帰省よりみち旅（韓国南部）滞在19時間

2019/08/30 - 2019/08/31

親の介護のため、東京から大阪に月数回帰省しています。
寄り道して、韓国鉄道の慶全線に乗りに行きました。
日韓関係が悪化し、人の往来が減少したなかでもLCCがなんとか頑張っていた頃の記録です。
行きに乗った成田～務安便は、今はもうありません。

エリア 光州(韓国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 1.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

16:30　会社を早退し、東京駅のLCCバスの列に並ぶ。
17:50　成田空港第3ターミナル
　ソウル行きは長蛇の列だったが、務安行きはガラガラ。
　務安空港の銀行は夜開いてないとのことだったため、ウォンを買っておく。

19:00　成田空港第3ターミナル発
　1列1組といった感じでガラガラ。

21:30　務安空港到着
　歩いてターミナルに向かう。若い女性客が多い。
　外国人向けの入国審査は1ゲート。乗客のほとんどが韓国人だったので、並ばず通過。
　光州市街への空港バスは20時の次は23時。バスの本数は少なく、飛行機の到着時間に合っていない。
　バス券の自動券売機はクレジットカード専用。唯一持ってきたPASMO一体型JCBが撥ねられる。財布を薄くするためカードを絞ったのがよくなかった。
　飛行機の乗客の大半はクルマで家路についたのか、バスを待つ人はわずか。他の便もなく、閑散とした空港だったがコンビニは開いていた。ビールとお菓子を買ってきてTVを眺める。日本語が聞こえると思ったら世耕大臣(当時)だった。

23:00　務安空港発
　バスには現金でも乗れた。運転手にはかなり面倒くさがられたが。
　4列の普通の高速バス。空港を出ると車内灯が消される。外が良く見えていいのだけれど、真っ暗で何もない。みんなリクライニングを全開で倒している。私の席ははじめからフルリクライニングだった。

23:30　光州松汀駅前に到着

　横断歩道の歩車道境界の縁石にLEDが仕掛けられ、信号と連動して光る。視線が下に行きがちなお年寄りにもわかりやすく、いい仕掛けだと思うが、維持が大変そう...。

　真夜中だったが、大通り沿いのキムパ天国が開いていた。

　夜食をいただく。ちゃんぽんラミョン。
　ベースはインスタント袋麺だが、貝や小さいカニが入っていて、出汁が効いていて旨かった。

本日の宿となるサウナまで、トッカルビ(鶏焼き)通りを歩く。
深夜なのでお店はほぼ閉まっている。

UFOキャッチャーの店だけがギラギラに明るい。

00:15　サウナ”黄金スパバレー”着
私：「チムジルバン」
兄ちゃん：「○△□×...」
私：「チムジルバン！」
　無事チェックイン。靴箱とロッカーのキーをいただく。

　ロッカーは結構大きい。小さめのキャリーケースなら入りそう。

　大浴場に行ってみると、お湯が抜いてある。
　兄ちゃんはもう風呂には入れないよと言っていたのでしょうかね...。
　シャワーで汗を流し、休憩スペースへ。
　金曜日の夜だがガラガラ。皆さん静かにお休み中。
　枕とマットレスを持ってきて寝床をこしらえる。

04:45　起床
　意外によく眠れた。
　朝は結構冷えていた。バスタオル持ってきた方がいいだろう。
　朝風呂を浴びる。5時前でもちゃんとお湯は張ってあり、入っている人も結構居た。みんな朝型人間？
05:20　チェックアウト

05:30　光州松汀駅近くの食堂（ヨンミョンクッパ）
　空港からのバス便を調べていたとき見つけたブログでおすすめいただいた。24時間営業。忙しく働いているおばちゃんおすすめのモドム(全部入り)クッパをいただく。豚のモツやスンデ（血の腸詰め？）がふんだんに入っている。800円くらい。
　豚骨のコクはあるが塩味は優しくて美味しい。でも結局、辛味噌たっぷり溶かして激辛にして食べる。白菜キムチも美味しかった。
　早朝にもかかわらず、結構人がいた。徹夜飲み明けの若者グループとか。

06:00　光州松汀駅で切符を買う
　切符売り場のお姉さんは、出発番線や乗り換え駅を一生懸命教えてくれた。韓国語わかないがうんうん頷いておく。喋りながら切符に書き込んでくれた丸印をみると、どこに注意すればよいか、わかる。

　切符売場の横にphoto zoneなるものがある。
　中央は、鉄道にまつわるデザインで「光州」のハングル文字を造形したモニュメントと少女像(違)。
　手前の2体は、当時行われていた世界マスターズ水泳大会のマスコット。

06:13　光州松汀駅発
　ムグンファ号で順天へ。

　時折新線に付け替えている。日本時代に建設されたであろう旧線は遊歩道として利用されている。いつかあちらを歩きたい。

　車窓をつまみに、コンビニで買ったビールを飲む。
　土曜日の早朝、車内はガラガラ。

　列車は農村地帯を進む。

08:36　順天駅着
　韓国には立派な駅が多い。広い駅前広場には宇宙服親子とLOVEのモニュメント。

　順天にはラムサール条約に登録された湿地がある。行きたいが時間がないので、駅前の市場にだけお邪魔する。

「駅前市場」。お野菜や果物、お魚の屋台がたくさん。路上に座り込んで野菜を下処理したり並べたりするおばさん。
　MP3プレーヤーの屋台もある。その昔、電気グルーブが日本に紹介したポンチャックがずーっと掛かっている。屋台引きのおじさん、おばさんがやいやい言いながら品定めしている。欲しいけど、熟年グループの輪に割って入っていけない。

09:10　順天駅発
10:53　馬山駅着

　ここまで光州から15100W(約1500円)。やはり韓国の鉄道運賃は安い。

　今日は金海空港から関空へ戻る。馬山から直行する空港バスもあるが、路上のバス停には時刻表もなく不安。そこで、金海空港に乗入れる新交通の駅まで高速バスで向かい、新交通に乗り換えることに。

馬山バスターミナル。
馬山駅から歩いて10分くらい。
周囲には飲食街や農協マートなどがある。

バス乗り場

ターミナルを裏から見たところ。
たくさんのバスが待機している。

13:00　馬山バスターミナル発
　満員。なぜかラテン系の外人が多い。車内でつまむため、バスターミナル前の路上で焼き栗を買ったが、出すのは憚られた。栗は帰国してから食べた。甘みがほとんどなかった。

13:35　金海バスターミナル着

　バスターミナルには百貨店やホームセンターが併設されているのでぶらぶら眺める。新しく、洗練されたショッピングモール。涼しくて快適であるが、物足りない。

　近くに韓屋集落とか古墳などがあるというので見に行ってみる。
　しかしその後、韓屋集落の入口で反日おばさん達に絡まれ、気分が悪くなったため、写真は撮っていない。おばさん達の影響か、韓屋集落も古墳も、たいした印象は残っていない。あとで地図を見てみると、一駅隣に歴史博物館があったようだ。涼しいし、そちらにすればよかった。
　

　金海から空港までは新交通。結構距離がある。空港には15時過ぎに到着。

16:45　金海空港発
18:10　関空着

航空券代：諸税含み\10,050
東京駅～成田空港：\1,000
韓国内の移動費、宿泊費：4000円くらい
合計：15000円くらい

　新幹線で直行するのとそう大差ない費用で寄り道できました。