2020/02/08 - 2020/02/08
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Laylaさん
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近所に住む会社の同僚の奥さん(名前はゼキエ)から『娘のエスマー(8歳)に雪を見せてやりたいんやけど、一緒に行かん?』と誘いがあった。あちこちウロウロしてる私やったら雪山にでも一緒に行ってくれるやろうと思ったらしい。はい、どこでも行きますよ~!(ちなみに旦那はそういうタイプではない)
イスタンブールで積もるほどの雪が降ったのはもう数年前で、その頃にはまだ小さかったエスマーは覚えてないんやろな。『雪合戦して雪だるま作る』のが夢らしい。私にも懐いて可愛いエスマーの夢を叶えるため、日帰りの『カルテぺ~マシュキエ~サパンジャ湖』のツアーに参加することになりました。
ゼキエの知り合いがやってるというツアーなので、あんまりブツブツ言いたくなかったけど、こんな段取り悪いツアーもめずらしい。ちなみにツアー代は一人3000円くらいで近場の日帰りツアーとしては普通。
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朝7時、まだ暗い中をゼキエの大学生の息子の運転で、バスピックアップ場所まで送ってもらいました。今日に限ってイスタンブールもみぞれ雪と風ビュービューですごいことに。
確か去年も雪見に行こってカルテぺに向かった日に雪降ったよなぁ。↓
https://4travel.jp/travelogue/11461678
ちょっと遅れてやってきたバスに乗ると・・・『このバスであってるよなぁ?』
ツアー客の半分は、きれいに着飾ったおばちゃん達。その服その靴で雪山行くの?それとも私らが勘違いしてた?頭の中が?マークでいっぱいやったけど、添乗員さんもニコニコ挨拶してくれたことやし、まぁええか。
そやけど、おばちゃんら朝の早よからおしゃべり全開よ~しゃべるわぁ。 -
途中のヘレケというところで朝ごはん。
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まだ薄暗いよ~。
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ヘレケはオスマン時代から絨毯で有名なとこです。
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ツアーは約30人。レストランはすごく広くて席は十分にあるんやけど、うちのグループに通された席は、昨晩からほったらかされた皿やらフォークや食べかすが散らかり放題。仲良し同士で一緒に座りたいおばちゃんたちは、自分らでテーブルをあっちやこっちやと動かしだした。(添乗員どっか行っておらんし)
とりあえず窓際の席を陣取って、カモメにパンを投げたりしながら、準備されるのを待ちます。 -
やってきた朝ごはん。メネメンもポテトもボレキも冷たいで~。パンとチーズはおいしかったからまぁええことにするわ。
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子供のエスマーは当然好き嫌いもあり。でも私と一緒の時はいつも『全種類から最低一個ずつは食べること!残したら計画は中止して家帰る!』と母ちゃんもびっくりのスパルタ指導。えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~と言いながらも、最後にはちゃんと食べとるから、やったらできるんやん!
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だいぶ明るくなってきたなぁと写真撮ってたら、『10分後に出発します』との添乗員さんの声。みんなトイレに急ぐ・・・が、女性トイレは長蛇の列。20人は並んどるな。この大きいレストランで女性トイレが1個というのも少ないが、30人中25人が女性のグループ引き連れとって、早めに案内せんかい添乗員!
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厨房の入口を占領するほどのトイレの列を見た店の人が、男性トイレを使えるようにしてくれた。(その間男性は多分従業員用を使わされていた)
バスは10分後ではなく30分後に出発。 -
しばらく雪景色を楽しんでいると・・・でた~おばちゃんパワー爆発!朝の9時から音楽に合わせて踊り狂う!まっこれがトルコのバスツアーでは普通かもしれんけど。
https://youtu.be/QAcBVV94fxg -
一通り踊って疲れた頃に山道に入ってきました。雪も深くなってきた。去年はここら辺から戻ったんやったなぁ。
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滑って立ち往生してる車もあったりで、ノロノロ進んでると思ったら、『はい、降りますよ~ここ道路の真ん中やから、さっさと降りてくださいよ~、そこ渡ったとこでこれからどうするか説明しますから集まってや~』と聞こえてきた。そんなん今言うか~?降りる5分ほど前に言うといてや~。しかも外は雪が吹雪いてる!バスの中は暑いから薄着やったエスマーに急いで防寒着を着せていると、『バス動くから早よおりてや~』と催促の声が。今私ら何してるんか見えへんのんかい?スキーパンツ片足だけはいたままで降りろっちゅうんかい!
