毎年、鉄仲間で行っている貸切電車ツアーを今年は四国で行うことになり、サンライズて四国へ向かいました。<br /><br />当初はJALのA350で福岡経由で四国入りするつもりがコロナ禍で予約便が機材変更となりどうしようかと悩んでいると、1週間ほど前に駅で「サンライズ」の空きを聞いてみたら、B寝台は選び放題？な状態でしたので、急遽サンライズで四国入りすることになりました。<br /><br />今回の度はまだ乗っていない区間の乗車を優先したので殆ど乗りっぱなしです。<br /><br />その2は二日目の八幡浜～宇和島～宿毛～高知と向かい、土佐電の外国電車198号を貸切ます。

サンライズで行く四国乗り鉄の旅　その2

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2020/09/26 - 2020/09/26

1237位(同エリア1914件中)

エリア

高知市(高知)

旅行の満足度: 4.5

観光: 5.0

ホテル: 5.0

グルメ: 4.0

交通: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: JR特急 JRローカル

旅行の手配内容: 個別手配

6時に起床して朝風呂でさっぱりした後、朝食にします。
残念ながらコロナの関係でバイキングからお弁当に変更となり、地元のお弁当屋さんが調製した弁当となりました。
何種類かあり好きなのを選んで食べることが出来ます。
前日フロントで7時20分にタクシーを予約しておきチェックアウト後待っていたタクシーの乗り八幡浜駅へ向かいました。
タクシーだと5分もかからず2メーターで到着です。
7:37発宇和島行の宇和海3号がやってきました。3両編成ですがガラガラで先頭車のかぶりつき席に陣取ります。

途中の上宇和駅で運転停車をした際に発車時の様子を動画撮影しました。
https://youtu.be/UEiA6YHI298
宇和島には8:13に到着です。
ここからは8:35発の宇和島バスで宿毛へ向かいます。
1番のりばで待っていると発車時刻ギリギリに大型の路線バス車が到着して宿毛行になりました。
宇和島市内はソコソコの乗客が居ましたが徐々に減って津島を過ぎたらこんな感じになってしまいました。
大型路線バスで自分だけと言うのは寂しいですが、それが地方交通の現状なのでしょう。
バスは豊後水道を眺めながら宿毛に向かいます。道路沿いには釣具屋なんかもあって釣りしたら何が釣れるのかな～と眺めていました。

城辺バスターミナルで運転手が交代となりいよいよ県境と越えて高知県に突入します。流石に宇和島から乗り通しているのは自分だけです。
高知県に入るとそれまで結構こまめにバス停があったのが、バス停も少なくなり宿毛の町に入っていきます。

定刻により1分遅れで宿毛駅前に到着します。
このバスは9月のダイヤ改正でそれまでより5分繰り上がったお陰で宿毛での乗り継ぎに余裕ができました。
宿毛駅10:37発中村行616Dに乗車します。

宿毛駅と言えば2005年3月2日、岡山駅発特急「南風17号」が約113km/hの高速で駅に進入しATSやEB装置の作動があったものの、95km/hの速度で車止めに突入、先頭車両はそのまま駅舎のエレベーターを破壊して外壁を突き破り運転士が死亡、車掌1人と乗客10人が重軽傷を負うる大事故が発生した事が記憶に新しいです。
宿毛から中村間は元々、宇和島市から中村駅を結ぶ計画だった路線でしたが、途中で建設が凍結さえていましたが、土佐くろしお鉄道として引き継ぐことになり1997年（平成9年）に開業した区間で踏切が殆どない高規格路線となっています。

https://youtu.be/Z1jby0Ss_LQ
中村駅で3分の接続で高知行特急「あしずり」に乗り換えます。
新型の2700系気動車はWiFiが使えるので快適です。

太平洋もどんよりした天気で折角の海が綺麗に見えないのが残念です。
地図を見る

高知駅には定刻13:03に到着です。
貸切電車の集合時間は14:20なのでまずは腹ごしらえと言うことで駅北口近くにある、鍋焼きラーメン「千秋」に行ってみました。

タイミング良く並ばすに入店できました。

鍋焼きラーメン千秋グルメ・レストラン
先程通ってきた「須崎」が発祥の鍋焼きラーメン。いわゆる漁師めしなんですが、サイズ感が面白いんです。
ラーメンの「並」が普通のラーメンより少なめで、「中」で1人前になります。
一方、ライスの「小」が茶碗2杯分の1合なんです（ライスのミニで茶碗1杯）

