気持ち良いお湯でした。
ただ、浴槽も脱衣所もそこまで広くはないし、混雑時は落ち着かなかったなー。

観光案内が掲げられていますが、実際それほど観るところも無いかと・・
太宰府天満宮からも少し離れています（´-`）
二日市温泉のキャラクター『 温泉小僧 』も知名度は低めかと・・^ ^；
決して地元愛が無いわけではありません（汗）

チェックインを済ませお部屋へ。
こじんまりしたビジネスホテルでロビーも無いほどの小さなフロントでしたが、室内は意外と広々。
シングルルームでもテーブルスペースがありました。

フロントで温泉浴場の入場券と翌朝の朝食券を渡されました。
ビジネスホテルだとこのデスクで持込み食料を戴くケースも多いけど、今回は隣の独立テーブルで比較的落ち着いて食事ができました。

窓の外の共用ベランダ（？）は綺麗に整えられ良いかんじ。
以前宿泊したゴミだらけのベランダに驚いた大分市のビジホとはえらい違い！
ただ、この部屋の窓を開けると、なぜか室内のエアコンが切れてしまうんです。
そこはかなりマイナスポイントだったなぁー。

ユニットバスは窓があり明るい。
ただ、換気扇が無く、単純な通気口だけしか設置されていなかった記憶が・・。
これもちょっとなぁ。
というわけで、部屋に関してはやや古めでもあり、個人的には広さ以外はいまいちだったかな。
でも、お目当ては温泉だから良しとします！

で、早速お楽しみの温泉へ ♪
ホテルからは一旦外に出ますが、すぐ横に併設されている 『 武蔵の湯 』。
源泉掛け流し。楽しみです。

フロントに入場券を提示して解錠してもらうシステム。

中はホテルよりも広さがあります。
以前は立寄り湯としても開放されていたようですが、今はホテルの宿泊者専用となっていました。

なので、利用者少なく貸切状態！
密かにこれを狙ってましたw

脱衣所も広い。
施設は古めだけど清掃具合は充分。

ぽわーんとたまご臭漂う浴室。
わーい、温泉独占 \( ˆoˆ )/

知名度低めの二日市温泉ですが、アルカリ性の単純泉の泉質は匂いも浴感も大変良く、珍しい放射能泉でもあるとか。
そんな嬉しいお湯が誰も居ない浴槽にじゃんじゃかと掛け流され続けています。

極上のお湯独り占め～。
温度も丁度良く、寝湯スペースもあるし誰も居ないし、ゆっくりできました ♪

高い天井。
2階部分に何やらスペースありそうですが、一般浴場だった頃は結構なお客さんも居たのでしょう。

二日市温泉の歴史はかなり長いようです。
夏目漱石が新婚旅行で訪れた地でもあるとか。

加温も加水も無く掛け流し。
一番好きなやつ ♪

結局夕方も食後のひと風呂でも誰にも会うこと無くコロナ禍での温泉大浴場を安心して堪能することができました。
平日のビジネスホテルは男性客の方が多いでしょうから、なかなか良い穴場です。

翌朝。
フロント横のレストラン『かづの』で朝食。
こちらも以前は一般客へのランチビュッフェなども提供していたようで、近所に住んでいた両親は「味が良い」と何度か利用していたらしい。
宿泊朝食も、コロナの影響でビュッフェ形式から個別に提供されるスタイルに変更された模様。
会場入口にはコーヒーサービス有り。

落ち着いた雰囲気。
宿泊客自体も少ないようです。

バランス良い和定食。
希望者はこれにカレーも食べられました。
美味しかった(^ u ^)

大浴場の利用は午前10時まで。
食後にもうひと風呂頂きます。

幸せだなぁー ♨︎♨︎♨︎

11時チェックアウト。
私にとっては遅めのチェックアウト設定も宿泊の大事なポイント。
帰りは別ルートで、ホテル目の前のバス停からバスに乗ります。

以前住んでいた二日市。
あー、この道まっすぐ行くと元実家が・・。

ちょっと前に両親もこの二日市から博多へ越して来たため、もうそうそう見ることもなくなった景色。
なんだかしみじみ。

温泉地から15分ほどで西鉄電車の二日市駅に到着。
帰りはこの西鉄電車を使いました。
太宰府天満宮へ行く場合はこの駅から本線とは違う太宰府線に乗ると2駅で着きます。

旅行というほどでもないお出かけでしたが、久しぶりの温泉に心身共に癒され、まだまだ収束しそうもないコロナ禍でのストレスも少し解消された気がしました ^_^