2019/11/26 - 2019/11/26
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Weiwojingさん
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小生が住んでいる町田には昔ながらの古民家が何軒か残されていて、大変珍しく思い、これまでいろいろな機会に訪ねてみた。しかし、どこも現在人が住んでいるので、なにぶん勝手に入ることも出来ず、遠くから写真を撮るくらいであった。ところが昨年10月、「鶴川OMOTENASHI祭り2019」というイベントがあり、実際にこうした古民家を訪ねて、内部を詳しく見る機会を得ることが出来た。今回、訪問した古民家は次の通リである。
1.武相荘(白洲次郎・正子夫妻が終戦直前から長年住んでいたところで、現在一般公開されている)
2. みんなの古民家(石川邸)(築150年あまりの古民家で、様々なイベンどに使われている個人宅)
3. 可喜庵(かきあん)(築150年あまりの茅葺の古民家で、地元の名主が長年守り続け、現在は建設会社がオープンスぺ-スとして使用している)
4. 香山園(かごやまえん)(1911年に建設された書院造りの瑞光殿と池 泉回遊式庭園があり、以前は小さな美術館であった)
どこもそれぞれ維持管理に大変な労力を注いでいて、その苦労の様が目にとるように分かる。これからもこうした素晴らしい古民家を残していってほしいが、とても個人の力では担い切れない状況である。いったん壊されれば、もはや再建することは難しい。今回の企画は行政機関の町田市が行ったが、さらに続けて行ってほしいものである。
- 旅行の満足度
- 5.0
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これは今回のイベントを紹介したパンフレットであるが、実施されたのは2019年10月なのでかなり経ってしまった。町田市が企画したものである。しかし、このような企画はあまりないので、何かの参考になればと思い、紹介させていただいた。
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鶴川地区にある4つの古民家が今回紹介されている。どこも1度乃至は2度は訪ねたところもあり、こうした形で見ることが出来るのはうれしい限りである。
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最初に訪れたのは「香山園」で、地域の名家神蔵家が1906年(明治39)に建てた書院造りの「瑞光殿」と池泉回遊式庭園が残っている。ここは以前「香山園庭園美術館」という名前で、美術品や民芸品、郷土の歴史的遺品などを一般公開していたが、いつの間にか知らない間に閉館していた。
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入り口付近に「古代熊野之豪族 神ノ倉龍藏之碑」という記念碑がある。
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近くには「香山 上倉宗家」と書かれた石柱もある。ここはもともと神蔵一族の所有の土地で、今もその子孫が代々受け継いでいる。
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「武州元求山柵大笠館跡」という碑もある。ここがこんなにも貴重な史跡だとは想像もつかなかった。
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闇夜に浮かび上がる「瑞光殿」は何やら神秘的であるが、その前では人々が集まっていた。
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ライトアップされた玄関部分。ここには前も来たことがあったが、その頃は美術館として使われていて、今回来てみてなんだか随分変わってしまったのには驚いた。
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この門から庭園に入ると、ライトアップされた庭園やお茶席があった。お茶席には誰もいなかった。
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早速、池泉回遊式庭園を見て回った。大きな樹木に光が当てられ、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
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ライトアップされた瑞光殿。普段はこんな姿は見ることが出来ない。
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これは何でしょうか。鶴川の地に因んで鶴をイメージしているのでしょうか。
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瑞光殿の前ではテントがいくつも張られ、飲み物や焼き鳥、スナック類が売られていた。皆地元の人ばかりで、楽しそうに談笑したり、お酒を飲んだりしていた。
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町田市能ヶ谷町にはこのような茅葺屋根の民家が今なお残されている。10年位前に散歩の途中でこの民家があるのに気が付いた。その後も何度か前を通ったが、かなり荒れ果てた状態であった。ところが、今回(2019年10月)ここでイベントがあるという案内を受けて来てみると、すっかりきれいに整備されているのには驚いた。ご当主は石川家であるが、今回「みんなの古民家」という名称で公開されていた。
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7~8年位前に一度近くに来た時、木立の中に茅葺の家が見え、こんなところに古民家があるのに驚かされた。それ以来何度もそばを通リ、この古民家が健在なのに心癒された。当初は廃屋に近い感じであったが、その間、何度かきれいに改修されてきた。
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入り口付近。昔の趣が残っていて、かつては町田でもこのような民家はあちこちに見られた。
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家の片隅にもう使われていない車輪が2つ置かれている。これらは荷車に付けられていたものだろうか。
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玄関入り口上部に打ち付けられた木片には「打○の薬」と書かれているが、○の部分が判読できない。
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随分たくさんお札が張られている。
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昔の生活が分かるような道具類が置かれているが、これらはつい最近まで使われてきたようなものばかりである。
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かなり古そうな照明器具義までも使われていて、小生もこんなものが一つ欲しい位だ。
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古民家の裏側に回ってみた。今でも囲炉裏用に木材が使われているようだ。
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イベントが行われていた今回訪れた際には、ライブ夜会芝居、落語の会などがあった。
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道路からこの古民家に来るまでにかなりの距離あり、昔を思わせるような道具類があちこちに置かれている。
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黄色い小さな花が咲いている。でも名前は分からない。
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この周辺ではよく見かけるが、これも名前が分からない。
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この花は・・・?
