2018/05/03 - 2018/05/04
25429位(同エリア51797件中)
ミノトトさん
年配の方ならご存じであろう真珠湾攻撃命令の暗号電文「ニイタカヤマノボレ」。だけれども「ニイタカヤマ(=新高山)」が台湾の山であることを知らない人は多い。その標高は3952mと富士山よりも高いく、私は普段はビビりの低山専門ハイカーなのだけれど、台湾が好きで好きで大好きで、この山だけは登ってみたいと思っていた。そんなある日のこと、私のパソコンに勝手に玉山登山ツアーの広告が入るようになった。
秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973
https://www.saiyu.co.jp/feature/gyokuzan/
実は台湾の高山は勝手に入山してよいわけではなく、事前に当局に申請して許可を得ねばならない。しかも定員が決まっていて抽選となる。これを個人でやるのは相当にハードルが高いし、そもそも中国語がしゃべれない日本人が単独で入山するなど無謀である。ツアー登山の場合、当局への申請してくれ大抵はツアー会社で「入山枠」を確保してくれるし、ガイドやポーター、山小屋の手配もやってくれる。私のような日本人にはこれ一択しかないだろう。
ネックは値段が安くないってところだが、安全に登山に集中できるって大事なこと。結果的には大変満足な登山をすることが出来た。もう二年も前のことなので、画像少な目でサクッと思い返したい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- バニラエア (運航停止)
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ニイタカヤマ。当時日本統治下だった台湾で、富士山よりも高く、日本人からすると新しい山なので新高山となったのだという。実は台湾を訪ねたことのある人なら必ず見たことがある山。1000NTドルに描かれているのがそれ。ちなみに手前の鳥は「ミカドキジ」といって高山にしかいない台湾固有種だそう。
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ツアーの玉山登山部分は1泊2日。初日は。塔々加鞍部(峠)まで車で移動し、ハイキングコースを排雲山荘(山小屋)まで。二日目は早朝から山頂を目指し、登頂後に来た道を塔々加鞍部まで戻る。登山の難易度は高くないとのことで、高尾山にすら登ったことがない人も登った。けれども山小屋と山頂の往復はビビりの私にとってはなかなかスリリングな道だった。
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初日のハイキングコースで「環水平アーク」という横に長く伸びる虹を見ることが出来た。
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この時期はシャクナゲの季節。ハイキングコースのあちらこちらで咲いていた。
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約7時間の行程で山小屋に到着。体力的には全く問題がなかった。が、この後山小屋に入ってから異変が起こる。軽いめまいと発熱、悪寒。ガイドさんのパルスオキシメーター(血中酸素を測定する装置)で測ったところ平地では98%だったものが70%を切っていたので軽い高山病だったようだ。
一気に不安になり。山頂に行けないのではないか?と思ったが、日本人と台湾人のガイドの方が「深く呼吸をしながら登れば大丈夫」とおっしゃってくれたので頑張れた。仮に一人だったら間違いなく止めていた。 -
真っ暗な登山道をヘッドランプを灯し、ダースベイダーのような呼吸でガイドさんについて歩いた。今思い出せば笑えるけれど、その時は必死だったんだよ!ちなみに高山病って体質もあるらしい。あるトライアスリートが富士山で高山病になって苦労したって話もきいたことがある。
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遂にたどり着いた山頂。ここに来ることをずーっと夢見ていた。
こちらは同行の台湾人ガイドさん撮影の登頂シーン
かなり長いけれど、26分過ぎからグレーのキャップの黄色いやつがヨタヨタ登場。
https://youtu.be/ndSdjAyPKk4玉山 山・渓谷
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私の人生で、ここ以上に高いところを歩くことはないと断言できる。もう十分堪能した。
玉山 山・渓谷
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見事な雲海が広がっていた。皆でただただ静かに日が昇るのを見ていた。
玉山 山・渓谷
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台湾はこの時期すでに梅雨に入っている。なのでせっかく登ってもこのような絶景を見ることが出来ないこともあるし、天候次第では登頂がキャンセルされることもある。実際にこの翌日の別のツアーでは残念な結果だったようだ。私はとても幸運だった。
玉山 山・渓谷
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なんと山の影が雲に映る「影玉山」を見ることが出来た。
もう本当に満足して下山開始。ガイドさん動画その2、下山開始。
https://youtu.be/ENnn_MqLqT0玉山 山・渓谷
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玉山は山頂直下に岩場が続く。足を滑らせたら・・・という個所もある。慌てずゆっくり歩けば大丈夫、と聞かされていたのだけれど、実はこの年の2月に左手首を骨折してしまい、この時にはまだプレートが入っていた。手首が自由に曲がらない状態でストックを使い、鎖を握り、もう必死だったな。
ガイドさん動画その3 ガレ場を下る。
https://youtu.be/9KYCnmgrIBE -
この道を山小屋から山頂を目指していたときは夜明け前で真っ暗だった。
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ホント、こんなところをビビりが良く歩いたよ・・・。
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亜熱帯に属する台湾は日本よりも森林限界が高く、玉山周辺ではその高さが3500mあたりとなる。その境目がきれいに見えた。
このあと、山小屋を経て無事に登山口に下山。人生で最も高い山への旅は終わった。いやー、もうお腹は一杯。楽しかったけれどもしばらくは高い山は結構。また奥多摩や高尾の山に戻ろうと思った。 -
ツアーでは翌日、観光地で有名な九分の近くにある基隆山を登った。
基隆山 山・渓谷
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登山といってもこちらは階段の道。ただこの日はとても暑くて、ツアーメンバーの何人かの方は登らずに登山道手前の店で休まれていた。
基隆山 山・渓谷
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登山道から九分の街並みが良く見えた。この辺りまで来ると風があって暑さは感じなかったので登ってみるものだな。
基隆山 山・渓谷
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風があるのはこの山が海に面しているから。子供連れでも気軽に「運動不足」解消できる山。
基隆山 山・渓谷
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九分のレストランからの夕日。九分は観光客でにぎわう場所。一人では到底行きたくないのだけれど、ツアーも四日目となって同行の皆さんとも仲良くなりワイワイと楽しめた。
九分 旧市街・古い町並み
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九分から台北に移動し、その夜で私はツアーを離脱。台北で数日過ごした。市場をぶらついたり、温泉を巡ったり、市内の象山を軽くハイキングをしたり楽しかった。
20年務めた会社の退職記念として自分への慰労の旅だったのだけれども、とても思い出に残るものになった。現在56歳。何年後になるかは分からないけれども、本当の「リタイヤ」の時は自転車で台湾一周をやってみたいと思っている。象山 山・渓谷
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