2020年６月に関空からソウル、自宅隔離まで

2020/06/16 - 2020/06/16

コロナのため入国が制限されている韓国へ渡ったときのメモです。事前に調べて行ったことと違いもありましたので、ご参考になるかもしれません。

※外国人登録を済ませた長期滞在資格者のケースです。また規則が日々変わっていますから、20年６月はじめのものとご理解ください。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: チェジュ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

数年前に韓国を旅行で回り、そのあとビザを頂いて長期滞在していました。春に日本に帰っていましたが、仕事もあるため意を決してソウルに戻ることにしました

朝のラピートに乗って関空に到着。ラピートは朝以外は運休していました

ふだんは、地図と運賃表をにらめっこしている旅行者であふれていた駅チケット売り場も、閑散としていました

現在、関空からソウル仁川空港へ週２本だけ飛んでいるチェジュ航空に乗るため、第２ターミナルへバスで移動しました

６月１６日、日本も韓国も、感染者数が一時期よりは収まってきたためか、チェジュ航空カウンター前にはけっこう人がいました

発券手続きは通常どおりでした。チケットと手の消毒剤を頂きました

入国検査場前のガチャガチャコーナーは営業していたので、学生さんたちへのお土産をガチャりました。２週間の隔離が明けたら撒（ま）いてキャッキャいわせたいです

トイレにある、手を空気で乾燥させるハンドドライヤーは使用中止でした。

感染予防のため、手洗いが欠かせないですが、ハンドタオルを持っていかなかったことを後悔しました

関空第２ターミナルの制限区域内に入りました。ブランドショップ、薬局、カフェのみ営業していました。

写真はブランドショップ、さすがに店員さんも手持ちぶさたな様子でした

薬局が開いているのは心強いですね

コンビニ兼お土産物屋さんが閉まっているのは想定外でした。サンドイッチでも買う予定が。。

カフェが開いていました

アボカドとマグロのとろろ丼、ほうじ茶を頂きました。

もしかして【施設隔離】になった場合、しばらくはお弁当生活になるかもしれないので、噛みしめつつ。。

韓国に住居がない方は、２週間の施設隔離です。費用は140万ウォン（約14万円）の先払い

搭乗口からバスで移動しました。飛行機は６割くらいの搭乗率でした。

乗るやいなや消毒をはじめる人が多くて、最初アルコールの匂いが立ち込めたこと以外は、いつも変わりない感じでした

入国手続きは、撮影禁止区域のため撮れなかったですが、流れ作業です。注意点は

①　隔離アプリは事前にインストールしておいたほうがいいです。アプリが位置情報などを使いますが、日本国内でインストールしても大丈夫です。

②　韓国で契約した携帯電話が要ります。ない場合は、韓国内の保護者（原文ママ）に検査官がその場で電話して確認するようです。

③　日本語は基本的に通じないです。兵役中の学生さんたちがサポートしてくれますが、英語もあやしそうです

出国ゲート以降も一般の利用者と完全に隔離されています。このとき到着ロビーの端にあるコンビニが、隔離が終わる２週間後までの【最後のコンビニ】です。急いで補給をしました。。。

また仁川空港からソウル市内への移動は、自宅隔離ができる長期滞在者の場合、３通りでした。

①　誰か知り合いにピックアップしてもらう。

②　入国者専用バスで、住居近くの保健所へ移動。保健所で検診を受けたあと、自宅へ保健所の車で送迎。検診を受けなくて送迎のみもOKだそうです。

③　専用のタクシーで、空港 ⇒ 保健所 ⇒ 家へ移動。タクシーは保健所で待機する決まりで、料金は地域ごとに一律でした。私は80,000ウォン（約8千円）で、空港から宿所へ直行にしました。

いずれの場合も、日本からの入国者の場合は３日以内に最寄りの保健所でコロナのPCR検査を受けます。この３日以内とは、入国日を含みます。例えば火曜日に着いたばあいは、火水木のいずれかです

宿所に転がりこんで、宅配で晩御飯になりました。韓国で使えるスマホがあれば何でも宅配できますが、ないとかなり苦しいと思います

隔離アプリを使って保健所へ到着を伝えました。そのあと夜に、担当していただく方からの電話もありました。このあたりも片言の韓国語が必須だと思います。重要な日にち・後で検査を受けるための電話番号などは、お願いしてSMSで送っていただきました

日を改めて保健所へ向かい、PCR検査を受けました。

入国当日に受けなかったのは、１回でも外に出られると気分転換になるかと思ったからです。宿所から保健所までは３キロほどで、隔離担当者に経路を伝えたあと、自転車で移動しました。

この地区でも感染者が出ているためか、結構人が多くて１時間以上待ちました。検査はすぐで、喉と鼻の奥をつつかれるくらいで楽でした

検査が終わると、隔離キット（？）を頂きました。

左上から時計まわりに、消毒液、ハンドジェル、マスク、隔離の手引き、そして隔離者用のごみ袋です。ごみは２週間後にまとめて捨てるそうです。

朝１０時と夜８時に検温してアプリで体調を報告します。１日に２回、担当者から電話があり、スマホの近くにいるか確認されます。また４日目に、保健所から直接、確認に来られました。

コロナの可能性が少しでも高そうな人は全て隔離されている、またもし自分が苦しくなってもすぐ連絡できると考えると、監視されているというよりは安心感があります

検査の翌日の朝９時ごろ、無事にコロナ検査の陰性（negative）通知がスマホに届きました。

予習と違った点ですが、以前は支援物資として箱いっぱいの食べ物・生活用品が検査後に届いた方が多いようですが、私のところにはありませんでした。。。自宅隔離者が増えたためか、入国日に検査を受けなかったためかはわかりません。。

宅配でしのぎつつ、料理道具も買いそろえて、残り１０日間ほど隔離生活を楽しみたいです。

また自由に往来できる日が早く来てほしいです