鍋焼きラーメンは、麺を食べた後に残ったスープにライスを入れて雑炊風にするのが良いらしく、そのとおりにしてみたら、なかなか美味しかったです。
昼食後は高知駅周辺で撮影しながら散策し、集合時間近くに高知駅前に向かいます。
駅には船中八策ならぬ電中八策の看板があり流石、坂本龍馬の町だけのことはあります。
貸切車両の198号車が桟橋車庫から高知駅に送り込みされてきました。
やはり独特のフォルムなので目立ちますね。

乗車前に検温チェックしてから乗り込みます。
198号車は1939年（昭和14年）に製造され、当時としては大胆な流線型のデザインを取り入れ世界の注目の的となり、ゴールドフィッシュ（金魚電車）と呼ばれ昭和60年までオスロ市内を走っていました。
ゴールドフィッシュは世界に2台しか残っていないと言われており、平成3年6月にとさでんに譲渡され、平成4年5月より運行しておいます。
2016年(平成28年)10月8日に、オスロ市電の特徴である水色を基調としたカラーに復元し、イベントや貸切等で運行しています。
高知駅前から桟橋線を走り15分程で桟橋車庫前に到着。そのまま車庫内まで移動してここで車庫見学＆撮影タイムとなります。

とさでんは色々な形式や塗装（広告）の路面電車が走っています。
新型もあればちょっと懐かしいフォルムの車両とバラエティに飛んでいるのがとさんでんの特徴です。
非冷房車も残っていますが、流石に夏場は運用から外れていて並べて留置されていました。
外国電車と並んで人気者の電動貨車「１」号車も居ました。
さしずめ工臨用とも言うのでしょうか？

何でもこの電車を撮影用に貸切ことも出来るそうですよ

うーん貨車ですね。
荷台に乗って運ばれてみたいものです（笑）
こう並ぶと198号車のフォルムは独特ですよね。ちなみに反対側は少し形状が異なりここまで流線型ではありません。さしずめEF55みたいな感じでしょうか。
そろそろ出発時刻なので再び198号に乗車して高知駅に向かいます。

出発風景はこちらの動画で
https://youtu.be/-JiV7yZDCk8
高知駅前に15:45に到着し、一旦解散となります。
まずは駅近くで予約した「ホテル港屋」にチェックインします。
ちなみにアサインされたのは、和室シングルです。
「お部屋おまかせ」プランでしたのでこの部屋になりましたが、意外と落ち着くんですよね
やはり靴を脱いでゆっくり出来るのは日本人としては嬉しい限りです。
夕食まで時間があるので路面電車では珍しいタブレット交換を見に朝倉電停へ行ってみました。
ここから伊野までの区間が単線でタブレット閉塞となっており行き違いの際にタブレット交換が行われます。
交換があるのがココと八代通停留場近くの行き違い信号所の2箇所で昼間は係員が常駐していて運転士からタブレットを授受を行っています。
朝倉から終点の伊野まで乗車します。
午前中は天気がイマイチでしたが、午後になってかなり回復しました。

伊野から乗ってきた電車で再び戻ります。
貸切参加者は18時にひろめ市場入口で集合します。
本来なら懇親会と行きたいところですがコロナ禍の中に大人数の宴会は控えようと事になりましたが、でも乾杯くらいはと言うことでこちらに集合したのでが、市場の中は土曜とあって満席でした。
これでは・・・となりまして一応顔合わせて自由解散となりました。
市場内は混雑していましたがお一人様席があいていた「本池澤」で軽くやることにします。

高知に来たならカツオを食べないとダメでしょうと言うことで、タレと塩の盛り合わせを頂きました。

うーん、厚切りで美味しい。
塩ダレは初めて食べましたがこういう食べ方のあるんだと感心してしまいました。

カツオを釣りに行きたいけどもう道具が無いからなぁ～
軽くつまんだ後は、先程貸切で乗った桟橋線は桟橋車庫前から終点の桟橋五丁目までの200mが未乗なのでちょっとはりやま橋から一往復してきます。

終点に着く時にはガラガラでした。
桟橋五丁目からはりやま橋に戻ってきた後、ダイヤモンドクロスの交差点で夜練をしました。このためにわざわざ35mmF2レンズを持ってきましたらね。
小一時間程夜練した後は、高知の〆ということで電車で上町一丁目近くの「豚太郎」上町店へ行ってみます。

「豚太郎」は高知が発祥の四国にあるラーメンチェーンです。
以前TVドラマ「めしばな刑事タチバナ」で取り上げられたこともあり、高知に行ったらと思っていたので、念願が叶いました。
ココのオススメは「みそカツラーメン」ですね。
みそラーメン上に「とんかつ」が乗っている優れもの？で高知のB級グルメと称されることもあります。

食べる前は正直半信半疑でしたが、食べてみるとあーなるほど！これはイケると
貸切メンバーも合流して皆さん大満足でした。

食後は電車でホテルに戻り、大浴場でさっぱりして翌日に備えます