2017/10/22 - 2017/10/24
761位(同エリア2915件中)
ランさん
前回の投稿から日にちがあいてしまいましたが、
3日目、最終話です。
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良く晴れている
3日目も午前中はオプショナルツアーの参加予定で、集合場所は2日目と同じホテル。
大体場所も分かってきたので、1時間前にHIMAWARI HOTELを出て、集合場所のホテルの近くで朝ごはんを食べようと、早目に支度し出てみると、、、、、
まさかのスコール。。。大粒の雨、、、、
さっきまで晴れていたのにΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン -
仕方なく、ホテルの1階のスーパーで朝食をとることにした。
憧れのスパムおにぎりと、おいしいと噂のクラムチャウダー。
スパムおにぎりは、海苔との相性が良くない(-_-)
クラムチャウダーはおいしかったけど、スパムおにぎりとのが組み合わせが微妙だった。 -
イートインコーナーの半分以上を占領して後ろでアジアな人の家族がスーツケースを広げて大騒ぎしていた。
こういうのもう少しコソコソやってくれればいいのになぁと思いながら朝食終了。 -
ごはんを食べ終わるころにはスコールも上がっていた。
さて、出発。
気温がぐんぐん上がり、湿度がやばい。
5分も歩かないうちに、汗がダラダラ、、、、
なんかお腹痛くなってきてしまった。
クラムチャウダーとスパムおにぎりの食べ合わせ、やっぱマズかったかな。 -
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とりあえず、グランビリオホテルまで頑張って歩いた。
集合時間より30分早く到着、お腹痛かったから早めに着いておいてよかった。 -
ヤシの木
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グランビリオホテルの敷地内のビーチで集合時間までのんびりした。
しかしまだ朝の8時だというのに日陰にいないと、暑すぎてつらい。 -
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今日もアメリカ船がいますね
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海ぶどう
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暇すぎてカメラの設定を変えながら撮りまくるw
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8時半なって、ガイドさんがやってきた。
なんと!昨日と同じマリさんだった!
今日のツアーはサイパンの歴史、戦跡ツアー
私が今回、旅行先をサイパンにしたの理由のひとつ。
やはり戦後の平和な時代に生まれた私たちも、
戦争をしたい、したくないの意思に関わらず戦争を体験して命を落とした多くの日本人がたくさんいたことは知っておかなければならないと思う。
戦争映画とか、軍隊物は苦手だし、人が死ぬところなどあまり想像したくなくて、今まで戦争のことは避けてきた。
でも年を取ったせいか、なんなのか、やっぱりきちんと知っておかなければという気持ちが大きくなった。
私の父の知人が、日本政府の要請で、パラオ、キリバス等での戦没者の遺骨を拾って、骨の鑑別をし、日本人の遺骨と分かれば日本に持って帰るという仕事を年に2~3回していることもあり、その活動の話をたまに聞かせてもらう事があった。パラオに行ってみたかったが、3連休で行くのは難しかったため、今回はサイパンに行くことにした。
遠い南の島で激しい戦争があったことなど、簡単には想像できない。
半日のツアーじゃ、何にもわからないかもしれない、でも、それでも、この目で見ておきたいという思いがあった。 -
お客さんは全部で8名。
4歳くらいの男の子以外はみんな女性だった。
昨日より多い。
8名のために大型バスで来てくれた。
まず向かった場所が、バンザイ・クリフ -
サイパン島の一番北にある崖
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日本軍がアメリカ軍に攻められて、北へ北へと逃げたけど、
いよいよもう、駄目だ、となった時に、アメリカ軍の降伏しなさい、という説得に応じず、
捕虜になるくらいなら、死んだほうがまし、捕虜になった姿を見せられない、天皇陛下に命を捧げると、天皇陛下万歳、と叫びながら、日本軍の兵士、その家族、2000名ともいわれている人数が、ここに飛び降りたという。
特にこのバンザイクリフでは、母と子供が多く身を投げたと言われているそう。
バンザイクリフに向かうバスの中で、そんな話を聞いて、本当に涙が出そうになった。 -
こんな美しい海と空を前にして、どんな思いでいたのだろう、
