秘湯法師温泉長壽館と横川廃線敷アプトの道

2017/06/03 - 2017/06/04

コロナでどこにも行けず、連休も持て余しているので、3年前の新緑に癒された秘湯一軒宿の旅行記をupします。（2020年7月記）
現在このお宿のホームページでは、群馬県内からの宿泊を推奨している感じです。まだまだ先が見えない状況ですが、また行けるようになったらぜひ訪れたい宿の1つです。

エリア 猿ヶ京温泉(群馬)

東京から新幹線で上毛高原駅へ。
レンタカーを借りて、たくみの里へ向かいます。
人も少なくて、長閑な景色が広がります。

たくみの里で、そば打ち体験。
そば粉に水を少しずつ加えて捏ね、まとめて円錐形にした後、平たく延ばして切ります。真剣！

道の駅 たくみの里 道の駅

それぞれ性格がでますね笑

そば打ちの後は、細さはそれぞれ個性のお蕎麦をいただきます！お店の味には及びませんが、自分達で打ったお蕎麦はそれなりに美味しい。
野草や舞茸の天ぷらも付きます。

デザートは別腹ということで、宿に行く途中にいちご狩りに寄ります。
6月でしたが、ハウスの中にはそれなりにイチゴがありました。

かがまなくてもラクラク採れます。
20分の時間制限付き。
受付して簡単な説明を受けたら、あとはご自由にどうぞという、ゆる～い感じ。シーズンオフなので、お客さんは私達だけ。
多分30分いても注意されないかもですが、永遠食べ続けられるわけもなく、20分でお腹がタプタプ。大満足。

満腹になったところで、この旅の目的の秘湯法師温泉へ向かいます。
県道から山道を20分ほど、こんな奥にお宿なんてあるのかな？と心配になりながらも到着！

周りには本当に何も無い！

法師温泉 長寿館 宿・ホテル

法師温泉長壽館。
日本秘湯を守る会のお宿です。

入り口入ると、昔ながらのたたずまい。
別世界に来た感じ。

野花を活けて
ちょっとした心遣いが素敵ですね。

公衆電話がありました。

お宿は川沿いにあります。
右手は温泉棟

川にかかる渡り廊下を経て、別館のお部屋へ

本日の宿泊はこちらのお部屋です。

控えの間と本間。川に面して広縁。
3人にちょうどいい広さ。

お部屋からは新緑。
川のせせらぎの音も心地よい。

落ち着く～

お部屋からの眺め
何もないのが、何よりです。

次の間からは、洗面所トイレにつながってます。
鏡のない洗面台、なんか新鮮。新緑を愛でながらの歯磨きはとっても心地よい。

一息ついたら、お風呂へ。
お風呂もいろいろあります！

（長壽館ホームページから拝借しました。）

法師乃湯は、一番大きなお風呂です。
JRのポスターにも掲載された有名なお風呂です。

大きな空間に大きな湯船があり、湯船は丸太で仕切られています。足元から温泉が自噴していて、レトロな窓、夜はほの明るい照明で、とっても雰囲気が良い！
人が少なかったので、丸太に頭を乗せてゆらゆらしてリラックス。温度はちょっとぬるめなので、ゆっくり入れます。
混浴ですが、女性専用の時間帯もあります。

長寿乃湯も足元から温泉が自噴。
足元に敷かれた石がいい感じの丸みで、程よく足裏を刺激します。
湯船が小さいので、お湯はやや熱めです。

お風呂を満喫後、入り口横にある囲炉裏端へ

囲炉裏の炎でリラックス。
お茶を飲みながら、ずーっとぼーっとしてられます。

お食事はお部屋でいただきます。
仲居さん（若い男の方）が、いろいろなお品を丁寧に説明してくださいました。
群馬の山奥なので、野趣あふれるお料理を想像してたのですが、初夏の季節感があり、驚くほど繊細な料理割烹でいただくようなお味！
特に酢の物が気に入りました！
初物の鮎の塩焼きも美味しくいただきました。

地元のお酒を合わせます。

最寄りのコンビニまで車で20分なので、夜中お腹空いたらどうしようかと思いましたが、心配無用。お腹いっぱいご馳走さまでした。

翌朝も、美味しい朝ご飯と温泉を満喫し、長壽館を出発します。
いいお宿でした。

車で横川方面へ。
当時、息子が乗り鉄だったので、横川駅そばにある碓氷峠鉄道文化むらへやって来ました。
トロッコ列車に乗ってみます。

碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク

トロッコ列車は、長野新幹線の開通で廃線になった、横川から軽井沢までの旧信越本線の線路を通ります。
途中、煉瓦造りの旧丸山変電所

旧丸山変電所 名所・史跡

青空に映えます。

ふたたび、トロッコ列車で鉄道文化むらに戻ります。
園内には鉄道の展示がたくさん。
中も自由に見学できます。

運転席でご満悦

鉄道文化むらでお昼ごはんも食べます。お昼はありがちな焼そばやスナック類だったかな？
お供は、昔懐かしの瓶ジュース。

車で碓氷峠方面へ。

近代土木遺産に指定されている、碓氷第3橋梁
（通称　めがね橋）
横川から軽井沢までの信越本線の鉄道橋梁です。
重要文化財にも指定されています。

碓氷第三橋梁(めがね橋) 名所・史跡

明治25年に完成。
高さは川底から31m！
煉瓦積みでこの高さはすごい！

この迫力とアーチの優雅さ
とても美しい！

横川から旧熊ノ平駅までの廃線敷は、トンネルや鉄道橋梁を含め、遊歩道として整備されています。
アプトの道と呼ばれています。
ちなみにアプトとは、急勾配を上るための、線路真ん中にあるかみ合わせの機具のことだそうです。

アプトの道 公園・植物園

トンネル内も歩けます。
5号トンネル内からめがね橋方面を撮ったこの写真は、私のお気に入り。

もう少し軽井沢寄りの旧熊ノ平駅付近。
こちらには線路が残っています。

帰りは軽井沢からなので、中軽井沢の星野温泉トンボの湯に寄ります。

星野温泉 温泉

日曜日なのでそれなりに人がいましたが、露天風呂が広く、1時間ほどのんびりしました。

ハルニレテラスの村民食堂で夕ご飯でも食べたかったのですが、遅くなってしまうので、軽井沢駅でレンタカーを返却し、駅付近で夕ご飯のお弁当を買って、新幹線で帰途につきました。
週末1泊2日ですが、新幹線とレンタカーでいろいろ巡って楽しめました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。