2022/04/08 - 2022/04/10
973位(同エリア13909件中)
Pomfiさん
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にっぽん丸は一昨年の9月で就航30周年になりましたが、新型コロナの影響で神戸発着の30周年クルーズは今年の実施となりました。
その30周年クルーズには、「ワクチン2回接種証があれば1人3万円引き」というサービスがあり、これには株主優待の併用もOKとのこと。
となると、例えばコンフォートステートの船室の場合、2泊3日で1人12万円のショートクルーズが6万6千円でいけます。これは絶対に乗らないと!
と思っていたら妻から、「せっかくだから8年ぶりにデラックスツインがいい」とのリクエストが。
というわけで、今回はちょっと贅沢をしてみることにしました。
なお、今回のショートクルーズはどこにも上陸しません。瀬戸内海をひたすら周遊です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
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4月8日(金)、12時36分にポートターミナルに着くと、ポートライナーのホームからにっぽん丸の姿が!
今回の集合時間は前回のクリスマスクルーズより約1時間早くなっていました。それだけ乗客が多いといいうことですね。
ちなみに今回の乗客は300人をラクラク超えていて、新型コロナ前と変わらないくらいでした。 -
にっぽん丸に乗船するには1週間前と乗船当日の2回、PCR検査を受ける必要があります。
当日のPCR検査の受付は13時からスタートで、順番はグランドスイートのお客からです。
にっぽん丸は他の客船に比べてスイートルームの数が少ないため、デラックスルームの客の検査受付もすぐで、私たちの順番が回ってきたのは13時8分でした。
そして、受付の約1時間20分後に検査結果が出始め、私たちは14時29分に乗船OKの案内を受けました。
船内に入ると、2階のフロアには「にっぽん丸30年の歩み」の写真の数々が掲げてありました。 -
記念撮影スポットの花は地味でした。ということは、リピーターが多いのですね。
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今回の部屋は5階にあります。そして、前回の大改装でデラックスルームの入り口には、スイートルームと同じくルームキーで開けるドアが取り付けられていました。
このドア、仰々しいからなくてもいいんですけど。 -
デラックスルームの数は全然多くないので、ドアに目印のふなっしーを掛けておくのはまったくのムダなことではありますが・・・。
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ベッドの上には、季節を先取りして兜の形に折った毛布と、何の形に折ったのが全然分からない毛布がありました。
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枕元にある細長い金属の蛇腹は小さなスポットライトです。寝ながら読書するのに使うのでしょうか?
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ベッドから窓を臨んだところはこんな感じです。
それと、このベッド(前回の大改装でフランスベッド製に入れ替え)の寝心地は以前よりよくなっていました。 -
ソファー。クッションとカーテンも新しいものになっています。
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ウェルカムシャンパンは以前はなかったサービスです。花は造花でした。
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シャンパンは70%がピノ・ノワール(Pinot noir)、30%がシャルドネ(Chardonnay)と書いてありました。
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収納家具は8年前と同じ外観ですが、何年経ってもピカピカです。実は入れ替えているのでしょうか?
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収納家具をドアに近いほうから順番に。まずいちばんドアに近い収納は上段が救命具、下段は靴箱となっています。
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その隣りは衣類の収納部。ドアは3つです。
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いちばん手前の収納部には液晶テレビ、DVDプレーヤー、コーヒーメーカーなどがあります。
また、右下のドアを開けると冷蔵庫があります。
で、右上の扉を開けると・・・ -
中には双眼鏡(これは「デラックスルームの新たなサービス)、グラス、カップ、お茶セットがありました。
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今回の乗客には30周年の記念タグのプレゼントもありました。本当は2年前に配るはずだったものですが。
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冷蔵庫のフリードリンクはキリンビール、アサヒビール、野菜ジュース、りんごジュースが各2本、ミネラルウォーターは4本で、これは以前と同じでした。
アサヒビール(住友系)があるのは商船三井が三井住友銀行のグループだからなんでしょうけど、キリンビール(三菱系=日本郵船=飛鳥II)があるのはなぜでしょう?
