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パキスタン・フンザ地方のラカポシベースキャンプまで日帰りでトレッキングしました。眼前にそびえる7000メートル級の山々、迫力ある氷河など、ヒマラヤでのトレッキングと同じ感動を、しかも日帰りで味わえます。<br />ネットでも日本語の情報が少なかったので、久々に投稿してみました。行く方々のお役に立てれば幸いです。

日帰りでフンザ・ラカポシトレッキング

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2019/10/15 - 2019/10/15

93位(同エリア161件中)

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13

わさわさ

わさわささん

パキスタン・フンザ地方のラカポシベースキャンプまで日帰りでトレッキングしました。眼前にそびえる7000メートル級の山々、迫力ある氷河など、ヒマラヤでのトレッキングと同じ感動を、しかも日帰りで味わえます。
ネットでも日本語の情報が少なかったので、久々に投稿してみました。行く方々のお役に立てれば幸いです。

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
3.0
ショッピング
2.0
交通
2.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
ヒッチハイク 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • パキスタンのフンザ・カリマバードから見える山々の中でも、ラカポシ(標高7788m)はひときわ美しい山の一つです。この山のベースキャンプまで、日帰りで往復することができます。(中央のピークがラカポシ、左側はディラン7257m)<br />登山口はミナピン村。カリマバードからだと、アリアバードまで出て、そこからギルギット行きのミニバンに乗って途中で降り、ミナピン村まで徒歩で移動することになります。カラコルムハイウェイからミナピン村までは約4キロ、1時間弱くらいです。

    パキスタンのフンザ・カリマバードから見える山々の中でも、ラカポシ(標高7788m)はひときわ美しい山の一つです。この山のベースキャンプまで、日帰りで往復することができます。(中央のピークがラカポシ、左側はディラン7257m)
    登山口はミナピン村。カリマバードからだと、アリアバードまで出て、そこからギルギット行きのミニバンに乗って途中で降り、ミナピン村まで徒歩で移動することになります。カラコルムハイウェイからミナピン村までは約4キロ、1時間弱くらいです。

  • カリマバードからヒッチなどで日帰りしている人のブログなども読みましたが、その場合はミナピン村につく時間が遅くなります。登山開始時刻が遅くなるのは非常にリスキーですし、午後には気温が上がって山の上は雲が出やすくなります。なのでなるべく早めに到着することが大事です。そういうわけで、カリマバードで車をチャータ―しないのであれば、ミナピンに前泊することを強くお勧めします。(私は宿を朝5時過ぎに出発しました)<br />私はミナピン村に入ってすぐにあるOsho Guest Houseに泊まりました。写真はご主人です。登山ルートについて教えてくれます。ちなみに1泊2000ルピーでした。

    カリマバードからヒッチなどで日帰りしている人のブログなども読みましたが、その場合はミナピン村につく時間が遅くなります。登山開始時刻が遅くなるのは非常にリスキーですし、午後には気温が上がって山の上は雲が出やすくなります。なのでなるべく早めに到着することが大事です。そういうわけで、カリマバードで車をチャータ―しないのであれば、ミナピンに前泊することを強くお勧めします。(私は宿を朝5時過ぎに出発しました)
    私はミナピン村に入ってすぐにあるOsho Guest Houseに泊まりました。写真はご主人です。登山ルートについて教えてくれます。ちなみに1泊2000ルピーでした。

  • 腕時計の高度計だと、ミナピンが標高2050m、ラカポシBC(ベースキャンプ)が3450m。標高差1400mなので、日本でこのレベルの山を日帰りできる人でないとお勧めできません(丹沢だと大倉尾根を塔ノ岳まで往復して十分余裕がある体力)。グーグルマップだと村に入る手前の川沿いに道が表示されますが、これは送水管を誤認しているので注意。村に入って舗装路を道なりに進み、写真の分岐点を右方向に進み、あとは道なりに、川の方向に進むことを意識していけば迷うことはありません。

    腕時計の高度計だと、ミナピンが標高2050m、ラカポシBC(ベースキャンプ)が3450m。標高差1400mなので、日本でこのレベルの山を日帰りできる人でないとお勧めできません(丹沢だと大倉尾根を塔ノ岳まで往復して十分余裕がある体力)。グーグルマップだと村に入る手前の川沿いに道が表示されますが、これは送水管を誤認しているので注意。村に入って舗装路を道なりに進み、写真の分岐点を右方向に進み、あとは道なりに、川の方向に進むことを意識していけば迷うことはありません。

  • Oshoゲストハウスから40分ほどで川沿いの取水場に到着します。川の右手に急なつづら折りの道があるので、ひたすら登って行きます。途中、細い道などが分かれていますが、脇目をふらず、この道をひたすら登って行きます。しんどいですが、急激に高度を稼ぐことができます。

    Oshoゲストハウスから40分ほどで川沿いの取水場に到着します。川の右手に急なつづら折りの道があるので、ひたすら登って行きます。途中、細い道などが分かれていますが、脇目をふらず、この道をひたすら登って行きます。しんどいですが、急激に高度を稼ぐことができます。

