2019/10/27 - 2019/10/27
414位(同エリア844件中)
旅四郎さん
ラ・マンチャの風車の村に行こうと思って、バスの運行状況などをインターネットで調べたが、適当なものが見つけられなかったので、トレドに行くことにした。
10月27日(日)マドリッドから列車でトレドへ。サンタ・クルス美術館を見学した後で旧市街のレストランで昼食。サント・トメ教会、カテドラルを見学してマドリッドに戻る。レディーロ公園を散策して夕食。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月27日(日)宿泊したペンション・カレラの入口だが、エレベーターで上がっていくと受付がある。
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ペンション・カレラの近くにあるラ・ロレリーで朝食。
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メニュでは「伝統的な朝食」としてパンとカプティーノで3.20ユーロ。
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レンフェの自動券売機でトレドまでの往復チケットを22.20ユーロで購入。座席が無ければ乗車できないので、行き帰りともに時間を指定しなければならなかった。マドリッドのプエルタ・デ・アトーチャ駅を午前10時20分発の列車でトレドへ。
マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅
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午前10時52分にトレド駅到着。1919年に開業したトレド駅はスペインの建築家ナルシソ・クラヴェリアイ・デ・パラシオスの設計。ネオムデハル様式でムーア人のリバイバル装飾が施された広々としたホール。
トレド駅 駅
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時計塔は、トレドのカテドラルの塔のスタイルを模倣している。
トレド駅 駅
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駅からテージョ川に沿って歩いて行くと丘の上にアルカサルが見える。川に架かる13世紀に造られたアルカンタラ橋を渡るとトレド旧市街の入口になる。
アルカンタラ橋 建造物
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橋を渡って坂を上がって行くと、対岸の丘の上にサン・セルバンド城が見える。この城は修道院として始まり、最初は修道士が、後にテンプル騎士団に占領された。
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サンタ・クルス美術館の建物はトレドの司教だった枢機卿メンドーサが設立した病人や孤児のための慈善施設だった。ファサードはスペインのルネサンス様式であるプラテレスコ様式。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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『無原罪のお宿り』はエル・グレコの最高傑作のひとつで、彼の死の1年前に完成した。グレコとはイタリア語で「ギリシャ人」のことで、ギリシアで生まれスペイン来訪前にイタリアにいたためグレコにスペイン語の男性定冠詞エルをつけて通称とした。本名はドメニコス・テオトコプーロス。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エル・グレコ『聖アンナと幼児ヨハネのいる聖家族』。抱かれている赤子がキリストで、未来の死を暗示した全体的に暗い雰囲気になっている。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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『ビルヘンデロスデサンパラドスの王冠』は豊かで色彩のある透かし彫りのバスケットの形をした王冠。王冠の上部のヘッドバンドにはエメラルドを吊り下げて飾られている。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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2階建の回廊に囲まれた中庭があり、中央に噴水、各コーナーにはオリーブとホーソーンが植えられている。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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『四季のモザイク』はローマ時代のもので、幾何学的なレイアウトに基づき、四季がテーマ。大理石、色のついた石、ガラスのペーストの細片でできている。
サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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『ドン・キホーテ』の作者であるミゲル・デ・セルバンテス像は没後400年を記念してソコドベル広場の前に設置された。
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ラ・アバディアで昼食。店内は簡単なテーブル席とカンター席、立食スタンド席があり、その奥に洞窟のようなグループで利用できる席がある。まさに隠れ家的な店。
ラ アバディア バー
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ここで飲んだビールはブエナ・ベンチュラで、トレドの地ビール。店内は満員なので、相席でも空いている席を見つけて注文したものを持って座らないと食事ができない。
ラ アバディア バー
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クロケットを注文すると突き出しで写真のようなものが出てきた。
ラ アバディア バー
