2020/11/11 - 2020/11/11
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minaMicazeさん
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平日朝の依田さんの気象予報、今シーズン初めの紅葉中継は、高崎の「徳明園」でした。だいぶ見頃になってきた、とのことなので、高崎市観音山の「徳明園」へ、紅葉を見に行きました。
この日、紅葉は未だ進行中で見頃の初期、緑の葉も多く見られましたが、それでも綺麗な紅葉を楽しむことができました。
「徳明園」は、「洞窟観音」を作ったときに出た土砂で、隣接する谷を埋め立てて作ったとのこと、ということは、どちらかと言うと「洞窟観音」が主、「徳明園」が従、の様なこと、らしいのです。
なので、「徳明園」の紅葉を見る前に、「洞窟観音」に祀られた沢山の観音像をお詣りしてきました。
旅行記作成に際しては、「洞窟観音、徳明園」のホームページ、現地でいただいたパンフレット、現地の説明板を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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群馬県高崎市の市街地から西へ、観音山丘陵を上って、「洞窟観音、徳明園、山脇記念館」にやってきました。
上ってきた道路の正面に入口があるので、直進すると駐車場に入ります。道路はこの手前で左に曲がり、写真の左に見える上り坂を上がっていって、「観音山公園」を経て「白衣大観音」方面に通じています。 -
駐車場(上の写真の中央奥)に「観音山エリアマップ」がありました。
高崎市街地から西へ向かい、黄色矢印から観音山エリアに入り、黄色の道路を上ってきました。黄色破線で囲ったところが、現在地です。
「白衣大観音(高崎の観音様)」は、赤い破線で囲ったところです。 -
駐車場の奥の木が、黄色く色付いています。
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駐車場の奥(写真中央)に、入園券売り場があります。
その右に、オレンジ色の顔出しパネルがあり、その後ろが「徳明園」の出入り口です。
入園県売り場の左のトンネルが、「洞窟観音」の入口です。 -
目的地は「徳明園」なのですが、スタッフの方の強い勧めに従って、先に「洞窟観音」をお詣りします。
「洞窟観音」は、高崎市田町の呉服商「山田徳蔵(1885-1964)」が、私財を投げ打って作った「観光参拝場」です。 -
大正5年(1916)頃から検討・計画が始まり、大正8年(1919)に着工、山田徳蔵が没する昭和39年(1964)まで建設が続きました。
一周すれば札所巡りと同じご利益が得られ、地元の方の拠り所となり、高崎の観光振興にもなるように、との思いで建設されました。 -
約400mの洞窟には横穴が掘られ、それぞれに計39体の観音像が祀られています。写真は「十一面観音」です。
十一面観音は、苦しんでいる人をすぐに見つける為に、頭上に十一の顔を持ち、様々な表情で全ての方向を見守っています。
十種勝利(現世利益)と、四種果報(死後成仏)という様々なご利益があり、とても人気のある観音様です。 -
洞窟工事は、山田徳蔵が没するまで続きましたが、当初目標とした800mの坑道は、強固な板鼻層に阻まれ、半分の450m、未完成のまま終了しました。
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洞窟観音の観音像は、すべて新潟県魚沼出身の石彫師「高橋楽山」が制作しました。入口付近に祀られている像は初期の作品で、奥に行くに従って技術の向上が顕著に見られます、とパンフレットに書かれています。(洞窟掘削と並行して、観音像を制作していたんですね)
写真は、十一番の「徳王観音」です。岩に坐り、柳の枝を持ちます。
常・楽・我・浄の四徳を備え優れているので、徳王と名付けられました。
帝釈天と共に仏法を守護し、釈迦如来に悟りの内容を布教することを勧められたという観音様です。 -
さらに、パンフレットによると、魚沼産の花崗岩を使っているとのこと。ということは、高橋楽山の地元である魚沼で制作したのでしょうね。
写真の像は、八番の「滝見観音」です。深山幽谷の岩上に静かに安座する姿で、瀧を見ています。
悪意に満ちた火焰が、瀧の飛瀑の力によって鎮火し、清められることを表しています。 -
観光参拝場として建設が進められていましたが、戦時中は、民間防空壕として陸軍熊谷連隊に差し出す決断をしました。高崎市民4000人の防空壕にすべく、建設途中の坑内に、貯水池、井戸、物資庫、発電室などを作りました。
熊谷連隊からは「模範的民間防空壕」としての称号を正式に賜り、セメントや鋼材等の物資が陸軍から配給され、建設が続けられたそうです。 -
洞窟の掘削は、すべて人力(ツルハシやスコップ)で行われました。掘り出した土砂は、隣接する谷間に運ばれ、日本庭園が造成されました。(現在の「徳明園」)
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掘削した洞窟の内壁、お祀りした観音像の背景は、浅間山の溶岩で装飾され、藤岡市鬼石から運ばれた多くの三波石も配置されています。
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大きく掘られた横穴に祀られている観音像は、「聖観音」です。「聖観音」は、全ての観音菩薩の基本形です。
別名、観音菩薩とも呼ばれ、人々を常に見ていて、救いの声(音)があれば瞬く間に救済する、という意味からこの名が付けられ、日本でも多く信仰されました。般若心経は観音菩薩の功徳を説いたものだそうです。 -
お地蔵様の横に立つ説明板には、お地蔵様の説明ではありません。
「本当は八百メートル掘りたかった」と書かれています。山田徳蔵が亡くなるまでの50年間で400m、平均すると1年に8mしか掘れなかったんですね。
ここは、新第三紀に堆積した海成層起源の堆積岩からなる岩野谷丘陵の一部、五百万年以上前の板鼻層上部層にあたります。強固な地層が構造物として安全だとしてこの地を選びましたが、掘削は困難を極めました。 -
山田徳蔵が亡くなると、この施設は永らく世から忘れ去られ荒れ果てていたそうです。
現在は、隣接する「徳明園」や「山徳記念館」とともに、一般に公開できるまでに再生されています。
写真は、出口の明かりが見えてきた、洞窟最終部分です。 -
洞窟から出ると、「徳明園」の案内が立っています。駐車場にはバスも来ています。
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左の穴が、「洞窟観音」の出口です。
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さて、それでは、洞窟観音の入口を左に見て、入園券売り場の前を通り、「徳明園」へ向かいます。
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「徳明園」の出入り口です。右は池の方へ下り、左は北側の斜面の上の方へ上ります。
