2011/09/04 - 2011/09/06
51位(同エリア163件中)
chibisabaさん
- chibisabaさんTOP
- 旅行記5冊
- クチコミ0件
- Q&A回答61件
- 5,443アクセス
- フォロワー0人
気軽な海外渡航がまだまだ先になりそうなので、旅の計画を練るかわりに、
私が好きなギリシャを多くの方に知って欲しいなと、
旅行記や口コミが少ない所をピックアップして書いてみることにしました。
今回はハルキ島(Χάλκη)です。
一般に島の知名度と、実際に訪れた人の数とは比例すると思われますが、
ハルキ島に限っては、あの有名作家さんのおかげで(?)ギリシャマニアでない方々にも広くその名を知られているような。
有名だけど名前以外は実は知られていない気がする、そんなハルキ島の様子です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2011年、約一ヶ月のギリシャ滞在は、前半をドデカニサ諸島、後半をキクラデス諸島巡りにあてました。
ハルキ島にはドデカニサ諸島巡りの最後の島として、ドデカニサ・エクスプレスで到着。
ロドス島から日帰り可能なハルキ島ですが「泊まれる島には泊まる」派の私なので2泊しました。
船の都合もあったのですが、もう1泊しても良かったな。
島の大きさに似合わず、広すぎる船着き場。
港があるのはニンボリオス(あるいはエンボレオス)という地区。 -
-
意外と洒落た建物が多いのは、イタリア人の富裕層が買い占めているエリアがあるからだとか。
-
-
-
アギオス・ニコラオス教会。
-
-
ここの鐘楼はドデカニサで一番高いそうです。
教会の内部も美しいのですが、撮影は不可でした。 -
路上で魚を売るおじさんたち。
写真を撮っていいか聞くと「もちろん!この人がグランドキャプテンだよ」と、後ろで黙々と網を解いている男性(白いTシャツの人)を指します。 -
-
-
違う日に撮った写真ですが、こういう秤を使っていました。
-
島の周辺を周るエクスカーションもあります。
-
島の西にある修道院には路線バスで行くことが出来ます。
若い運転手さんがガイド(英語とギリシャ語)も兼ねていて、修道院での滞在は30分。
往復で90分のミニツアーです。
料金は往復のバス代のみで10ユーロ。
アイ・イァニス・アラルガ修道院(Μονή του Άη Γιάννη του Αλάργα)到着。
敷地内はそれほど広くないので、一通り見たらテーブルで休憩することも出来ます。
(有料でソフト・ドリンクを飲めます) -
私はひたすら写真撮影。
-
-
-
質素ですがぬくもりを感じます。
敷地の外にも出てみましたが周辺には何も無く、山羊がのんびりしていました。 -
帰りのバスの中から見た景色。
-
ニンボリオスに戻って来て、お昼を食べたらポダモス・ビーチへ。
徒歩で10分足らずで行けます。 -
砂浜で遠浅。子ども連れでも安心です。
波はけっこう強いのですが、浅いので流されることもありません。
1時間たっぷり遊んでもまだまだ時間はあるので、パリオ・ホリオに行くことにしました。
修道院行きのバスでも行けるのですが、バスを待っている時間で歩けそう。 -
いったん宿に戻って着替え、ポダモスビーチを通過し、パリオ・ホリオ到着。
かつては3000人の住人が暮らし、ハルキ島の中心だったのですが、今ではすっかり忘れられたかのような寂しいたたずまいです。
ここで目指すのは上に見えているカストロ。
途中の教会まではすんなり進めたのですが、その先がわかりません。
教会の裏を左へ行ったら道が途切れているようだし、右は道そのものがありません。
いったん教会まで戻り、どうしたものかと考えていたら、リュックを背負った中年男性がやって来たので、尋ねてみることにしました。
男性には連れ(女性二人)がいたのですが、ここまで来たのは彼だけです。
「頂上に登れますかね?」「Yes」
「道を知っているんですか?」「いや、知らない。でも多分、こっちだよ」
男性が歩きだしたので、ついて行くことにしました。
後で聞いた男性の名はエド・ウォルツさん。(以下「エドおじさん」と表記)
エドおじさんは教会の裏を左に進みます。
私が行き止まりかと思った場所は、V字に方向を変えて進むのでした。 -
つかず離れずの距離を保ち、2度ほど二人で方向に悩みながらも頂上に到着!
「頂上?ひゃっほ~!!」 エドおじさん、ありがとう~!
写真の右手方向から入って来ました。
城壁の向こう側がホリオの集落です。 -
ホリオを見下ろすと。
-
集落の反対側が海。こちらも眺めは抜群です。海の色もすごーい!!
-
二人とも写真を撮りまくり。
-
15分程頂上付近で過ごし、来た道を下ることに。
教会まではエドおじさんと一緒に下り、あとは一人のんびり歩いていたら、ホリオの入り口で、エドおじさんと連れの女性たちに笑顔で迎えられました。
「彼のおかげで頂上に行けたんですよ。ありがとうございます!」
「遠かったでしょ?」と女性たち。 -
彼らはバスを待つそうなので、もう一度お礼を言って、私は街への道を歩き出します。
下りなので楽です。
走ってみたら勢いがついて、転がるように「きゃ~!!」 -
同じ道を帰るのもつまらないので、ボタモスの脇を行く道に入ってみました。
ビーチからも見えた、青がキレイな教会がありました。
墓地も併設されていました。 -
-
さらに進むと、丘の上に風車(の跡)が3つ並ぶ場所に出ました。
中に入って見ましたがからっぽでした。 -
風車のそばからニンボリオスを見下ろします。
帰り道で羊を追うおじさんに遭遇しました。
「トゥーイ」と不思議なかけ声です。 -
「新鮮なエーゲ海の魚」と書いてあります。
廃車かと思われそうですが、走っている姿も目撃しましたw -
翌日。
タベルナで食事を取っていたら、ロドス島のカミロスとを往復をする船「エクスプレス・ニコス」が来ました。
16時発なので、日帰りでハルキに来ていたたくさんの人達がロドスに戻る模様。 -
船が出ると辺りが一気に静まり返ります。
-
食事を終えて散策していたら、「Hello!Hello!」と物凄い勢いで呼ばれました。
スルー出来ない大声だったので、ためらいつつも声の方を見ると、地元らしきおじさん三人がカフェで座っています。
「何か飲むかい?」と聞かれたので「フラッペを下さい」と言うと、そのおじさんがおごってくれました。
おじさんの名はアリストテリスさん(写真:左)。
英語とギリシャ語でしばらくお喋りして、「夕食を一緒に食べるか」と言われたのですが、その夜の船で発つ予定でしたのでそれは無理。
フラッペのお礼を言って別れました。 -
おじさんたちのたまり場のカフェ「コスタス」
-
船着き場でよく出会った猫さん。
-
この子もよく会いました。柄が特徴的なので忘れないw
-
-
この日は17:30発の船プレヴェリス号でサントリーニ島に向けて移動です。
旅行代理店のおばさんが「絶対予定通りには来ない」と断言していたプレヴェリス号。
確かに予定より2時間以上の遅れで到着。
船を待っている時に肩を叩かれて振り向くと、カフェでフラッペをおごってくれたアリストテリスさんでした。
「カロ・タクシーディ(=Have a nice trip)」と声をかけてくれました。
ギリシャ人のこういうところが好き。
小さな島のハルキ島ですが、シーズンであれば島へのアクセスは悪くないので、機会があればぜひ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の観光地(ギリシャ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
41