本当の心の中は、どんな気持ちだったのだろう -
2000人もの人が飛び込んだので、
先に飛び込んだ人がクッションになってすぐには死ねなかった人もいて、
血の匂いを嗅ぎつけたサメに襲われてしまったという話もあった。
ほんとに信じられない。
私だったら、生きたいよ。 -
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戦没者の慰霊碑もあった。
ここに今の天皇陛下が訪れたニュースはよく覚えている。 -
日本政府の要請で専修大学の先生たちがデザインしたというモニュメント
親子が多く犠牲になったということから、親子をイメージしたデザインだそうだ。
「ちょうどこの親子の間のこの方角が日本の皇居を向いているんです」というマリさんの説明でまた泣きそうになる -
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あの丘が、スーサイドクリフ
これから向かうところ。 -
スーサイドクリフに向かう前に、ラストコマンド・ポストというところに向かった。
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この崖がスーサイドクリフ、
アメリカ軍に追い込まれた兵士たちが、崖の上から身を投げたという。
岩肌に無数にあるボコボコした穴は、砲弾の跡だそう。
戦争の激しさが伝わってくる。 -
当時日本軍が実際に使用した戦車や砲台がいくつか置いてあった。
これはサイパン島各地からこの場所に集められたものとのこと。
日本軍の戦車は厚みがたった5ミリ程度のもので、
アメリカ軍は5センチの厚みの戦車であったから、その差は歴然。
戦車のクオリティーを見せつけられ、日本軍は自分たちに勝ち目はないと感じていたんだそう。 -
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ここが、ラストコマンド・ポストと言われているところ。
日本軍の司令部を最後にここに設置したと言われている(実際には違うらしい)
マリさんの説明で聞き逃したところがあるんだけど、
司令官の偉い人が、勝ち目がないことを感じて「あとはそれぞれでなんとか頑張ってくれ」みたいなことを言って本人はどっかに行ってしまったという話だったような。
もう、想像しただけで怖くておなかが痛くなってきた私。
ツアーで来たからまだ観光客気分を装っていられたけど、一人じゃもう無理だわ、怖い -
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下の記念公園にも今の天皇陛下が慰霊に訪れたらしい。
写真にはおさめなかったけど、遺族が持ち込んだ卒塔婆や折り鶴がたくさん置いてあった。
この慰霊碑は戦後30年の時に日本政府によって建立されたようで、遺族からは遅すぎるのでは?と反発があったとか。
それから記念公園には日本軍に満州から連れてこられた韓国人の慰霊公園もあった。
いろいろな歴史の背景が見え、いろいろ考えさせられた。 -
スーサイドクリフの上からの景色。
こんなきれいな空見ながら死ぬの?
ここから飛び降りるなんて無理だよ。。。。
実際、日本兵たちは怖いから後ろを向いて飛び降りたんだとか。
辛かったよねぇ、怖かったよねぇ。 -
しんみりした気分もナンなので、ここでインスタ映えする写真を撮りましょう
というマリさんの案内で、
帰り道に絶景ポイントに立ち寄ってくれた。 -
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どこから見ても海はきれいでした。
バスの中では戦争の話だけでなく、サイパンがイケイケだった時代の話や、
ドラマの撮影の話、サイパン島に生息する植物の話とか、楽しい話もたくさんあった。
90年代のころに比べると、今はとってもさみしいらしい。
韓国や中国の観光客が激増しているので日本の観光客にもぜひ来てほしいんです、とマリさんが語ってくれた。 -
繁華街の方に戻ってきて、
日本統治時代に砂糖の製造で発展したという砂糖王公園に
松江さんという社長さん。銅像は第二次世界大戦前の当時のものらしい。
現職のうちに像を建てられ、除幕式には本人も参加したとか。
第二次世界大戦が始まった後も、いかなる銅像も壊すな、というマッカーサーの指示があって今でも当時のまま残っている。
マッカーサーさんも、人の情けはあったんだなあ。
砂糖王公園というのは別名で、彩帆公園というらしい。
ちなみにサイパンの日本語表記は「彩帆」
中国語表記は「塞班」
日本語表記の方がかわいい -
当時の市街図
日本の田舎町みたい。
銭湯や女学校なんかもあったようで、みんなで楽しく暮らした感じが出ている。
ツアー日程も砂糖王公園で終わり。
散策時間に、ガイドのマリさんが話しかけてきてくれた。
「今度サイパンに来るときは、是非ご主人も一緒に来てくださいね」
(前日の会話を覚えていてくれた)
名刺を頂いたので、今度来るときはマリさんにまた案内してもらいたい!
