森で熊さんと遭遇、玉原湿原

2021/10/10 - 2021/10/10

　「小尾瀬（こおぜ）」とも言われる玉原湿原。「玉原高原遊歩道　散策マップ」によれば、玉原湿原一周コース約1時間、標高差もなく平坦な木道を歩くのが玉原湿原の魅力の一つです。
　
　交通は関越自動車道で東京から沼田I．Cまで90分。沼田I．Cから玉原高原まで30分、日帰り可能な手頃な地域です。
　
　山に入ると「熊出没注意」の看板をよく見かけるようになりました。実際に熊と遭遇する体験をしました。大きめの鈴を持ち歩く習慣が本当に役に立ちました。

エリア 沼田(群馬)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　玉原湿原の出発基点にある「センターハウス」です。ここまで車両が入れます。センターハウスの横に「車両通行止め」があります。
　自宅を早く出発しましたがセンターハウス前の駐車場は満車に近く、空きスペースは2台、どうにか間に合いました。センターハウスに来る手前に広大な駐車場「中心広場」があります。そこにはまだ1台も駐車している車がなかった。

　センターハウスでトイレ、自販機のみ利用できます。また、センターハウスの入口に「玉原高原遊歩道」散策マップが置いてあります。中身は見どころ案内、施設紹介、イラストマップで重要な資料です。必ず仕入れて行きましょう。

玉原高原 自然・景勝地

　この建物は「玉原自然環境センター」で湿原の入口にあります。館内には植物などの写真が展示してあり、「自然観察会」の拠点としても利用されています。トイレもあります。

玉原高原 自然・景勝地

　「玉原高原遊歩道案内マップ」が湿原入口に立っています。マップによれば玉原湿原1周30分、センターハウスから玉原湿原1周の場合、約1時間です。「玉原高原遊歩道　散策マップ」観光パンフレットに詳細が書いてあります。パンフレットはセンターハウスに置いてあります。

玉原高原 自然・景勝地

　湿原入口から玉原湿原間の木道です。

玉原高原 自然・景勝地

　湿原入口から玉原湿原間の木道です。木道の両側の木々も紅く色づき始めました。紅葉は10月上旬から下旬までが見頃です。

玉原高原 自然・景勝地

　湿原入口から玉原湿原間の木道です。木道の上に沢山の落ち葉が積もっていました。木道の落ち葉の上を踏むとスリップする恐れがありますので注意したいものです。

玉原高原 自然・景勝地

　玉原湿原に到着しました。「玉原湿原遊歩道案内」が立っていました。ミズバショウ群落、ミズギクーキンコウカ群落などの植物群落分布案内図です。散策に貴重な資料です。

玉原高原 自然・景勝地

　草紅葉が最も美しい時期は、本格的な紅葉シーズンの少し前の一週間ほどだそうです。草の葉が赤・オレンジ・黄色などの色に染まります。
　その後は枯野となります。光の加減や風により、金色に輝きます。

玉原高原 自然・景勝地

　「玉原湿原遊歩道案内」の分布図を見るとこの一帯はミズギクーキンコウカ群落です。一面草紅葉に輝いていました。

玉原高原 自然・景勝地

　玉原湿原の眺望が良い場所にテラスがあります。木道の中に踊り場的な少し広い場所です。そのテラスに「玉原湿原植生案内」があります。

玉原高原 自然・景勝地

　テラスに「玉原湿原」の表示がありました。

玉原高原 自然・景勝地

　テラスから見た草紅葉です。黄金色に輝いています。

玉原高原 自然・景勝地

　右廻りルートと左廻りルートの道標です。
　
　この地点から少し行った所でズドーンと地鳴りする音が聞こえました。あっという間に「熊さん」が茂みに消えて行きました。そのスピードたるや速く、カメラを出す間もなかった。本当に逃げ足が速い。

玉原高原 自然・景勝地

　右廻りルートと左廻りルートの道標が立っていました。この付近で一人の女性登山者と会いました。「右廻りルートに熊がいました」「鈴は持って来ていますか」と尋ねるとザックの鈴を指差しました。「左廻りルートで帰ります」と応え、歩き始めました。

玉原高原 自然・景勝地

　反対側（左廻りルート）から見た草紅葉です。

玉原高原 自然・景勝地

　雲の動きは早く、太陽光線の加減により草紅葉の輝きも色々と変化します。

玉原高原 自然・景勝地

　玉原湿原の入口部にあるテラスです。玉原湿原の表示の下部に「標高1,178ｍ」とありました。
　
　玉原湿原から玉原自然環境センターへ行く途中、地元ボランティア団体「利根沼田自然を愛する会」の人々に会いました。月例自然観察会の最中でした。奥のテラスから少し行った所で熊と遭遇した、と伝えました。すると、地元ボランティア団体の担当者は全員に熊のことを連絡しました。センターハウスに戻る途中、行き合った人々には熊の事を伝えました。

玉原高原 自然・景勝地

　玉原湿原センターハウスでカーナビの目的地を「道の駅　川場田園プラザ」にセットしました。
　群馬県川場村にある、道の駅【川場田園プラザ】は2015年当時から「関東好きな道の駅 5年連続第1位」、「日経プラス1 家族で一日楽しめる道の駅 東日本第1位」であった。
　2021年発売の「日経トレンディ2021年9月号」で関東エリアの「道の駅」ランキングで、首位に立ったのが「川場田園プラザ」（群馬県）だ。散策したくなる緑の空間、10軒を超えるグルメ店、充実した地場産品のマーケットと、リゾート気分をたっぷり味わえる。年間200万人が訪れる、日本一の「道の駅」と言っても過言ではない。

道の駅 川場田園プラザ 道の駅

　ここは「ファーマーズマーケット」という名称の建物です。地場産採れたて野菜と旬の果物の直売所です。支払いは現金のみです。　

道の駅 川場田園プラザ 道の駅

　ファーマーズマーケットの中です。
　農産物・果物以外にも川場の伝統工芸品や飲むヨーグルト、アップルパイ、川場ビール、ソーセイジ等の自社商品も販売していました。

道の駅 川場田園プラザ 道の駅

　田園プラザベーカリーです。
　パンを製造、販売しています。食パン、フランスパンなど定番商品も、焼きたてです。

道の駅 川場田園プラザ 道の駅

　「KAWABA BEER　ビール工房」美しい水で丹精込めてつくられたこだわりのビールです。川場村のシンボル「武尊（ほたか）」の山々から流れる美味しい「水」を醸造水として使用しています。
　
　「道の駅　川場田園プラザ」は来る度成長しています。山を切り開き駐車場を拡張し、レストランも屋外に席を拡張し、大勢の観光客で賑わっていました。日本最大の「道の駅」と言えるのではないか、と思います。こちら方面に来たは立ち寄ることが楽しみの一つです。

道の駅 川場田園プラザ 道の駅