デスバレー国立公園でハイキング

2020/03/07 - 2020/03/07

以前、デスバレー国立公園のビジターセンター付近でコヨーテやロードランナーを見かけたことがあります。これらの動物の出現に期待しつつゆっくりしたいと、ビジターセンターの横にあるキャンプ場を予約して出かけてきました。

デスバレー国立公園にはキャンプ場がいくつかありますが、ビジターセンターの隣にあるFarnace Creekは秋から春にかけてはウェブで事前の予約をすることができます。ここにはキャンピングカーで泊まることができるサイトとテント用のサイトがあります。テント用のサイトはいわゆるオートキャンプ場ではなくて、駐車場から歩いていくタイプのものです。駐車場からの距離はサイトによって差があり、今回は近めの28フィート（約9メートル）のところが空いていたのでそこを予約しています。

予約サイト
https://www.recreation.gov/

キャンプ場の案内ページ
https://www.nps.gov/deva/planyourvisit/camping.htm

Farnace Creekは人気のキャンプ場で予約がいっぱいになることも多いですが、国立公園の案内によるとすぐ近くにTexas SpringsとSunsetという二つの先着順のキャンプ場があり、これらは99.9%の確率で空きサイトを見つけることができるようです。

エリア デス・バレー(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5

キャンプ場のチェックインは午後1時から。それまでは何をしよう？

今回はバッドウォーターのところを散歩してみようかなと思いました。現地に向かう途中、ストーヴウェルズパイプくらいで日の出の時間になりました。6時ちょっと過ぎです。

7時過ぎにバッドウォーターに到着。

3月の、朝早い時間帯にも関わらず気温はもう26度くらいあります。それより驚いたのが風。台風が近づいてきている時くらいの強さのが吹いていました。体感で秒速15メートルくらい？

デスバレーには何度か来ていますが、こんなのは初めて。

来る途中にいいお店が見つけられなかったので、朝ごはんは少し前にサイエンスセンターに行った時に買っていたスナック菓子。宇宙用のアイスです。冷たくないけど。私はこういう宇宙食とかそういうのが好きなのです。

今回は万歩計で歩いた距離を測ってみようという作戦です。

出発地点にある看板。運がいいとこんな風な景色を見ることができるようです。

歩き始めのところ。

幅広い、塩で出来た平原を歩いていけるようになっています。夏には50度を超えてサウナのような暑さになる場所。今日は気温はそこそこ高いけど、雲が多くて直射日光を浴びずに歩くことができそうです。

出発して500メートルくらいの場所。相変わらず幅広く塩の原っぱが続いています。

出発地点からちょうど1キロのところ。白色の道の幅は急に細くなりました。

1.3キロ地点。横を眺めるとこんな感じ。

諏訪湖の御神渡りのように盛り上がっていますが、塩の白さよりも泥の茶色が目立つ状況。出発地点にあった案内看板とはだいぶ違う景色です。

1.5キロ地点。だいぶ白くなってきました。

1.9キロ地点。ほぼ真っ白ですが筋の盛り上がりは少ないです。

2.2キロ地点。ここより先はまた泥が多そう。

出発地点から、1.6キロから2.2キロにかけての区間が白さ強めですね。

振り返って写真を1枚。そして気づきました。帰りは向かい風だ・・。

強風の中、遠くまで戻らなければなりません。

雲の間から日が差す時間帯が増えてきて、地面の白さがよく感じられるようになってきました。

今回私が一番いいと思ったのはこのあたりの景色。白さが多め。

戻ってきました。

行きは25分、帰りは35分くらいかかったでしょうか。この強い風は、もしかしてキャンプ場にも吹いているのかな。そうすると夜寝るのは大変そう。以前の別の場所でのキャンプで、風の音で一晩中一睡もできなかったことを思いだしました。

チェックインの時間まではまだまだあるので、次はここに来てみました。ゴールデンキャニオン。人気のハイキングコースがいくつかあります。

今回は一周4.3マイル（約6.8キロ）のガワーガルチ・ループを歩いてみることにしました。出発地と到着地点が同じなので便利。

前回来た時と同じく、スターウォーズの撮影地を探しながら。

この時は気温が30度弱くらいありました。雲で日差しのあたらない時間帯も多かったですが、それなりに汗が出ます。ただ、乾燥しているし、風が強いしであっという間に蒸発していくのが感じられました。涼しさを肌に残して。

これが気化熱ってやつかぁぁぁって叫びたいような体験でした。

ほとんど植物は生えていません。たまにあるのがこんな感じのもの。

小さい丘で囲まれた細い道を歩いていきます。

禿げ山好きの人にはたまらないと思います。地肌を歩き放題。

かなりの急坂。これは予想外。ただ1周するだけじゃないのか。

真ん中の丘に伸びている細い道が見えるでしょうか。あそこを登っていくようです。

所どころ緑色の層。銅かな。

手を使わないと降りれない場所がありました。小さな子供とかには難しいコースかも。

谷を抜けて広いところに出てきました。

最後は平らなところを駐車場に向けて歩いていきます。やっぱりここも風が強め。砂が目に入って痛い。

ここからキャンプ場までは運転してすぐ近くです。キャンプ場も風が強そう。キャンプは辞めにしようかなという思いが強くなってきました。

ハイキングで喉が渇いたので、飲み物を買いに来ました。

今回手に入れたのはこの2つ。オレンジジュースと、もう一つは見たことがないやつ。果物の風味が付いた水のようですね。いくつか種類がありましたが、今回はベリー味のを選んでみました。

美味しかったら他の地域にも広がると思います。それほどでもない場合は、広がらずにそのままでしょうね。

キャンプ場に来てみました。やっぱり強風で、大量に舞う砂埃。

ゆっくり本を読んだり、じっくり肉を焼いたりするのはできそうにないですね。残念ですが今回はキャンプは辞めにすることにしました。

予約していたサイトはこんな感じ。駐車場からすぐのいいサイトでした。遠いやつだと駐車場から100メートルくらいのもあります。静かに過ごせそうですが荷物を運ぶのはちょっと大変。

ファーニスクリークは1泊22ドルのちょっと高級なキャンプ場です。隣にある、設備がほぼ同じのTexas Springsは1泊16ドル。テーブルと炉がないSunsetは1泊14ドルです。

このキャンプ場には食器を洗うことができる大きなシンクがあります。今までにアメリカの他の国立公園のキャンプ場に何度か行きましたが、シンクがない場所も多くあり、あった中でもこのシンクが一番大きかったです。

風のない日にいつか再挑戦したいと思っています。