2020/01/06 - 2020/01/06
141位(同エリア607件中)
愛吉さん
1年の福を願う七福神詣、今年も昨年に続き谷中の七福神を詣でます。
江戸最古で、参詣人も多く、御利益が大きいように思うからです、仲間を誘うと18人集まりました。
6日10時30分にJR田端駅に集合歩き始めます、先ず福禄寿から、恵比寿、布袋尊、寿老人、毘沙門天、大黒天、弁財天の順に回ります。
それではご一緒にどうぞ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1月6日、午前10時30分、JR田端駅に集合。
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田端の切通しを抜け、先ず福禄寿を祀る東覚寺を目指します。
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東覚寺門前に到着。
山門横の護摩堂前に立つ赤紙仁王、寛永8年(1641)の造立。
本来は門前を守る金剛力士像なのですが、赤紙で判りません。
身体の悪い部分に赤紙を張ると効果があるそうです、但し頭の悪いのは除外されます。 -
身体中赤紙だらけで隙間が在りませんね。
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赤紙を張って効果があったら、お礼に草鞋を奉納するしきたりです。
草鞋の数も多いです。 -
傍に建つ解説板。
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では山門を潜り境内に入りましょう。
やはり並んでますね。 -
福禄寿、本堂の一番前に御出ましです。
招徳、人望、長寿、子孫繁栄を担当します。 -
本堂に入りご本尊に、今年一年の守護もお願いします。
寺歴の古さを感じさせる、良い寺です。 -
ここの本堂には閻魔大王が居り、生前の行いを監視しています。
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次は2番目恵比寿の青雲寺に回ります。
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ここも並んでます。
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順番を待ちます。
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恵比寿様。
鯛を抱えて、商売繁盛、交通安全の担当神です。 -
境内には江戸時代の作家滝沢馬琴の筆塚があります。
1809年の建立とか。 -
3ッ目は日暮し布袋の修性院です。
江戸時代中頃から、ここら辺りは日暮しの里と呼ばれ、花木や草花が生い茂る江戸市民行楽の場所でした。
その中心がこの修性院で、当時から日暮し布袋と呼ばれる存在でした。
尚現在地名となった日暮里は日暮しの里を縮めたものです。
この絵は修性院の土塀に嵌め込まれたタイル画。 -
矢張り参詣人が多くいます。
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布袋様は本堂の横に鎮座、靴を脱いでお参りしましょう。
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大きな布袋様です、メタボな神様ですが愛嬌があります。
度量、夫婦円満を担当します。 -
谷中銀座を通り
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夕やけだんだんを登ります。
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観音寺の築地塀に立寄ります。
街中に是だけの築地塀が残るのはここだけ、登録文化財に指定され、まちかど賞も受賞しました。
時代劇の背景によく使われます。 -
4番目の寿老人、長安寺に到着。
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墓地に狩野芳崖の墓が在ります。
明治画壇の重鎮でした。 -
寿老人は本堂の中、靴を脱いでお参りしましょう。
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寿老人
長寿延命を担当します。 -
堂内では御朱印を押すのに大忙しです。
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谷中の墓地に入って来ました。
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俳優長谷川一夫の墓。
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谷中墓地の突き当りが五番目、毘沙門天の天王寺です。
江戸時代、江戸の三富と云われ、富くじを許された三寺院(湯島天神、目黒不動、谷中天王寺)の一つで由緒ある寺院です。
谷中の墓地が造られたのは明治に入ってから、それ迄は天王寺の境内地でした。 -
こちらが本堂。なんとなく奈良の唐招提寺に似ています。
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毘沙門天はこちら毘沙門堂に鎮座、小さいながら専用の住居を持っています。
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毘沙門天、知恵と勇気を担当します。
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六番目は上野公園にある大黒天の護国院。
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護国院は寛永2年徳川家の菩提寺寛永寺が造営された時、同時に造られた支院1号寺院。
その後3代将軍家光から大黒天の画像を拝領した事から、護国院の大黒として信仰を集めます。 -
大黒天は本堂の中、靴を脱いてのお参りです。
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ご本尊のお前立が大黒天像です。
普通七福神は正月の七福神詣の期間のみお前立を務めますが、その他はあくまでも脇侍として扱われています。
ここは大黒の寺として、あまりにも有名になった為常時前立を務めます。 -
それでは大黒様をアップで。
袋を背負い、手には打ち出の小鎚、担当は福徳開運、立身出世。 -
境内には小さな雪囲いが草花を守り、住職の心使いが感じられる良い寺です。
では次に回りましょう。 -
最後七番目の弁天様を目指して不忍池の畔を歩きます。
途中森鴎外新婚の家(ホテル鴎外荘)があるので立寄ります。
鴎外はこの家で小説家としての処女作「舞姫」を執筆しました。 -
門を潜り玄関の脇に立ちます。
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玄関に入り中を覗くと、正月用に綺麗に調度されて居ました。
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七番目の弁天堂に到着。
不忍池に浮かぶ弁天島に建っています、弁天堂は東叡山寛永寺のお堂の一つ。
京都に倣い上野の山を東の比叡山として東叡山と名付け、麓の池を琵琶湖に見たて、竹生島に準えて島を築き一堂を建てました。 -
島に通じる陸橋を渡り弁天堂に近付きます。
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拝殿に上がり参拝します。
珍しい八臂の弁天様です。
ご本尊は厨子の中、お前立の弁天様ですがご本尊とほぼ同一だそうです。
福徳円満、技芸上達の担当です。 -
拝殿の天井画は児玉希望画伯が奉納した竜の絵。
これで七福神全てを回りました、今年もきっと福が着き、良い事があるでしょう。
それではこれで解散します、お疲れ様でした。
終
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