右には石柱があり、「御入口」の看板が立っているので、右から入ります。 -
券売所でいただいたパンフレットの裏には、手書きの園内マップがありました。
色塗りと矢印と活字は、後付けしたものです。
駐車場(緑のエリア)の左下が、「徳明園」の出入り口です。 -
左の木は紅葉が進んでいますが、右の木は色付き始めです。
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下り始めると、周りは、ほぼ緑です。
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下までおりると、色付きが進んだ木があります。
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黄~赤のグラデーションが綺麗です。
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「笑い閻魔」「笑い鬼」の看板の向こうには、赤く色付いた木があります。
パンフレットによると、「笑い閻魔」と「笑い鬼」、どちらも(洞窟の観音像を制作した)高橋楽山が作った石像のようです。 -
イチオシ
池の縁まで下りてきました。パンフレットによると「浦島の池」という名前です。
写真の中央奥に、「亀に乗った浦島」が写っています。 -
池の周りを、反統計回りに歩きます。
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池と反対側には、観音像があります。
説明板によると、(洞窟の観音像を制作した)高橋楽山の初期の作品だそうです。
尚、この説明板には、これらの観音像の制作には、高橋楽山の他、同郷の高橋楽石も参加していたそうです。 -
池の周りをさらに進んで、振り返った景色です。
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イチオシ
岩をくりぬいた小さなトンネルを潜ります。
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色付きは進行中です。左下に見える”鳥”は、造り物です。
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池の対岸、北側の斜面です。右の建物は「山徳記念館」、山田徳蔵の資料館です。かつて山田徳蔵が住んでいた住宅です。
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歩いてきた遊歩道を、振り返って見た景色です。
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イチオシ
石灯籠があると、庭園っぽいですね。右後ろに、浦島像(の後ろ姿)が見えます。
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「浦島の池」です。今日は青空に恵まれていないので、池に映った青空も大事に撮っておきます。
ここは谷間なので空が狭く、快晴にならないと青空は期待できません。 -
「浦島の池」の隣は「苔庭」です。何分か毎にミストが噴射されます。
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イチオシ
ミストが晴れると、すっきりした景色に戻ります。
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説明板によると、「徳明園」の設計と作庭には「金子清吉」という人が関わっていた、と推測されています。
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イチオシ
実際の造園は、新潟県の「二代目後藤石水」が実施しました。
「二代目後藤石水」は、明治神宮庭園に携わった方、とのことです。 -
「徳明園」と命名したのは、「北沢楽天」という人だそうです。
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北側から見た「苔庭」です。
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ときどき、ミストが撒かれます。
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色付き進行中ですが、まだ緑が多く見えます。
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北側の斜面の下には、トンネルがあります。
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ここは、戦争当時の「やんごとなき身分の方々」の為の「秘密の防空壕」です。これらの方々の頭を下げさせないための十分な高さが確保され、内壁は綺麗に仕上げられています。出入り口は3ヵ所あるそうです。(説明板による)
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「秘密の防空壕」の上、北側の斜面の東側には「石庭」があります。長い間未完成のままでしたが、平成30年(2018)に整備されました。
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「石庭」から下を見ると、右奥に「浦島の池」、左に「苔庭」、そして手前下には「防空壕」の案内板が見えます。
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イチオシ
北の斜面の西側、「山徳記念館」の西隣にも、「石庭」のような庭があります。
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その庭から見た南側(低くて見えないけど、「浦島の池」の方向)です。
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北の斜面に上ってみます。
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上る途中から見た、南方向です。
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色付いた木だけ写すと、紅葉が進んでいるように見えます。
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北の斜面から下りる途中です。
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「浦島の池」です。
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駐車場に戻ってきました。紅葉や黄葉には青空が似合います。
少し早めでしたが、三密を避けつつ、紅葉を楽しむことができました。
( おしまい )
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