青森でまいにち美術館めぐり2020　青森

2020/09/21 - 2020/09/21

JR東日本の新幹線50％割引キャンペーンを見て、まだほぼ未踏破の東北に行きたくなりました。
となると・・・前から行きたかった十和田市現代美術館じゃない？
いや、そこまで行ったからには青森県立美術館にいるあおもり犬にも会いたいぞ。

そこまで決まったところで「今度青森に一人旅を計画してるんだー」と友人に話したところ、興味を持ってもらったので一緒に行くことになりました。
青森県立美術館、十和田市現代美術館は確定、そこまで行ったなら三内丸山遺跡をみようということで話はまとまったところ、友人のお母様から「弘前はいいよ」との声が。
ちょうどその時私もTwitterで「弘前れんが倉庫美術館」がオープンしているという情報が目に入ってきて。
これは入れなければ！と1泊増やして弘前にも行くことになりました。
なかなか忙しい旅になりそう。

1日目：青森（青森県立美術館、三内丸山遺跡）
2日目：弘前（弘前れんが倉庫美術館）
3日目：十和田（十和田市現代美術館）

エリア 青森市内(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

新青森到着！はるばる東京から長かった・・・
と言いたいところですが、おしゃべりしてたのでそこまででも。
電車の旅は楽でいいね。
難を言えば、騒音対策の防御壁が多くてあまり車窓が楽しめなかったな。
今度ローカル線の旅をしようっと。

新青森駅 駅

空が広いぞー！

ここからバスで行こうと思ったのですが、いいタイミングでのバスがない。
今日は二人旅ということもあり、タクシーで。

運転手さんに「青森といえば何を食べていって欲しいですか？」と聞いたところ
「やっぱり帆立」という答えをいただきました。
私は恥ずかしながら、青森＝帆立という認識がなかったのでびっくり。
（有名なんですよね。。。なぜか知らなかった。）
帆立食べようーっと。楽しみです。

新青森駅 駅

すぐに到着。
運転手さんに聞くと、隣の三内丸山遺跡もおすすめだそうです。
楽しみ。

さーて、青森県立美術館が見えてきました。
雪の中の白い建物を見てみたいなあ・・・と思います。
それくらいこの「白」が映えます。

あと、建物の中にある文字のフォントがとても可愛い！
この建物の雰囲気にあっていて気に入りました。

青森県立美術館 美術館・博物館

最初に目に飛び込んできたのは・・・シャガール。
半端ない大きさ！！！

シャガールがあるのは知ってたけど（楽しみにしてたけど）
こんなに大きい絵とは！

この４枚は「アレコ」というバレエの舞台背景とのこと。
それならこれだけの大きさになるよね。
大きさが変わっても、不思議な感覚になる絵であることには変わりない。

青森県立美術館 美術館・博物館

全面に絵があるのでとても楽しい。

見ている途中で暗くなりナレーションが流れ始めました。
バレエ「アレコ」のストーリー説明と、この舞台背景が使われたシーンの解説をしてくださいます。

青森県立美術館 美術館・博物館

この絵がバレエのストーリーと最もあってない気がする・・・。
左の鎌を持った人誰？？

青森県立美術館 美術館・博物館

ここはサンクトペテルブルグ。なんとなく雰囲気が出ている気がする。
ソ連出身だからかな。といってもロシアの人じゃないか。

あー、また行きたいなあ。ロシア。

この部屋だけでかなり満足しました。


この後奈良美智さんの作品と棟方志功さんの作品を満喫。
奈良美智さんのインスタレーションがよかったなあ。
子供がゴロゴロしているおうち。

青森県立美術館 美術館・博物館

さて、メインイベント？のあおもり犬。
ずっと見えていたのですが、リアルに会う方法がわからず右往左往。
外に出て、階段を登って、降りて、歩いて・・・やっと会えました。

光の加減で悲しそうな子になってしまった。

青森県立美術館 美術館・博物館

存在感あるなあ。

雪が降った時の写真を見たけれど、頭の上に帽子のように雪が積もってました。
こんなに雪降るんだ！さすが青森。
雪の時期に来てみたいけど、雪に慣れてなさすぎて多分うまく歩けないんだろうな。