また、サッポロビールやサントリーがないのは、日ごろ意識している飛鳥IIとも自社ともまったく関係ないからなんでしょうか? -
この机、なんだか好きです。
デスクの上にはエアフィルターも置いてあります。 -
洗面所は壁の色がブラウンに変わり、以前より高級感が出ていました。
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脱脂綿(?)、アメニティー、タオル。
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コップ、歯ブラシ、石鹸、髭剃り、歯ブラシ立てなど。
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トイレは以前からウォシュレット付き。
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バスタブ。
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シャワー。ここの壁もブラウンに改装されていました。
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デラックスルームはスリッパもステートルームより上等なほか、写真は省略しますが、バスローブも置いてありました。
なお、にっぽん丸の水回りの機器は以前が外国製のもので、前回の大改装ではそれがすべて国産品に入れ替わっているそうです。 -
部屋に荷物を置いたら、まずは7階のリドテラスでハンバーガーとスープを。
ハンバーガーは従来の牛肉100%ではなく合挽になったようですが、味はよかったです。 -
プルドポークサンドもあります。
妻はハンバーガーのほうが好きな味と言ってます。私も同じ。 -
お次は船内でいちばんコーヒーがおいしい「ホライズンラウンジ」へ。
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注文したのはカプチーノです。ここのカプチーノを飲むのは、今やにっぽん丸に乗る楽しみのひとつになってます。
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ホライズンラウンジの奥には、かつて5階の先頭部にあったバー(旧ネプチューンバー)があります。
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コーヒータイムのあとは、図書館を偵察。
この図書館では、けっこうこまめに本の入れ替えが行われています。 -
図書館内のお一人様用の椅子。
そういえばにっぽん丸は最近お一人様の受け入れに力を入れていて、今年(2022年)の4月~8月には、月に1回ですけど「スーペリアツインが通常のツイン利用代金1名様分の150%→105%、デラックスベランダも同160%→120%」という「シングルキャンペーン」を行っています。 -
図書室内のカフェー。
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今回の船内アート展はにっぽん丸30周年の作品でした。
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船内アート関連の絵葉書はフロントデスクで無料配布しています。
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16時35分から4階のデッキで避難訓練が始まりました。
が、その最中に船の南側から何やら飛んでくる物体が・・・。
乗客はその飛行物体が気になって、避難訓練など上の空な感じでした。
で、その飛行物体が真上に来たら、なんとアサヒビールの宣伝の飛行船でした。脱力です。 -
本日にっぽん丸を曳いてくれるタグボートは三浦海運の竹丸(197.83トン、全長31.0m、全幅8.8m、速力12.0ノット、1982年9月竣工@光工業[横須賀])です。
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そして17時、にっぽん丸は昨年のクリスマスと同じく、神戸市消防局の楽隊のみなさんの演奏に見送られてポートターミナルから離岸。
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少しづつにっぽん丸は港を離れます。
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冬と違って日はまだ高く、ついでに逆光です。
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好天で暖かく、風もなくて、とても航海日和の出航となりました。
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出港からしばらくすると、6階のラウンジ「海」でフリードリンクをいただくことに。
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今回はこのラウンジでピアノ演奏や歌のステージがない代わりに、ビールやご当地ジュースなどのサービスがありました。
で、妻はビール、私は梅のジュースを。 -
ラウンジ「海」の横の花飾りはけっこう気合いが入っています。
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4階の左舷のデッキに出てみると、遠方にはなんだか見慣れた船の姿が・・・
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猫の顔をして「ニャンコフェリー」と称するジャンボフェリーの「こんぴら2」(3,664トン、全長116m、幅20m、旅客定員475名、1989年12月竣工@林兼船渠[下関市])でした。
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神戸のレストラン船の「コンチェルト」(2,138トン、全長74m、全幅13m、旅客定員604名、速力12.0ノット、1993年竣工@讃岐造船鉄工所)もいます。
