ウエストエクスプレス銀河　山陰夜行の旅　後編

2020/11/13 - 2020/11/15

West Express銀河の旅、帰りは途中乗車だったのとおもてなし下車でバタバタしたのもあって、行きに比べて車内の写真は少な目です。

本来は通過してしまう駅でもお土産を買うことができて、得した気分です。早朝でも深夜でも笑顔で出迎えてくださる地元の方に感謝です。

銀河はこの後は山陽昼行列車になるとのこと、その後は西日本のどこをどの時間帯に走るのかまだ発表されていません。限られた山陰夜行を体験できて、楽しかったです。

エリア 大山周辺(鳥取)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

お寿司を早食いしたおかげで、すぐにJRに乗れて安来駅から米子駅へ。

次の目的地には定額タクシーが便利と事前情報を得ていたので、観光案内所へ行ったところ、3時間で3か所を回る観光タクシーのプランを勧められました。なんと料金は1000円！

こちらでも銀河パスポートを見せると、写真コンテストに入賞した鉄道と風景作品をプリントしたポストカードをもらえました。

米子駅 駅

何を訊いても答えてくださる運転手さんのおかげで、道中もいろんなお話を聞きながら目的地の植田正治写真美術館へ。

足立美術館へ行くと話したら、上司からぜひここも行っておいで！と教えてもらいました。

植田正治写真美術館 美術館・博物館

2階ロビーの大きな窓からは大山がどーん！
コンクリートと青空のコントラストも自分好みで、窓の前に置かれた椅子に座って、しばしこの景色を堪能しました。

植田正治写真美術館 美術館・博物館

2階と3階の展示室では、植田正治氏が海外で撮影した写真を中心に展示されておりました。

モノクロ写真が有名な方のようですが、カラーも独特の色合いで、どちらもすてきでした。

1階ではコンクールの応募作品と伯耆町民が撮影された写真を展示。この美術館、なんと伯耆町立なんですって！

植田正治写真美術館 美術館・博物館

運転手さん曰く、30～40分くらいのはずの鑑賞が1時間超えてしまい、急いで次の目的地である桝水高原へ。決められた場所をちゃんと回らないといけないプランだったのです（汗）

冬場はスキーリフトとして使わているリフトをシーズンオフは「天空のリフト」と称して、眺望を楽しめるように運転されています。

大山ますみず高原スキー場 スキー場

タクシー運転手さんによると、この日は風が弱くて日差しもあるから寒くないでしょうとのことでしたが、念のため持参していたウインドブレーカーを着て、首元はストールを巻いて乗車。やはり、終点に近づくと空気が冷たく感じました。

あまり揺れませんでしたが、上りも下りも途中で一時停止したりして、ドキドキしました。

大山ますみず高原スキー場 スキー場

境港の辺りまで見渡せました。右手に見える孝霊山の謂れも運転手さんから聞きました。

開放感のある景色に見とれましたが、次の目的地であるこの写真の中ほどに写る赤い屋根の場所へ向かうべく、下山。

大山ますみず高原スキー場 スキー場

大山まきばみるくの里へ下りてきました。ここのソフトクリームは食べた方がいいですよと観光案内所の人にも運転手さんに勧められまして。

長蛇の列でしたが回転が異常に早く、そんなに待たずに買えました。お土産も買いたかったので、早く食べなきゃと焦った結果、ソフトクリームの写真を撮り忘れてしまいました…

広々とした草原ではお子さんたちが走り回り、レジャーシートを敷いて見守る大人たち、と思い思いに寛いでらっしゃいました。

コロナ禍でレストランや手づくり体験はお休みとのこと。

大山まきばみるくの里 テーマパーク

予想外で大充実となった米子観光、タクシーを降りてからは米子駅周辺で買い物やお茶していたらあっという間に、再び銀河へ乗車する時間が来ました。

米子駅のホームには2ヵ所、手描きの銀河ウエルカムボードが設置されていました。

米子駅 駅

米子から乗車して約45分、帰りの列車の最初のおもてなし駅根雨に到着。

去年も旅の途中に教えてもらって佐賀県唐津市の宝当神社へ行ったのですが、今回は根雨駅の金持神社分祀にお参り。駅に神社が出張してきてくれるなんて！
ここでスクラッチ宝くじも買いましたが、外れました(笑)

他にも特産のしいたけや新米も販売されていました。自分はそばを買いました。

根雨駅 駅

米子駅乗車後すぐにもらっていた夕食のお弁当ですが、ソフトクリーム食べた後にカフェにも行ってお腹に余裕がなかったので、20時前にいただきました。

4号車フリースペース遊星では、既に夕食を終えた人たちが読書、歓談されていました。
テーブルある将棋の盤面を使って、親子で将棋を楽しまれていたりも。

4食の駅弁の内、この松江の駅弁が一番自分は好みでした。いろんな味を少しずつ味わえるのが◎

帰りは最初から4号車で車内wifiに接続していたので、自席でゆったりとスマホを触れました。大量の写真の整理を開始。

途中の新見駅ではドア越しに駅員さんの歓迎を受け、お礼の気持ちを込めて思いっきり手を振り返しました。

21時半前に備中高梁駅へ到着。改札を出てすぐの図書館前で夜食をもらいました。川ガニも売っていましたよ。
いただいた観光パンフの袋の中には、今日の日付が入った銀河とご当地キャラの缶バッチが入っていました。運転日ごとに作成してくださっているってことですよね。良い記念になりました。

図書館内にもお土産コーナーがあり、ここでの買い物はクレジットカード使用可能でTポイントも付与されます。さすが蔦屋書店セレクト、パッケージもかわいいお土産がたくさん見つかりました。

スターバックスも延長営業してくれていたので、ティーラテを買って戻りました。

備中高梁駅 駅

ホームへ戻ると、人だかりが。高梁の法被を着た人に何事かと尋ねたら、もうすぐサンライズ出雲が来るんですよ！と教えてもらいました。鉄道ファンに人気の夜行列車が同じ駅に停車するのはレアなのだと言われ、自分も慌ててカメラを出しました。

サンライズは停車してすぐに発車してしまいました。

備中高梁駅 駅

行きと違って早めにアトラクションは終了したので、後は温かい飲み物を口にしながらリラックス。前日の睡眠不足も相まって、早めに眠くなってきたので就寝。

翌朝5時の車内アナウンスで起床、バタバタと身支度をして荷物をまとめていたら見慣れた阪神間の風景が夜明けとともに車窓を流れ、車掌さんの鉄道愛のこもったお別れのアナウンスが終わる頃には終点の大阪駅へ。

2日間お世話になった車両がホームを離れるのを見送ってから、自分も家路に着きました。

大阪駅 駅