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近くを流れる川の側を通ったら、野鳥が水の中で戯れていて、しばらく見ていた。名前は何というか分からない。
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民家の窓辺にネコがいた。最初本物のネコとは思わなかったが、よく見るとかすかに動いているので、
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鶴川駅から歩いて5~6分のところに、このような古民家が残されていた。今までその存在は知っていたが、今までこの辺に来ることがなく、また車で通っても気が付かなかった。
ここは「可喜庵」と言う名前で、地元で建築工務店を営む当主が江戸末期から代々受け継いだ、築150年の茅葺の古民家である。元々は隠居小屋として作られたそうだが、何度も改修され、2000年(平成17)に田舎の原風景が残る「暮らしのサロン」として一般に開放されている。 -
可喜庵は屋根が茅葺で、しかもこの時期その上に何と植物が生えているではないか。
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よく見ると、こんな具合である。茅葺の屋根の上にたくさんのアヤメ科の「いちはつ (一発)」が生い茂っている。
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庭の片隅に大きな六角形の石が置かれている。土台の部分に花のようなものが彫られていて、かなり古そうだ。
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中を見させていただいた。建物の外観は茅葺で、古そうに見えたが、実際中に入ると造像できないような現代風な空間である。ここは中の間だった部屋で、畳はそのままであるが、かなり現代流に改造されている。
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中の間には昔のまま残された違い棚がある。
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この隣りの部屋は板の間になっているが、当初は土間の造りで、玄関からすぐここにつながっていたそうだ。しかし、今はこんな風に改造されている。
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板の間は今ではミ―ティングや講習会などに使用できるようになっていて、かなり広い。
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板の間の隅の方に古そうなオルガンが置いてある。
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かつて使われていたと思われる神棚があった。都市部ではあまり見る機会がないが、伝統のある老舗などでは見かけたことがある。
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始めてみるものが柱に置かれている。
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これも分からない。
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暖簾に「喜」と書かれた文字が見える。これはこの家を所有する方の名前をとったもので、屋号として使われているそうだ。
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奥座敷は今でではこんふうに藤で出来たコーチが置かれて、使いやすくなっている。
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しかし、部屋の造りは昔のままで、畳敷きである。
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襖に画かれた絵が面白かったので、取り上げてみた。
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これは・・・?これは寺院で見かけるもののような気がするが、何かの合図を送る時に使われるものだろう。
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廊下の片隅に小さな本棚がある。
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ちょっとかわいらしい人形をアップしてみました。
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最後に訪れたのは白洲次郎と正子夫妻が住んでいた「武相荘」である。比較的近くに住んでいるために何度も訪れたことがあり、この写真は真冬の雪が降っている時であった。
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「武相荘」はこれまで何度も訪れたことがあるが、最近は有名な観光地となり、訪れる人が多い。
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夕暮れ時の写真をもう一枚見ていただきたい。どこか田舎の家を訪ねた時のような心地よさを感じる風景である。
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白洲次郎が愛用した英国車の本物が展示してあった。
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室内の様子。
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