2020ヴェネチア カーニバルと初めてのパドヴァ

2020/02/06 - 2020/02/10

好きなヴェネチア。3回目のヴェネチアだけど、今回ほど出発を悩んだことがない。
その理由は、1番に.コロナウイルスによるアジア人差別のうわさ、2番目に11月に起こったアックアアルタ。
この不安材料のせいで、中止すべきかどうか夜も眠れぬ毎日を過ごすことに・・。

そしてこのサイトや在住者、旅行者より情報を自分なりに集めて結論。”行ってみなきゃわからない”と同伴者も背中を押してくれたため、旅行を決行。

そんなメンタルの弱い私の2日間のヴェネチア滞在の模様を、感謝を込めてお伝えしたいと思います。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

マルコポーロ空港からバスに乗って、ローマ広場についたら、橋を渡ってサンタルチア駅前のフェッロビアでヴァポレットの２日間券を購入。
かざしてピッといったら中に入ります。

サンタ ルチア駅 駅

ヴァポレットでホテルのあるサンマルコまで

橋にかかったカーニバルの告知。
意外に派手な宣伝や、ポスターなどはなく、人も混みあうほどもいませんでした。
３年前のカーニバル最終日は、元日の初詣並みの行列だったのに・・。
アックアアルタの影響？コロナによる中国人観光客激減の影響で少ないのかなあ？

今回の滞在先　４ツ星KETTE。
サンマルコ広場に近いのですが、周囲にはブランドショップが軒を連ねる通りを一本入ったところにあり、少しわかりづらかったため、何度も迷子になりました。サンマルコ広場からは、階段を通るため（ベネチアならでは）重い荷物は少しつらいかも。

ホテル ケッテ ホテル

でも、私たちの３人部屋は本島のホテルとは思えないほど、広く、バスタブもあり、中世の雰囲気ただよう素敵な部屋でした。
（手前にもう一室あり、もう一人分のベッドはそこに・・・入り口からベッドまで遠い~という贅沢な不便を感じるほど）

口コミでの朝食はあまり評判良くはなかったのですが、（種類が少なく、野菜類がほとんどない）チーズ、ハムがとても美味しく、同伴者は朝にもかかわらずお腹いっぱい食べていました。

ホテルに近いフェニーチェ劇場。
オペラの講演が行われるまで内部を見学できるので、予約して行ってみました。

見学は正面から進んで奥の女性が受付で、ガイド機（英語）を貸してくれました。
グループでひとつパスポートを預けます。

フェニーチェ劇場 劇場・ホール・ショー

正面の客席を見学用に開放していて、内部がのぞけます。豪華！

フェニーチェ劇場 劇場・ホール・ショー

ゴンドラが渋滞！やっぱり人気のゴンドラ。

リアルト橋近くのジェラート屋さん、大人気のようで、行列ができていました。

Gelatoteca Suso　上に載ってるクッキーが目印です。
ピスタチオとか、レモンなどを注文してみました。
素材を生かしてて美味しい！　シングルで３ユーロくだいだったかな・・。

ちなみに街中のアジア人は少ないけど、コロナウイルスのうわさでじろじろ見る人も、嫌そうな態度をする人もいなくて、店員さんも普通でした。

リアルト橋から
陽が落ちてきました

予約したレストランでの食事
イカ墨のパスタとカプレーゼとラビオリと本日の魚料理。
美味しいレストランは、いつも満席。予約必須です。
Hosteria Osouosopra　イケメンのスタッフと美味しい食事を堪能。

カプレーゼ！

このレストランの近くにバンクシーの絵があるはずなので、見たかったのですが暗かったのであきらめました。

夜、リアルト橋からの眺め　キラキラしていて素敵です。
でも、本当はこの時間の前後、どこかでカーニバルオープニングのパレードをしていたらしくて、探してさまよっていました。時間と場所が良くわからず・・結局、見れず。情報不足のミスでした・・、残念。

二日目の朝
サンタルチア駅からパドヴァに向かいます。

駅の電車券販売機で、パドヴァ行きの券購入に挑戦。
途中で寄付するか聞かれる画面がでるためちょっと手間取りました。
クレカでもキャッシュでもＯＫ。

サンタ ルチア駅 駅

打刻機の前で、わたわたしていたらお巡りさんがきて「パスポート見せて」と・・。
やましいことはないので、素直に渡すと写真？撮ってました。

（お前ら怪しそうだから、パスポートを見せろ！）というより、事務的な感じ。
カーニバルもあるから警戒しているのでしょう。
見るからに東洋人の私たちなので、コロナの影響もあるかも。
お巡りさんがウロウロしていると、スリもいないので安心です。

