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しばらく音沙汰のなかった悪友S(♀)から超久し振りに連絡がありました。名古屋在住のSとは15年以上の付き合いがあり、これまでにヒマラヤへ一緒に行った(二人きりではないですよ)のをはじめとして、何度か各地へ旅行した仲です。数年に一度、私の住む姫路に来ては迷惑をかけられるという付き合いです。連絡が来た時は当然いやな予感がしましたが、はたして「5月に遊びに行くからよろしくね」というものでした。どうせ要求は、温泉、自然、グルメですからSには予定を教えず、姫路を基点とした1泊2日の旅を計画しました。Sは一応女性のため、二人きりの旅行にならないよう、Sと私の共通の知り合いのHにも声をかけ無理やり連れて行きました。<br /><br />午前中に姫路駅に到着したSをピックアップして、まずはSに是非見てもらいたかった三徳山投入堂へ向かいました。投入堂へはかなり厳しい山登りとなるため、Sの状態が不安だったので、あらかじめ「1時間ほどの登山で凄い絶景を見ることができるから、コンディションを整えておくように(要はダイエットしておくこと)」と伝えていました。Sは不摂生の塊のような女性で、何もしないととても登ることができないだろうとわかっていましたが…

またまた悪友S(♀)がやってきた(1) 国宝・三徳山三佛寺投入堂

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2019/05/11 - 2019/05/11

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GOTOCHAN

GOTOCHANさん

しばらく音沙汰のなかった悪友S(♀)から超久し振りに連絡がありました。名古屋在住のSとは15年以上の付き合いがあり、これまでにヒマラヤへ一緒に行った(二人きりではないですよ)のをはじめとして、何度か各地へ旅行した仲です。数年に一度、私の住む姫路に来ては迷惑をかけられるという付き合いです。連絡が来た時は当然いやな予感がしましたが、はたして「5月に遊びに行くからよろしくね」というものでした。どうせ要求は、温泉、自然、グルメですからSには予定を教えず、姫路を基点とした1泊2日の旅を計画しました。Sは一応女性のため、二人きりの旅行にならないよう、Sと私の共通の知り合いのHにも声をかけ無理やり連れて行きました。

午前中に姫路駅に到着したSをピックアップして、まずはSに是非見てもらいたかった三徳山投入堂へ向かいました。投入堂へはかなり厳しい山登りとなるため、Sの状態が不安だったので、あらかじめ「1時間ほどの登山で凄い絶景を見ることができるから、コンディションを整えておくように(要はダイエットしておくこと)」と伝えていました。Sは不摂生の塊のような女性で、何もしないととても登ることができないだろうとわかっていましたが…

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
楽天トラベル
  • 午後2時過ぎに三徳山三佛寺に到着しました。予定より1時間以上到着が遅れたのは当然Sのわがままのせいです。駐車場は満車状態でしたが、少し離れた駐車場にわずかに空きがありました。やはり人気です。この石段を登っていくのですが、Sは最初からきつそうです。見た目、以前会った時より大きくなっていたので、案の定です。先が思いやられます。<br /><br />この石段を登ったところに受付があり、投入堂まで行く場合の注意など受け、三佛寺の拝観料を支払います。今回私自身2度目の投入堂になりますが、単独での入山が禁止されたところが、前回(2007年11月)と異なった点です。

    午後2時過ぎに三徳山三佛寺に到着しました。予定より1時間以上到着が遅れたのは当然Sのわがままのせいです。駐車場は満車状態でしたが、少し離れた駐車場にわずかに空きがありました。やはり人気です。この石段を登っていくのですが、Sは最初からきつそうです。見た目、以前会った時より大きくなっていたので、案の定です。先が思いやられます。

    この石段を登ったところに受付があり、投入堂まで行く場合の注意など受け、三佛寺の拝観料を支払います。今回私自身2度目の投入堂になりますが、単独での入山が禁止されたところが、前回(2007年11月)と異なった点です。

    三徳山 紅葉

  • 投入堂は天台宗の古刹、三徳山三佛寺の奥院です。まずは前回来た時は工事中で見ることのできなかった本堂にお参りしました。

    投入堂は天台宗の古刹、三徳山三佛寺の奥院です。まずは前回来た時は工事中で見ることのできなかった本堂にお参りしました。

  • 本堂の横にある三徳山三佛寺の案内板です。

    本堂の横にある三徳山三佛寺の案内板です。

  • 本堂裏にある登山事務所で入山手続きをします(入山料を支払います)。ここでは服装や靴のチェックがあり、不適切とされた場合は入山できません。履物に関しては、藁草履を購入すれば入山できます。通常の登山靴であればもちろん問題なく、靴底に溝のある運動靴等であれば入山は許可されます。また、現在は一人での入山は禁じられており、同行者がいることも入山の条件となっていました。転倒、滑落など事故がたびたび発生することが要因ではないかと推測します。また、輪袈裟をお借りし、ノートに氏名、住所、入山の時刻を記入し、下山した際に、その時刻を記入して、輪袈裟を返却することで、入山者の安全を確認する方法をとっています。