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にっぽん丸の後方にはなにやらフェリーらしき船が・・・
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名門大洋フェリーの船ですね。この時間というと大阪南港発新門司行きの「きたきゅうしゅうII」(9,731トン、全長167.0m、全幅25.6m、最大速力25.7ノット、航海速力23.2ノット、旅客定員697名、2002年10月竣工@三菱重工下関造船所)です。
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前方には明石海峡大橋が。
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今日は夕日がきれです。
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こんなにくっきりした夕日を瀬戸内海の船上で見るのは初めてです。
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1隻の船があろところがより情緒を醸し出しています。
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日はほぼ沈みました。
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18時半、夕食をとりに6階の「春日」へ。今日のディナーは和食です。
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今晩のコースは、フルーティーな「宮崎マンゴーと梅の食前酒」から始まりました。これは「瑞穂」にはないサービスです。
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前菜は白魚入り卵焼き、花蓮根甘酢、バイ貝、田作り、黒豆、合鴨スモークでした。バイ貝は「春日」の夕食だけについていました。
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刺身は鮪の赤身と背トロ、香川産カンパチ、北海道産水蛸、ゴマ河豚香味添えでした。鮪の背トロだけは「春日」のみのサービスです。
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煮物は鋳込み蕪(鶏ひき肉入り)、茸餡でした。これは「瑞穂」とまったく同じだったもようです。
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揚げ物は徳島産の鱧の梅紫蘇巻き、香川/福岡産の穴子の漬け揚げ、タラの芽、茗荷、新じゃがバターで、味付けは桜塩と広島レモンでした。これも「瑞穂」と共通です。
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このあと「春日」のお客には、にっぽん丸名物であるローストビーフのサービス(希望者のみ)がありました。
サイズは食欲に応じて1枚、1/2枚、1/4枚といろいろ選べます。今回の私たちは食べる気満々だったので、1人1枚づつオーダーしました。 -
ごはんはえんどう豆とベーコンの炊き込みごはん、汁物は蛤とワカメと姫皮のおすまし・菜の花入り、香の物は白菜の柚子漬けと大根漬けでした。これも「瑞穂」と共通です。
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デザートは抹茶のババロア、広島産ネーブル、キウイでした。これも「瑞穂」と同じです。
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飲み物は2人ともカプチーノにしました。
以上、今回のディナーは期待通り安定のおいしさでした。
また、ローストビーフは昔よりもっとおいしくなっていたし、特に今回はデザートのババロアがとても印象に残るくらいのいい味でした。 -
ここでおさらいとして、今晩のディナーが2階の「瑞穂」と6階の「春日」で全体としてどう違ったかをまとめてごらんいただきましょう。
上の写真のうち、赤い丸で囲まれた部分が「春日」だけで提供されたものです。
こうしてみると、ローストビーフの有無以外ではそんなに大きな違いがありませんね。
ただし、「春日」は2交替制になることがなくて、出入りについて時間的な自由度が高く、これはけっこう大きなメリットだと思いました。 -
「春日」に飾られた花。
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ディナーのあとはドルフィンホールで、「小松真知子&タンゴクリスタル」のみなさんによるタンゴ演奏のコンサート(撮影は禁止)がありました。
乗客が多いので、コンサートは二部制になっています。
曲目は初めて聞く人でも親しみやすいものになっていました。 -
22時半からは「瑞穂」で夜食タイムです。食べに来る人はたくさんでした。だんだんみんなウィズコロナに慣れてきたようです。
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ごはん類は「鯛茶漬け 徳島茶仕立て」でした。
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ソース焼きそば。
汁物はテイクアウトができないので、ごはんが汁物のときは麺が非汁物になります。 -
水まんじゅう。
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フルーツ。
以上、この日の夜食は不思議な色の柑橘類が不思議な味で、その他はいつもどおりの胃に優しくておいしい食べ物でした。 -
夜食中ににっぽん丸は大きな橋の下をくぐっているのに気が付いたのですが、明るい船内レストランの窓から撮ったら、かなりボヤけて撮れました。
神戸を出港してから約6時間後だったので、通過したのは瀬戸大橋だったと思います。 -
航海2日目の朝5時48分、妻は早くも起床。朝日が半分昇ってきました。
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夕日よりも白い感じがするのは気のせいでしょうか?
