新年、明けましておめでとうございます。本年も多種多様な旅行記を随時アップして行きたいと思っておりますので、1年間宜しくお願い致します。さて12月は鉄道の旅をメインに紹介してきたので、1月は「バスの旅」を中心に取り上げて行こうと思います。今回は東京の主要ターミナルから、温泉地までの直行バスを走らせている「伊藤園グループ」のホテルの1つである「老神温泉ホテル山楽荘」さんへ立川からの直行バスで行って来た模様について、紹介致します。

立川から往復バス＆1泊2食で何と約11000円！直行バスで行く「老神温泉ホテル山楽荘」へ温泉旅～

8いいね！

2019/12/07 - 2019/12/08

47位(同エリア98件中)

エリア

老神温泉(群馬)

旅行の満足度: 3.5

観光: 3.0

ホテル: 4.5

グルメ: 3.0

ショッピング: 2.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 観光バス

旅行の手配内容: 個別手配

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★10:00

バスは立川駅の北口から少し歩いた場所にある銀行前から発車します。

今日の乗客は私の他にはみなかみの宿「湯の陣」に向かう若いカップル1組のみ…

なのに復路が満席の為、大型バスで動かさないといけないのです。

ファーレ立川アート作品名所・史跡
ということで今日は3人で大型バスを広々使用するという贅沢に！

そして今日の担当は観光バス会社ではなく、箱根のバスを運行する鉄道系路線バス会社の伊豆箱根バスの貸切車で、一見路線バスのようにも見えます。しかも何とフリーWi-Fiまで使えてもう至れり尽くせりです。
立川からは青梅インターへ向けて新青梅街道等の一般道を走行。って青梅インターって車使えば私の家から立川行くより近い場所なんですけど…そこまで45分かけてやって来るのは何だかもどかしいですね。
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★11:00

そして１回目の休憩場所「狭山PA」には青梅インターから圏央道に乗れば、すぐに到着です。ここでは数分のトイレ休憩のちの発車。この後昼食休憩があるのでここでは何も買わずにバスに戻りました。

狭山パーキングエリア道の駅
その後関越道に入るバス。ところどころに残る紅葉に癒され…
そして渋川を過ぎると、急峻な渓谷からの絶景が楽しめるように。
高速道路は高い場所を走ることから、良い景色が楽しめる場所が沢山あるんですよね。

しかもバスなら視点が高いだけではなく、運転の必要もないので車窓を楽しむなら打って付けです。
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★12:23

狭山PAから1時間20分程で、赤城高原SAに到着です。ここでは昼食休憩として、40分程度の休憩時間が設けられています。

赤城高原サービスエリア道の駅
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その為バス旅では休憩時間の都合上、なかなか出来ない料理を注文しての食事をすることも可能なのが嬉しいポイント。今回はモツ煮定食を注文しましたが、着席するや否やあっという間に出てきました。これなら15分休憩でも食べれそう。

赤城高原サービスエリア道の駅
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ということで時間に余裕が出来ました。赤城高原SAは並行して走る「上越線」同様、美しい自然達を見下ろす、抜群の眺めが楽しめます。

赤城高原サービスエリア道の駅

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そして丁度、上越線の211系がやって来る時間だったのでカメラを向けてみました。背後に見える雪化粧した谷川岳が、冬の上越らしい景色に華を添えます。

赤城高原サービスエリア道の駅
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ここ以外にも、関越道の渋川以北のSAPAには景色の良い場所がいくつかあり、その中には上越線を見下ろせる所もあります。SA巡りも楽しそうですね。

赤城高原サービスエリア道の駅
★13:15

高速を降り、沼田の市街地へ入ったバス。ここまで来ればもう宿はすぐそこ。
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★13:40

