メガライナーで行く筑波宇宙センター特別公開

2005/10/23 - 2005/10/23

どこにも出かけられない2021ゴールデンウィーク。昔の写真での旅行記を作りました。

2005年10月23日、JAXAこと宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターであった一般公開に行ってきました。野口宇宙飛行士特別講演会や、国際宇宙ステーションに設置される日本の実験棟「きぼう」を見てきました。行きは常磐道を走る巨大バス「メガライナー」に乗り、帰りは開業して間もないつくばエクスプレスに乗車しています。


この旅行記は以前、ホームページで公開していましたが、管理がめんどくさくなって閉鎖してしまいました。内容を一部加筆及び修正しています。

エリア つくば(茨城)

やって来たのは東京駅八重洲口です。今日はここから高速バスに乗り旅行に行ってきます。

行き先は筑波です。
つくばセンターまでのチケットを買い「メガライナー」を待ちます。

10時48分、ようやく「メガライナー」が姿を現しました。関東鉄道バスのメガライナーです。

前をスーっと通り抜けて....どっかに行ってしまいました。
「えぇ、何？フェイント？」って思ってると、待機中の他のバスを掻き分けようやく姿が見えました。

二階席に乗車しました。
「メガライナー」は全長15メートル、総二階建てで定員は86名です。東京～つくばセンター線の慢性的な積み残し解消のために、道路交通法の特認を受け投入されました。しかしそれも今は昔話、2005年8月24日につくばエクスプレスが開業し、利用者はそちらにシフトしてしまいました。本日の乗客は15名ほどです。

二階席の最前列を陣取りました。眺めはこの通り最高です。しかしこの座席、三点式シートベルトの巻き込みが強く、まるで縛り付けられているような印象を受けます。

まぁ、今はこういうのも嫌いじゃn...

バスは11時00分、定刻通り東京駅を後にしました。
手狭なバスターミナルから一斉に発車していきます。

呉服橋から首都高に乗ります。

この呉服橋入口ですが、首都高日本橋付近の地下化に伴い2021年5月に閉鎖になりました。

免許を取って1年ちょっとの初心者にとって首都高は迷路のように感じられます。

首都高向島線を走ります。早くも上り線では渋滞が発生しています。

筑波学園都市は1970年代から大学や研究所の移転が進められ、1985年には万博も開催されました。しかし、ＪＲ常磐線から10キロ以上内陸に位置し、頼りの綱は専ら常磐道の高速バス。しかも、混雑のため慢性的に積み残しが発生したり、渋滞のため所定85分の道のりが、時には120分以上になることもしばしば。
1985年には運輸大臣の諮問機関である運輸政策審議会の答申（通称：7号答申）に基づいて常磐新線(後のつくばエクスプレス)の建設が始まりました。

こちらは渋滞もなくスムーズに首都高を抜け、三郷から常磐道に入ります。

常磐道の柏ＩＣ付近は半地下構造となっています。屋根や看板が迫ってきて迫力あります。

利根川を渡り茨城県に入ります。

常磐道を北上していきます。
メガライナーはサスが硬く道路の継ぎ目では≪ズン≫揺れます。

桜土浦ＩＣで常磐道を降ります。

ＥＴＣレーンを走り一般道に下ります。

インターの近くから小さなバス停に止まり一人、また一人と降りていきます。高速バスを選ぶ人たちには、こんな地元の人が多いんですね。
木の枝に車体を擦ってますけど‥

終点、つくばセンターに到着です。所定85分の道のりを67分で駆け抜けました。
非公式側よりバスの全景です。

バスはすぐに移動します。

こちらはＪＲバス関東のメガライナーです。後ろに止まってる京浜急行のバスと比較すると、メガライナーの大きさが分かります。

なお写真の車両は3年半後の2009年3月16日早朝、「青春メガドリーム2号」を運行中にターボチャージャーが故障し、東名高速道路の牧之原サービスエリアで全焼する事故を起こします。

そのＪＲバス関東の公式側よりサイドビューです。

筑波宇宙センターへやってきました。

見学者にはこのバッチが配られました。

ロケットのエンジンです。

宇宙飛行士、野口さんの帰国報告会に向います。

まもなく、ここに宇宙飛行士、野口さんが現れます。
この様子はインターネットで世界中に配信されました。

野口さん（左）が登場すると大きな拍手が沸き起こりました。
た。

スペースシャトル話や船外活動の話、今回初公開の映像もありました。また、実際に宇宙に行ったペンシルロケットを持ってきてくれました。

野口宇宙飛行士の報告会を終えて、売店にやってきました。宇宙食を買ってみます。
ちなみにアイス味です。食感は粉っぽいですが、口に含むと溶けてアイスの味が広がります。
しかし、まぁなんて言うか‥アメリカらしいアイスの味です。

建設される国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」です。

後に2008年3月11日、スペースシャトル「エンデバー」によって宇宙へと運ばれます。

こちらは運用管制室です。

つくばエクスプレスのつくば駅にやってきました。

つくばエクスプレスは2005年8月24日に開業したので、当時は開業して2ヶ月の出来立てホヤホヤです。

ガッツリかぶりつきしています。

守谷駅で区間快速を降り、各駅停車に乗り継ぎます。
ちなみに、この夕焼けに浮かぶのは富士山です。

今回の旅は、これにて終了です。