結婚式の通訳でダリゆかりの古城へ

2018/10/12 - 2018/10/13

結婚式の通訳の仕事でカタルーニャ州ジローナ県を訪れました。

2020年6月現在　コロナウイルスによる自粛生活中の思い出し記録です☆

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

お客様は日本人の花嫁さんのご両親でした。

シンガポールに住む西日カップルの結婚式で、
彼の地元カタルーニャ州で挙式の為通訳を依頼したいとのこと。

日本から来た10名ほどの方々とチャーターした観光バスで
1日目はジローナ県を観光、2日目結婚式、3日目にも観光をして
バルセロナで解散。

レストラン・観光バスなど全て私がチョイスし手配しました。
義父の知り合いが経営するCanalsという会社のバスをチャーターしました。

写真はコスタブラバ地域のミシュランスターレストランです。

LlafrancのRestaurante Hotel Casamar

魚介類の殻を取って食べやすくしたパエリヤ！

とても上品でおいしいレストランです。

テラス席は海を臨めとても雰囲気良しです。

ホテル カーサマール ホテル

こちらは結婚式場のホテル カステル デンポルダ (Hotel Castell d´Empordà)

古城ホテルの為週末は結婚式が入っていてなかなか予約できません。

写真は温水プールとカジュアルなほうのレストランです。

Castell d’Empordà ホテル

私の部屋からの眺め。
私はぎりぎりに部屋を取ったので簡素な部屋しか残っておらず。
でもバスタブ付きだったし十分快適でした。

花嫁の親族とわかると、新婚用のスイートルームのあるタワーに案内してくれました。

タワーにはお城の歴史を紹介するコーナーがあり、当時の様子の模型が。

タワーからの景色

こんな狭い階段を上ってタワーのてっぺんへ

かなりしんどかったですが景色はいいです！

このホテルのマネジャーの方の奥さんが偶然日本人だそうで、
とてもフレンドリーなこの若いマネジャーさんがいろいろ説明してくれました。

なんでも画家ダリがこのお城を気に入って、彼の作品と引き換えに購入しようとしたとか。
当時のオーナーは現金しか欲しくなかったのでその申し出を断り、
結局破産してお城を手放す羽目になり、ダリに売らなかったことを非常に悔やんだようです、、、

ダリは代わりにこの近くの別のお城プボール城を購入したらしいです。

今のこのお城のオーナーはオランダ人夫妻で、ドラゴンをモチーフに改装したとか。
確かにメインレストランなど、ドラゴンの紋章が所々に見られます。

これがハネムーンスイートのあるタワーです。

てっぺんまで登るとなかなかしんどかった、、、

本館やアネックス、タワーなどいくつものブロックに分かれていますが
こちらはレセプションやメインレストランのある本館

これが本館にあるメインレストランです。

朝食はここで頂きます。

ホテルの中でも一番豪華スペースでした。

とても雰囲気があります。

朝よりも夜が似合うスペース

私の部屋は別館の一角にありました。

何気なく置かれたこの子羊、、、レプリカではなく
10世紀ごろの作品。

一番シンプルな部屋にしてはなかなか快適でした！

ここに2日間宿泊。

2日目は旦那も遊びに来たのですが、1日目の夜は一人きりでちょっと夜怖かったです。

このホテルにはちょっと怖い伝説もあるようです、、、

レセプションは吹き抜けになっていてイメージキャラクターのドラゴンが

さて、お客様御一行は各自夕食を取るので
私は旦那を呼び出して一緒にレストランへ。

大のお気に入りレストランです！

数年前から機会あるごとに通うくらい好きなお店です。

お通し1

お通し2

チーズグラタンのようで美味しい！

これはうちの旦那が大好きなパラモス産のエビ

希少な海老で州外にはふつう出回りません。

Arrozというお米料理にもこのエビが入っています。

デザート　タルトタタンと菫のアイス

ミニパフェ

カタルーニャの文豪ジュゼップ・プラが創業し、子孫が受けつぐレストラン　Pa i Raim（パ・イ・ライム）でした。

部屋に戻るとタオルにヤモリが！！

ヤモリはカタルーニャ州の田舎にたくさんいます。

ガウディの作品のモチーフにもなっていますね。

翌日。

結婚式は午後からなので、午前中は親族の方を連れてエクスカーションへ。

有名なかわいい村Pals（パルス）を訪れます。

展望台からの景色

前に別の旅行記でも紹介しましたが、Palsはひっそりとしたとても魅力的なところです。

バルセロナに5泊以上宿泊するなら、1日はコスタブラバと内陸の村を訪れるのをお勧めします。

さて、お客様は結婚式までに時間の余裕を持ちたいということで
いったん別行動となりました。

私は旦那と昼食を摂ります。

ここはプールのそばのカジュアル・レストラン

オプションは限られていましたが、思いがけずすごくおいしかったです！！

しかし、紙のランチョンマットにこのお城の伝説が英語で説明されており、、、

なんと、この中世の時代の城主が奥さんの不貞（無実の罪）を疑い、このお城のどこかの壁に塗りこめて殺したと書かれていて、急に怖くなりました！！

そのようなエピソードのあるお城が今結婚式場になっているって、、、

そんな不安は払しょくされるくらい新郎新婦はアツアツでした＾＾

英国で知り合い、シンガポールへ2人とも転職しているバリキャリ夫婦。

親族の方々も皆さん素敵な人たちで、こんなスペシャルな機会に通訳を任せてもらえて幸せでした、、、

スペインらしくスパニッシュギターの弾き語り。

私は新婦の友人のテーブルで。

シンガポールの同僚や上司の方々からいろいろお話を聞けて楽しかったです。

シンガポールは飛行機の乗り継ぎで空港に3回ほど行っただけですが、
一度訪れたいです。

皆さん深夜2時ごろまではパーティーを楽しんでいたようです。

私は夜12時ごろに部屋に戻りました。

翌朝、朝食を主人と摂りながら通り過ぎる関係者の皆さんにあいさつ。

新郎新婦が近くに来たので少しお話しました。

すると、、、旦那の顔を見て

「TBSの〇〇〇〇という番組に出てましたよね？！」と、、、

確かに数年前に断り切れず夫婦で10分間くらい出ましたが

旦那の風貌が特徴的なのか、記憶に残っていたようです。



日本に近い上にバブリーな国シンガポールで生活されてる新婚ご夫妻うらやましい～(≧▽≦)

さて、ホテルをチェックアウトしてからジローナの旧市街とモンセラットにお客様を案内しました。

写真はジローナの大聖堂の別館です。

ジローナのレストラン　MASSANA
癖のある素材もうまく使いこなしていておいしかったです。


これ以上の写真が無いので唐突に終わりますが、本当に素敵な3日間でした！！