昨日渡すのを忘れてしまった埼玉のお土産を渡すことができた。
マリさんはとっても喜んでくれた。
今度来たときは、マリさんと普通にご飯食べて女子会みたいなのしたい(笑)
そんなこんなでツアー終了☆
時間は11時30分、
実はホテルのチェックアウト時間が12時で、まだチェックアウトしていなかった。
急いでホテルに戻り、荷物をまとめていると、
お掃除のおばちゃんが来て、早く出てください、と。
ツアーの余韻に浸ることもできず
汗だくになりながら荷物をまとめ、バタバタしながらチェックアウトした。
さて、帰りの飛行機が午後4時。
空港までの無料送迎タクシーはいつ来るのか、フロントに聞いてみると、2時半という。
ちょっと待て
あと2時間、この酷暑のホテルのフロントで時間をつぶすなんて無理。
ましてや炎天下の中、市街地までまた出かける体力もない。
早く空港に到着して、写真や動画の編集をしたいのに。
苦渋の選択(でもないか)
個別にタクシーを呼んで有料で空港まで行くことにした。
一刻も早く涼しい場所でゆっくりしたい!
空港でお土産買うために残していたお金をタクシー代に。 -
サイパン空港のロビー
チェックインカウンターもだーれもいない(笑)
そりゃそうだ、
成田―サイパンは1日1往復しかしていないし、
韓国や中国の路線も同じような本数。
しかも出発3時間半前。
1時間前に来ても間に合うわ。 -
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でも涼しいし、WiFiつながるしで、早目に来て正解だった。
とりあえず何か食べようかなとお店を探すも、
出発ロビーはこの一軒のみ笑。
店内に日本人の女の子3人が時間をつぶしていた。
ハンバーガーとコーラを購入
ハンバーガーはおばちゃんがレンジで温めてくれた。マクドナルドのハンバーガーの味がしてめっちゃうまかった -
今回の旅行を許してくれた主人にまだビールしか買ってなかったことを思い出し、
COACHのカードケースを購入。
搭乗ゲート前で時間まで待機。 -
ベンチの横にパネルが設置してあった。
サイパン島の戦いについての説明だった。
このサイパン空港も、もともとは日本軍の基地だったとか。 -
早めに搭乗ゲートに来た日本人のほとんどが読んでいた。
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実は日本に台風が接近しているというニュースが気になっていた。
ちょうど飛行機が日本につく頃、関東地方に台風が来るらしい。
ここはこんなに晴れているのにな。
台風情報を気にしながら、ひたすら、慣れないアプリで動画編集をして過ごす。
涼しいし、WiFiつながるし、安全だしで、ほんとに快適。 -
飛行機が到着
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台風のことを考えて、予定より早く出発するらしい。
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無事に帰れますように。
帰りの飛行機も満席。
窓側取っておいてよかった。 -
さよならサイパン!とっても楽しかった!また来るよ!!
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飛行機の影と丸い虹
ブロッケン現象というらしい。
初めて見たので興奮した(笑) -
帰りの飛行機も軽食が出た。
かわいらしい ちらしずし☆ -
日本到着30分前から飛行機がめっちゃ揺れた(=_=)
サイパン初日のオフロードを走っているみたいに揺れた(笑)
でも無事に、成田に到着。
パイロットさんありがとう☆
成田空港には主人が迎えに来てくれた。
ありがたやーありがたやー
というわけで、サイパン旅行記終わり!
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました☆
(何人いるかな)
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