2019/06/02 - 2019/06/10
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旅 夢太郎さん
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「シルクロードは長安に始まる。西に進めばペルシャ、ローマに至り、南に向かえばインド」石坂浩二さんのナレーションで始まる「NHK特集シルクロード」は1980年にスタートし、一大ブームとなりました。あれから、40数年の歳月が流れ、この間「漢詩の世界」に傾倒し、中国古代展があれば足を運び、また、近年BS放送で放映される中国の秘境、少数民族の暮らし、文化等に触れ、古代中国の歴史、文化、自然等に大変興味を持つようになりました。そんな中、ある旅行会社が「中国シルクロードハイライト、ハイキング」を企画していることを知り、参加することとしました。訪問先は、ウルムチ、トルファン、敦煌、西安です。 また今度の旅ではウルムチで天山天池を、西安で崋山という景勝地もハイキングで訪れることとなりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ウルムチに行く途中、上海に立ち寄り市内観光を行いました。訪問先は豫園等です。
「豫園」は1559年から18年かけてかけて造られた庭園です。建物と池などの自然が調和した、綺麗な庭園で多くの観光客で賑わっていました。 -
外難の街並み風景
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馴染みの景色ですが、実際目にすると巨大さに圧倒されました。
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上海から空路ウルムチへ向かい(途中蘭州経由)ました。所要時間6時間45分。ウルムチのホテルに宿泊し、早朝、天山天池へ向い、約2時間のハイキングを楽しみました。川のせせらぎを聞きながら心地よいハイキングでした。我々のグループ以外、誰にも会いませんでした。頂上の天池には多くの観光客がいましたが、皆さんバスや自家用車で訪れたようです。
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水のせせらぎに、綺麗な苔の岩肌に魅了されました。
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歩道は綺麗に整備され、素晴らしいハイキングコースでした。車で登るのは「何とももったいない」ことです。
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旅の世話をして下さった、添乗員さん。元気ハツラツとした方で、とても気持ちの良いハイキングとなりました。
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天池にやって来ました。ここは古くから景勝地として知られており、万年雪のボゴタ峰(5813m)の白と湖のエメラルドグリーンのコントラストが美しく「中国のスイス」と呼ばれているそうです。2013年世界自然遺産に登録されたそうです。
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天気が良ければ、どんなに綺麗なことでしょう。
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人口約300万人のウルムチ市街です。40年前に放映された「ロバに引かれる荷車の姿」や活気あふれる市場の光景に期待はありましたが、遠いい昔のことでした。
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ハイキングを終え、ウルムチ市街へと向かう途中、車窓から世界遺産新彊アルプス・ポゴタ峰(5813m)が望めました。
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ウルムチの高層マンション群
上海や後に訪れる西安の高層マンション群の威容さには圧倒されました。最近の高層マンションは、市中にあるものより、自然環境に恵まれた郊外の物件に人気があるそうです。 -
新彊ウイグル自治区博物館
古代シルクロードの文化財等が数多く展示されている、大変見応えのある博物館でした。なかでも、古屍展覧室のミイラ群は、世界でも類を見ない優れた保存状態で発見された、数多くミイラが展示されていました。ここでの目玉「楼蘭の美女」に期待が膨らみました。 -
新彊ウイグル自治区博物館。「楼蘭の美女」です。3800年前に埋葬されたもので、死亡時の年齢は約40歳だそうです。
東京にもやって来ましたが、世界中を旅しているそうです。 -
「楼蘭の美女」を、骨格等から想像して描かれた絵
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小さい子供から、髭ボウボウの老人まで多くのミイラが展示されていました。
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今は砂漠に埋もれた墓場の標柱
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古代の生活風景等を現した展示品
こうした生活様式を表した展示品が数多く展示されており、大変見応えのあるものでした。 -
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高松塚古墳のルーツがここに!
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古代の生活風景等を現した展示品
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ウルムチ国際大バザールを訪れました。
中国で最大のイスラム建築群だそうです。 -
大バザールの様子
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民芸品
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続いてウルムチからトルファンへ向います。延々と直線道路が続いていました。説明によると60Kmを超えるそうです。所要時間は3時間半。「誰かガムを持っている人いませんか?」添乗員さんが眠気覚ましに運転手さんにあげるとのことでした。
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トルファンへ向かう途中の車窓風景
とにかく広大な中国の景色には驚きの連続でした。 -
トルファンへ向かう途中の車窓風景
数千もの風車が聳えたっていました。この他広大な土地での油田地帯も印象深いものでした。 -
トルファンにやって来ましたが、カレーズと呼ばれる地下水路を見学しました。2000年前西アジアから伝わった技術だそうで、天山山脈の雪解け水を地下にせき止め生活水として、また灌漑水として利用されいるそうです。博物館には、人力で水路を造っている様子が展示されおり、その労力に驚かされました。トルファンのカレーズは1000以上あり、総延長は3000kmになるそうです。人間の力の偉大さに驚くばかりでした。
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トルファンは、農業が盛んで葡萄の産地として有名です。大きな葡萄の木です。
トルファンを走っていると、穴の空いた四角い小屋をあちこちで見受けます。「涼房」と呼ばれるそうで、自然の風で葡萄を乾燥させるそうです。特異な風景なので印象に残りました。 -
涼房と呼ばれる小屋。
近辺には広大なスイカ畑があり、車窓には農家の人達の集荷作業も見受けられ、見飽きる事の無い旅でした。 -
ウイグル族の村で、葡萄を生産する農家に立ち寄りました。大粒で甘さ加減も良い干し葡萄はとても美味しいものでした。日本にも多く輸出されているそうです。
車窓にはよく写真等で見る、ポプラの並木道と、荷車をロバに曳かせ荷物を運ぶ老人の姿(40年前の姿)があり念願の光景に出会う事ができました。 -
ウイグル族の民家を訪問しました。酷地での生活は厳しく、こうして観光業に従事して生活されている方のお家でした。
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伝統楽器による演奏の披露や、民族衣装を着ての記念写真が行われました。
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続いてベゼクリク千仏洞をめざします。
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途中に現れた火焔山です。全長100km。極度の乾燥地帯で過去最高気温は70度近くまで達したことがあるそうです。
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延々と続く火焔山。この先に千仏洞があるというから驚きです。
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火焔山の標識がある所で、バスは一旦停止。周りを散策して見ました。
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ベゼクリク千仏洞です。5世紀~14世紀にかけて造られた仏教石窟です。約100年前、ドイツの探検隊によって発見されるまでは砂に埋もれていたそうです。約1kmにわたって70数個の石窟があり、多様な壁画が残されていたそうです。壁画の中には、ウイグル王侯貴族の姿が、寄進者と描かれたものがあるそうで、ここに住む僧侶達を庇護していたことが伺えます。15世紀~16世紀にかけて、トルファン地方がイスラム化することによって、衰退して行ったそうです。
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孫悟空のモニュメント
かつて西遊記のロケが行われたことから、記念に建てられているそうです。
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