青森県立三沢航空科学館

2019/12/29 - 2019/12/29

年末の最終開館日に800kmドライブして青森県立航空科学館へ行ってまいりました。
ちょっと見たら八甲田山雪中行軍遭難資料館をハシゴしてと考えていたら、この航空科学館の見ごたえがすごくて
丸一日近く堪能してしまいました。
入り口には1931年に太平洋無着陸横断飛行を行ったミス・ビードル号のオブジェが飾られています。
まずは館内へ。
ちょうど零戦写真展をやっていましたよ。
中は様々な体験ができるブースがあり、ボール投げで遠心力が体験できるもの、風洞室のようなところで航空機の翼の動きが体感できるもの、操縦シミュレーターなどなど盛りだくさんです。
小さい子供から楽しめると思いますよ。
先に進むと先ほどのミス・ビードル号やys-11の実機が飾ってあります。
ys-11は中にも入れます。
さらに特別展のコーナーへ。
映画撮影に使われた原寸大の零戦21型や戦時中に十和田湖へ墜落した一式双発高等練習機を引き上げて再現したものなど興味深いものが飾られています。
さて、外へと行くと現代機の実機たちがズラリと並んでいます。
F-16A、F4EJ改、T-33A、T-3、UP-3A、F-1、T-2(ブルーインパルス仕様)、T-2、F104J、OH-6D、LR-1
というラインナップ。
ここまでしっかり見物したら夕方になってきたのでお土産買って帰りました。

エリア 三沢(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

科学館の入り口にあるミス・ビードル号の記念碑です。
1931年(昭和6年)に三沢から飛び立っていったそうです。
パイロットはクライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンで、当時は世界早周り飛行記録短縮に挑戦したいましたが失敗して、ちょうどハバロフスクにいて太平洋無着陸横断飛行に朝日新聞が懸賞金をかけたのを聞いて飛んできたそうです。
ただ入国許可も取らず、日本の要塞地帯を記念撮影しながら飛んできたので当初はスパイ容疑で捕まってしまったそうです。
その後、外交交渉やリンドバーグの取り成しなどあって、二度と戻ってこない条件で許可されたとか。
無茶というか大らかというか・・・

科学館の入り口全景です。駐車場も広いしエントランスもきれいで立派なもんです。

入るとすぐに飾っています。
ずっと見ていられる、なんだか温かみのある作品です。

無料の特別展でやっていました。

体験ゾーンにはいろいろなコーナーがたくさんあって楽しかったです。大人も子供も遊べます。
写真はエアーの力で上下する乗り物。
遊園地などでたまにあるやつです。

航研機：東京帝国大学付属航空研究所
1937年(だったかな)に世界周回飛行を実施して世界記録を樹立した機体。
現存するレプリカは三沢のこれだけ。
本物は終戦時に軍用機とみなされて鴨池に廃棄されたとか。

YS-11
中も一通り見学できます。
客先が一昔前の新幹線みたいで趣あってよかったですよ。
ひじ掛けに灰皿付いていたり、今の飛行機のような扉付きの物入れではなく、普通の網棚のような荷物置き場だったり。

YS-11
客室風景（網棚でしょ）

乗務員席

トイレはこんな感じ。
むしろ今より広かった。

YS-11のエンジンと機体

さて、零戦のレプリカへ

零戦21型の全景はこんな感じです。
ちゃんと撮影台が用意されていました。

こちらが一式双発高等練習機（十和田湖から引き揚げたもの）

この機体は1943年9月に秋田県の旧陸軍能代飛行場から青森県の八戸飛行場へ飛行中に十和田湖に着水し水没。
全体的な機体として残存するのはこれぐらいらしいです。
（中国やオーストラリアには胴体部分だけ収蔵されているものがあるらしい）

一式双発高等練習機の前から見たところ。
水深があって、低温で淡水の十和田湖に沈んでいたためか塗装なども結構きれいに残っています。

1Fの展示フロアを2Fから見下ろすこともできますよ。

さて館外へ。

まずはF-16

T-2

手前がF-1、向こうがブルーインパルス仕様のT-2

UP-3A
対潜哨戒機のp-3オライオンと同型機ですが、これは司令官機として使われた仕様のものとのこと.gol.com

コックピットも座れます

OH-6D
こちらも座れます。まぁ狭くて大変。

最後に雪が積もっているけどF-4EJ改