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朝7時20分。私も起床。今日もいい天気です。
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この朝、7階の「ホライズンラウンジ」のモーニングコーヒーは長蛇の列でしたが、ルームサービスという方法もあるとのこと。せっかくなのでそれを利用させていただきました。
なお、ルームサービスのコーヒーはブレンドかエスプレッソのみで、カプチーノはないとのことでした。しかし、エスプレッソとホットミルクを頼んでカフェラッテ風にすれば、これは問題なしです。 -
8時ごろ、朝食をとりに2階の「瑞穂」へ。ここは低層階なので、窓辺の席に座ると海がすぐそこに見えます。
この日は和食と洋食のセットを1つづつ取って妻とシェアすることにしました。 -
まずは和朝食の写真を。この日はセットメニューからごはん(またはお粥)を外し、代わりにカレーを注文しました。すると、味噌汁は自動的にカットされました。
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和食 その1。
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和食 その2。
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和食 その3。
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洋食 その1。
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洋食 その2。
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パンはお好みでセレクト。
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フルーツはビュッフェから。ビュッフェにはこのほか、ヨーグルトやオンデマンドのオムレツやスクランブルエッグなどもあります。
以上、この日の朝食もパンだけがちょっと下がった感じ(焼きたて感がなかった)でしたが、その他はいつもどおりのおいしさでした。 -
朝食中ににっぽん丸はどこかの橋をくぐりました。たぶん因島大橋だと思います。
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これは三原市郊外の沖ですね。
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これも三原市の沖。
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今治造船の三原事業所。台湾の陽明海運(YANG MING VESSEL)の船を建造中のようです。
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にっぽん丸の前方に、見覚えのある小型船がいました。
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ズームしてみると、一昨年のクリスマスクルーズでも見た、大三島フェリーの「第三おおみしま」(298トン、全長49.9m、全幅11.0m、航海速力11.7ノット、旅客定員300名、平成8年10月竣工)。忠海港(広島県竹原市)~(大久野島=一部の便が寄港)~盛港(大三島)を結んでいます。
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これは確か、毒ガス製造の島から兎の島に変身した大久野島ですね。
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大久野島灯台のあたりだと思います。
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ひょこりひょうたん島みたいな島がありました。
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多島美、いいですね。
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生野島(だと思います)の後方に「瀬戸内海の軍艦島」と呼ばれる契島の姿が見えてきました。
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生野島の前を行く船の名前は今のところ分かりません。
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契島の全景。
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契島を別な角度から見るとこんな感じです。
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9時半には7階のリドテラスで恒例の「フランスあんぱん」のサービスがありました。
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今回は初めて見るうぐいす餡とバターの入ったあんぱんです。
それと、今回はパンを切ってあとから餡を入れるタイプのあんぱんになっていました。これも初めてのパターンです。 -
前方には来島海峡大橋が見えてきました。
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付近には釣り船もたくさん出ています。
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来島海峡大橋が近くなってきました。
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もうすぐくぐります。
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通過中。
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通過完了。船のスピードはゆっくりなので、軌跡はうっすらです。
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さあ、お昼です。今日は「春日」のランチにしましょう。
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春だし、天気もよくて暖かいので、船尾のテラス席で潮風を感じながらランチをすることに。
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コンソメ味の野菜スープ。
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ドライカレーとハッシュドビーフが半々に入った「にっぽん丸30周年記念プレート」。
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フルーツにはスイカも。
