【列島巡業006】 ぶらりと富士宮 [日帰り]

2021/05/04 - 2021/05/04

せっかくのゴールデンウィーク。
何処か遠くへ出かけたいな…と思いつつ、巷では新型コロナの猛威がまったく収まらない状況…。

あまり遠出するのも憚られるので、今回はこじんまりと、隣町までバス旅をしてみるコトにしました。以前から気になっていた富士宮市の西端へ、里山めぐりに出かけます。。

エリア 富士宮(静岡)

旅の出発は、近所の吉原中央駅から。｢駅｣と言ってもココは、鉄道駅ではなくバスターミナル。富士急静岡バスの、富士宮駅行きに乗車します。。

地元では｢大月線｣と呼ばれる、県道414号をひた走り、バスは30分程度で富士宮駅へ到着しました。。

富士宮駅 駅

富士宮駅周辺を散策します。まだ、古い建屋が残る駅前路地。。

こういう看板建築も、レトロ感たっぷりで良いですね。。

富士宮と言えば、浅間大社。富士山信仰に端を発する、全国の浅間神社の総本宮です。。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

立派な桧皮葺。浅間大社の拝殿と本殿。。

偶然にも当日は、例大祭のひとつ｢流鏑馬祭｣の開催日でした。催しの時間は午後からですが、朝の段階で既に、お馬さん達はスタンバイOK。。

本殿の脇に、湧玉池という美しい池がありました。富士の湧水が地表へと滲み出て、その水量はとても豊かです。。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

湧玉池で湧出した富士の天然水は、この地点から神田川となって潤井川へ注ぎ、最終的には駿河湾まで流れていきます。。

神田川 (富士宮市) 自然・景勝地

浅間大社を後にして、富士宮駅前からバスに乗りました。上条行きのバスで、青木平へと向かいます。。

富士宮駅 駅

途中、富士宮やきそばで人気のお店を通り過ぎました。店先には、黒山の行列ができておりました。。

お好み食堂 伊東 グルメ・レストラン

バスに揺られるコト30分。青木平へと到着。。

ここには｢天空の丘｣と呼ばれる高台があって、雄大な富士山が一望できます。。

また別方向に目を転じると、青木平の街並の向こうに、上条方面の集落が見渡せます。このあと、写真手前の住宅付近から伸びる、遊歩道を歩んでいきます。。

遊歩道は、完全なる森林道。。

歩くコト約5分、突如人工池が現れました。水久保池です。風のない日には、｢逆さ富士｣が拝められる隠れスポット。。

そして再び、木漏れ日の続く森林道を歩きます。山越えの道です。。

出てきた先は、旧・芝川町の西山地区。現在は富士宮市に編入されています。本当は富士宮駅から直接、ここ西山入口まで来たかったのですが、ここのバスは、土休日は1日1本の運行形態。本計画への組み込みは、不可能でした。。

さて、そんな西山地区ですが、広がる景色は至ってのどか。集落一面が、田んぼです。。

道端の土手には、アマガエル。。

このあと乗り継ぐバスは夕方までないので、県道を辿り、隣りの集落まで歩いてみました。西山地区から3キロ離れた大久保地区へ。。

ココでようやく一軒の商店を発見。お店に入ると店主、｢いらっしゃいませ｣ではなく｢今日は暑いねぇ｣の第一声。親しみを感じます。。

で、今日は確かに暑かったので、冷たい飲み物を買うコトに。地のモノではないですが、冷酒を一献。。

大久保地区も田園地帯です。田んぼに水が張られたら、その水鏡はさぞかし美しいコトでしょう。。

しばらく周辺を散策してから、西山地区に戻ってきました。近くに縄文時代の遺跡があるというので、最後にそこへ寄り道するとします。。

大鹿窪遺跡です。この地で、13,000年前の竪穴住居跡などが発掘されたとのコト。この景観、縄文時代から それほど変わっていないのでは！？

夕方になり、帰りのバスがやって来ました。乗車したのは私一人。途中、乗り降りする人は誰もいませんでした。。

バスに揺られて辿り着いた先は、JR身延線の芝川駅前。だいぶ陽も傾いてきました。。

芝川駅 駅

芝川の駅前はだいぶレトロ。古めかしい建屋が、まだまだ現役でした。。

待つコト1時間、JR身延線の電車がやって来ました。この電車で帰途に就くコトとします。

◆本日はコロナ禍を意識して、近間の里山めぐりを敢行したワケですが、このローカルエリアが、自宅から僅か15km圏内に位置しているコトに、改めて驚かされた一日でした。。