2019/11/02 - 2019/11/04
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brutishdogさん
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自身5回目の台北。いつもはANAを使うのですが今回は直前に思い立ったので予約の選択肢が狭かったことと、松山ではなく初めて桃園の方を使ってみたかったことなどもあり、エバー航空を利用しました。
今回の主な目的はお茶どころとして有名な猫空(マオコン)と台北市立動物園を訪れること。両者はすぐ近くにあります。あいにくの雨で猫空行きロープウェイからの景色は十分には楽しめませんでしたが、ただ復路は床面が透明なガラスになっているゴンドラを運良く独り占めにできました。動物園はとても半日では回りきれない広大な敷地で、パンダもいます。
あとは胡椒餅や駅弁などの定番B級グルメを楽しんだり、BSで数多放送している良質な海外旅番組の中にあり独自の路線を進む「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」でヒロシが食事した店も訪れてみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エバー航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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初日は夕方に桃園国際空港についてその後の入国審査がえらく行列していたこともあり、宿に入るともう18時を大きく回っていました。
疲れたのと、あとどうせ滞在中に一度は食べるつもりだったので福州世祖胡椒餅を買い出しに行って、晩飯としてホテルでつまむことに。
胡椒餅は一部の夜市などでも食べられますが、ここはちゃんと店構えがある常設店(でもこちらの方が支店なのだそうです)。台北駅地下街のK街を抜けてZ街に入り、Z8の出口を出てすぐに後ろを向いて20秒歩いたら大通りを左に曲がり、そのまままっすぐ徒歩1分です。 -
胡椒餅は挽肉やネギなどの具を皮にたっぷり包み込んでタンドールでカリッと焼き上げたもの。名前の通り胡椒の味と香りのパンチが効いていて、初めて台北に来たとき夜市で食べてから虜になり、以来ほぼ毎回どこかしらで買って食べています。
焼きたてをかじると中から熱い肉汁があふれ出すので、火傷に気をつけてくださいね。 -
翌日は二泊三日の中日。丸一日自由になる唯一の日なので猫空と動物園に向かいますが、まずはMRT淡水線(Red Line)雙連駅すぐそばの朝市で腹ごしらえ。2番出口から出てすぐ左側にあります。
ここは朝食や昼食に最適な軽い食べ物やフルーツ類を売る出店が多く、その他にも野菜や肉などの食材や衣服や雑貨なども売られています。道幅はかなり狭く人でごった返していますが、なぜかその中を強引に自転車やバイク(笑)で通る地元の猛者も。譲り合ってゆっくりと歩いて楽しみましょう。 -
これは上の写真の店で買った蔥抓餅。薄くクレープのように焼いた物にソースを塗り折りたたんで食べます。薄いけど生地がもっちりとしていて美味しいです。ノーマルNTD30、玉子を加えると+NTD10です。
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同じく朝市で買った粽。餅米に鶏肉やら豆やらたっぷり具材が入っていて、これひとつで結構おなかが膨れます。味も素朴で美味。NTD40。
雙連朝市は市場の通路こそ狭くてごった返していますが、隣は公園になっており広いスペースがあるので、買った物はそこのベンチに腰掛けていただけます。
粽は上手に食べないと指先がべたつきますので、ウエットティッシュがあると便利です。 -
猫空(マオコン)はMRT文湖線(Brown Line)終点の動物園駅から猫空ロープウエイに乗って行きます。お茶の産地として有名で、多くの茶芸館やカフェ、茶葉を使った料理などが楽しめるレストランなどもあります。
ちなみに猫空という名前は、穴の空いた岩が多くありそれがまるで猫が爪を立てた痕のように見えたことが由来だそうです。平渓線の猴(ホウ)トンのように、実際にたくさんの猫がいるわけではありません(笑)。
写真は猫空ロープウエイの動物園駅。MRTの動物園駅から徒歩5分です。 -
ロープウエイは終点の猫空駅まで大人片道NTD120。自販機でチケットを買い、改札でそれを読み込ませて乗車します。チケットは使い回しで、かなりくたびれていました。
台北市内の移動には欠かせない悠遊カード(Easy Card)をお持ちの場合は、それでも乗れるそうですので試してみてもよいかも。 -
猫空ロープウエイには通常のゴンドラ(一般車)と床が透明なガラスになったゴンドラ(水晶車)があり、どちらに乗りたいかによって最初から並ぶ列が異なるので注意しましょう。水晶車は一定間隔で来るわけではないようですが、感覚的には3-4台に1台くらいだと思われます。