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食後のコーヒー。
スープもごはんプレートも優しい味だし、フルーツもおいしくて、この日もよいお昼ごはんになりました。 -
海は今日も終日穏やかでした。
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ランチのあとはドルフィンホールでにっぽん丸30周年記念のトークショーがありました。
このトークショーで特にリピーター客の注目の的となったのは、商船三井客船が次の客船を新造するかどうかでした。
で、その回答は「前向きに検討」ということでしたから、まだ白紙ですね。
それと、にっぽん丸は飛鳥IIの動向だけを気にしていて、外国船の動向はまったく見てないようでした。(見ておいたほうがいいと思いますが。)
そういえばこの日は午前にもトークショーがあって、いろいろと面白いお話し(ただし外国船の話題はゼロ)が聞けました。 -
トークショーのあとは、6階のラウンジ「海」でアフタヌーンティーに。
シュークリームはとてもおいしく、もうひとつの焼き菓子は普通のおいしさでした。 -
多度津か丸亀沖の島のあたりを航行中。
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リドテラスで苺のアイスとメロンのシャーベットを。中は空いてる席がなかったので、スポーツデッキでいただきました。
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15時5分、にっぽん丸の行く先には瀬戸大橋が見えます。
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15時11分、橋をくぐります。
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瀬戸大橋を通過中。
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大槌島だと思います。島の北半分は岡山県、南半分は香川県。
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15時49分。にっぽん丸の速度と只今の時刻から察するに、写真は高松市の五色台あたりではないかと思います。
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小豆島の反対側だから、たぶん高松市ですね。
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小豆島の三都半島沖だと思います。
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小豆島の南東の端と風の子島の沖を航行中。
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18時25分。そろそろ夕食をと思って6階の「春日」に入ろうとしたら、窓の外ではちょうど夕日が沈むところでした。
今回は連日、本当により天気に恵まれた船の旅です。 -
高いアクリルの壁で隣との仕切りができている「春日」のテーブル。
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「にっぽん丸30周年記念ディナー」のオードブルは、「スモークサーモンのスコッタート プティサラダ添え 山葵クリームドレッシング ピーツのソース」でした。
スコッタートとはイタリア語でやけどの意味で、料理では炙りを意味するのだそうです。また、この料理にはトリュフ入りのオイルと塩も使われていました。 -
スープはにっぽん丸名物の「パイ包み焼きスープ」でした。二度引きのコンソメに5種類のきのこ(白舞茸、舞茸、しめじ、椎茸、山茶茸)と鰻の白焼きが入ってます。
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パンは白パン、グラハムパン、ブールの3つ。
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魚料理は「オマールテールのテルミドールと兵庫県産鱸のポアレ テミドールソース アメリケーヌソース」で、マンゴーと煮豆も入っていました。
テルミドールとはクリームソースをかけてグラタンのように焼き上げた料理のことだそうです。 -
お口直しは「30周年記念シャンパンのグラニテ」でした。
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以上を食べたところでにっぽん丸は明石海峡大橋のところに到達。というわけで私はちょっと席を外し、デッキに出て橋をくぐる様子を見ることにしました。
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橋にはライトアップがしてあって、きれいです。
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海にも光が映っています。
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もうすぐくぐります。
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くぐってます。
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ちなみに私はこのとき7階のデッキのあたりで写真を撮っていたのですが、そこに他の乗客は誰もいませんでした。夕食がコンサートの時間と重なっていたからでしょうね。
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席に戻ると、肉料理が来ていました。今日のメニューは「鹿児島産黒毛和牛テンダーロインのトルネード~2021 デミグラスソース ブルーチーズソース」でした。牛ヒレ肉にベーコンを巻きつけて焼いたからトルネードと言うんだそうです。
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そして、牛肉のあとにまた牛肉というのはなんですけど、せっかくの「春日」のディナーでの特典なので、この日もローストビーフはいただきました。
妻はこれを丸々1枚食べています。私は1/2枚にしておきましたけど。 -
デザートは2種類あったので、私たちは両方を1皿づつとってシェアしました。
上の写真は「安穏芋のチーズケーキ フォンダンショコラ 南瓜のアイスクリーム」です。 -
これは「りんごとベリーのタルト バニラアイスクリーム パイナップルソース」。
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食後のドリンクはカプチーノにしました。最近はいつもこれです。
以上、今回のディナーはパンだけがいつものにっぽん丸らしさを出し切っていなかったものの、その他はすべて期待通りか期待以上でした。特にビーフの素材のクオリティーは以前にくらべてだいぶ上がっています。これは近年ステーキの評判が高い飛鳥IIを意識してのことなんでしょうか?
