「奇跡の一本松の根」展を見てきました。

2022/03/15 - 2022/03/15

奇跡の一本松が展示されてると報道があり早速行ってきました。JR四ツ谷駅より徒歩10分ほどです。紀尾井通りに面してます。10時からの予約です。5人ほど待ってました。時間になると名前の確認をして先ず2階に上がってビデオを見ます。ここに運ばれるまでの様子がわかります。３～５階の内部構造を見学し1階の奇跡の一本松の根を見学です。何とデカいです１０ｍほどあります。どうやって運んだのかスタッフに聞いたら紀尾井通り通行止めにしたそうです。幾つかに切って運んで中で元通りにつないだようです。高さ27.5Mの木の根です。実際はもっと大きいそうです。細かい根は付いていません。多くの人に見ていただくのに都会は適してると思います。

予約お申込み
https://ipponmatsu-no-ne-yoyaku.jp/reservations/calendar
入場無料です

エリア 四ツ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR四ツ谷駅

四ツ谷駅 駅

四ツ谷駅前

聖イグナチオ教会 寺・神社・教会

ガラス張りのビルが紀尾井清堂です。
紀尾井清堂 紀尾井町の紀尾井坂と紀尾井町通りの交差点角に2020年頃に出現した不思議な建物。コンクリートとガラスで囲われたインパクトのある建物「一般社団法人倫理研究所の紀尾井清堂」は、実は目的も機能もない建築です。

紀尾井清堂１Ｆに奇跡の一本松の根が展示されています。
外観は硬質なコンクリートとガラスですが、内部は一転して木で覆われています。
紀尾井清堂は、ガラスに覆われた巨大なコンクリートキューブが宙に浮いているような建物です。実際には、浮いているのではなく、宙に浮いているように見えるのですが、その秘密は1階のピロティにあります。

「奇跡の一本松の根」展 　ごあいさつ

予約お申込み
https://ipponmatsu-no-ne-yoyaku.jp/reservations/calendar
入場無料です

紀尾井清堂内部
４階層分のコンクリートキューブを支えるのは4本のコンクリートの柱です。この柱は、下部は四角形ですが、上部に行くにつれ捻れるようにして六角形になっています。

ビデオで　奇跡の一本松の根がここに来るまでを見る

内部の木造建築
"用途未定"の一般社団法人倫理研究所の施設です。発注者は「機能はそれに合わせて後から考えますから、思ったように造って下さい」とのことだったそうです。

内部の2階から5階までの大吹き抜け空間も凄いのですが、最初に目を惹くのは、その吹き抜けの天井にある杉板型枠打放しコンクリートによる駆体トップライトです。この型枠の制作も物凄い技術です。底辺は四角形ですが、上に行くつれてなだらかに円形になるのです。木目模様と上部からの自然光の効果で吸い込まれるような感覚に陥ります。

内部の見学が終わり
奇跡の一本松の根　
震災前、陸前高田市の海岸沿いには約７万本の松林が広がり、名勝「高田松原」として親しまれていたが、津波で１本を残してすべて流された。この「奇跡の一本松」も翌年には枯死が確認されたが、同市は、高さ約２メートル、横幅約１０メートルの根を倉庫で保管していた。今回の特別展は、震災の風化を防ぐ一助にしようと、建築家の内藤廣・東大名誉教授が企画した。

奇跡の一本松の根
方向を変えて撮影

奇跡の一本松の根
　

奇跡の一本松の根

奇跡の一本松の根

奇跡の一本松の根

奇跡の一本松の根

奇跡の一本松の根

４階層分のコンクリートキューブを支えるのは4本のコンクリートの柱です。
特殊タイル
このめちゃくちゃ存在感のある4本の柱がある1階ピロティ空間でもうひとつ目を惹くのは、床と壁に貼られたランダムな形、色のタイルです。今まで目にしたことのない、まるでクリムトの絵画の文様のような、とても深い色味。このタイルは外構に続いていて、外観を見学した時から気になっていました。
これは何かと言うと、石州瓦を焼く時の焼成窯で棚板として使われている素材で、通常は一定期間使用したら廃棄するものだそうです。なるほど、それで釉薬の付着具合や形状がまちまちなわけです。