私の訪れたときは雨天とは言え日曜でしたので、一般車の方もそこそこ並んでいましたが、10分ほどの待ち時間で乗車できました。水晶車の方が当然長い列ができていて、時間のない方は一般の方に並びましょう。
ゴンドラ1機あたりの定員は通常車が8名、水晶車が5名のようです。
列ができているときは1機1グループではなく、次やその次のグループと人数が折り合えば基本は相乗りさせられます。私はどこかの家族連れに一人で入り込む形となり、微妙に気まずいというか申し訳ない気持ちでした(笑)。 -
終点の猫空駅。駅舎にトイレやコンビニが併設されています。
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猫空駅から見た山側の景色。あいにくの雨で煙っていますが、逆にこれはこれで風情があるかも。
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猫空駅を出て左の道を5分ほど歩くとcafe巷があります。
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cafe巷で鉄観音茶のソフトクリームをいただきました。かわいい猫のクッキーがちょこんと乗っています。緑茶のソフトクリームは日本でもあちこちで売られていますが鉄観音茶のものは初めて食しました。鉄観音の風味が口いっぱいに広がり落ち着いた甘みで美味しかったです。
猫空にはソフトクリームを出す店が多くありますが、屋台のようなところは別として、常設店舗を構えているような店だと猫クッキーをトッピングしてくれる店が結構多いようです。 -
ロープウエイは復路も一般車と水晶車は別の列で並びます。早めの時刻に引き上げたこともあって、一般車の方は待ち人なし、水晶車の方も数組が並んでいるだけでした。これはラッキーと水晶車の方に並び、相乗りもなく無事に一人で水晶車をゲット!
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水晶車はこのように床一面がガラス張りになっています。ガラスに足を置くことはできましたが、腰を浮かせて立ち上がるには少し勇気が要ります(笑)。
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往路のゴンドラとスレ違い。
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ロープウエイを降りて台北市立動物園に向かいます。動物園もMRT動物園駅から徒歩数分です。
道すがら、ちょっとシュールな光景を見かけました。 -
台北市立動物園の入口前広場。多数の窓口や自販機が並んでいます。入場料は大人NTD60。や、安い…。
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入場すると係の人がこういうチケットを配っていますので、忘れずにもらいましょう。園内で人気のある熱帯雨林館および新光特展館(パンダ館)の入場整理券です。
この2つの人気施設は、一時に多数の入場者が来て混乱しないように、入場可能な時間帯を10分単位で細かく指定しています。好きな時間帯が選べるわけではないので、渡されたチケットに書かれた時間帯に素直に従いましょう。私はパンダはぜひ見たかったので、指定時間帯の少し前には入り口で待機できるよう場所を確認しておきます。 -
園内は「台湾」「アフリカ」「オーストラリア」のように動物の住む場所ごとのゾーンに分かれています。ひとつひとつのゾーンが結構広いので、迂闊に奥まで進むと13:50にパンダ館まで戻って来られなくなるため、時間を気にしながら見て回ります。
これはお猿さん。 -
なぜか香箱座りをするラクダ。カワイイ。
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お腹がたぷたぷのライオン。
この動物園は鉄の檻やガラスを極力使用せずに、動物と客との間を堀などで分ける造りになっています。ただこのライオンはガラス越しのご対面となりました。 -
木の棒を咥え込むゾウさん。歯(牙)でも磨いてるのかなあ。
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そろそろ時間なのでパンダ館前で待機。パンダ館の前にはこのような入場整理の電光掲示板があります。13:50になったことを確認し、いよいよ入場です。
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パンダ館の内部です。弧を描く通路の向こう側のガラスの奥にパンダがいます。通路を歩きながらパンダを見ますが、少しでも立ち止まると係のおじさんにせかされるので、あまりゆったりと見ることはできません…。自分が通路を歩くその30秒くらいの間にパンダが姿を見せてくれなければ、悲劇ですよね。姿を見せてくれても、混み合った通路を歩きながらではなかなかよい写真が撮れません。
