九州 高千穂/阿蘇の旅

2020/08/04 - 2020/08/06

夏の始まり頃に、車で南九州一周を計画していました。でもその後九州は水害に会い、しばらく行ける状態ではなくなってしまったので、計画は延び延びになっていました。そろそろ大丈夫かなと再度計画し始めた矢先、今度は鹿児島と宮崎でコロナのクラスタが発生し、また中止しようかということになっていました。でも、そもそも初夏に九州に行きたかったのは阿蘇の緑の草千里を見たかったからであり、あまり遅くなると茶色くなってしまいます。このため、計画を縮小して、二泊三日で高千穂と阿蘇だけを回ることにしました。
GoToキャンペーンでは、宿泊に食事をつけたら食事の分も35%引きになってお得なのです。このため、各ホテルに夕食と朝食をつけようとしたのですが、なんせ予約したのが出発前日なもので、初日の夕食は予約期限を過ぎてしまい、とれませんでした。もっと計画的にしないといけませんね。

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

四国から九州に渡るのに複数のフェリーがありますが、一番乗船時間の短い三崎－佐賀関ルートを使います。フェリーがやってきましたが、コロナの影響で三崎港はガラガラです。

フェリーの中もとっても空いていました。

フェリーは三崎港を定刻に出発しました。

エチゼンクラゲかな? 巨大なクラゲがたくさん浮かんでいました。足の先までは2～3mはありそうです。

船は四国の西の端の佐田岬を越え、豊後水道に入りました。

と、このあとのひたすら車を走らせ、一気に高千穂にやってきました。天岩戸神社の駐車場です。天照大御神が天岩戸に隠れたとき、扉の岩をこじ開けた天手力男神の像があります。

天岩戸神社の参道入口です。

西本宮です。この奥に天岩戸があるとのことです。

西本宮のご神体の八咫鏡です。天照大御神が岩戸の奥からちらりと外をのぞいた時に、この鏡に映る自分の光る姿を見て「なんだろう」と身を乗り出し、天手力男神に岩戸をこじ開けられたとのことです。

そのまま歩いて天安河原に向かいます。
山道を下って行って、

橋を渡って、

川沿いに歩くと

天安河原に着きます。川沿いの洞窟に祠があります。

薄暗い中に天安河原の祠がありました。

祠の周りには参拝者が願いを込めて積んだ石の塔が無数あります。

一種異様な霊気がたちこめていました。

そのあとは高千穂神社に参拝に行きました。

参道を振り返ったところ

本殿です。

本殿の横には夫婦杉と呼ばれる2本の杉があります。

そのあと、高千穂神社のすぐ近くにあるソレスト高千穂ホテルにチェックインしました。

フロント周りに棚がたくさんあって、おしゃれな雰囲気です。

エレベータの周りもです。

かなり新しいホテルのようで、とてもきれいで清潔でした。

こちらのホテルでは夕食の予約が間に合わなかったため、朝食だけいただくことになりました。

バイキングです。

この規模のホテルにしては、まずまずの品数でした。

暖かいおかずも多かったです。

みなさん、マスクと手袋をして料理をとっています。

相変わらず、朝から食べ過ぎてしまいます。

食後すぐに高千穂峡にボートを乗りに行きました。駐車場から河原へ降りていきます。

ハイシーズンだと数時間待ちになるそうですが、コロナの影響で空きボートが並んでいます。しかし、30分で5000円とは高い!!