    本堂裏にある登山事務所で入山手続きをします(入山料を支払います)。ここでは服装や靴のチェックがあり、不適切とされた場合は入山できません。履物に関しては、藁草履を購入すれば入山できます。通常の登山靴であればもちろん問題なく、靴底に溝のある運動靴等であれば入山は許可されます。また、現在は一人での入山は禁じられており、同行者がいることも入山の条件となっていました。転倒、滑落など事故がたびたび発生することが要因ではないかと推測します。また、輪袈裟をお借りし、ノートに氏名、住所、入山の時刻を記入し、下山した際に、その時刻を記入して、輪袈裟を返却することで、入山者の安全を確認する方法をとっています。

  • 前回は秋紅葉の時期でしたが、今回は新緑の美しい時期です。

    前回は秋紅葉の時期でしたが、今回は新緑の美しい時期です。

  • 最初の難所、かづら坂。木の根っこを手がかりに登って行きますが、かなりの急斜面です。Sはここでリタイア。全く何しに来たんだか…

    最初の難所、かづら坂。木の根っこを手がかりに登って行きますが、かなりの急斜面です。Sはここでリタイア。全く何しに来たんだか…

  • クサリ坂。急斜面の鎖場です。上り下りは一方通行です。

    クサリ坂。急斜面の鎖場です。上り下りは一方通行です。

  • クサリ坂を上りきったところに文殊堂があります。重要文化財。なかなかの高度感です。

    クサリ坂を上りきったところに文殊堂があります。重要文化財。なかなかの高度感です。

  • 鎖場の平岩。へっぴり腰の方もいらっしゃいます。

    鎖場の平岩。へっぴり腰の方もいらっしゃいます。

  • 地蔵堂。重要文化財です。

    地蔵堂。重要文化財です。

  • 袖摺岩。この日は団体ツアーが入っており、登山に慣れていない方が多いようで、渋滞していました。

    袖摺岩。この日は団体ツアーが入っており、登山に慣れていない方が多いようで、渋滞していました。

  • 鐘撞堂。先行する方々は鐘の下を通過していきましたが、私はひと撞きしました。

    鐘撞堂。先行する方々は鐘の下を通過していきましたが、私はひと撞きしました。

  • 観音堂。ここまで来ると目指す投入堂はもうすぐです。

    観音堂。ここまで来ると目指す投入堂はもうすぐです。

  • 投入堂が目に飛び込んできました。団体の方も感嘆の声を上げています。入山して約45分で到達です。渋滞もあったのでこんなもんでしょう。

    投入堂が目に飛び込んできました。団体の方も感嘆の声を上げています。入山して約45分で到達です。渋滞もあったのでこんなもんでしょう。

  • 残念ながら一般人はお堂の中に入って参拝することはできません。また、正面から投入堂の姿を拝むことも不可能で、この写真のように斜め上方に見上げることのできるところまでしか行くことはできません。                                                      今いる場所もそれほど広くはなく、少し油断すると転倒したり転落したりするような場所です。団体客でいっぱいで、ゆっくりすることも叶わず、皆さんが下山を始める前に引き上げました。

    残念ながら一般人はお堂の中に入って参拝することはできません。また、正面から投入堂の姿を拝むことも不可能で、この写真のように斜め上方に見上げることのできるところまでしか行くことはできません。                                                      今いる場所もそれほど広くはなく、少し油断すると転倒したり転落したりするような場所です。団体客でいっぱいで、ゆっくりすることも叶わず、皆さんが下山を始める前に引き上げました。

  • 下山は基本来た道を引き返す形ですが、一部一方通行の場所もあります。途中、文殊堂で休憩。周りの山も新緑が美しい。「山が笑う」とはよく言ったものです。<br />                                     下山はより慎重に。通常の山の登山道ほど整備されておらず、難易度は高くなっています。無事下山しました。

    下山は基本来た道を引き返す形ですが、一部一方通行の場所もあります。途中、文殊堂で休憩。周りの山も新緑が美しい。「山が笑う」とはよく言ったものです。
                                         下山はより慎重に。通常の山の登山道ほど整備されておらず、難易度は高くなっています。無事下山しました。

  • 下山後輪袈裟を返却し、その場で生まれて初めて御朱印をいただきました。投入堂は、三佛寺の開祖とされる役小角が蔵王権現などを祀った仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えからそう呼ばれているそうです。 三佛寺では数種の御朱印がいただけるそうですが、この「蔵王尊」の御朱印は、投入堂を参拝したもののみがいただくことができ、参拝した証となります。

    下山後輪袈裟を返却し、その場で生まれて初めて御朱印をいただきました。投入堂は、三佛寺の開祖とされる役小角が蔵王権現などを祀った仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えからそう呼ばれているそうです。 三佛寺では数種の御朱印がいただけるそうですが、この「蔵王尊」の御朱印は、投入堂を参拝したもののみがいただくことができ、参拝した証となります。

  • 駐車場から少し離れたところに投入堂遥拝所があり、登山が無理な方でも遠望で拝むことはできます。私たちを1時間以上待っていてくれたSへのご褒美として、連れて行きました。

    駐車場から少し離れたところに投入堂遥拝所があり、登山が無理な方でも遠望で拝むことはできます。私たちを1時間以上待っていてくれたSへのご褒美として、連れて行きました。

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