東京モーターショー2019 Vo.1：令和のモータリゼーションは如何に

2019/10/23 - 2019/10/23

やってきましたモーターショー。隔年開催の東京はいつもと違いビッグサイトが半分使えない。なのでお台場エリアの何か所かで分割展示と相成った。おかげで屋外での無料展示が増えるという嬉しい事態にもなっている。屋外展示は日替わりなので、お好みに当たれば十分にタダで楽しめる。
俺？当然入場券を買いましたよ。１日2000円で全部回るぞ！と意気込んだのだが、いやぁ広いっす。歩いて回るだけでオジサン、疲れちゃった。。。

エリア お台場(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

私的には毎度おなじみビッグサイト。例年のモーターショーでは全館を使って開催されるのだが、今年はなんとメインの東館がオリンピックのメディアセンターになる関係で使えない。
メディカルセンター？そんなに広い場所が要るの？しかも１年も前から？？

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

なのでビッグサイトだけではなく、隣の駅にある青海展示場やトヨタMEGA WEBなどを使った分散展示になっている。広いよ、歩かされるよ。
でもそれらを繋ぐプロムナードが無料の展示会場になっている。ここは国際展示場前駅からビッグサイトに向かう広場。今日はスーパーカーデーとやらで、オーナーご自慢の車がズラリ。
アストンマーチン・マーチン・マーチン・・・

ポルシェ・ポルシェ・ポルシェ・・・

フェラーリ・フェラーリ・フェラーリ・・・

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

ガルウイングなんて久しぶりに見たな。スーパーカーブームってもう30年も前か。その時代に育った大きなお友達はいっぱいたかっていたけど、今の子供たちはあんまり興味がなさそうで、そそくさとビッグサイトに向かっていった。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

変な車より、今日はなんたってハロウィン！子供たちは仮想してパレードだ。
かわいい！

ここからと東京テレポート駅に向かうプロムナードがOPEN ROADと称して無料の展示場になっていて、その先に第二展示エリアがある。
まずはビッグサイトへ！

ゲートに到着。水曜の朝10時としては人はいる方かな。セキュリティチェックの手荷物検査にちと時間が掛かった。でもおざなりなんだけどね。あれじゃあミサイルだって持ち込めちゃうよ。

有明エリアは２つの展示棟に分かれている。まずはニッサン・ホンダなどの西展示棟へ。
ありゃ、中はけっこう混んでいるぜ。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

まずはスズキブースでにこやかなお嬢さんからパンフレットを貰う。ショーの華だよね。

展示車は市販のハスラー等々。いや、これは一応「コンセプトカー扱い」なのだが、オプションを付けただけじゃん！

コンセプトカーは遊び心満点のモバイルルーム。自動運転車なのでハンドルはない。そのままの「動く部屋」。
今回、こういうのが多かったなぁ。メーカーはどこまで本気なの？

それよりもMoto GP参戦中の２台のマシンの方がわくわくする。今年のスズキは今一つ調子が上がらないが、迫力のコーナリングだ。ちなみに前のライダーはマネキンだが、後ろのマシンには跨がれる。

次、ホンダ！

ここも基本的には市販車の展示。

なんか今回のモーターショーは、ただのでかいディーラーのショールームみたい。目玉の車がないし、コンセプトカーも魅力に欠ける。

ホンダはそれを意識しているのか、過去を振り返る展示が多い。栄光のＦ１第1世代。

これ、Ｊ･バトンが初優勝を飾ったＲＡ１０６でしょ！
涙の初優勝だったよね。あの辺まではＦ１は面白かったよ。

REPSOL HONDAのMoto GPマシン。今年のモデルだよね？

バイク繋がりでカワサキブースへ。

鈴鹿８耐優勝マシン。なんとカワサキは26年ぶりの優勝だ！

ｎｉｎｊａのロゴが誇らしい。特にアメリカ人がｎｉｎｊａ、大好きだからね。

次はヤマハだ。

ヤマハはステージ上も展示車もリーニング一色。３輪車も４輪車も傾く傾く。

この３輪車は傾く上にバックもする。

月面者のようなモビリティ。

頭の上にはドローン。

ヘリもいた。ドローンサイズのね。

お隣はルノー。アルプスの風景写真の前にアルピーノ。ベタです。

ニッサンに行こう。

リーフのNISMOモデル。

ニッサンのコンセプトカーは出展メーカー唯一と言ってもいいくらいリアル、と言うか発売を意識している。これはＡＲＩＹＡという名のEVのSUVだ。すぐに発売されそう。

奥のはＩＭＫという軽ＥＶ。これも完成度は高い。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

でも結局ニッサンは、いつまでたっても主役はＧＴ－Ｒなのよね。人だかりの密度が違う。

西展示棟の最後は三菱。

ＲＶＲってまだあったのね。アウトランダーからＲＶＲまで、まんま兄弟車だ。
パジェロは？なんと2019年8月をもって国内販売終了なのだ。海外ではまだ売っている、なぜか。

そしてステージで華々しく紹介されていたコンセプトカーはＭＩ－ＴＥＣＨというPHEV。なんとガスタービンで発電機を回すのだ。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

あれっ、でもコイツ、排気管がないぞ。で、そこにいた説明員に聞いたら、
「まだ詳細は決まっていません」
「じゃなに、これってハリボテなの？」
「はい、自走できません。」
「（　＾ω＾）・・・」

