2020/02/29 - 2020/02/29
6579位(同エリア7230件中)
放浪老人さん
3月1日に所用が発生したので、急遽帰宅することになりました;前日、夜に スカイマークの神戸便(11320円)を予約しました。帰宅便までに、今帰仁城を往復するのは厳しいので、城巡りを中止して、もう一つの世界遺産、識名園へ行くことにしました。
前日までの世界遺産と今帰仁城は、按司の割拠から琉球王国が隆盛する16世紀以前に作られました;日本のみならず中国の影響も弱い、琉球独自色の強いの石造文化でした。一方、識名園は、18世紀後半に作られました;16世紀から後、琉球王国は、明・清に朝貢し、さらに薩摩藩の侵攻を受けました;結果、琉球の文化・生活は、日本及び中国の強い影響を受けることになりました;識名園は、琉球・日本・中国の文化・技術をあわせた遺産になっています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス スカイマーク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9:42 ポーたま 牧志店:ポークたまごおにぎりの有名店です;注文を受けてから握ってくれます。
-
9:52 2日目と同じ[開南]: 識名園へは、赤十字病院前行き(2番)等が利用できます。
-
10:10 [識名園前]:バスの表示と場所がずれていてー通過が続いた結果ですが運転手のミスですー一つ行き過ぎた停留所から戻りました。
-
10:11 識名園前入り口。
-
10:12 園内飲食禁止なので、入園前に横のベンチで朝食;ポークたまごおにぎり米粒が口の中でほろほろ崩れて、お握りではなく握り(寿司)の食感です(酢は入ってません);スパムと卵も美味しいです。
-
10:22 順路に従って、塀沿いに、木々の中の小道を進みます。
-
10:23 正門:小さな門ですが、屋根付きの門は琉球では高い格式を示しています;守礼の門もそうですが、格式の高い門でも、本土の同格の門よりこぢんまりとしいます;石畳の道を敷地の奥へ進みます。
-
正門から林の中の石畳を進むと、庭に囲まれた心字池に出ます;この石畳は相方積みと同様で琉球オリジナルです;沖縄戦で破壊された識名園に、古い石畳=沖縄独自が残っていたので、世界遺産に組み入れられたという話があります。
-
池の手前の左側に、育徳泉:庭園の水源の一つです;琉球石灰岩層の下から湧き出る水が、石灰岩を相方積みの泉から湧いています;首里城の周りにもあった琉球式の井泉です。
-
10:26 御殿:琉球王家の別邸の一つです;中国からの冊封使を接待するのに使われました;屋根は男女瓦を組み合わせた中国式です;台風の風に備えて、漆喰で固められていますが、これは琉球オリジナルでしょう。
-
御殿から心字池と庭:池・庭・家屋の配置は、同時代の日本の大名屋敷等に採用されていた廻遊式庭園です;東屋=六角堂は中国風です。
-
御殿の室内:室内は、木と紙と畳で作られた日本様式です;他の沖縄の住居と同じです。
-
2015年の囲碁本因坊戦第2局会場に使われました:5月開催だったので、冷暖房なしでも問題なかったようです。
-
10:40 庭に戻り、橋を渡って、心字池の対岸に渡ります:橋は中国風の石橋ですー武家屋敷の庭ではでは木橋;石橋の琉球石灰岩の装飾は、太湖石(=太湖産の石灰石)を用いた、蘇州等の江南式庭園に似ています。
-
心字池と六角堂越しの御殿:六角堂へ架かる石橋は、一枚の岩を切り抜いて作られています。
-
11:03 心字池の石橋越しの御殿。
-
11:06 敷地の南西の端の勧耕台: 南から西の方向は遮るものがなく遠くまで見渡すことが出来ますが、島の南部の広くなっている方向と一致しているので、海は見えません;中国などからの訪問者に島が大きいように見せるためにこの方向が見渡せる場所を選んだそうです。
-
11:12 御殿に戻ります。
-
11:14 通用門に向かう石畳と相方積みの側壁。
-
御殿の裏から番所へ続く石畳。
-
11:18 入口横で;沖縄には、毛並みよく太った無防備の猫が多いように思います。
-
11:39 [開南]到着:
-
12:07 那覇市立壺屋焼物博物館:琉球時代に、沖縄の各地の窯場が集められた、壺屋やちむん通りにあります;屋上から見下ろすと隣に、登り窯が見えます。
-
南窯(ふえーぬかま):首里王府の拝領窯として伝えられ、平成8年まで、荒焼き窯として使われていました。素焼きのシーサー等を焼いていたのでしょう。
-
12:45 沖縄そば OKINAWA SOBA EIBUN。
-
沖縄そば+パクチー:オリジナルの沖縄風に、東南アジア風のアレンジがついたメニューが多くあります。
-
13:54 ホテルから緑ヶ丘公園を横断して、モノレールの[美栄橋]へ向かいます。
-
13:57 満開の緋寒桜:Tシャツで汗もかかずに歩いて回れるこの時期は、城跡巡りには最善の季節かもしれません。
-
16:10 那覇空港:私のようなTシャツから写真の厚いダウンの上着の人まで、発地に合わせるが着地に合わせるかで服装が全く違ってしまいます。
太平洋戦争から後のことしか知らなかった沖縄の歴史が12世紀まで広がりました;涼しくなってコロナ感染が一段落すれば、残った世界遺産の今帰仁城だけでなく、それ以外の城跡を巡る旅に再度出発したいと思います。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
那覇(沖縄) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29