96歳の母もすっかり車椅子の生活になって<br />妹とこの先のことをいろいろと相談しておかなきゃと思いつつもコロナ渦で。<br /><br />やっと少し落ち着いてきたので2年ぶりに会うことにして<br /><br />

Japan　近代美術館で柳宗悦展みてからKITTEの屋上へ　東京駅の屋根は面白～い！

35いいね！

2021/11/11 - 2021/11/11

868位(同エリア4667件中)

エリア

丸の内・大手町・八重洲(東京)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 家族旅行

交通手段: JRローカル私鉄徒歩

ついでに何か展覧会みたい。
混むところは避けて地味めに国立近代美術館の柳宗悦展にしました。
館内撮影禁止で撮影可なのはこのコーナーだけ。
宗悦さん、ついでなんていってごめんなさい。
日本の民芸のすばらしさに目覚め日本国中を旅して収集する日々。
その民芸品の一つ一つが、まあなんて丁寧な造り！
驚きまくりの連続です。
観光客目当てではない日用品が名作だらけ！
用の美、ですね。

多大な影響を受けあったバーナード・リーチの写真もあり
晩年日本でテレビ出演されたのをほっこりと懐かしく思い出しました。
リーチの話ぶりはゆったりとした明治のおじーさんのやうでしたよ。
「こんだ時分時（じぶんどき）にいらっしゃい。（こんどはお昼にいらっしゃい。一緒にランチしましょう。の意）」
日本国中、いや、朝鮮も中国も探してみれば優れた魅力に満ちた民芸品だらけ。その発掘の旅のヨロコビっていかばかりだったでせうね。
ここで吉田璋也という方を初めて知りました。
これは唐辛子婆が求めた吉田璋也の建築の原点という本の表紙です。

鳥取の歯科医師にして柳宗悦と一緒に民芸運動を推進した人と書かれています。この歯科医院とご自宅のデザインがすんごい！
年に一度ぐらいのイベントの時にしか内部の見学できないのがとても残念です。そう簡単に飛んでいけるところぢゃないもの。

でも外からでも眺めてみたくなって鳥取に行きたくなってしまひました。
さてお昼は以前から行ってみたかった東京駅前のKITTEの屋上へ。
上の方の階にレストランが入っていましたけどあまり魅力的なところがなくってちょっとがっかり。
でもまあお客が少なかったしお料理が運ばれてくるのもとっても遅かったのでその間に母の今後のことを相談することができてまあ、よかったんですけど。年取るといろいろ厄介なことがでてきまする・・・。

ランチのあと屋上にでてみました。

妹が覗いているのは
東京駅。

西洋人のデザインかと思ったら辰野金吾設計ですって。
（ウィキより抜粋）
東京大学工学部学長、建築学会会長。
設計の頑丈さから「辰野堅固」と呼ばれた。
帝国大学では後進の指導にも励み、伊東忠太・・・。

ウィキに書かれた詳しい説明のうち面白かったのはここです。

「ドイツ人フランツ・バルツァー案に含まれていた和風の駅舎案は
辰野金吾からは赤毛の島田髷と酷評された。」

日本建築に石や煉瓦を用いること自体が容易ではなく、日本を訪れた西洋婦人が物珍しさから、洋服を着ながら日本風に髪を結って日本の履物を履くようなものだとし、日本文化の消化が不十分であるとされた。
な・なんだかその「赤毛の島田髷風」な建築も見てみたかったやうな・・・。
クラシックな駅の向こうには新幹線か何かが走ってて
鉄ちゃんだったら大喜びの風景かもしれないけど
私にはこのてっぺんの
ブタの顔のやうな屋根の上に目のちっこいロボットか埴輪が乗ってるみたいなのや

人の不幸は蜜の味みたいな薄ら笑いを浮かべている屋根がとっても気になる。ここだけ伊東忠太だったりして？（妄想です）
そしててっぺんのこのデザイン。
この輪っかは何のため？
ボルダリングする人がロープかけて登ってきたりして。
この塔もゾゾッとします。
垂直の階段を上っていくと上がつかえてて
その上にどうやって上がったらいいんでしょ？
この黒い所が扉になっていて中に入れるのかしら？
ところでKITTEの2階には東大の学術標本が常設されていて
無料でみられるというので次回は寄ってみませう。
http://www.intermediatheque.jp/
とても面白さう。

スカイバスにも乗ってみたいなあ。これぢゃなくて赤いヤツ。
←12月1日に乗ってみました。

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この旅行記へのコメント（12）

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mistralさん 2022/01/23 16:35:13