電車の券を購入したら、ホームの打刻機でガシャンと打刻します。
この打刻を忘れると、罰金を請求されることがあるので要注意です。

前回来た時より新しい機械になっていたので、どこに入れるんだーと迷っていたので、おまわりさんに教えてもらいました。優しく教えてくれましたよ。

朝8時　8時40分頃のフェレッチャロッサに乗って、パドヴァ駅に向かいます。
行きがけの車窓・・のどかな景色が見れました。
家々がかわいい。

スクロヴェーニのジョットの礼拝堂はこちら
パドヴァ駅から直線で10分くらいですが、時間ギリギリだったので走る走る。

スクロヴェーニ礼拝堂につくと、予約のバウチャーを受付にだしてチケットに交換してもらいます。
拝観時間が10時からでしたので、受付は45分前の9時15分まででした。
荷物はもって入れないので、クロークに預けます。受付から見える位置にあり、案内してもらえます。カメラは預けなくてOK。
9時55分に礼拝堂前に集合なので、40分は周囲の博物館や絵画展で時間をつぶします。

スクロヴェーニのチケット、1枚ずつ絵が違います。
このセンスの良さがたまりません。

併設の博物館　ミニチュアがかわいい　繊細な作りです。

受付から外の小道を通って礼拝堂へ行きます。
これは礼拝堂から受付側を見た景色。隣が講演なので自然が豊かです。

礼拝堂拝観の前にビデオを見ます。その後、前のお客さんと入れ替わり中に入ります。

ジョットのフレスコ画
壁いっぱいに絵が描かれています。経年のためはがれたり、褪せているところもありますが。それぞれの絵に教えや物語があり、じっくりと見ると奥の深さを感じます。
個人的には天井の色彩と星がかわいくてお気に入り。

スクロヴェーニ礼拝堂 寺院・教会

スクロヴェーニ礼拝堂。　15分～20分くらい拝観できます。
規模はミラノの最後の晩餐の教会くらいでしょうか？
小さいので20人入ればいっぱいです。

ラジョーネ宮の前の広場とアーケードには食料品店が立ち並び、果物や野菜、チーズ、プロシュットなどいろいろな食料品が販売されています。
地元のお客さんでにぎわっていました。
見る限り東洋人はいませんでしたが、特別違和感を感じず楽しめました。

カラフルな野菜や果物

お肉類やチーズのお店

チーズの種類もいっぱい！
お土産用にパックしてくれました。

お気に入りのitalo　かっこよいので、つい選んで乗ってしまいます。

２日目の食事、人気のAntico ピザ。
レストランでなくても美味しいところがいっぱい！

大きい！美味しい！
少しカリっとしていい感じ。
店員さんが歌いながら接客。楽し~い。

こんなテイクアウトパスタもあります。

少しずつ、追加、編集していきます・・。

編集途中ですが、時間がかかるので編集しながらアップします。

コロナウイルスによるヨーロッパでのアジア人差別などのニュースがありましたが、私たちの旅行中、嫌な思いをすることはありませんでした。
日本人と見分けて、通りすがりに「こんにちわ、さようなら、ありがとう」と話しかけてくる人もいましたが、たいていは中国人だと思って、「チャイナ！」と言われたり、（ノー！と否定しました）買い物をしたら「謝謝」と言われたりしました。嫌がらせで言ってる感じではなかったです。

でも、アジア人＝中国人と思われるのは不本意なので、これまでわざわざ「Grazie」と言っていたところを「ありがとう」を答えたいと思いました。
日本人だよというと、日本語でなんて言うの？と聞かれたりしましたし、現地の人も知りたいんだと思いました。

これから卒業旅行シーズン・・不安に思っている人も多いと思います。
でも、イタリア人は親切でチャーミング、不安に思うことはないです。
ちなみに、空港での検疫も時間がかかると思っていたのにあっという間で、通常通りです。

マスクは不安にさせるので、しない方がいいと思います。
本当に誰もしていませんでした。ウイルスのこと、みんな知っているけど、気にしていないっていう感じでした。これからはわかりませんが、普通に楽しめたことを報告します。

※追記　2/24現在　北イタリアでコロナウイルス152人の感染者と3人の死者が確認されました。カーニバルも途中で中止となり、一部の地域では外出禁止となり、学校も飲食店も閉まっています。

私たちの旅行中は大丈夫でしたが、この感染者確認の報道以降の様相は全く変化していると思いますので、他の情報をよく確認ください。