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何とか着せて慌ててバスを降りると、もう先に歩き始めてるやないかい!吹雪いて前もちゃんと見えへんのに、点呼もせんと置いて行きよったで~!
何が起こってるかもしらんエスマーは、駐車場の横に積もった雪を見ただけで興奮状態。この雪で遊ぶんやと必死に訴えかけるエスマーに『もっと先にはもっとすごい雪があるから』と引っ張って行った。 -
ゼキエが添乗員に追いついて、昼食券をもらい、4時間後の集合場所を確認。『あっちがリフト乗り場』と指さしただけでスキー場の案内は終わり。そんなん看板みたらわかるんじゃ~!
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こんなアホな添乗員はアテにせんことにして、一通りぐるっと歩いてみる。わんこもおった。
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あれがリフト乗り場。今日は一人でスキーしてもつまらんし、エスマーの夢を叶えるために来たので、ソリで遊ぶだけにしときます。
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どこも人いっぱいなんで、ちょっと静かなとこはないかいな?とウロウロしてみる。また降り始めた雪の中で、エスマーはどうしていいか困惑状態。とにかく母ちゃんについて行け~!
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私はというと、こういう状態。エスマーに『海賊みたい』やからやめてくれと言われながらも吹雪にはかなわずこれで過ごした。
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せめて雪止んでくれたら、遊べるねんけどなぁ。
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スキーパス売り場。なんでここは降ってないん?
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ソリのレンタルはあっちと聞いて行ってみたら、スキーのレンタルだけやった。ソリはどこや?
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カフェがいっぱい並ぶ
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後ろにそびえてるのがカルテぺで唯一のグリーンパークホテル。平日はツイン一泊1万円くらい。週末は2倍になります。
ザ グリーン パーク カルテペ リゾート ホテル
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誰かが置いて行った作りかけの雪だるま。
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カルテぺのコースはこんなんです。
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手が冷たくなってきたのでここで暖まってたら、店の人がプラスチックのかごをもってきて上にのせて行った。それあかんやろ~!
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やっとソリレンタル場を見つけた!ソリ1台と2人入場1時間で50リラ(900円くらい)。子供はおまけにしてくれた。
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ソリをもってここから上に上がります。これただのトンネルやと思ってたら、下はベルトコンベアーみたいに動くらしい。壊れたまんまやったけど。
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ここから順番に滑ります。どうやって滑るかよ~く観察。
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母ちゃんと何回か滑って、私とも何回か滑って。
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その後、一人でできる~って、うれしそう。
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機嫌よく遊んでるとこに、添乗員から電話が来た。『他の皆さん、もう充分やいうて昼ごはんのとこに集まってますよ。』そんなん知らんがな~!集合時間まではまだ2時間もあるんやけど?そらまぁ皆さん、あんなお衣装では雪遊びできんで、時間持て余してるやろけど。
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お腹もすいてきたことやし、食べに行こか。遊び足りんエスマーは、売店前の雪の山にはまり込んで遊ぶ。この後抜け出せんようになって半泣きになってました。
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昼ごはんはこれだけ。
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スパイシーソーセージサンド。私らこんなんでお腹膨れませんけど・・・。
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バスに戻る前にトイレに行くと、何これ!トイレの列?200人は並んでるで~!仕方ないので30分並んで1人3リラ(50円)払って、バスに戻ると皆さんお待ちでした。でもまだ元々の集合時間よりは早いんやけどねぇ。
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下りもゆっくりノロノロ運転。
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食べ足りんので、おやつのロクムサンド。
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前の車が滑ったと覗き込むおばちゃんたち。
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まだ食べ足りんのでゼキエが昨晩作ったポップコーン。
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マシュキエに着きました。ここでは45分ほどブラっとできるそうです。それはいいんやけど、バスのすぐ先に公衆トイレがあり、『トイレ行きたい人はここで行ってね、行かない人は私に着いてきてねお土産買える店案内するから』トイレかお土産かどっちかしかあかんの?そんな選択あり~?もうどうでもいいので、何か暖かいもんでも飲もか~?