新しい出会いの予感。

唐辛子婆さん

mistralです。
フォロー下さりありがとうございました。
その後唐辛子婆さんのことがとっても気になっていました。
私も後でフォローさせていただきます。

まだいくつかの旅行記を拝見しただけですが、植物、それも普段は目にしたこともない植物についての
旅行記に興味惹かれています。
今回のは、KITTEから眺めた東京駅(の屋根)
あ～ほんと、そんなふうに見えますね～とひとり頷いていました。
辰野金吾師匠？の建築ということで、分解して見ていなかったので、びっくり。
もしかしたらそのような遊びごころもあったのかしら？
中には伊東忠太ワールドまがいの造形物も紛れ込んでいたり、
お買い求めになった吉田さんという方の、鳥取民藝運動の本も惹かれるし、
これから新しい出会いが沢山ありそうでワクワクしています。

mistral

唐辛子婆さんからの返信 2022/01/23 22:26:07

Re: 新しい出会いの予感。

mistralさん

フォローしてくださってありがとうございます。

私は唐辛子爺に言わせるとマンガみたいな婆さんだそうで
変な面白いものばかりに惹きつけられちゃうのです。

伊東忠太の作品は西欧の教会のガーゴイルみたいな動物が
築地本願寺とか一橋大学とかいろんなところで見られ、その度になんて醜いものばかりくっつけるんだ？！と呆れながらも惹きつけられているのです。

でもきれいなものも大好きです。
こんな私ですけどどうかよろしくお付きあいのほど。

唐辛子婆

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b_bさん 2021/12/16 17:39:55

お邪魔致します♪

唐辛子婆さん、こんばんは!(^^)!

私もつい先日の日曜日に同じ場所に行ってきました！
ちょうど陽が暮れていたので、ライトアップされた時間でとても綺麗でした（綺麗しか形容詞を知らなくて(^^;）
唐辛子婆さんの目線から見た東京駅・・・興味深いです(*^▽^*)ふぅむ、なるほど♪
てっぺんのツボみたいなの、私はハクション大魔王のあくびちゃんのツボに見えました!(^^)!（ご存じかしら？(^^;）

お母さまにはまだお会いできていないのですね、本当に不自由なこの２年、実はうちの義母もついこの間転倒からの大腿骨骨折となり、入院→手術→退院→施設にて車椅子生活、ここから歩けるのかどうかは賭けみたいなところです(^^;痴呆もあるので、本人はけらけらと笑って過ごせているようなので案じているのは私達だけなのかもしれませんが・・・（私も姉と２人姉妹なので両親のことは姉と共有しています）

何も気にせず面会が叶い、手くらいは触れ合える時間を持てるようになるとよいですね、来年こそは！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　b_b

唐辛子婆さんからの返信 2021/12/17 23:37:21

Re: お邪魔致します♪

ｂ＿ｂさん、いらっしゃいまし～♪

あらあらお目にかかりたかったですね。
ハクション大魔王のあくびちゃんのツボを知らなかったので調べてみました。なるほど！
てっぺんの壺は唐辛子婆にはお姫様のふくらましたスカートのようにも見えました＾＾。

大腿骨骨折は一大事ですよね！
最近同い年の友人がなったばかりでショックを受けています。
幸い頭はしっかりしていてＬＩＮＥでやり取りできていますし軽症だったようで順調に回復しているのですが、何か起こったら救急搬送されるのだと思うと自分が運転するのが怖くなっちゃって今月中に車を売り払うことにしました。
明日は我が身・・・。

幸い8㎞ぐらいは歩けるのでこれからは自転車と徒歩で生きてゆきまする。

唐辛子婆

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たらよろさん 2021/12/15 21:45:01

KITTEの屋上

こんばんは、唐辛子婆さん

何度もこの屋上から東京駅を眺めたいと思ってて、
でも行くたびになかなか屋上に行けず…
未だに見れてないんですよねー。
やっぱり、上から見る東京駅舎は面白いですよね。
おっしゃるように屋根の雰囲気が良いなぁ。
宮崎駿の世界のようだな。

我が家の母も今91歳。
幸いにも今はまだ杖をついて自力歩行できてますが…
本当に色々考えると、考えたくない…っていう気持ちになって、
でも、考えないわけにもいかなくて。
妹さんと一緒に考えられるとまだ少しは心強いかな。

コロナ禍で、なかなか自由に会えない昨今ですが、
それでも後悔はしたくないですよねー。

たらよろ

唐辛子婆さんからの返信 2021/12/15 22:32:57

Re: KITTEの屋上

たらよろさん

今度いらしたらぜひKITTEの屋上へ＾＾。
アムステルダムに行ったことがない金吾さんが
こんなにヨーロッパの雰囲気を再現してくれたことに感動してしまいます。
夜はライトアップされてなかなか美しい眺めです。

そうですか、たらよろさんのお母様も90過ぎなんですね。
母も95歳ぐらいまでは自分で歩いていたんですけど
一度転んで寝込むとホントにすぐに歩けなくなるものですね。
５ｍｍ程度の段差が一番危ないんですって。