左側の網みたいなのは、上階の土産物屋に上がるためのらせんスロープです。実はここが狙い目。おじさんにせかされるのはガラスの前の通路だけなので、望遠機能付きのカメラを持っているなら、通路を抜けた後はこのスロープに陣取って、斜め上からゆっくりとパンダを撮影するのがオススメ。 -
スロープに陣取って網の隙間からズーム撮影。エクササイズ中のパンダです(笑)。
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これもスロープからズーム撮影したパンダ。お食事中。
パンダを堪能した後も色々な動物を見て回りましたが、広すぎるので結局奥の方のゾーンは断念して園を後にしました。 -
中途半端な時刻になってしまいましたが、帰りに早めの晩ご飯。MRT文湖線で忠孝復興駅まで出て徒歩5分のワンタンのお店です。
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エビ入りワンタン麺と、ラー油に浸した辛いワンタン。エビの食感と風味がよかったです。合わせてNTD200。
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夕食が早かったのと、あと1日歩きづめで夜市へ繰り出す体力が残っていなかったので、夜にお腹が空いたときのために台北駅の売店で定番の駅弁を買ってホテルに戻りました。
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排骨と厚揚げか湯葉っぽいものと味付け玉子が豪快に乗っています。これ、好きなんですよね~。NTD60というお値段も魅力的。
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最終日は午後の便で帰国するので、午前中はまだ時間があります。朝ご飯を食べに外出。
BSで海外旅番組を見るのが好きなのですが、質の高い番組が数多くある中で異彩を放っているのが「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」です。お笑い芸人のヒロシが海外の鉄道に乗って適当に降りた駅の近辺を散策し、気になった食堂に飛び込んで食事をするという構成の番組で、ユルくてなんとも言えない味があります。
この「銘記」はその番組でヒロシが訪れた店で、前日も訪れたMRT淡水線の雙連駅のすぐ近くにあります。家族経営で、店頭に出ているお母さんの愛想がよくて好感が持てる印象でした。朝市の通りを越えて向こう側に徒歩ですぐ。 -
せっかくなのでヒロシと同じメニューを注文(ミーハーだなあ)。鶏肉飯、エビ入り肉団子、サツマイモの葉を茹でたもの。実はヒロシはもう1品、イカのすり身揚げを頼んでいたのですが、朝から4品はヘビーなのでそれはパス。
エビ入り肉団子は餡がとろとろで微かに八角?系の風味がして、なかなか美味しかったです。他の2品は、まあ普通かな(笑)。
お母さんはカメラが回っていなくても愛想がよくて、楽しく食事できました。 -
台北駅からMRT桃園機上線で空港へ。快速と普通でホームが異なるので、快速の方のホームへ。所要時間が20分違うので、仮に普通列車の方が先に来ても、快速を待った方が早く着きます。
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エバー航空のラウンジ「the star」で出発までの時間をまったりと過ごします。まあ普通のラウンジでしたが、ただアイスクリーム掬い放題だったのが嬉しかったです。お店にあるような丸い専用の器具で、4種のフレーバーから好きなものを好きなだけ。
今回初めて桃園国際空港を使ってみましたが、正直な感想としてはやはり松山の方がいいかな…と思いました。松山は小規模で店舗なども少ないのですが、とにかく台北市街から近いのがいいです。あと今回たまたまだったのかも知れませんが、桃園の入国審査で長い間待たされたのにはうんざりしました。松山はもっとスムースですよね。
またエバー航空も初体験でした。フルサービスキャリアであり基本的な部分で特に不満はありませんでしたが、離着陸時(座席やテーブルを元の位置にお戻しください…のとき)にイヤホンもジャックから抜かなければならなかったのはちょっと驚きました。だから機内で映画などを楽しめる時間が、ANAなどと比べるとちょっと短くなってしまいます。離着陸時は正直手持ち無沙汰でした。あと今回往復ともエコノミークラスの機内食をいただいて、特に不味いということはなかったのですが、やはりANAと比べると少し落ちるかな。あくまで個人の感想です。
ということで、来年もまた1-2回は台湾へ行こうと誓う私なのでした。
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