ハンガリーの古城を訪ねて、13泊14日の家族旅行（2/3：中央北ハンガリー編）

2019/07/22 - 2019/08/04

最近中世の古城、特にハンガリーの古城に惹かれる私。なので今年の夏休みの家族旅行は私の一存でハンガリーになりました。
イタリアやオーストリア国内より安いしね・・・。(笑)

西のショムロー近くからハンガリー入りし、バラトン湖の方に抜け、ブダペストを通って中央北のショモシュカやシャルゴーへ。
ついで(笑) に国境を越えてスロバキアのフィラコヴォへ。「ハンガリーで最も美しい村」とも評されユネスコの世界遺産に登録されたホッローケーを通り、北東のボルドグコからブダペスト北東に位置するヴィシェグラードを経由してオーストリアに戻りました。

旅行記2冊目は、中央北ハンガリーに位置するシャルゴー、ショモシュカと国境を越えたフィラコヴォ編です。

7月28日（旅行7日目）、ブダペストから車でシャルゴタリアーン市まで、120キロの移動。
7月29日（旅行8日目）、午前中徒歩でシャルゴー城へ。午後車でショモシュカ城へ。
7月30日（旅行9日目）、朝徒歩でショモシュカ城へ、チェックアウト後車でシャルゴー城へ、そして国境を越えてスロヴァキアのフィラコヴォという町へ22キロの移動。

エリア その他の観光地(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

夕方シャルゴタリアーン市のホテル到着。
今回の旅では珍しい大き目のホテル。でも、宿泊客って３組くらいだったのか・・・と思う程お客さんがいない・・・。
予約サイトでは書いてあったレストランも、夜の営業なし。
でもこのホテルは、第一のお目当てのショモシュカ城にもシャルゴー城にも歩いていけるのでよかったです。

着いた途端ものすごい土砂降り。急いで荷物持ってチェックイン。夕方だけどまだ明るい時期だから、着いたらお城行こうと思ってたのに残念・・・。大雨というより暴風雨で、ものすごかった・・・。
私が来たので興奮して大歓迎してる？とスピ系発言してみる。(笑)

翌朝、朝食後ぐうたらしたい夫と長男を部屋に残し、次男とシャルゴー城へ。昨日の暴風雨の跡がすごいです・・・

途中山道を通りつつ・・・木がなぎ倒されてる・・・昨日、せっかくだから雨でも行ってみようかなと思いつつ諦めてよかった。こんな大きい枝が頭の上から降ってきてたら大変だったよ・・・。

シャルゴー城に到着しました！万歩計によれば7078歩、4.9キロ。約１時間の山道です。

シャルゴー城の始まりは、モンゴル侵攻に備えて13世紀に建てられた四角い石の塔だったそうです。

結局オスマントルコ軍に攻め入られ、廃墟と化してしまったそうですが・・・。

シャルゴー城からショモシュカ城が見えます！この日は一生懸命探しても見つけられなかったのですが、翌日もう一度行った時見つけられました♪
帰りも歩いて同じ道を通りましたが、下り道だったせいか6177歩、4.3キロでした。でも１時間かかりました～。

ちなみに、翌日はシャルゴー城の駐車場まで車で行き、そこから登ったのですが、1988歩、1.4キロで片道26分かかりました。
この写真で傾斜がわかるか不明ですが、駐車場からもかなりの登りでした～。

旅行7日目の午後は家族揃って車でショモシュカ城に行きました。
とんがり屋根が可愛い～。ネットで見て一目ぼれした、今回の旅の第一目的のお城です♪

13世紀末に建てられたこのお城は現在ハンガリーの国境を越えたスロバキアに位置します。
入り口の写真は撮り忘れましたが、ここは入場料が要りまして、スロバキアなのでユーロです。（確か1.5ユーロくらいだったかな。）
そこに少しだけお土産みたいなのもありますが、色あせた絵葉書やコインくらいであまり商売熱心ではありません。ここのお土産だったら色々買いたかったのになぁ。

入場料を払って敷地に入りました。結構荒れたままになっています。
そこも廃墟というか遺跡という感じで魅力的♪
2回のトルコ軍攻撃にも耐えたこのお城は、16世紀にトルコ軍の手に落ちました。
そして1709年、ハプスブルク帝国からの独立戦争に敗れ、ショモシュカ城は廃墟と化してしまったそうです。

とんがり屋根の塔に入ることが出来ます。入り口は階段を上がった2階です。

中の様子。中はちゃんと修繕してあるので、安心して入れます。

塔を出て、広間？を通り抜けて外側へ。

向こう側にも塔（の名残）があります。

すると・・・わかるかなぁ？何か地面が半円形っぽくなってますよね？実はこの下に ...

... 地下通路があるのです！！

その通路を通っていくと、先程の向こう側に見えた塔の中が見えるようになっています。

赤線の中が入れたり上れたりできるところです。

小高いところ（確か最初の塔の窓）から見た、お城の中の様子。中庭、と書こうとしましたが、当時は中庭じゃなくてお部屋があったんですよね～。

お城を出てちょっと行ったところにある、有名（らしい）「滝の岩」です。岩の模様が滝のように見えるからそう名づけられたらしいです。（そのまま。(笑)）

ショモシュカ城から少し車で行ったところにある展望台。
そこからなら、ショモシュカ城とその後ろにシャルゴー城が見えるのです～！

ものすごく見たかった眺め！でも結構高くて、高所恐怖症の私はそそくさと降りたのでした・・・

現地にあった立て看板。実はこの赤線の中の画像と似たものがネットに色々あって、それにとても心惹かれたのがそもそもの今回の旅行の動機でした～。

翌朝、一人早起きして歩いてショモシュカ城に行ってきました。最初は森の中、最後は村の中を通っていくコース。4592歩、3.2キロ、40分の道のりでした。

旅行9日目（朝早起きしてショモシュカ城に一人で行き、家族で車でシャルゴー城に行った日）に国境を越え、スロヴァキアのフィラコヴォという町に行きました。
泊まったホテルの裏側がフィラコヴォ城です！

ここは城博物館としてしっかり整備されていて、入場料は3ユーロ。

13世紀に造られたこのお城は、1554年にトルコ軍の支配下におかれましたが、40年後無事奪還されたそうです。
写真の兵士さんは弱そうですが・・・(笑)。

順序は自由ですが、博物館内の見学の前後に廃墟内も歩き回れます。
見学後、車に戻って次の目的地、ホッローケーへと向かいます！