何とも情けないオチを聞いて会場を後にした。
そして次に向かったのは会議棟。あの特徴的な形のビッグサイトの上の部分だ。

何をやっていたかと言うと、併催のシンポジウムだ。主催はセキュアIoTプラットフォーム協議会。そしてこれが今回のモーターショーの中で最も面白かった。

標題は「安心安全なモビリティ社会の実現に向けて」
要はIoT化される車社会の安全性をいかに保つかというシンポジウムだ。１名45分ほどの講演を計5名が登壇して行う。この方はLSIメーカーであるルネサスのCTO。
PCやスマホが乗っ取られるのと同様、IoT化された自動車も乗っ取られる危険性がある。それがまして自動運転車だったら・・・。事の重大さが分かるよね。

次のセッションは自動運転に繋ぐための遠隔運転技術について。名古屋地区で行われた遠隔運転実験の様子だ。通信は携帯電話回線を用いており、通信タイムラグの問題や、死角の補正方法等が紹介された。

まるでゲーム。しかし通信する以上、完全リアルタイムとはならない。その時間差をどう埋めるのかが焦点になる。
完全自動運転（いわゆるステージ５）に至るまでの同乗運転者の代わりを果たすのが目標と言うが、どうかなぁ。むしろ鉱山等の過酷環境での運行とか、大農場の農機具操作とかを目指した方が良いと思った。

一般の客はシンポジウムなんて目もくれないと思うが、ビジネス目線の聴衆がそこそこ集まり盛況だった。
最後まで聞くと５時になってしまうので、３セッションだけ聞いて南展示棟に向かった。会議棟からは海が良く見える。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

南展示棟は最近できた。実は初めて訪れる。
これがめっちゃ歩かされた。動く歩道が延々と続いている。
ところが着いてみるとここは西展示棟の奥なのだ。なんだよ、だったら西棟に行ったついでに寄るんだった。

南展示棟も客でいっぱい。ここにはレクサスとマツダ、メルセデスがいる。

まずはマツダ。

ロードスターは渋い色使い。

コンセプトモデルはマツダ初のEVだった。これじゃないです。

レクサスが隣。

真っ赤なLC500。いい車なんだが、フロントグリルが好きになれない。特にマヌケな所にナンバーが付くのが・・・

でも彼女は好きになっちゃいます。

コンセプトカーはLF-30というEV。う～ん、これも好きになれない。

有明会場の最後はメルセデス。

燃料電池車がさりげなく置かれている。日本未発売です。

水素タンクのバルブ。

でもベンツに乗るならＳクラスでしょ。ど～んと重厚に。

ＢＭＷアルピナコーナーも。
あれっＢＭＷ本体はなかったぞ。

説明員に聞いたんだけど、ＢＭＷアルピナってれっきとした自動車メーカーなんだと。NISMOやSTIみたいなオプションメーカーじゃなくて、光岡自動車に近いらしい。
俺なんかルノーアルピーノと関係があるのかとか聞いちゃって、ヒンシュクだったよ。全然関係ないって言っていたけど、綴りだって最後が-Eか-Aかの違いだけだよ。
ちなみにこちらのB7リムジン、お値段2000万円。

有明会場には部品メーカーの展示ブースも多数あったのだが、もう日も傾いたのにまだ半分も見られてない。急いで移動だぁ！

国際展示場駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• olive kenjiさん 2019/11/02 21:42:36

  私も見に入って来ました

  ころたさん　今回もやりましたね　東京モーターショー旅行記アップを。
  
  今回、私は東京にいたので、丁度いいわと見に行って来ました。
  結論・・・・・少しがっかりです。
  理由・・・・・トヨタ、外車が展示車を出していない
  　　　　　　　会場が分断されているので、見るのに不便
  　　　　　　　期待のコンパニオンが少なすぎるのでは
  　　　　　　　将来のユーザーかもしれないが、餓鬼向け展示物多すぎ
  　　　　　　　未来の世界よりも、実車を見たかった・・トヨタさんよ
  
  という訳で、下らいなと思ったのですが、腹減って飯食いに隣のモールへ行ったら、びっくりぽん。
  なんと、昭和60年代の景色に懐かしき車のオンパレード。我が家にあった車（コロナ）もあり感激でした。モーターショーよりもこっちの方が良かったのかな～
  ※　後で調べたら　ヒストリア　ガーデンという所でした
  
  私もモーターショーの写真を撮っているので、旅行記にアップしてもいいのですが、ころたさんのと比較すると、出すべき内容・画像でないので今回も断念しました。
  
  　印象に残っている車は銀色塗装刺青装飾アメ車でした　　olive　kenji

  ころたさん からの返信 2019/11/05 07:34:08

  Re: 私も見に入って来ました

  olive　kenjiさん、こんにちは
  
  私も全く同感でした。あれぇ、何か惹かれないなぁと思いつつ会場を回ってました。俺、車に興味が無くなったのかなと思っていた程なのですが、olive　kenjiさんもそうなら企画が外れだったんでしょうね。
  未来の姿を見せるのも良いのですが、もう少し見せ方ってのがあるでしょ。コンセプトカーはハリボテばかりだし。
  
  ヒストリックカー、何処だったんでしょ？気が付かなかったなぁ。残念(>_<)。
  
  何だかんだ言っても、次回もまた行くんだろうなぁ。おねえさんを期待して。。。