界　鬼怒川　宿泊記

2021/11/30 - 2021/12/01

2021年12月、コロナの状況が落ち着いていた時期に、星野リゾートの温泉旅館、界　鬼怒川に泊まった時の記録です。以前から気になっていた旅館に、時期限定のお得なプランで宿泊することができました。

エリア 鬼怒川温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは、東武浅草駅。

浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅

9月に日光へ行った時と同様、特急スペーシアの個室客席を利用しました。2023年に新しい車両がデビューするので、これが乗り納めになりそうです。新しい車両でも個室があるみたいだけど、値段も一気に上がるんだろうな…。

浅草松屋で買った崎陽軒のシウマイ弁当を食べました。レトロ美味しい。

２時間で、鬼怒川温泉駅に到着しました。降りるのは多分初めてかな。昔は、社員旅行で行く温泉のイメージが強かったので、敬遠していました。今は、規模の小さい良さそうな旅館が幾つもオープンしていますよね。

鬼怒川温泉駅 駅

各旅館を巡るシャトルバスが混んでいたので、徒歩で旅館に向かいます。途中、まだ紅葉が残っていました。

こんな風に、川の両岸に温泉旅館が並んでいます。駅から界までは、直線距離ではすぐなのですが、橋がないので、かなり先まで行ってまた戻らなければなりません。

やっと看板がありました。大通り沿いからは入れないので、坂を下ることになります。シャトルバスは坂の手前までしか行ってくれないので、道が悪い時期はタクシーが良さそうです。

界 鬼怒川 宿・ホテル

広大な敷地なので、入口から建物まではかなり離れています。ゆっくり歩くうちに、非日常感が高まるようになっているんでしょうね。

道の途中には、こんな風情ある柵もあり。柵の向こうは川です。

奥に見えるのが、スロープカーの駅です。コロナ禍で定員を絞っているせいもあって、乗るまで結構待ちました。暖かい日で助かりました。

小型ケーブルカーのようなスロープカーで昇っていきます。

ロビーに到着しました。この日はほぼ満室でしたが、この時間帯は空いています。

部屋には、栃木の伝統工芸品が散りばめられています。例えば、ソファの後ろの障子には、黒羽藍染がはめ込まれています。

部屋の温泉。半露天なので、のんびりつかることができます。

もう少し暖かい時期なら、バルコニーで過ごすのも良さそうです。紅葉もまだまだ残っていました。

ルームサービスで栃木の酒を頼んでみました。知らない酒蔵ばかりでしたが、個性的な味もあり、味めぐりを楽しめました。

温泉でのんびりした後は、個室で夕食。これは、八寸。季節の味が揃っています。

甘鯛と海老の煮物碗。

帆立の天麩羅が美味しかったなー。

土鍋で炊いたご飯には、紅葉鯛が入っていました。どれも昔ながらの温泉旅館らしい味でした。高級旅館の味を求める方には物足りないかもしれないですが。

この日の夜から翌日にかけて、大風が吹いたので、紅葉が風に散るのを見ながら部屋の温泉に入りました。界　鬼怒川ですが、温泉の質は循環にもかかわらず最高でしたし、非日常感を味合わせる演出も良かったです。異世界に入り込んだと思えるほどでした。一方、食事は…うちはお得なプランで泊まったので、何の不満もなかったですが、正規料金で泊まった方は物足りなさを感じるかもしれません。何を重視するかで評価が変わりそうです。

チェックアウトした後、タクシーで戊辰戦争の跡地に行ってみました。鬼怒川公園からすぐの場所にあります。タクシーの運転手さんも知らない場所でしたが…

ちゃんと解説板もありました。会津藩のファンなので、戦いの跡地に行けてよかったです。

鬼怒川公園 名所・史跡

リバティーで鬼怒川温泉駅まで戻り、駅徒歩すぐの温泉饅頭屋さんへ。

栄屋製菓 グルメ・レストラン

普通の温泉饅頭以外に、栗が丸ごと入った温泉饅頭がある店です（上の四つが栗入り）。豪快で美味しかったです。

帰りもスペーシアの個室を利用しました。昼食は、鬼怒川－日光間を走っているＳＬ大樹型の駅弁を。

中身は日光名物の鱒寿司でした。東京から近く、温泉の質も良い鬼怒川温泉。状況が落ち着いたら、また訪ねてみたいです。