私もコロナ渦で母にはしばらく会えないでいます。
はやく収束してほしいですね。

唐辛子婆

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ホーミンさん 2021/12/15 10:36:30

東京駅の屋根

唐辛子さん

おはようございます。

東京駅って、面白い～(^∇^)
乗り換えではつかったことがある駅ですが、外には出た覚えがなくて、駅舎をプラットホーム以外から見たことがないです。
壁と窓ばかり見てましたが、屋根がこんなに凝っていて楽しいとは知りませんでした。
唐辛子さんのように想像力を働かせることが出来たら、私の身近に隠れている面白い物も見つけらるかもしれませんね。見つけられるようになるのも、一種の訓練でしょうか。やっぱり持って生まれた感性？

唐辛子婆さんからの返信 2021/12/15 22:18:03

Re: 東京駅の屋根

ホーミンさん

私もKITTEの屋上に上がって初めてこんな面白い駅だったんだと発見しましたよ＾＾。
フランツ・バルツァーが作っていたらお風呂屋さんの屋根みたいな東京駅が出来上がっていて、それが何の不思議もなく人々に受け入れられていたかもしれないと想像するのも楽しいですね。

想像力を働かせるのは訓練の賜物ではなくて生まれつきかも。
ってただのおバカなんですよ～＾＾。

唐辛子婆

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ぬいぬいさん 2021/12/15 09:07:02

私も日曜日のマジックアワーにこの景色眺めました

唐辛子さん　お久しぶりです。
私もＫITTEの屋上庭園から眺める東京駅が大好きで、日曜日のマジックアワーに
ここから東京駅を眺めていました。
ドーム屋根にぐるりとついているのは丸環と言って、清掃やメンテナンスのために
ロープをかけてぶら下がるための金具です。
昭和記念公園でのオフ会、コロナでずっとできない状態が続いてますが、来年の春のチューリップの頃にはまたワイワイやりたいですね。

唐辛子婆さんからの返信 2021/12/15 22:03:30

Re: 私も日曜日のマジックアワーにこの景色眺めました

ぬいぬいさん

本当にお久しぶりですねっ。
来春にはチューリップオフ会ができるといいですね。
はやくみなさんに会いたいなあ。

KITTEは大昔は（評判の悪い）中央郵便局でしたけど今はとっても魅力的ですね。屋上からの眺めもワクワクしますね。私もマジックアワーに来てみたいです。
あの丸いわっかはお掃除のためだったんですね。
それにしてもこわいよ～～！

ぬいぬいさんのアップされた不思議アールデコ満載のマンションにもいつか行ってみたいです。

唐辛子婆

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olive kenjiさん 2021/12/15 05:48:52

東京駅には不思議な動物が住んでいる

唐辛子婆さま　お早うございます。その後お元気でしょうか。

格調高き民芸のお話を、洒落た文章でお書きになる卓越した文才にはいつも、感服しております。初めて知るお話だったので、興味深く読まさせて頂きました。
結論は・・私も鳥取に行きた～いでした。

東京駅も赤毛の島田髷風案があったのですね。どの様な建物になっていたのでしょう。
富士屋ホテルみたいなのかな、築地本願寺みたいなのかな。やはり今のがいい。

東京駅を婆やさまが見ると、別の世界が見えて来るのですね。
確かに豚さんや、ロボット君に、薄笑いの魔物がいるいる。
本当に婆様の見る視点や着想には感心してしまいます。だから敬愛しているのです。

私事
本日は早朝3時より、ふたご座流星群（流れ星）を観察しておりました。
庭に寝袋を敷いて見るのですが、外灯や軒先が邪魔で真っ暗な所を探すのに難儀しました。1時間に30個位は見えるということでしたが、３～5分に一個位で退屈極まりなかったです。それでも10個位は見えたかな。
流れ星に願いを託すのですが、すぐ消えてしまうので、願い事を言うのも大変です。
やはり、願い事は婆様とお姉さまの関心事と同じく、儀母が長生きしてくれることでした。
明け方、沢山流れ星も見えなかったなと部屋に引き上げ、暖かい珈琲にパソコンを開けたら、なんと大きな一番星が画面に出て来るではないですか。
有難う流れ星婆さん、飛んできて下さったのですね。

　　　　　　　　　　　　　　ふたご座　kenji

唐辛子婆さんからの返信 2021/12/15 21:54:19

Re: 東京駅には不思議な動物が住んでいる

olive kenjiさん

ウィキペディアからの抜粋なだけなのを格調高いと騙されるなんて、おほほ。
でも民芸運動が発展して日本にはたくさんの民芸博物館のようなものがあると知りました。
手はじめに日本民芸館（一番近い所）で来年1月20日から
「美の標準　宗悦の眼による創作」が開催されるそうなので行ってみようと思います。

＞確かに豚さんや、ロボット君に、薄笑いの魔物がいるいる。

「心血を注いだ建築物がそんな風にみえるのかっ！」と
天国の辰野金吾が怒っているかも。いやガックシしてるかも。
・・・すんません、金吾先生。

流れ星見えて良かったですね。こちらは雨だったので全然！

唐辛子婆

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