  • 登っていくにつれてこんな景色も見えてきます(写真は下山時に撮影)。トラクターかブルドーザーならなんとか登れるような道がずっと続いたのが、途中から幅1メートルくらいの遊牧道に変わり、傾斜も緩やかになります。山に慣れていないひとは戸惑うかもしれませんが、とにかく一番よく踏まれている広めの道を歩いて行けば迷うことはありません。

    登っていくにつれてこんな景色も見えてきます(写真は下山時に撮影)。トラクターかブルドーザーならなんとか登れるような道がずっと続いたのが、途中から幅1メートルくらいの遊牧道に変わり、傾斜も緩やかになります。山に慣れていないひとは戸惑うかもしれませんが、とにかく一番よく踏まれている広めの道を歩いて行けば迷うことはありません。

  • ミナピンから2時間強で遊牧している人の小屋(結構大きい)に到着します。このあたりは開けた気持ちの良い場所です。小屋を左に見ながら道なりに進んでいきます。

    ミナピンから2時間強で遊牧している人の小屋(結構大きい)に到着します。このあたりは開けた気持ちの良い場所です。小屋を左に見ながら道なりに進んでいきます。

  • 小屋から30分ほど登るとキャンプ場に着きます。管理人がテントにいますので、特に単独行の人は挨拶して行きましょう。何かあった時にお世話になるかもしれないですし。<br />このあたりは道が錯綜している箇所もありますが、概ね右前方に進んでいくと意識していれば迷うことはありません。(不安だったらキャンプ場の管理人に確認)

    小屋から30分ほど登るとキャンプ場に着きます。管理人がテントにいますので、特に単独行の人は挨拶して行きましょう。何かあった時にお世話になるかもしれないですし。
    このあたりは道が錯綜している箇所もありますが、概ね右前方に進んでいくと意識していれば迷うことはありません。(不安だったらキャンプ場の管理人に確認)

  • あとは一本道でしんどい急登が続くことになります。どんどん高度を稼いでいきます。

    あとは一本道でしんどい急登が続くことになります。どんどん高度を稼いでいきます。

  • いよいよラカポシが見えてきました!空気も薄くなりしんどいですが、テンションは上がります。高山病にならないよう、ゆっくり登りましょう。

    いよいよラカポシが見えてきました!空気も薄くなりしんどいですが、テンションは上がります。高山病にならないよう、ゆっくり登りましょう。

  • やっと到着、とおもいきや、あと7分と書いてありますね。でも登りは終わり。ここからは水平のトラバース道を素晴らしい景色を楽しみながら歩きます。キャンプ場からここまで1時間20分くらいです。

    やっと到着、とおもいきや、あと7分と書いてありますね。でも登りは終わり。ここからは水平のトラバース道を素晴らしい景色を楽しみながら歩きます。キャンプ場からここまで1時間20分くらいです。

  • 右下の広場がラカポシBCです。麓からわずか4時間でこんなに素晴らしい景色を堪能できるとは!感激しながら下りていきます。

    右下の広場がラカポシBCです。麓からわずか4時間でこんなに素晴らしい景色を堪能できるとは!感激しながら下りていきます。

  • 左からは大きな氷河が流れてきてます。ものすごい迫力です。事前にあまり写真などを調べてなかったこともあり、予想をはるかに上回る素晴らしい景色に感激もひとしおでした。

    左からは大きな氷河が流れてきてます。ものすごい迫力です。事前にあまり写真などを調べてなかったこともあり、予想をはるかに上回る素晴らしい景色に感激もひとしおでした。

  • あちこちでトレッキングをしましたが、その中でも屈指の素晴らしい景色です。ちなみに下山はミナピンまで3時間くらいです。<br />シーズンオフとはいえ、下山途中に3組のグループとしか会いませんでした。フンザに来る計画があれば、ぜひこのコースも検討対象に入れて損はないと思います。(天気がよいことが前提ですが)。夏はベースキャンプに泊まれるみたいなので、1泊2日にすれば余裕もできると思います。

    あちこちでトレッキングをしましたが、その中でも屈指の素晴らしい景色です。ちなみに下山はミナピンまで3時間くらいです。
    シーズンオフとはいえ、下山途中に3組のグループとしか会いませんでした。フンザに来る計画があれば、ぜひこのコースも検討対象に入れて損はないと思います。(天気がよいことが前提ですが)。夏はベースキャンプに泊まれるみたいなので、1泊2日にすれば余裕もできると思います。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • atapaさん 2019/12/15 18:26:32
    山の名前について
    初めまして。最高の季節にトレッキングを楽しまれたようですね。最初の写真の説明で(・・・左側はディラン・・・)とありましたが、ラカポシのすぐ左隣はミナピン氷河右岸にあるMirshikar(標高5,500m弱)と呼ばれる山だと思います。ミナピン村の背後にそびえ、対岸のナシラバードから良く見えます。ディランは写っていないようですが写真の左、かなり奥になります。「役立つ」旅行記を目指されているとありましたので、あえてコメントさせていただきました。

    わさわさ

    わさわささん からの返信 2019/12/16 09:19:15
    Re: 山の名前について
    ご教授、ありがとうございました!実はあのピークならそんなに難しそうじゃないので、あの向こう側にあるのかもなとは思ってました…修正します。

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