春の大山自然観察会

2022/05/01 - 2022/05/01

ご訪問ありがとうございます。
大山自然歴史館主催、春の大山自然観察会に参加しました。
国立公園大山は花のシーズンに入りました。

エリア 大山周辺(鳥取)

美しいイワカガミが見られました。

キブシ。
花の形態がフジに似ているので「木藤」から転訛して「キブシ」となったという説もあります。

六地蔵。

ヤマブキ。
阿弥陀堂参道

七重八重
花は咲けども山吹の
実の一つだに
なきぞかなしき

太田道灌とヤマブキ
あるとき城外に出ていた道灌は急な雨に見舞われます。そこで雨具である蓑を借りようと、一軒の農家を訪れます。「蓑を貸してくれ」と軒先で告げると奥から少女が申し訳なさそうに山吹の花を道灌の前にそっと差し出して、何も言わず引っ込んでしまいました。道灌はわけがわからず、また腹立たしくもあり、雨に打たれながら城に帰り、この話を家臣にしました。
するとその家臣は「それは“七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞかなしき”という有名な和歌にかけて、申し訳ありませんが家が貧しく蓑（実の）一つさえ持ち合わせていません、ということを暗に申し上げたのでしょう」と答えました。これを聞いた道灌は、あの少女の言わんとしたことを理解できずに腹を立てた自分の未熟さを大いに恥じ、以来和歌の勉強に一層励んだそうです。

阿弥陀堂と大山寺を繋ぐ僧兵コース歩くとミヤマキケマンに出会います。名の持つ仏教的なキケマンの風情はこの森に調和している。和名は深山（みやま）に生える黄色いケマン（華蔓）という意味で、ケマンは仏殿の欄間などの装飾具を指しています。

オオタチツボスミレ

オダマキ

イチリンソウ

ヤマシャクヤク

イチリンソウ

ショウジョウバカマ

大山夏山登山道に咲くヤマブキ

六地蔵

ウワズミザクラ

イカリソウ

シャガ