定刻よりやや早く、14時前に「老神温泉ホテル山楽荘」に到着。バスはこの先、みなかみ町湯檜曽にある「ホテル湯の陣」まで向かいます。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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チェックイン時間前でしたが、清掃が終わっているとのことですぐに入室出来ました。ありがとうございます。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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さて山楽荘は「旧山楽荘」と「旧漏田本館」を伊東園グループが買収し、渡り廊下で繋げて「新山楽荘」として一つの宿にしてしまったという極めて珍しい形態の宿。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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今回利用した「本館」の部屋は「旧山楽荘」の部屋になり、踏み込みが玄関側にあるというちょっと珍しいレイアウトの渓谷の眺めを楽しめるワンランク上の広い和室。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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しかし「カラオケルームの真上にある為訳あり」となっていて、別館よりも安く利用出来ました。気になるカラオケの歌声ですが、確かにそれなりに響きます。ですがカラオケルームの営業時間はは17時から23時。つまりこの時間以外なら「音はしない」のです。私はいつも起きている時間帯なので、殆ど影響はありませんでした。それ以外は普通の本館と全く同じなので、とてもお得に感じました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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部屋のトイレはユニットバスで、ウォシュレットも完備。ただ換気扇を消すと臭いが籠りがちで、換気扇が埃まみれになってたのはちょっとマイナスポイントです…

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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そしてこのユニットバスのメーカーは何と「ブリジストン」！？タイヤとか自転車のイメージが強く、風呂作っているイメージなんて全くないのでちょっとびっくり。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル

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尚、共同トイレはこんな感じで別館と東館のトイレにはウォシュレットが付いていましたが、本館は和式のみの場所が殆どで食堂近くのトイレに至っては「1室しかない個室が故障で使用不可」なんて有様。又古くてやや臭うトイレが多く、東館のトイレは狭い上に、「男女共用」でした。安いものの部屋にトイレのない「東館」の利用はこの点、ちょっと覚悟した方が良いかもしれません。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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そしてお待ちかねの温泉。これまた旧山楽荘と旧漏田本館で温泉のキャラが全く異なり、
「山楽荘」の温泉は男女共に露天風呂完備で入れ替えなしの循環ろ過、アルカリ泉・「漏田本館」の温泉は男女入れ替え制で内湯のみ又は大野天風呂ありの浴場・かけ流しの硫黄泉となります。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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個人的に景色が良いのは「山楽荘」・泉質が良いのは「漏田本館」でしたが、「漏田本館」の内湯のみの方は狭く、タイミングによっては入れないこともありました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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★19:30

夕食は伊東園定番のバイキング。ですが今回は2部制で座席も決まっていた為「戦場」状態と化すいつもと比べてとても余裕がありました。

そして今回はキャンペーンでカニ食べ放題のバイキング。美味しかったので1皿のみの予定が2皿食しました。しかし「隣の客(ご夫婦)はよくカニ食う客だ」でとてつもない勢いでカニを食べまくっていたのにはただただびっくり…でもこうでなきゃ「カニ食べ放題」の意味ないですよね。
（行ったらすぐになくなり、「食べ放題じゃなかった」なんて意見も時折見ますが、今回はそんな客がいる状況でもしっかりカニが補充されていましたよ。）

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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ふ～っ満腹満腹。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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食後は温泉入ったり、音楽聴きながら絵を描いたりと、自分の時間を満喫。そしてカラオケの歌声も寝り静まりかえった12時頃、就寝しました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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★7:10

渓谷の眺めと共におはようございます。

今日は天気が期待できそうですね。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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★8:30

朝食バイキングも2部制なので、ゆったり堪能。

目立ったおかずは「鍋焼きうどん」くらいでしたが、満腹になるまでしっかりと平らげました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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デザートとコーヒーブレークの後、部屋に戻りました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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★11:45

伊東園グループのホテルは、チェックアウトが追加料金なしで12時まで可能。一般的な温泉旅館に多い、10時チェックアウトって寝坊すると意外と忙しいのでこれは本当便利。今回もチェックアウト時間ギリギリまで滞在し、宿を後にしました。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル

