佐倉のオランダ風車とひまわり

2021/07/17 - 2021/07/22

印旛沼のほとり、佐倉ふるさと広場には本格的なオランダ風車があり、春はチューリップ、夏はひまわりの花の絨毯に囲まれます。

去年はコロナでチューリップもひまわりもなく、今年のチューリップも行き控えてしまいました。ステイホームであまり変化のない毎日に、ある日ラジオで「佐倉ふるさと広場のひまわりが8分咲きになりました」と流れてきました。
ここで（どうしようか…？）と一旦迷うのは「新しい生活様式」ですが、とにかく平日の朝にできるだけ早く行ってみようということに。

太陽に向かって顔を上げるひまわりのエネルギーをいっぱい浴びて気持ちのいい朝でした。

エリア 佐倉・四街道(千葉)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

アクセス


周辺は印旛沼と水田、広大なひまわり畑なので、駅から歩くには少々遠く、車が一番便利ですが、残念なことに駐車場の台数がそれほどありません。花の最盛期には駐車するのは難しいようで、佐倉市も公共交通機関での来訪を勧めています。

・京成臼井駅から徒歩30分。
・東関東自動車道佐倉ICから車で30分
・京成佐倉駅北口から、佐倉市コミュニティバス　内郷ルート（飯野往復）に乗車し（約10分）、ふるさと広場バス停で下車。

佐倉ふるさと広場
佐倉市臼井田　2714
http://www.city.sakura.lg.jp/0000000674.html

佐倉ふるさと広場 公園・植物園

【2021年7月17日】
前日のラジオでの告知を聞いて来訪。

朝6：30。すでに駐車場の半分は埋まりつつある。花撮影を楽しむ人と、印旛沼周遊のサイクリングコースがあるのでサイクリストたちがいて、早朝にしては人出はあるが写真に写り込まないぐらいには空いている。

ラジオでは8分咲きと言っていましたが見た目は満開で、しかも花が新鮮なので色もきれいです。
惜しむらくは曇天なこと。丁度この日の午後に関東は梅雨明け宣言がでましたが、まだ雲は厚くかかっています。
冬のオランダと思えば風車から上はしっくりくる風景です。

本格的な風車　「リーフデ」

ちゃんと風を受けて風車がまわるものはここを含めて日本に3箇所しかないそうです。しかも週に3日も運転しているとは、オランダのキンデルダイクよりも多いはず。

なぜ佐倉でオランダ風車か？


江戸時代に佐倉藩は蘭学が盛んで、「西の長崎、東の佐倉」と言われたそうで、私塾「佐倉順天堂」（現・順天堂大学）で多くの人たちが医学を学びました。こうした歴史的背景から、佐倉市は現在もオランダとの文化交流を続けています。

風車の脇には跳ね橋まで作られていました。
この橋もちゃんと降ろすことができそうです。

風車＋ひまわりはいい


オランダに住んでいたこともありましたが、風車にチューリップの風景はあっても、ひまわりは見たことがないような気がします。ひまわりはもっと南欧のイメージで、日本ならではの組み合わせかもしれませんが、この風景はすばらしい。

太陽に向かって一斉に上を向くひまわり。
強い意志やエネルギーがあるかのようです。

周りは水田地帯


奥の丘の上には戦国時代に千葉氏の支城・臼井城がありました。右端にはユーカリが丘の高層マンション群が見え、田園風景～古戦場～近代ビルが揃う場所です。

京成電車が成田へ向かって走っていく

夏までもうちょっと


今年は開花が早いようです。青空の夏を待てずに咲いてしまいました。

見事に同じ方向に向いている

蜜は甘いのだろうか？

売店「佐蘭花」


朝9時からの営業なのでまだ空いていませんが、サイクリングロードがあるためかシャワー室も備えているようです。

印旛沼


広場下から印旛沼を巡る遊覧船が出ています。
一度乗ったことがありましたが、さまざまな野鳥が間近にいて楽しい時間でした。

https://www.sakurashi-kankou.or.jp/boat/

【2021年7月22日】
青空を求めて再訪。


4連休の初日の朝7時。駐車場は8割方埋まっていて人出も多く、必要な距離を保つのが難しいぐらいの状態なので、前回よりはかなりの大急ぎでの滞在。

青空と黄色のひまわりのセットは望めなかったようで、ひまわりは5日の間にかなり茶色に変色していました。風車は青空の中で映えてますが…。

偶然にもオランダ風な自転車が立てかけられていて、ぴったりの写真になりました。（混んでいるので誰かの腕が入っていますが…）

やっぱり空は青い方がいい

これで布が張ってあればパーフェクトなんだけれど…

今日向き合う太陽はギラギラ

ずぅっと奥までひまわり


切り花を売店で買うことができます。

今年最後に咲くひまわりかな

来年はぴったりの時期に咲きますように
そして、人の位置なんて気にならない日常になりますように

風車の後ろ側


内部を見学することもできます。

印旛沼

周遊のサイクリングロード（ふるさと広場起点）