「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」って、山では身投げしたら死にまっせ捨身ヶ嶽禅定。

2020/10/07 - 2020/10/07

　「死ぬ気でやればうまく行くこともある」という格言であるが、浮かぶ瀬というのは川の浅瀬のことであり「捨て身の覚悟で川に飛び込めば瀬に立つこともある」というけれど、山で身を捨てて崖から飛び込んだら絶対助からない。

　ところが香川県にある我拝師山の頂上は捨身ヶ嶽という。

　こんなところで身投げしたらあきまへんで！

　この山にあるお寺を出釈迦寺（しゅっしゃかじ）という。

　四国の友人と旧交を温めに来た旅行であるが、行場と聞いては登らずにはいられないドラゴン捨て身の挑戦。

　高松市内には五剣山という岩場もあるのだが、こちらは今夏２１歳の大学生が滑落して死亡する事故があったので、コロナ自粛はしないドラゴンであるがまだ２８年生きる予定なのでここは自粛して挑戦はやめておいた。

　また、４５番札所の岩屋寺奥の院白山行場は台風１４号の雨で岩場が濡れているのでこれも自粛しておいた。

エリア 善通寺市(香川)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

　お寺の駐車場でいきなり立ちコケした！　不吉な前兆か？

　砂利の深い所で前輪を取られ転倒、右足が下敷きになったが軽いバイクだったので何とか自力で脱出成功。

　掠り傷と打撲少々であるがめげずに禅定に挑戦！

　禅定というのは瞑想という意味もあるが、ここでは霊山に登って修験道(しゅげんどう)の行者がする修行のことを言う。

　ここは四国奥の院第一禅定とあるが、岩屋寺奥の院の白山行場とか他にも行場はありそうだ。

　山名は我拝師山である。

　出釈迦寺奥の院から入山。

　トンネルを潜ると霊山登嶺が始まる。

　飲食禁止とあるが水は飲ませてください。

　いきなりの鎖場である。ほぼ垂直？

　またまた鎖場。

　真上に登って行くようだ！

　消防隊が救助訓練をしていた。

　「今日は滑って落ちてもすぐに助けてもらえるから安心です」と声を掛けたら「落ちないように登って下さい」と言われた。当たり前か。

　すぐに見晴らしの良い場所に出た。

　五岳山といい香色山・筆ノ山・我拝師山・中山・火上山を縦走するコースもあるが、駐車場に戻ってこれないので一つだけにしておく。

　必死の覚悟で鎖を掴んで登って来たドラゴンであるが、楽しそうに談笑しながら二人のご婦人が軽々と降りて行ったのは気のせい？

　五岳山縦走「空海ウォーク」

　禅定は霊山の頂上をも意味している。

　身投げポイント？

　願い事をして身を投げろ？

　救助訓練中！

　鎖場は登るより降りる方が怖い！

　崖を登って来たので奥の院は真下に見える。

　入り口に戻って来た。

　トンネルを潜り現世へ戻る。

　善通寺市街と我拝師山。

　救助訓練のヘリも飛んでいた。

　消防隊のお世話にならずに修行完了！

この旅行記へのコメント （2）

• はなまま さん 2020/10/24 12:09:09

  行場巡り

  ドラゴン様
  
  爽やかな秋晴れですねー。
  はなままは今月は仕事が立て込み、山行は自粛中です。
  こんな日に山歩きができないなんて～。
  山の麓は歩いていますが…。
  
  慣れてくると、より難しいコースに挑戦したくなるものですね。
  しかしシルバーウイークにははなままの知り合いがご家族で三徳山三佛寺に挑み、お父さんが岩場から落ちて尾てい骨を骨折するという残念な出来事があったので、ドラゴンさんもお気をつけてくださいね！
  
  はなまま(*^^*)

  熟年ドラゴンさん からの返信 2020/10/24 17:10:37

  Re: 行場巡り

  　いつもコメントありがとうございます。
  
  　三徳山は数年前に制覇しましたよ。岩場で落ちて尾てい骨骨折程度なら良しとするべしかな。頭打ったら死にますよ。
  
  　何時か伊勢山上に挑戦しようかな。怖いらしいです。