★12:00

チェックアウト後、帰りのバスの時間までは4時間ほどありますが、老神温泉には「何もない」ので時間つぶしに難儀します…
ということで近くの「東老神」バス停からバスに乗って、「吹割の滝」に行ってみようと思います。尚、12月の中旬～3月にかけてはこのバス停からバスに乗ることが不可能になり、15分ほど歩いた「下街道」バス停が最寄となるので注意！
★１２：００
ほぼ定刻でやって来たバス。こういった「交通弱者」的な公共交通の旅ではとっても頼りになる存在です。
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★12:10

そして吹割の滝バス停で下車。

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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まずは吹割の滝を見下ろす展望台へ行ってみました。

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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実はこの展望台から吹割の滝を見下ろせるのは、木々が枯れて冬仕様になったこの時期だけの特権なんです。
そんな上から見下ろした「吹割の滝」の迫力はなかなかのもの。

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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そして滝の近くにも勿論移動。階段を降りて滝の上を通る橋に向かって…

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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吹割ている滝の様子が見える場所へ。夏にも訪れた場所ですが、季節を変えればまた違った姿に。

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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このごつごつとした岩の迫力は圧巻！

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地
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その後滝壺の近くに当たるこの場所で、しばし瞑想。マイナスイオンをたっぷりと体に取り込んだのでした。

吹割渓谷吹割の滝自然・景勝地

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★13:15

吹割の滝から癒しのパワーをたっぷり貰った所で昼食タイム。近くのドライブイン伽羅苑にレストランにあった、1550円の「上州牛すきやきうどん」が気になったのでそれを注文。

カセットコンロで提供されるスタイルで、上州牛が霜降りでうま～い！

伽羅苑食事処グルメ・レストラン
★14:23

さて帰りも往路同様、山楽荘の近くの東老神までバス。なので宿までの戻りも楽ちん楽ちん♪

尚老神温泉を経由しないバスもあるので、乗り間違えのないよう要注意です。
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★14:40

再び山楽荘に戻って来ました。

時間までは東館1階の奥にある「マンガコーナー」でのんびり。ここは畳敷きなので靴を脱いで利用可能。暖房も効いていて快適でした。

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
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★15:55

そして時間になったので復路のバスに乗車…って何とまさかの貸切状態！

しかも往路と同じバスで、Wi-Fiも使用可能な点も同じ。

やっぱり無料でないとなかなか二の足踏んでしまうのでしょうか…でも町田からなら普通列車とバス乗り継いで行っても「バスの往復運賃3300円」を片道で越えてしまうのですから十分安いと思うんですけどね…(ちなみに3300円で、町田からJRだと高崎ですら往復できない)

老神温泉　山楽荘宿・ホテル
ちょうど陽が傾く時間になり、だんだん綺麗な夕陽になっていく太陽に癒され…
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★16:20

1回目の休憩地「原田農園」で休憩兼買い物タイム。しかし入口を塞ぐ団体がいて邪魔以外の何者でもなく、居心地最悪。今回は両親も旅に出掛けていて、お互いに土産買ってきても食べきれないことになるのでパス。トイレと用事を済ませてバスに戻りました。

原田農園フルーツ狩り・農業体験
その後は沼田から高速道路へ～
黄昏時の関越道の景色を堪能し、いざ関東平野へ！
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★18:05

途中13km程の渋滞があったものの、思っていたより時間が掛からず18時過ぎに高坂SA着。

高坂サービスエリア道の駅
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ここでは25分程休憩があったので、なかなか食べれないSAの食事をということで本来立川帰着後に摂る予定だった夕飯を食べることに。注文したのは「鴨肉炭火焼丼」880円。

赤城高原SA同様、注文から1分程で登場。やっぱりこの爆速調理は本当助かりますね。

気になるお味は、炭火焼の香ばしい鴨肉の味が特徴的でした。

道なか食堂げんきグルメ・レストラン

★19:33

高坂SAから立川の道路も順調で、1時間ちょっとで無事到着。定刻より7分早着でした。

多摩の方に住んでる身にとって、立川発着はやっぱり楽ちんです。まだ運行開始から3ヶ月ほどなので知名度と共に乗車率も上がるといったところでしょう。（廃止にならないといいな）さて明日は仕事なので、足早に帰宅っと。