大阪天満宮初詣

2020/01/01 - 2020/01/01

　初詣は，苦手だ。人がいっぱいのところに繰り出すのが，そもそも苦手だ。しかも，正月は寒いものだ。そんななか，着ぶくれした格好で出かけるのも億劫だ。でも，甘酒でも飲みにいこうかと言われれば，少しはその気になる。しかも，息子は今年受験だ。天神さんに祈りたくもなる。というわけで，大阪天満宮に初めて訪れた。
　地下鉄南森町駅で下車し，大阪天満宮参詣道と書かれた大きな提灯がぶらさがった天神橋筋商店街を進む。道の両側は，屋台がでていて賑やかだ。とうもろこしが焼ける香りに鼻をひくひくさせながら，人の流れに沿って歩いて行く。参詣道は，警備員の人たちによって規制が敷かれ，人の流れを誘導している。大阪天満宮の入り口も，入場する人の数をある程度調整しながら入れているので，比較的ストレスを感じることなく大阪天満宮に入ることができた。
　大阪天満宮は，菅原道真が太宰府に赴く前に旅の無事を祈ったというお宮だ。本殿は，1843年建立という歴史的建築物だ。大阪大空襲のなかでも焼けずに残った貴重な歴史的建築物だ。その姿を見たいと思ったが，本殿の前にはネットがかけられていて，本殿がかすんで見える。賽銭の投げ込みを防止するためのネットのようだ。これがなんともげんなりする。賽銭を放り込むためだけに初詣でに来たかのような気分になってしまう。賽銭を投げ入れ，横に流れ，裏側から天満宮を抜けた。のんびり初詣というわけにはいかないようだ。
　とはいえ，初詣の賑やかさと帰り道にすすった甘酒に気分をよくした。南森町駅に到着して駅に戻ってくるまで2時間程度。お手軽な初詣としては，おすすめだ。

エリア キタ（大阪駅・梅田）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

賽銭が本殿に当たらないようにネットが張られている。本殿の美しさも台無し。