2007年初夏に個人旅行でシドニーを訪れました。<br />往復とも夜間便利用の2泊5日の旅です。<br />訪れた世界遺産は「オペラハウス」「ブルーマウンテンズ」の2箇所です。

備忘録として（シドニー編）

18いいね！

2007/05/31 - 2007/06/04

931位(同エリア3282件中)

エリア

シドニー(オーストラリア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 5.0

交通: 5.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス船徒歩

航空会社: カンタス航空

旅行の手配内容: 個別手配

出発は成田空港。
夜間便のカンタス航空でシドニー・キングスフォード・スミス空港へ。
約10時間のフライト。
シドニー・キングスフォード・スミス空港からシドニー市内へ。
メルキュールシドニーに宿泊。
市内中心部、セントラル駅そばに立地する便利なホテルです。オペラハウスまでも徒歩圏内です。
2日目：シドニー市内観光

世界遺産「オペラハウス」（2007年登録）
世界で最も建造年代が新しい世界遺産。1973年完成。コンサートホール2,679席、オペラ劇場1,507席の他、小規模劇場、リハーサルスタジオ、レストランやバー、図書館など。設計はデンマークのヨーン・ウツソン。
オペラハウスは大きく3つの建物から成立。左がオペラ劇場が入る建物、右がコンサートホールが入る建物、そして写真では隠れていますが、後ろにレストラン等が入る小さめの建物。
表面はスウェーデン製のタイルで105万6000枚使用。汚れが付きにくく、建設以来2回だけの清掃。
オペラハウスの先端。
海側から見るべく、サーキュラー埠頭からシドニー湾を遊覧するキャプテンクッククルーズに乗船。
船上から見たオペラハウス（北側）。
船上から見たオペラハウス（西側）。
船上から見たオペラハウス（東側）とハーバーブリッジとオーストラリア国旗。
シドニー中心部。
対岸の街並み。シドニーの高級住宅街。
湾の中ほどにある「フォート・デニソン島」。
入植時代の重罪犯人の牢獄。イギリス統治時代には要塞として利用。
シドニー湾の外方向を望む。
これより先は、タスマン海。
湾の入り口にある「ホーンビー灯台」
1858年完成。高さ9m。植民地時代のヴィクトリア様式の建築で、ニューサウスウェールズ州で3番目に古い灯台。
シドニー湾の内方向を望む。
約2時間のクルーズを終え、最後はハーバーブリッジの下をくぐり、Ｕターンして、埠頭に到着。
せっかくなので、ハーバーブリッジを徒歩で渡ってみました。

「ハーバーブリッジ」
1932年完成。全長は1,500m。高さ134mで建設当時はシドニーで最も高い建物。車道、鉄道線路、歩道、自転車専用道。
ハーバーブリッジから見たオペラハウス。
オペラハウスの背後に広がるにロイヤル･ボタニック･ガーデンへ。

「ロイヤル･ボタニック･ガーデン」
1816年開園。オーストラリア最古の科学研究所。
庭園の先にあるミセス・マッコーリーズ・ポイントへ。

「ミセス・マッコーリーズ・ポイント」
初代総監であるマッコーリー氏の夫人がこの岬を頻繁に訪れ、故郷イギリスを行き来する船を眺めていたことが地名の由来。
ミセス・マッコーリーズ・ポイントから見たシドニー中心部。

