2016/08/17 - 2016/08/20
45位(同エリア80件中)
ピノさん
ルルド・ヌヴェールの旅
-奇跡の泉と聖ベルナデッタ-
1日目:成田→パリ(シャルルドゴール空港乗り継ぎ)→ポー・ピレネー空
港→ルルド
2日目:ルルド
3日目:ルルド→ポー・ピレネー空港→パリ・オルリー空港→パリ・ベルシ
ー駅→ヌベール
4日目:ヌベール→パリ
2016年の1月も終わる頃、ボルドーのワイン屋さんから正月のお守りにとルルドのメダルが送られてきた。それをきっかけにルルドへの巡礼旅を計画した。私の妻はクリスチャンで洗礼名を「ベルナデッタ」という。1853年ベルナデッタはルルドで聖母マリアの出現を体験した少女で、その後、ヌヴェールの修道院に入り1879年35歳で亡くなり1933年列聖された。洗礼名として1番人気は「マリア」で「ベルナデッタ」はあまり人気がない方だとのこと。当時、妻は大腸癌の手術後3年で再発治療中であったが、3年前に亡くなった。妻には奇跡は起こらなかったが、肝臓癌術後の私は現在のところ再発はない。そんなことで2016年の夏休みにルルド・ヌヴェールの旅行を思い立った。どちらもフランスの片田舎で、日本からのツァーなどない。旅行ガイドブックにも載っていないので4トラベルの記事を参考に資料集めから始めた手作りの旅である。
送り盆も済ませて8月17日11:00発成田空港からパリ・シャルルドゴール空港へエールフランスで飛び立った。シャルルドゴール空港ターミナル2E-Lに16:25着、入国審査をしてターミナル間シャトルバスでターミナル2Gに移動、エールフランスの子会社の便で20:00発、ポー・ピレネー空港へは少し遅れて21:40分頃到着した。荷物はエールフランス乗継ぎなのでポー・ピレネー空港で受け取った。事前情報ではルルドへの空港からのシャトルバスもタクシーもないということだったので、ホテルに頼んで迎えの車を手配してもらい、空港からは45分でホテルに着いた。翌朝は朝食を済ませてすぐにルルドの聖域、泉の湧くマッサビエーユ(最近の表記はマッサビエール=帰天100年記念出版ではマッサビエーユ、ベルサイユと同じ読みだと思う)の洞窟の上に立つ無原罪の御宿り大聖堂を通り過ぎたところにある沐浴場に向かった。男性用と女性用に分かれている。大勢のボランティアのスタッフが控えていて、案内係、沐浴させてくれる人などが指導者の指示のもとにテキパキと動き回っていた。沐浴場に並んだのは午前8時過ぎだった。ミサが行われ9時から沐浴開始になり男性用は比較的すいていたのか約3時間待って11時頃には沐浴を済ませることができた。沐浴するところのまえに着替え室があり6人ずつ順番に入れられ、裸になる。何語ができるかと聞かれジャパニーズと言ったらそれはできないと皆に笑われた。フランス語、英語、スペイン語が飛び交っていた。沐浴の水はかなり冷たくふき取るバスタオルもないが、不思議と寒さは感じず、すぐに乾いてしまう。これが奇跡の水なのかと考えていたら、妻からケータイがかかってきた。女性の方はかなり混んでいて、妻の2人前で午前の部が終了したというのだ。私が並んでいた時に、松葉づえをついたけが人や病人と思われる人が何人も優先的に入っていくのを目にしていたので、係りの人に妻が癌患者であることを言ったら、午後の開始の14時に来れば優先的に入れてくれるということだった。妻も並んでいるときに言ったらしいのだが、そこにいたボランティアは英語が話せず取り合ってくれなかったらしい。ということで、列に並ぶはずだった時間を有効に使い、無原罪の御宿り大聖堂やロザリオ大聖堂に礼拝し、泉の水をペットボトルに詰めたりして14時を待った。無事、妻の沐浴も終了して、午後はルルドの観光に徒歩で出かけた。ベルナデッタの生家やルルドの城塞を見学してホテルに戻った。ホテルでのおいしい夕食のあと、聖域で行われるキャンドル行列を見に出かけた。どこからこんな大勢の人がと思うほど大勢の人のキャンドル行列のミサであった。
翌朝は、ホテルの送迎車でポー・ピレネー空港へ向かい朝1番の飛行機でパリに向かった。パリ・オルリー空港着である。オルリー空港からタクシーでパリ・ベルシー駅に向かった。聖人ベルナデッタの遺体が安置されているサン・ジルダール修道院があるヌヴェールという町は、ワインで有名なロワール川沿い、ベルシー駅から特急で2時間弱のところにある。ヌヴェールに夕方到着し家族経営のホテルにチェックインした。ホテルで紹介してもらった街のレストランは、とてもおいしいフレンチを提供してくれた。これがまた安いのである。次の朝、ゆっくりとサン・ジルダール修道院へ向かった。遺体の安置されている教会とルルドの泉の洞窟をそっくり小型にしたレプリカと博物館が見学できるようになっている。ベルナデッタの遺体は137年たった今も全く腐敗せず美しいままであった。キリスト教の聖人に列せられる条件は、奇跡を起こしたことと遺体が腐敗しないことだそうだ。
街のビストロでよく冷えたロワールの白ワインとフレンチのおいしい昼食を取った後、サン・シール・エ・サント・ジュリット大聖堂-11世紀から16世紀に建てられたカテドラルで、第2次世界大戦で破壊されその後ひとつひとつ瓦礫を使って修復された-を見学し、特急でパリ・ベルシー駅へ戻り、私たちの巡礼の旅は終わった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス オップ エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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