それと、今回の「春日」では上記のディナーのほかに、珍しくヘルシーメニューというのもありました。そのメニューに内容は以下のとおりです。
(1)野菜の升蒸し フォアグラ味噌
(2)サツマイモとりんごのポタージュスープ
(3)パン
(4)愛媛県産真鯛の野菜巻き蒸し
(5)シャンパンのグラニテ
(6)福島県産和牛のポーチド 粒マスターソース
(7)ミックスベビーリーフとミニトマトのサラダ 青じそドレッシング -
ディナーのあとは、20時30分からドルフィンホールで秋川雅史氏のコンサートがありました。「千の風に乗って」を生で聞けたのはいい記念です。
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コンサートのあとデッキに出てみたら、にっぽん丸は明日帰港する予定の神戸を通り過ぎ、ついでに大阪も通りすぎて関西新空港の沖を航行していました。
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22時30分、2階の「瑞穂」で夜食がスタートです。混みそうなのでこの日はテイクアウトにしようと決めていました。が、その数分前に行ったら、全然行列はなくて・・・
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というわけで、私はまずテイクアウトできない汁物の「兵庫三田ポークの卸し蕎麦」を「瑞穂」の中でいだだきました。おいしかったです。
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そしてテイクアウトしたのはいなりずし、小豆のオムレット、フルーツの3点。これもおいしかったです。
なお、「瑞穂」を出るとき見たら、やっぱり長い行列はできていました。それも、かかなり長い行列が。 -
航海3日目(4月10日)の朝、妻は6時ちょっと前に起床。朝日はちょっと高めのところに昇っていましたが、今日もよい天気です。
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今朝はデラックスルームとスイートの新しい特典のひとつである「●弁(まるべん)」のルームサービスをひとつ頼みました。
これはこだわりのおにぎりと化学調味料を使わないお吸い物(これは5階のブティック「アンカー」でも販売)のセットです。 -
包みの中には、新潟県産米「新之助」、東京湾の江戸前海苔、那須御用卵、鹿児島産大根の糠漬け、紀州南高梅の梅干しを使ったおにぎりが入っていました。
この中で私が特においしいと思ったのは梅干しです。塩分がかなり少なくて、梅そのもののクオリティーの高さが味わえました。これは下鴨神社でお正月のお神楽のときにいただける梅干しと味がとてもよく似ています。ひょっとしたらまったく同じ梅を使っているのかも知れませんね。 -
なお、「瑞穂」の朝食はまた別にちゃんと食べています。
この日は和洋のセットメニューを取らずカレーだけ頼んで、あとはビュッフェのサラダ、フルーツ、ヨーグルト、パンを取り、ドリンクはエスプレッソとホットミルクをいただいてこれを混ぜました。 -
朝食を食べ終わった8時ちょっとすぎ、にっぽん丸はポートアイランドのすぐ近くを航行していました。
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東側には六甲アイランドのほうに向かうフェリーの影がひとつ。この時間にこのコースということは、阪九フェリーの「せっつ」(神戸-新門司、16,292トン、全長195m、全幅29.6m、乗客定員663名、2020年2月竣工@三菱重工業下関造船所)ですね。
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神戸の町がだいぶ近くなってきました。
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船首に近いところからの眺め。
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左手に神戸大橋、右手にはポ―トターミナルが見えます。
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今日のタグボートは日東タグ株式会社の「東鳳丸」(194トン、全長 38.2m、幅9.0m、2009年竣工)です。
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「東鳳丸」が作業を開始。
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にっぽん丸は着岸体制に入ります。
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岸壁が近づいてきました。
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もっと岸壁に近づきます。