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その後、クロッケトが出てきた。料金は8.50ユーロだった。
ラ アバディア バー
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カテドラルは午後2時開館だったので、その前にサント・トメ教会に行った。前方に14世紀のガラス張りの陶器がちりばめられたムデハル様式のサント・トメ教会の塔が見えてきた。古いモスクのミナレットを鐘楼に改築した。
サント トメ教会 寺院・教会
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レコンキスタ後に、11世紀にアルフォンソ6世によって創設された。14世紀初頭に壊滅的な状態にあった教会は、オルガズの領主によって再建された。料金は3ユーロ。
サント トメ教会 寺院・教会
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教会に入るとエル・グレコの傑作『オルガス伯爵の埋葬』がある。聖アウグスティヌスと聖ステファヌスが地上に降りてきて伯爵の遺骸を埋葬して場面を描いている。
サント トメ教会 寺院・教会
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カテドラルを見学。1226年のフェルナンド3世時代に建設が始められ、カトリカ両王時代の1493年に完成したスペイン・ゴシック様式の大聖堂。左の鐘楼は92mの高さがある、チケットは9ユーロ。
トレド大聖堂 寺院・教会
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メインチャペルの中央には多色彩と金色の木製の壮大な祭壇画があり、左側にはメンドーサ枢機卿の墓がある。
トレド大聖堂 寺院・教会
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バロック様式の傑作トランスパレンテはカテドラル最大の見所。上部の開口部から降り注ぐ自然光の変化によって彫刻も微妙に変化する。
トレド大聖堂 寺院・教会
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聖歌隊席は本堂中央にあり、グラナダ戦争の場面を描いたアロンソ・ベルゲーテの細かい彫刻が素晴らしい。
トレド大聖堂 寺院・教会
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聖具室に入ると中央にエル・グレコ『聖衣剥奪』
トレド大聖堂 寺院・教会
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写真は宝物室にある3mの聖体顕示台。16世紀初頭のエンリケ・アルファが総重量200㎏に及ぶ金、銀、宝石を加工したもの。見学後にトレド駅に戻って、午後3時25分の列車でマドリッドへ。
カテドラル トレジャリーミュージアム 博物館・美術館・ギャラリー
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マドリッドに午後3時58分到着。駅から歩いてすぐのエル・レティーロ公園に行く。公園に入って少し歩くと、「堕天使の噴水」が見える。マドリッドは悪魔の記念像がある世界で唯一の都市と言われる。1878年にパリ万国博覧会のためにリカルド・ベルヴェール・イ・ラモンが造ったブロンズ像。
レティーロ公園 広場・公園
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写真はクリスタル宮殿と呼ばれる温室で、1887年にフィリピンを植民地にしたスペインはこの公園を会場にフィリピン展覧会を開催した時につくられた。建物はギリシアの十字架の形で、ほぼ全体がガラスでできており、キューポラは高さ22mある。
レティーロ公園 広場・公園
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ベラスケス宮殿は1883年に建設され、全国鉱山博覧会が開催された。ガラスが付いた鉄製のアーチで覆われた丸天井、赤レンガと色タイルで装飾され、展覧会場として利用されている。宮殿の名前は設計者に因んでいる。
レティーロ公園 広場・公園
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写真はアルフォンソ12世の記念像だが、ブエンレティーロの池の東岸に設置されている。王の騎馬像を囲む多数の大理石の彫刻がある列柱で構成されている。
レティーロ公園 広場・公園
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夕焼けの中のブエンレティーロの池が美しい。17世紀前半に造られた面積37240 ㎡の人工池。レクリエーションボートやボート、カヌー競技のための桟橋がある。
レティーロ公園 広場・公園
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観光を終えて、ホテルで一服して夕食のためレストランに行った。最初ボティン、次にカサ・ルシオに行って開店まで並んだが、どちらも予約なしでは入れなかった。仕方なしに、近くにあるタベルナ・ロス・デ・ルシオに入る。
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フライド・ポテトの上に目玉焼きとウインナーソーセージが入ったウエボス・エストレジャドスを注文。
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ベーコン入りのウエボス・エストレジャドスも注文したが、他のものを注文したほうが良かったと後悔。ビールも入れて料金は23.35ユーロだった。
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食事を終えて、プエルタ・デル・ソルを通ると、時計台のあるマドリッド自治政府庁がライトアップされていた。ここは各地方へ向かう国道の起点となっており、時計台の前の歩道にはゼロ㎞地点を示すプレートがはめ込まれている。
マドリード行政公館 建造物
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