一番左に見える塔が「シドニータワー」
1981年完成。南半球で2番目に高い308ｍ。ちなみに1番目はニュージーランド・オークランドの「スカイタワー」（328m）。
ということで、シドニータワーへ。
北方向。
オペラハウス。
ハーバーブリッジ。
西方向。
3日目：シドニータワー＆コアラパーク観光
コアラパークに行く前に、朝一で、再度シドニータワーへ。
北東方向。中央の緑の岬が昨日の庭園。岬の先端がミセス・マッコーリーズ・ポイント。画面右側遠くにホーンビー灯台がある岬があり、その先の海はタスマン海。
北方向。
オペラハウス。
ハーバーブリッジ。
北西方向。
この方向に今日行く「コアラパーク」が。
西方向。
南西方向。
遠くに微かに見える平らな山は明日行くブルーマウンテンズ。
南方向。
「オリンピックスタジアム」
現在は、陸上トラックが取り除かれ、ラグビーやクリケットなどに利用。
東方向。
「セント・メアリー大聖堂」
1788年に植民地化された際のオーストラリア最古のローマ・カトリック教会。1928年にネオ・ゴシック様式で再建。尖塔の高さは74m、奥行きは197m。
電車とバスを乗り継いで「コアラパーク」へ。電車で40分程、バスで10分程。
州の法律により、コアラを抱っこすることはできなくなったそうですが、触ることはでき、一緒に写真も撮れます。毛は柔らかかったです。
基本、寝てます。
ユーカリを食べている時だけ、起きています。
コアラ以外にも、ウォンバットやカンガルー、エミュ、ワラビといったオーストラリア固有種もたくさんいます。
個人的に、はまったのがカンガルーです。
大量に放し飼いにされています。表情もとても愛くるしいです。餌をあげることもでき、人間になれているためか、触っても、抱き着いても怒らなかったです。お腹の袋に赤ちゃんがいるのがわかりますか？
横になっているカンガルーのそばで横になっても、おとなしく一緒にそのまま寝てくれました。とても、癒されました。
その他、羊の毛刈りショーや、犬が多数の羊を追いかけて柵に入れるショーなども楽しめます。

シドニー市内へ。
本日は終了。
4日目：ブルーマウンテンズ観光
電車とバスを乗り継いでブルーマウンテンズが拝めるカトゥンバの街にあるエコーポイント展望台へ。電車で2時間程、バスで15分程。
世界遺産「ブルーマウンテンズ」（2000年登録）
総面積30万ha以上の広大なエリアにジュラ紀の熱帯雨林の森が広がっており、ユーカリの油が蒸発し、山々が青く見えることが名前の由来。

朝一で到着すると、一面の雲海。
しかし、徐々に晴れていき、眼下一面に広がる森が出現。相当深い渓谷であったことにびっくり。目の前の山はジブラルタル山とソリタリー山。
ブルーマウンテンズの代名詞である「スリーシスターズ」。
アボリジニの伝説で、魔物から守るために父親によって岩に変えられた三姉妹。父親も鳥に変わったのですが、魔法の杖を落としてしまい、親子とも人間に戻れなくなったとのこと。
展望後、徒歩でシーニック・スカイウェイ東駅へ。

「シーニック・スカイウェイ」
ジャミソン渓谷上空270m。シーニックワールド駅間を720m移動。
カトゥーンバ滝。
「シーニックワールド」
スカイウェイ、ケーブルウェイ、レイルウェイの3つの乗り物の駅であり、お土産屋、レストランも。
レイルウェイでジャミソン渓谷に降りて、森を散策。

「シーニック・レイルウェイ」
レールの長さ138m、最大勾配52度という世界で最も急勾配を走るトロッコ列車。乗車時間は2分程。
森の遊歩道を1時間ほど散策。
ジュラ紀の熱帯雨林の森。ミントのようなユーカリの香りが漂っており、清涼感たっぷりの世界。コアラがおとなしいのも納得。
散策途中、観光客が騒いでおり、何事かと近づいていくと、なんと「ライヤーバード」が。そうです、スリーシスターズのお父さんが姿を変えた鳥です。奇跡的に巡り合えました。魔法の杖を探しているのでしょうか。
ケーブルウェイで地上へ。

「シーニック・ケーブルウェイ」
地上のシーニックワールド駅まで545mを移動。
シーニックワールドから、バスと電車を乗り継いで、シドニー市内へ。
オペラハウスを再度、目に焼き付けて帰国します。
ちなみに、オペラハウスの設計者のウツソンは、工事費用が膨らんだことと工事が遅延していることなどから、担当を外され、建設途中でデンマークに帰り、2度とオーストラリアには来なったそうです。しかし、2003年に、シドニー大学から名誉博士号、オーストラリア勲章、シドニー市の鍵が授与されたそうです。
夜便のカンタス航空でシドニー・キングスフォード・スミス空港から成田空港へ。