広州から開平へ【開平・マカオの小旅行1】

2019/12/31 - 2020/01/04

以前から行きたいと思っていた「開平」と「マカオ」。
急にこの旅を思い立ち、新年をかの地で迎えた。
短い旅だったけれど、世界遺産の「開平の楼閣と村落」と「マカオ歴史地区」はなかなか見ごたえがあって楽しめた。

※１元=17円

□1日目(12/31)関空→広州(広州泊)
□2日目(1/1)広州→開平(開平泊)
□3日目(1/2)開平→マカオ(マカオ泊)
□4日目(1/3)マカオ→広州(広州泊)
□5日目(1/4)広州→関空

エリア 広州(中国)

□1日目(12/31)

利用した深セン航空ZH9054便
※トラベルコで12月26日に予約した。関空・広州往復で、行きは無錫、帰りは南通乗り継ぎ。31000円(諸費用込み)。

12:55フライト

無錫に14:55到着。ZH9826便に乗り換えて17:40フライト。

※機内食は両方とも同じ。中国系航空は運賃は安いけれど、機内食が今一つ。

20:15広州着
6000円分の「元」が手元にあったので、すぐに空港に乗り入れている地下鉄3号線を利用し、宿に向かえた。
切符(7元)を買う際まごついていると、隣にいた若者が親切に買い方を教えてくれた。この旅がこうした親切からスタート出来て気分がいい。
※地下鉄に向かう通路

嘉禾望崗駅で地下鉄2号線に乗り換え、広州駅に着いた。ここに立ったのは2度目。2007年桂林旅行の際立ち寄って以来だ。あの時はもっとごみごみしていたような記憶がある。
「住宿」の客引きがアチコチにいる。まだネット環境が整っていない時には、何度か世話になった。直接チェクインするより安かった!!。

ブッキングコムで予約しておいた宿は、「白雲城市酒店」(3503円)。
広州駅に向かって右横にあったので、迷うことなくチェックイン出来た。
夜中に着く場合は、わかりやすい位置に宿を確保するのに限る。

すでに22時を回っていたが、荷物を置いて「省バスターミナル」に行き、翌日の「8:10発・開平行き」(65元)のチケットを確保しておいた。

※ネット情報によると、開平の義祠汽車站からの方が楼閣観光には便利のようだったので、こちらにしたかったが、「開平汽車站」止まりだと言われた。

□2日目(1/1)

新年を迎えたが、ここは中国。迎春の雰囲気は街にない。
バスターミナル近くの朝ごはん屋。

蒸籠から湯気が立ち上がり、美味しそう。どこかで食べる機会があるだろう。

開平行きの乗り場。

乗車した。指定されていたシートはリクライニングがマックスに倒れていて、もどせないので他の席に移ったが、様子を見ていると、他の乗客も適当に座っているようだった。
出発前に、係りが入ってきて座席ベルトを締めるように警告され、点検に回っていた。おまけにモニターからは、バス横転の生々しい事故ビデオが流された。日本でもこれぐらい厳しく点検しても良いのではないかな・・と思った。
定刻8:10を少し回って出発。席は半分程度しか埋っていなかった。

開平市内に入った。中国の地方都市は、予想に反してどこも大きい。

2時間と少しで、開平のバスターミナルに着いた。外に出ると、楼閣巡りを勧めるタクシードライバーの勧誘がなかなかしつこかったが、何とか振り切り、とりあえず「元」が必要だったので、バスターミナル近くの「中国工商銀行」のATMでキャッシングした。
ATMは日本語が選択できる機種だったので有難かったが、番号の上に盗み見をふせぐ格子がかぶせてあるので入力しずらく、しかも500元が上限で、出てきたのは10元札ばかり。２度引き出したので100枚にもなってしまった。

さて、開平の楼閣群をどのように回るか・・路線バスを利用して遠くの「錦江里楼閣群」からせめてみよう・・と当初思っていたが、すでに時刻は11時を回っていたので、ひとまず予約していた宿に落ち着くことにした。
宿は「自力村楼閣群」に近い「塘口」という所にある。バスターミナルの窓口で紙に「自力村」と書いて見せると、11時半発の塘口行きのチケット(６元)を発券してくれた。これはとても都合が良い。

時刻表・・明日向かう「珠海拱北」もチェックしておいた。

時間に余裕があったので、街ブラした。
ゴールドの装飾品を扱う店が建ち並ぶ。スピーカーから大音響の呼び込み、店員が中に誘う。

近くの市場に入ってみた。
活気があって良い感じだ。

どの店にもQRコードが表示されている。キャッシュレスがとても進んでいる。

南国フルーツが並ぶ。
気温が高く、バナナの栽培もこのあたりで行われている。

この店でちまきを買って、ランチとした。

バスは定刻に発車。終点は「沙湖」。

バスは幹線道路を右折して、立園・自立村に向かい始めたので一安心。「maps.me」を起動して、常に現在位置を確認していた。

「立園」を通り過ぎ、「自力村ゲート」前(上の地図参照)でバスを降りた。

※バスのドライバーには私たちが「自力村」に行きたい旅行者であることが伝わっていたのか、こちらが何も言わないでも止めてくれた。本当は、ガソリンスタンドの所で「ストップ」の声を掛ければよかったが、やり過ごしてしまった。

ガソリンスタンド方向に戻る

ブーゲンビリアや南国の花が咲く

ガソリンスタンドを左折すると、楼閣らしきものが見えてきた。

村ごとの説明板がたくさん並ぶ一画があった。

放し飼いにされていた鶏たち・・

20分ほど歩いて予約していた宿『TK Hostel』(3745円)に着いた。

工場跡と政府関係施設を、村の若い人たちが協力してイノベーションしたホテルで、スタッフも気持ちよく対応してくれた。
開平に泊まるなら・・ここはオススメの宿だ。簡素だが朝食も付いている。そして、自転車を無料で貸してくれる。

宿のすぐ横は、観光客が立ち寄るスポットになっている。

建物の壁面に描かれた絵・・アメリカに移り住んで金を稼いだ華僑が、楼閣を築く・・の図。

倉庫の遺構のよう・・。

部屋で少し休んで、楼閣見学に出かけよう。