２０１６年夏、アイルランドからアイスランド一人旅　１９．植物園、教会とホエールウォッチングを楽しむ

2016/08/08 - 2016/08/08

アイスランドに来たらやってみたかったことの一つにホエールウォッチングがあった。天気も良かったので、この日に何とか実現できた。
８月８日（月）宿泊したロンサ・ゲストハウスで朝食を済ませて、バスでアークレイリの新市街へ。アークレイリ短期大学を経てアークレイリ植物園に行きゆっくり見学。植物園を出て、アークレイリ教会を見学。昼食を済ませた後、港に行きエルディング・ホエールウォッチングツアーに参加。約３時間のホエールウォッチングを終えて港に戻って、パイプオルガンの演奏が行われているのでアークレイリ教会に行く。アークレイリ教会の近くにあるストリキッズ・レストラン＆バーで、久々の日本食の夕食。バスでゲストハウスに戻る。

エリア アークレイリ(アイスランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月８日（月）宿泊したロンサ・ゲストハウスで朝食を済ませて、外に出ると、遠くに雪をかぶった美しい山が見える。時間は午前８時１６分だった。アークレイリ市に行くために、住宅街にあるバス停に向かう。

午前８時２６分にバス停に到着。午前８時３１分発のバスでアークレイリの新市街に向かう。

午前８時４０分にアークレイリ新市街に到着。アークレイリ短期大学の前には写真の彫刻家エイナル・ヨンソンの製作した「無法者」という像がある。

アークレイリ短期大学の前には写真の「プロトタイプ・クールサン」という球形のモニュメントも置かれている。

アークレイリ短期大学の古い校舎の裏には古い体育館がある。

さらに南に歩くと世界最北端の植物園の１つであるアークレイリ植物園がある。アイスランドの最初の公園として１９１２年に開園し、１９５７年に植物セクションが追加された。公園は１９１２年以来３倍に拡大され、現在は約３．６haになっている。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

アークレイリ植物園はミッドタウン近くの標高４０～５０mのエイラーランズベガー道路沿いにある。４３０の在来種のほかに、６６００の外来種が園内で育てられている。植物園の中には写真の美しいい噴水がある。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

植物園の中には西洋風あづまやのガゼボがあった。人々に雨宿りの場所や日陰を提供している。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

アークレイリ植物園は北極圏の植物の他に温帯、高山の植物が育てられている。１９９９年にオープンした温室では夏の花、多年生植物、樹木などの植物が育てられ、科学的研究が行われている。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

半耐寒性のハナアオイは霜に当たると枯れることがある。耐暑性は弱く、温暖地では夏には枯れてしまう。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

南ヨーロッパ原産の耐寒性１年草のラークスパーシード。和名は「千鳥草」と呼ばれている花。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

紫茎アスターは非常に矮性で地際から何本も直立する茎を出し、カジュアルな雰囲気のある紫色と黄色のコントラストが美しい花。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

黄色の花が可愛いカウスリップ。ヨーロッパ及び西アジアを原産とする耐寒性多年草のプリムラ・ベリスの一種。

写真のルピナスは寒冷地では宿根して毎年雄大な花を咲かせるが、耐暑性が弱く、温暖な地域では一年草として扱われている。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

植物園の真ん中にある小さなカフェ・ラウト。大胆なラインの美しい近代建築が目を惹く。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

植物園にはいくつかの木造家屋がある。写真のエイラーランドストファは茅葺き屋根の平屋建ての木造住宅で、アークレイリで最も古い家屋の１つ。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

植物園の南東の端には写真のアークレイリの聖職者マティアス・ヨチュムソンの胸像がある。ジョン・ローグンヴァルソンとともに、長年にわたって植物園のリーダーとして主導的な役割を果たしてきた。マティアスは詩人でもあり、アイスランド国歌「讃美歌」の詩を書いた。

アークレイリ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

写真の左奥に聖ピーターズ・カトリック教会、右の手前にあるのがカトリック教会。どちらも濃い赤の屋根が非常に印象的。

植物園から新市街に行く途中にルター派のアークレイリ教会がある。レイキャビクのハットルグリムス教会と同じグジョン・サムエルソンによって設計され、１９４０年に完成した。高層ビルを思わせるような近代的な建物になっている。

アークレイリ教会 寺院・教会

教会の中に入ると、祭壇の後ろに大きなステンドグラスの窓がある。もともとはイギリスのコベントリー大聖堂で飾られていたもの。

アークレイリ教会 寺院・教会

祭壇の左側に天使の洗礼盤が設置されている。洗礼盤はデンマークの彫刻家ベルテル・トルバルセンの作品のレプリカで、オリジナルの作品はコペンハーゲン大聖堂にある。

アークレイリ教会 寺院・教会

教会の天井から写真の模型船が吊り下げられている。これは海上にいる大切な人を守るために奉納品を捧げる北欧の古くからの伝統を反映している。

アークレイリ教会 寺院・教会

丘の上に建つ教会を出ると、眼下に広い階段が見え、その先に街の素晴らしい景色を眺めることができる。

アークレイリ教会 寺院・教会

アークレイリ教会から北に歩くとデビッド・ステファンソン記念博物館がある。アイスランドで最も愛されている詩人兼作家の１人。写真のスタイリッシュな家は、彼が１９６４年に亡くなるまで住んでいて、当時と同じ状態で維持されている。

正午前に写真のサブウェイでサンドイッチを買って昼食。

港に行き写真のホフ文化センターに入って中を見学。建物の中には２つのホールがあり、コンサート、演劇、会議、見本市など、さまざまな種類のイベントが開催されている。

エルディング・ホエールウォッチングツアーに参加。ホエールウォッチング船のハフスランに乗船。

午後１時前に港を出発。船からは雪の残った美しい山々、その手前にホフ文化センターやアークレイリ新市街の美しい建物が見える。

フィヨルドを少し進むと、西側には１０００ｍを超える高い山々が連なっている。船からはエイヤフィヨルズルの雄大な景色を眺めながらクジラのいる海域に向かう。

クジラの写真を撮りたかったが、どこから現れるかわからないので、常にカメラを向けなければならず、何枚かの写真を撮ることできた。ジャンプしている姿に遭遇できなかったのは残念。写真はザトウクジラと思われる尾びれ。船は午後４時前に港に戻った。

港からアークレイリ教会に向かう。３２００本のパイプで構成された巨大なパイプオルガンの演奏が行われていた。２階のオルガンロフトには写真の彫刻家アズムンドゥル・スヴェインソンによるレリーフで飾られている。珍しいスタイルでキリストの生涯が描かれている。

アークレイリ教会 寺院・教会

アークレイリ教会のパイプオルガンの演奏を聴いた後、すぐ近くにあるストライキッズ・レストラン＆バーで夕食。

ストライキッド 地元の料理

オフィスビルの５階にあるレストランで、大きな窓から近くのフィヨルドの雄大な景色を見ながら食事ができる。

ストライキッド 地元の料理

久しぶりに日本食を食べることにした。アイスランドの食材を使った寿司を注文。メニューによるとサーモン、ツナ、アカザエビ、蟹の８貫盛りになっている。

ストライキッド 地元の料理

ビールを注文するとアイスランド・ブランドのバイキング・ラガーが運ばれた。このビールはアークレイリに醸造所がある。アイスランドらしいソーダパンもついていた。午後６時４０分頃にバスでロンサ・ゲストハウスに戻った。

ストライキッド 地元の料理