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そういえば、にっぽん丸の係留ロープは車で引っ張るんですね。気付いたのはわりと最近ですが。
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船の前部の係留ロープはセット完了。
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後部の係留ロープも車で引っ張てます。
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そして午前9時、予定通りににっぽん丸は着岸しました。
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下船したら、ロビーに日本のクルーズ船3隻の新型コロナ対策をPRする案内板を発見しました。
これによると各客船は乗客を定員の半分に抑制とされていますが、にっぽん丸の定員は改装前の古い数字のままでした。今は定員524名じゃなく最大449名(エキストラ別途を使わないときは約400名)ですけど・・・。 -
それはさておき、4年ぶりとなる春のにっぽん丸と8年ぶりのデラククスツインの部屋、そして3年ぶりの「春日」のディナーは楽しくておいしくて、とてもよいひとときでした。
なお、今回はビザが取れなかったせいか、フィリピン人クルーが少な目で、ハウスバンドのメンバーも見当たりませんでした。
そのせいか、今回は乗船・下船時や午後のお茶の時間のバンド演奏がなかったほか、夕食時の誕生日のお祝い演奏やビンゴ大会もありませんでした。
その一方で、ナンチャッテカジノは人数制限こそあるものの、復活していました。
また、輪投げ大会などは乗客が長い列を作って参加して大盛況だったし、その他の船内イベントも参加者が昨年や一昨年に比べて断然多くなっていました。
全体として船内の雰囲気はだいぶ明るさを取り戻したような気がします。
ところで、次のにっぽん丸の予約はすでに入れてあります。
今度は夏のショートクルーズです。しかも次回は瀬戸内海じゃなく太平洋に出ますから、揺れも期待できるかも知れません。
船室はいちばんエコノミーなスタンダードステートが取れました!
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この旅行記へのコメント (5)
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- mabuyakunさん 2022/04/24 18:38:54
- ご丁寧に訂正いただき、恐縮です。
- ご丁寧な訂正、おそれいります。
なんと「春日」のディナーは、追加料金でステートでもいただけるかもしれないんですね。貴重な情報をありがとうございます。
次はいつ乗れるか全然わからないんですが、次乗船できる日を楽しみに日々頑張っていきます。
Mabuyakun
- Pomfiさん からの返信 2022/04/24 21:17:23
- RE: ご丁寧に訂正いただき、恐縮です。
- だいぶ前のことなんですが、実際に「春日」のディナーに空きがでたところを私は一度だけ見たことがあります。
その時はフロントに行ったらもう売り切れていましたが、本当にあると分かっただけでもちょっと嬉しかったです。
Mabuyakunさんの次のご乗船の日も早くきますように!
-
- mabuyakunさん 2022/04/24 00:04:21
- 旅行記ありがとうございました。
- にっぽん丸の旅行記、ありがとうございました。
一日目の夕日の写真、とても素敵ですね。
デラックスルームの〇弁のルームサービスも、一度味わってみたいです。
(次も、うちはステートルームだと思いますが。笑)
「春日」と「瑞穂」のディナーの違いも大変参考になりました。
もう次回の予約も入れられたんですね。
次の旅行記も楽しみにしています。
Mabuyakun
- Pomfiさん からの返信 2022/04/24 14:00:43
- Re: 旅行記ありがとうございました。
- Mabuyakunさん、こんにちは。
今回は出発の1週間前の予報だと曇りか曇り一時々雨でしたが、蓋を開けてみたら毎日快晴で、本当に夕日がきれいでした。私は寝坊なので、朝日は妻しか見られませんでしたが。
「春日」のディナーは、空きがあれば3千円の追加料金でステートのお客さんも早い者勝ちでOKとなっていましたが(今もそうかどうかは未確認ですが)、あの写真の比較だと、確かにそれくらいの差だなあと自分でも納得しました。
Mabuyakunの次の乗船記も楽しみにしております!
- Pomfiさん からの返信 2022/04/24 14:06:45
- 文章、一か所訂正です。
- すみません、訂正です。
Mabuyakunの次の乗船記も楽しみにしております!(誤)
→Mabuyakunさんの次の乗船記も楽しみにしております!(正)
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