懐かしの首里城観光

2018/03/10 - 2018/03/10

2018年は仕事でもプライベートでも飛行機に乗る機会が多かったため、この機会にＡＮＡのＳＦＣ会員になろうと思い、足りないプレミアムポイントを加算すべく日帰りで沖縄へ行きました。
一度は訪ねたいと思っていた首里城を慌ただしく見学しながら、琉球王国の歴史を垣間見ていました。

首里城焼失から１年経過し、先日再放送されたＮＨＫの「テンペスト」のドラマを見て、当時の記録を旅行記として残しておこうと思いたちました。

当時は焼失することなど想像だにせず、また近いうちに再訪できるから、と思って、正殿内の写真撮影を控えめにしてしまったのが悔やまれます…。

エリア 沖縄市・うるま市・伊計島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＡＮＡのプレミアムポイントを稼ぐために、早朝羽田から千歳へ飛び、その後那覇行きのＡＮＡに搭乗しました。

お昼を食べておらず、お腹が空いたので、モノレール首里駅にほど近い「そば処　くんち」で腹ごしらえすることにしました。

３時を過ぎていたので、客は私一人でした。

「くんちそば」をいただきました。
沖縄らしい味付けのスープの味でした。

お店の方から首里城までの道のりを聞いて、首里城まで道なりに歩いていきました。

途中で見かけたローソンの店舗。
外観も沖縄仕様といった感じで風情がありますね。

途中で、「Suisavon」という沖縄の石鹸ブランドのお店がありました。
沖縄産の野菜や果物の美容成分を利用した、お肌にやさしい自然派石鹸や化粧品類を扱った店舗です。

首里城見学を終えてから、店舗に立ち寄ってゆっくり買い物をしました。

青空に映える赤色の守礼門。

当日は海外からも観光客が数多くいらっしゃいましたが、ちょうど人が少ないタイミングで撮影できました。

首都圏の３月はまだ肌寒い季節ですが、沖縄ではハイビスカスが綺麗に咲いていました。

大きな世界遺産の碑。

看板に従って歩きます。

初めに「歓会門」。

中国皇帝の使者「冊封使」などを歓迎するという意味でつけられたそうです。

龍樋と瑞泉門は案内だけ写真に収めていました。

漏刻門。

漏刻は中国語で「水時計」という意味なのだそうですが、昔この門の上のやぐらの中に水で時間を図る水時計が設置されていたそうです。
ちょっと想像できないので、現物を見てみたいですね。

歩いていくと首里城公園の外観図を目にしました。
公園の広さを実感します。

道すがら、出くわした「展望解説」の写真を見て景色を見上げると…

「展望解説」とそっくりな青い空が広がる、ここちよい日中でした。
眼前に見える「沖縄県立芸術大学」の建物が印象的でした。

道なりに歩いて「正殿」に到着。

赤色の建物を目にして、気分が高揚しました。

２階御差床（うさすか）。
国王の玉座としてさまざまな儀礼や祝宴などが行われたところ。部屋の上部には中国皇帝から送られた御書の扁額が掲げられ、「中山世土」の扁額はその一つとのことです。

「輯瑞球陽」の扁額。

輯瑞球陽とは「琉球が幸せであることを祈っている」といった意味とのこと。

１階御差床（うさすか）。

中央の高い床が正殿で行われる政治や儀式の際に国王が出御する玉座「御差床（うさすか）」とのこと。

正殿内部は当時の様子が偲ばれる展示が豊富で見ごたえがあったのですが、今思えば、（写真撮影できる範囲で）もっと写真に収めておけばよかったと悔やんでおります。

正殿を出て道なりに歩いたたどり着いた「淑順門」。
国王やその家族が暮らす御内原（おうちばら）への表門とのことです。

テンペストのワンシーンを思い起こすひとときでした。

首里城敷地内には、沖縄本島に自生する様々なイチゴが栽培されていました。

こちらは、リュウキュウバライチゴの可憐な白い花。

リュウキュウバライチゴの果実。
食用になるそうですが、どのようなお味なのでしょうか…。

ナワシロイチゴの花。ちょっと面白い形状の花でした。
果実はジャムにするとおいしいらしいです。

琉球王国が育成に努めたという、リュウキュウマツ

「歴史を語るアカギの大木」
戦前まで約１ｍもの太い枝を首里城の城壁までのばしていたそうです。
沖縄戦で幹だけになったり、その幹が台風でおられたそうですが、その後アコウが寄生して昔の面影をとどめたとのこと。自然の力は凄まじい…。

沖縄の歴史を勉強して、またゆっくり再訪しようと思っていましたので、正殿焼失による喪失感をぬぐえませんでした。

今後の再興を叶えたいと思い、心ばかりの支援をしましたが、コロナが終息したら、再興前でも再訪したいなぁと思っています。