青森県立美術館 美術館・博物館

背中側から。

青森県立美術館 美術館・博物館

お腹が空いたので、美術館のカフェへ。
開放感があってとても気持ちいい空間です。

せっかく青森なので、りんごカレー！
これが美味しくて美味しくて。やっぱりりんご最高！青森いいね！

青森県立美術館 美術館・博物館

みそびれたところないよね？？とうろうろ。
外に出てみたらこの子に会いました。
実は今日一番のお気に入り。いい顔してるなあ。

写真を撮ることができないところが多くて短いけれど、じっくり見て回れました。
いつか雪の頃に来てみたい。
その方がこの美術館の良さが際立つような気もします。
・・・無理かもしれないけれど笑。

青森県立美術館 美術館・博物館

三内丸山遺跡へ移動。
近そうだったので歩いてみました。10分くらいかな。
歩いている人なんて誰もいないのであろう、歩道が草に侵食されまくり。

・・・想定していたのと違う、なんだか区の施設みたいな建物でした。
これで縄文？？大丈夫かな？

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

チケットインフォメーションに大きな縄文土器！
ちょっとわくわくしてきましたー！

今回は1時間に１回実施されている、ボランティアガイドさんについていくことに。
縄文時代は全くわからないのです。
どんなところなんだろうー！

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

ガイドさんについてトンネルをくぐると・・・
縄文時代だ！

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

広いなあ。
ガイドさんによると、この周り一帯からどんどん移籍が出てくるらしい。
先ほどの青森県立美術館も、近くにある免許センターも、遺跡の上に建っているらしいです。
住みやすいところだったのかな。平地だしね。
近くに海もあって海産物豊富だし、シベリアよりは暖かいし、いいところなんだろうな。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

美術館に行く時のタクシーの運転手さんが「三内丸山遺跡では、やっぱり６本柱でしょう」とおっしゃってましたが、それがこれ。
きちんと等間隔なので、人口建造物なのがわかる・・・らしい。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

下から覗いたところ。
物見櫓的な使い方をしていたらしいけど、登るのちょっと怖いかも。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

先ほどのは復元なので、元々はこの穴。
確かに等間隔。

近くに水が湧いているところがあり（美味しいらしい）、放っておくと水が溜まってしまうらしいです。

水も豊富なら・・・やっぱり住みやすそう。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

この土地には1000年くらい誰かしら住んでいた形跡があるそうです。
それでもずっと「縄文時代」だもんね。

1000年前といったら藤原道長がいた頃だよね。
京都にはずっと人が住んでいるけれども、その頃とはかなり技術が進化しているから、ずっと縄文時代だった1000年間はどんな感じだったんだろう。
同じように見えて、暮らしていた人からしたら「結構違う」という感じだったのだろうか。
こうやって色々と想像する余地があるところが、縄文時代ファンの楽しみなのかも。

ここは当時のゴミ捨て場。たくさん器のかけらが捨てられててびっくり。
失敗作？それとも割っちゃったのかな？

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

ここもゴミ箱。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

お、高床式倉庫だ！
高床式倉庫＝米の貯蓄場所、のイメージだったので、縄文時代にもあるのかとびっくり。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

ちょっと入ってみたかったなー。
ここは覗くだけ。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

もっと大きなところには入ってみました。
集会とかをする場所だったらしい。町内会の場所みたいな感じかな。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

さて、いろんなおうちを覗いてみようと思います。
茅葺の家もあれば、檜皮葺っぽい木の皮で葺いた家もあり。
いろんな時代の家を建てているそうです。
何軒も建てた跡があるそうで、やっぱり便利な場所とかあるんだろうなー。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

中は暗くてあまりいい写真は撮れなかった・・・。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

この家は外側にも骨があって好き。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

遺跡は思ったよりも楽しかった！来て良かったー。
最後に縄文土器の壁を見て終了。
貝塚みたいで面白い。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

バスに乗って青森市内へ。
明日は弘前に行きます！

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