「万葉自然公園・かたくりの里」のカタクリ_2020_見頃は過ぎ始めています。（栃木県・佐野市）

2020/03/18 - 2020/03/18

「みかも山公園」は栃木県西部にある県営都市公園ですが、この公園がある三毳山の北側の斜面に「万葉自然公園・かたくりの里」があります。広さは約１万５千㎡、１５０万株のカタクリがあるそうです。
「みかも山公園」の中には「万葉庭園」と「かたくりの園」がありますが、「万葉自然公園・かたくりの里」とは違います。

で、カタクリは沢山咲いていました。そろそろ見頃が近いかもしれないと思って行ったのですが、傷み始めている花が目に付き、既に見頃過ぎ始めの印象でした。あるいは、２日前の強風で傷んだのでしょうか。

旅行記作成に際しては、佐野市、佐野市観光協会、とちぎ旅ネットなど、ネット情報を参考にしました。

エリア 佐野(栃木)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

「万葉自然公園・かたくりの里」は「三毳山」の北側斜面にあるので、南側の「みかも山公園」の入口ではなく、北側の県道６７号線から入ります。
写真は、かたくりの里の駐車場です。南側から見ています。中央奥、ピンクの二階家の右が、県道から入ってくる道です。右の建物は管理センターです。

北東側から見た、東側の駐車場です。管理センター（中央の建物）の左側の小さな建物はトイレです。
駐車場は無料でした。ここが満車になったときは、少し離れた西側に、臨時の駐車場が設けられます。

南側から見た管理センターです。トイレや売店、休憩所などがあるのですが、現在は感染予防のため閉鎖されています。

振り返ると、かたくり群生地への道があります。かたくりの花まつり期間中は、この道沿いに露店が並ぶのですが、今年は、感染予防のため中止になりました。

道の脇の藪の中に、説明板があります。
三毳山系には古来の自然がそのまま残されていて、カタクリは、この地を代表する希少な植生です。カタクリは、こならの木（万葉植物だって）の下生えとして自生しています。生活文化遺産として、貴重な天然記念物（佐野市が1987に指定）だそうです。

群生地までの道、以前は土の道でしたが、今年は砂利を敷いて固めたようで、とても歩きやすくなっていました。

三毳山系は、西側が佐野市、東側が栃木市、ですが、北側部分は佐野市町谷町です。（佐野市の地図で、東側に出っ張っているところ）

しばらく歩くと、右側に野外音楽堂があります。かたくりの里は、左奥の扉の向こうです。

かたくりの里の入口です。

かたくりの里は、三毳山系の北側斜面の中腹です。広さは、約１万５千㎡だそうです。

階段をしばらく上ると、ここから先がカタクリの群生地です。階段はまだまだ続きます。

カタクリは１５０万株あるそうです。

上の方で、並んでしゃがんでいるオジサンは、写真を撮っています。

カタクリ、咲いてはいますが、傷んだ花が目に付きます。

太田市の開花情報では「丸山のカタクリ」は３月１７日現在５分咲き、佐野市観光協会の開花情報では「かたくりの里」は３月１６日現在７分咲き、でした。

開花は、思っている以上に速く進んでいるようです。

群生地を横切る遊歩道です。カタクリは背が低いので、皆さん、並んでしゃがんでいます。

私の並んでしゃがんでみますが、綺麗な花が、なかなか見つかりません。

遠目には綺麗そうでも、近寄ってみると傷んでいます。

陽が当たると花びらが反る、とのことです。

陽が当たり始めたので、これから反るんですね。

群生地では、遠くから見るほうが良いのかもしれません。

でも、寄って見たいんですよね。
それにしても、こんなにまで反りますか。

中腹から下を見ると、人がだいぶ増えてきました。

陽が当たり始めて、花びらが動き始めているようです。

良い形の花が、なかなか見つかりません。

これも中途半端です。

北側の斜面なので、下から見上げると、逆光で綺麗なんですけどね。

さらに、上の方に行ってみます。

上の方にも沢山咲いています。

これなんか良い方だと思います。

（陽が当たり始めたから？）反ってる花が目に付きます。

だとすると、これは反り返り中ってことですね。

群生地の、ほぼ最上部付近、左下に見えているのは展望台（？）の一部です。

群生地の上の方には、白い花も咲いています。

たぶん、アズマイチゲです。

カタクリと同じ時期に咲くんですね。

遊歩道（階段）から脇にそれた木道は、撮影ポイントになっていて、多いときには空くのを待つ人もいます。

普通なら”お立ち台”とでも言うのでしょうが、カタクリ撮る人はほとんどしゃがんでますからね。

ここは比較的綺麗な花が沢山ありました。

近くには白い花も咲いています。

緑の中にムラサキとシロなので、華やかさはありません。

人は増え続けます。

群生地の東の方の斜面です。

斜面なので青空を背景にできますが、そこに良い形があるとは限りません。

これなんかどうでしょうか。

良い形ですが、傷み始めてます。

帰る途中、下の方から、大声で話しながら登ってくる２０人くらいの団体さんがいました。もちろんマスクしてません。

今の時季珍しいなと思っていたら、同じような団体さんが、もう一組登ってきました。

自然がいっぱいの屋外ですから、心配はありませんよね。

そんなグループ等とすれ違いながら、山を下ります。

カタクリを見るには、少しで遅れた今シーズンでしたが、内に引きこもって閉塞感を高めるよりは健康的な日になりました。

（　おしまい　）