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バスの止まってるすぐ近くの小さいレストランで、ストーブがあるのを見つけたので、サーレップというトルコの冬の飲み物を飲みながら暖まりました。ミルキーみたいな味の飲み物で上にシナモンをどっさりかけるのがおいしい。
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次はサパンジャ湖です。駐車場から湖に向かって歩いていると、でっかいプラタナスの木が立ってました。1689年に植えられたと書いてあります。添乗員も何も説明せんし、おばちゃん達は見向きもせんと通り過ぎて行きました。まぁ、たかが大きな古い木やけどな。
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観光用の馬車。この寒い中客もおらんやろうに、かわいそうなお馬さん。
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はい、これがサパンジャ湖です。広さは45km2、深さは52mです。
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添乗員さんは何も説明せず、おばちゃん達を引き連れて、このカフェに入ってしまったので、自分で調べました。
集合時間は1時間半後だそうです。 -
1時間半もあるけど、ここ何かあるん?とりあえず湖畔の散歩でもしてみるか。
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トウモロコシ屋の前で雪ダルマを作ってました。
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それを見たエスマーは『私も作る~』と雪を丸め始めるけど、あんな大きくするには時間かかるで。
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これくらいちっちゃいのんがかわいいわ!と無理やり完成させ、記念撮影。それでも嬉しそう。
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おばちゃんたちのやかましさの後には、静かな波の音に癒されるわ~。
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向かいの丘は森を削って建てられたみたいやなぁ。こうやってどんどん緑がなくなっていく。
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太陽照ってくれたらちょっとは暖かくなるんやろけど、吹きっさらしの湖畔はやっぱり寒いわ。
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エスマーは最後の雪を惜しむようにかき集めて、私らに投げつけては喜んでる。
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右のピンクの小屋は赤ちゃんルーム。授乳とかおむつ替えのためなんやろ。隣の小屋のおまわりさんから鍵をもらって利用できるようです。こんなん初めて見たわ。
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別のカフェの前にもかわいい雪だるま。
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こっちは解けてしもたんかな?でも、エスマーはこれをどう見たでしょう?
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バスの中で私のスマホでなんかしてると思ったら、こんなことして遊んでました。
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ゼキエとエスマーは疲れたらしく、カフェで座っとくらしい。まだ一時間もあるので一人でもうちょっとウロウロしてくるわ。
清掃係のおっちゃん、このクソ寒いのにご苦労さんです。 -
ちょっとそれらしくなってきたな。
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この辺も最近はアラブ人が増えてきたらしく、あちこちにアラビア語の看板。
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ツーリストインフォメーション、閉まってたら意味ないやん。
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あるカフェの人が、この先に『アート通り』っていうのがあると教えてくれたので来てみたら・・・どこも閉まってる。週末やのになんで~?外から覗くと、まぁアートと言えんこともない作品が並んでました。
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ここにも商品並べたりしてるんやろか?
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この近くで下水施設工事中に出てきた、ビサンチン時代のものやそうです。こんな道路の真ん中に置いといてええんかな?
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サパンジャ湖のあったところには、土地や畑から豊富な作物が取れてお金持ちが住んでいたそうです。ある日旅人がやってきて、『なんか食べさしてくれ』とお願いしましたが、お金持ちたちは相手にもせず何もあげませんでした。ちょっと先で畑を耕す農家の人が畑で取れた果物などでもてなしました。しばらくおしゃべりしていると雨が降ってきて、風や雷も始まりました。旅人はこの農家に牛もつれて高いとこに逃げるように言いました。嵐は強まりあっという間にその金持ちの村は水の底に沈んでしまったという言い伝えがあるそうです。これはその旅人と農家のおっちゃん。
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アート通りの入口の写真を撮っていると、後ろからやってきた少年たちが『お前が聞けよ、いやお前や・・・』とごちゃごちゃ言うてる。こういうのはよくあるけど、今回は『あーゆーコロナ?』と聞け言うてるで。あんたらそれは失礼やで!
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ある家のお庭には雪をかぶったオレンジ。
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ここら辺は夏の別荘かな?
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湖畔ではこんな写真も撮ってもらえるようです。
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試行錯誤の末、完成させたようです。
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もちろんトウモロコシ屋やもんな。
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結局、添乗員とおばちゃん達は1時間半ず~っとここでしゃべくりまくってたらしい。それここでなくてもできるんちゃうん?
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バスで食べた仲良しリンゴ。
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帰りのバスもおばちゃん達の踊りは続く・・・・・。多分行先はどこでもええんやろな、『走ってるバスの中で踊る』ことに意味があるんやろきっと。
添乗員の不可解な行動も理解したらなあかんかも、このおばちゃんたちの添乗するのも大変やろう。 -
家に帰ってきて、ゼキエの作ったレンズ豆のスープのおいしかったこと!我を忘れてお皿に入ってるのは撮り忘れたわ。
エスマーは興奮しながら兄ちゃんと父ちゃんに今日あったことを報告。『人生で一番幸せな日』になったらしい。めでたしめでたし。
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