ボートを漕ぎだして峡谷へ入っていきます。これって、あの数のボートが出払ってたら混雑して身動きできないのでは。

滝が何本もあって、水が降り注いできます。滝の近くでは、水に空気が押されて強い風が吹き付けてきます。

ここの峡谷は柱状節理という六角形の玄武岩の柱でできています。溶岩が固まる際に結晶化したものです。

涼しげな眺めです。暑い時期でしたが、実際に峡谷内は滝のミスト冷却で涼しかったです。

カモがたくさんいました。貸しボートのところで餌を売っていたので、餌目当てに寄ってきます。

最後に峡谷を振り返って。上に橋があります。

その橋から峡谷を見下ろして一枚。なかなか絵になりますね。

そこから峡谷に沿って遊歩道があります。下に流れ込む滝があります。

反対側から峡谷内をもう一枚。

遊歩道はずっと上流まで続いています。

途中、こんな感じの趣のある部分も通ります。暑かったけど涼しかったです。

だいぶん上流までやってきました。

そこから、3本のアーチ橋が見えます。

そこでUターンして川沿いに戻ります。

途中、玄武岩の壁が壮観です。

さて、高千穂を後にして、阿蘇に向かいました。阿蘇の中岳を登っていきます。

途中、広大な草原が広がります。

牛がいます。牧場ですね。

牛を近くで。

阿蘇山頂ドライブインに来ました。でも噴火警戒レベルが2なので、ここから上には行けず、火口は覗けませんでした。

しょうがないので、草千里ガ浜まで車を走らせます。

草千里ガ浜はお土産屋さんの駐車場なのに有料だったので、スルーしてしばらく行くと、そこを見下ろせる絶景ポイントに無料駐車場がありました。

ここからだと遠くに火口から噴煙が上がるのが見えます。

草千里ガ浜全体が見渡せます。あの水たまりが「浜」なのでしょうか。

しばらく火口を見ながら走ります。

中岳の斜面が一面の草千里になっています。

あっちこっちに昔の火口が残っています。

これも別の火口です。こっちは雨でかなり土砂が流されています。

草千里の向こうには、外輪山の手前にカルデラ内の街並みが見えます。

阿蘇ファームランドの土産物店に寄りましたが、ガラガラです。観光産業のダメージの大きさがわかります。

近くのミツバチ牧場も人がいませんでした。

さて、今夜の宿泊は阿蘇リゾートグランヴィリオホテルです。

ここはゴルフ場併設のホテルで、ゴルフコースに囲まれてホテルがあります。

フロントも宿泊用とゴルフ用に分かれていました。

部屋は少し広めのビジネスホテルといった感じです。かなり設備は古かったです。

部屋からはゴルフ場がよく見えます。平日の昼間っからゴルフしている人もいるんだな。僕も平日の昼間っからホテルでくつろいでいるんだが。ここには温泉がありますが、ゴルフをした人もひと風呂浴びているので、結構混んでいました。

さて、夕食です。食事はレストランというより宴会場のようなところでした。コロナ対策かもしれません。

ここも窓からゴルフ場がよく見えます。

食事はセットになっています。懐石のような創作料理です。

からしレンコンは取り放題ですが、そんなにたべられるものではありません。

なかなか充実した食事で、量も充分でした。

お腹一杯と思っていたら、デザートもたくさんついてきました。

翌日の朝食も同じ会場です。

洋食セットをお願いしました。

デザートもでてきました。グレープフルーツは自分で絞ってジュースにするとのこと。おしゃれではありましたが、超すっぱいジュースが少しできただけでした。見かけ倒れ。

食後は外輪山を登っていきます。緑がきれいです。

外輪山の尾根を通っているミルクロードを走っていきます。途中、ラピュタロードを見ようとしましたが、工事中で入れませんでした。しかたがないので通過し、かぶと岩展望所に着きました。

少し霞んでいますが、中岳とカルデラ内が見渡せました。

しばらく走って、大観峰につき、展望所まで歩きました。周りは延々と緑が広がっています。

ちょっとアップで

さらにアップで。

とにかく緑に覆われた丘陵地帯です。

外輪山の内側です。ごそっとカルデラに落ち込んでいます。

遊歩道が展望所まで続いています。

少し先の丸いスペースが展望所です。中岳とカルデラがよく見えます。

展望所の先端からの景色です。登山道があるので、歩いて下りていけるのかな。

あとは帰るだけです。佐賀関まで車を走らせ、フェリー乗り場にやってきました。なんか真新しい建物になっていて、2階にはレストランがありました。

窓から港を見ながら、しらす丼をいただきました。

屋上から船が入ってくるのがよく見えます。

一本前の船が運休だったため、車がたくさん並んでおり、なんと僕の車はぎりぎり最後の一台で乗れて、あとは積み残しで一時間後の次の便になりました。危ないところでした。
さて、佐賀関を出港です。銅の精錬所がよく見えます。

車は一杯乗っているのに、なぜか船内はがらがらです。

船の水しぶきで虹ができていました。

佐田岬半島は風車がたくさんならんでいますね。無事に四国に帰ってきました。